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第一章バカヤロウやらかし編
プロローグ
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「荷物持ちのアレク!お前の得たスキル『鑑定』はハズレだからパーティ追放だ!」
ここは十五歳になると神からスキルを授かり、それの良し悪しで人生が決まる世界。今日もまた、十五歳になったばかりの少年がハズレスキルを得てしまった事が原因で追放されていた。
「チクショ~!俺の得たスキは弱くねえんだよ!なのに、なんで皆がハズレスキル扱いするんだ!こうなったら…!」
ハズレスキルだと馬鹿にされ、パーティを追放されてしまった少年アレクは何かを決意しその場から走り去った。
この後アレクは鑑定を駆使して成り上がり、新たに得た仲間と共にハズレスキルを馬鹿にする世の中を変えていくのだが、それについてはここでは詳しくは語らない。
何故なら、これから貴方達が読むのは『ハズレスキルと呼ばれていたスキルが実は凄かった話』ではなく、『普通に考えたら当たりのスキルがハズレ扱いされていく話』だからだ。
この物語の主人公はアレクではない。アレクが生まれる五百年前、神からあらゆるスキルを貸し付けられ、その効果を書き記した冒険者がいた。
彼の名はテスター。彼こそが鑑定をハズレ扱いし、それを広めたバカヤロウであり、これから語る話の主人公である。
ここは十五歳になると神からスキルを授かり、それの良し悪しで人生が決まる世界。今日もまた、十五歳になったばかりの少年がハズレスキルを得てしまった事が原因で追放されていた。
「チクショ~!俺の得たスキは弱くねえんだよ!なのに、なんで皆がハズレスキル扱いするんだ!こうなったら…!」
ハズレスキルだと馬鹿にされ、パーティを追放されてしまった少年アレクは何かを決意しその場から走り去った。
この後アレクは鑑定を駆使して成り上がり、新たに得た仲間と共にハズレスキルを馬鹿にする世の中を変えていくのだが、それについてはここでは詳しくは語らない。
何故なら、これから貴方達が読むのは『ハズレスキルと呼ばれていたスキルが実は凄かった話』ではなく、『普通に考えたら当たりのスキルがハズレ扱いされていく話』だからだ。
この物語の主人公はアレクではない。アレクが生まれる五百年前、神からあらゆるスキルを貸し付けられ、その効果を書き記した冒険者がいた。
彼の名はテスター。彼こそが鑑定をハズレ扱いし、それを広めたバカヤロウであり、これから語る話の主人公である。
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