34 / 55
第三章キモヤロウ暴走編
暴走9:キモヤロウ、魔王城に行かせて貰えない
しおりを挟む
「ドスコイドスコイ!」
「ラッセラーラッセラー!」
「ポーツマスポーツマス!」
「グワー!魔王城に乗り込む為の船を作っていると聞いて来てみれば…まさかこのワシが人間相手に倒されるとは!」
ニクちゃんが釣ったラッコマンはキャッチアンドリリースしてしまったが、別の釣り場でツワモノ達がでっかいサメを仕留めていた。
「ムッフー!これはコバンザメガロドンですね!ピスタチオに近づき過ぎた漁船を沈める憎いやつですよ!」
「船に塗る油が手に入ったし、海で一番やばそつな魔族がここで倒せたのは幸運ッスが、喜んでばかりもいられねーッスね」
「サメさんとの戦いで犠牲になったツワモノや、魔王城行きを辞退したツワモノが出ちゃいましたからね」
その日は脱落したツワモノ達の見送りに時間を費やし、船の仕上げは明日へ持ち越しとなった。
「さてと、ツワモノ達の遺体はこれで全部ですね」
ニクちゃんはコバンザメガロドンの犠牲になった者達の遺体を荷台に乗せて裏山に来ていた。
「せーの、うんばらほー!」
慣れた手つきで地面にクレーターを作り、荷台を傾け遺体を流し込むと、飛び散った土砂を被せて埋葬完了。
「こりゃまたダイナミックな墓ッスね。つか、許可とか大丈夫なんスか?」
常識的なツッコミをするレーゼに対し、ニクちゃんは心配無いとばかりに笑顔を向けた。
「生前に許可は取ってますよー。彼らは死んだらこの裏山で眠り、私達の血肉となる事を希望してました」
「血肉?」
「ホラ、これです」
クレーター式墓地のすぐ横を掘り返し、血の染みた布袋を取り出すニクちゃん。袋を開けると真っ黒な肉塊が現れた。
「本来は地元民以外には教えませんが、天狗様は特別です。ホーガンステーキはこうやって味付けしてるのです」
「オロロロロ!」
聞きたくもない製造法を突然聞かされ、レーゼは激しく嘔吐した。
「ああっ、天狗様!吐くなら他所でやって下さい!土の栄養に影響が出ます!あ、でも天狗様のゲロなら有用かもですね」
「い、今まで出してたステーキは全部人肉だったんスか!!」
「それは誤解です。これはツワモノと高位魔族の死骸と一緒に埋めて熟成させた牛肉です。人肉を直接食べれば効果はより高そうですが、安全と倫理的にアウトですからね」
「これも十分アウトッスよ!」
インゲンの人々に平均を上回る者がゴロゴロしてる理由の一端を知ってしまったレーゼは、怒りとも悲しみともつかない顔をしてニクちゃんに背を向ける。
「天狗様、どこへ行くんですか?」
「嫌な予感かするから、船を見張ってくるッス。あのサメやラッコ以外にも、船を壊しそうな奴が来るかも知れないッス」
嘘である。彼はただニクちゃんの顔を見たくないだけだった。ニクちゃんは神の掌に留まらない。彼女は間違い無くイレギュラーであり、眠れる怪物だった。そして、その怪物に声を掛けて起こしてしまったのはレーゼである。
「神の計画に仇なす存在、それを引き込んでしまった俺は天使失格ッス」
船の甲板に寝転がりながら、自分の浅はかさを反省する。あの時、契約しなければニクちゃんは地元を離れず大人しくしていただろう。他のツワモノと契約していたなら、少なくともスキルいらねーという感想にはならなかったはずだ。
「ニクちゃん最近マジでスキル使わねーし、これじゃあ消えていった姉弟に合わせる顔が無いッス」
「勝手に殺さないで頂けますか?」
懐かしい声がレーゼの耳に届いた。慌てて声の方を見ると、そこには弟が居た。
「久しぶりですな、兄上」
「マーガレット!生きとったんかいワレ!ッス」
神からのエネルギー供給を切られて日数が経過し、生存が絶望的だったマーガレット。それが目の前にいる。直ちに駆け寄って抱きしめようとしたが、そこで違和感に気づいて足を止める。
「…マーガレット」
「はい、どうされました?」
「質問、いいッスか?」
聞きたくはない。ここ最近嫌な事続きで、これ以上の最悪なんて聞きたくはない。だが、天使として聞かなければいけない。
「お前、何しにここへ来たッス」
「魔王様の為に、この船を破壊しに来ました。コバンザメガロドンがしくじったみたいですからな」
次の瞬間、マーガレットの首に手刀が振り下ろされた。堕天してしまった弟にこれ以上罪を重ねさせない為の行動だった。しかし、甲板に転がったのはレーゼの方だった。
「っ…!」
突如背中に電撃を受け倒れ込んたレーゼ。彼の背後には金髪の男が立っていた。レーゼはこの男の雷魔術によって奇襲されたのだ。
「もー、遅いですぞテスター殿。吾輩殺される所さんでしたぞ」
「わはは、悪い悪い。ちょうど日付が変わってて、日替わりスキルの変化に戸惑っちゃつて。んじゃ、お仕事すっか」
テスターは笑いながら軽く右手を前に出すと、無数のファイアーボールを放ち船を炎上させる。
「無詠唱魔術、大分上手くなりましたな」
「魔王様と契約してから、魔力の巡りが良くなったみたいなんだよな。知らんけど。で、この天使も堕天させて、こっち側にするのか?」
「いえ、レーゼ兄上は私達四人の中で一番神に忠実です。説得しても無駄でしょう」
「ふーん、じゃ殺す?俺達、ジェニファーさんみたいな捕縛魔術使えないし」
痺れて動けないままのレーゼに狙いを定め、テスターは考え込んだ。
「そーいや、ここでこいつ殺しても、神の加護を受けている限りは復活しちゃうんだろ?」
「テスター殿が宿で目覚めるのと同様、天界で再生しますぞ。ただ、損傷が激しければ激しい程再生に時間がかかりますので、無駄にはならないかと」
「そっか、なら俺の最大魔術で入念に潰しておくか」
天使の死に対する確認の応答。その数秒がレーゼの運命を変えた。
「そこの貴方達!ニクちゃんのニクちゃん丸と天狗様に何してやがりますかぁー!」
レーゼの為に夜食のステーキを持ってきたニクちゃんが到着した。
「ラッセラーラッセラー!」
「ポーツマスポーツマス!」
「グワー!魔王城に乗り込む為の船を作っていると聞いて来てみれば…まさかこのワシが人間相手に倒されるとは!」
ニクちゃんが釣ったラッコマンはキャッチアンドリリースしてしまったが、別の釣り場でツワモノ達がでっかいサメを仕留めていた。
「ムッフー!これはコバンザメガロドンですね!ピスタチオに近づき過ぎた漁船を沈める憎いやつですよ!」
「船に塗る油が手に入ったし、海で一番やばそつな魔族がここで倒せたのは幸運ッスが、喜んでばかりもいられねーッスね」
「サメさんとの戦いで犠牲になったツワモノや、魔王城行きを辞退したツワモノが出ちゃいましたからね」
その日は脱落したツワモノ達の見送りに時間を費やし、船の仕上げは明日へ持ち越しとなった。
「さてと、ツワモノ達の遺体はこれで全部ですね」
ニクちゃんはコバンザメガロドンの犠牲になった者達の遺体を荷台に乗せて裏山に来ていた。
「せーの、うんばらほー!」
慣れた手つきで地面にクレーターを作り、荷台を傾け遺体を流し込むと、飛び散った土砂を被せて埋葬完了。
「こりゃまたダイナミックな墓ッスね。つか、許可とか大丈夫なんスか?」
常識的なツッコミをするレーゼに対し、ニクちゃんは心配無いとばかりに笑顔を向けた。
「生前に許可は取ってますよー。彼らは死んだらこの裏山で眠り、私達の血肉となる事を希望してました」
「血肉?」
「ホラ、これです」
クレーター式墓地のすぐ横を掘り返し、血の染みた布袋を取り出すニクちゃん。袋を開けると真っ黒な肉塊が現れた。
「本来は地元民以外には教えませんが、天狗様は特別です。ホーガンステーキはこうやって味付けしてるのです」
「オロロロロ!」
聞きたくもない製造法を突然聞かされ、レーゼは激しく嘔吐した。
「ああっ、天狗様!吐くなら他所でやって下さい!土の栄養に影響が出ます!あ、でも天狗様のゲロなら有用かもですね」
「い、今まで出してたステーキは全部人肉だったんスか!!」
「それは誤解です。これはツワモノと高位魔族の死骸と一緒に埋めて熟成させた牛肉です。人肉を直接食べれば効果はより高そうですが、安全と倫理的にアウトですからね」
「これも十分アウトッスよ!」
インゲンの人々に平均を上回る者がゴロゴロしてる理由の一端を知ってしまったレーゼは、怒りとも悲しみともつかない顔をしてニクちゃんに背を向ける。
「天狗様、どこへ行くんですか?」
「嫌な予感かするから、船を見張ってくるッス。あのサメやラッコ以外にも、船を壊しそうな奴が来るかも知れないッス」
嘘である。彼はただニクちゃんの顔を見たくないだけだった。ニクちゃんは神の掌に留まらない。彼女は間違い無くイレギュラーであり、眠れる怪物だった。そして、その怪物に声を掛けて起こしてしまったのはレーゼである。
「神の計画に仇なす存在、それを引き込んでしまった俺は天使失格ッス」
船の甲板に寝転がりながら、自分の浅はかさを反省する。あの時、契約しなければニクちゃんは地元を離れず大人しくしていただろう。他のツワモノと契約していたなら、少なくともスキルいらねーという感想にはならなかったはずだ。
「ニクちゃん最近マジでスキル使わねーし、これじゃあ消えていった姉弟に合わせる顔が無いッス」
「勝手に殺さないで頂けますか?」
懐かしい声がレーゼの耳に届いた。慌てて声の方を見ると、そこには弟が居た。
「久しぶりですな、兄上」
「マーガレット!生きとったんかいワレ!ッス」
神からのエネルギー供給を切られて日数が経過し、生存が絶望的だったマーガレット。それが目の前にいる。直ちに駆け寄って抱きしめようとしたが、そこで違和感に気づいて足を止める。
「…マーガレット」
「はい、どうされました?」
「質問、いいッスか?」
聞きたくはない。ここ最近嫌な事続きで、これ以上の最悪なんて聞きたくはない。だが、天使として聞かなければいけない。
「お前、何しにここへ来たッス」
「魔王様の為に、この船を破壊しに来ました。コバンザメガロドンがしくじったみたいですからな」
次の瞬間、マーガレットの首に手刀が振り下ろされた。堕天してしまった弟にこれ以上罪を重ねさせない為の行動だった。しかし、甲板に転がったのはレーゼの方だった。
「っ…!」
突如背中に電撃を受け倒れ込んたレーゼ。彼の背後には金髪の男が立っていた。レーゼはこの男の雷魔術によって奇襲されたのだ。
「もー、遅いですぞテスター殿。吾輩殺される所さんでしたぞ」
「わはは、悪い悪い。ちょうど日付が変わってて、日替わりスキルの変化に戸惑っちゃつて。んじゃ、お仕事すっか」
テスターは笑いながら軽く右手を前に出すと、無数のファイアーボールを放ち船を炎上させる。
「無詠唱魔術、大分上手くなりましたな」
「魔王様と契約してから、魔力の巡りが良くなったみたいなんだよな。知らんけど。で、この天使も堕天させて、こっち側にするのか?」
「いえ、レーゼ兄上は私達四人の中で一番神に忠実です。説得しても無駄でしょう」
「ふーん、じゃ殺す?俺達、ジェニファーさんみたいな捕縛魔術使えないし」
痺れて動けないままのレーゼに狙いを定め、テスターは考え込んだ。
「そーいや、ここでこいつ殺しても、神の加護を受けている限りは復活しちゃうんだろ?」
「テスター殿が宿で目覚めるのと同様、天界で再生しますぞ。ただ、損傷が激しければ激しい程再生に時間がかかりますので、無駄にはならないかと」
「そっか、なら俺の最大魔術で入念に潰しておくか」
天使の死に対する確認の応答。その数秒がレーゼの運命を変えた。
「そこの貴方達!ニクちゃんのニクちゃん丸と天狗様に何してやがりますかぁー!」
レーゼの為に夜食のステーキを持ってきたニクちゃんが到着した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!
ninjin
ファンタジー
病弱だった少女は14歳の若さで命を失ってしまった・・・かに思えたが、実は異世界に転移していた。異世界に転移した少女は病弱だった頃になりたかった元気な体を手に入れた。しかし、異世界に転移して手いれた体は想像以上に頑丈で怪力だった。魔法が全ての異世界で、魔法が使えない少女は頑丈な体と超絶な怪力で無双する。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる