この世を恨んで焼身自殺した俺が転生、ダークフォースで八つ当たり無双!

最果ての気球

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一先ず魔獣駆除に成功した俺は、身に余る歓待を受け、幸せをかみしめる

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 洞窟での崩落を何とか逃れた俺とミリは連れ立って獣人の村へと戻った。
「おお~、旅の方、ミリ。戻ったか」
 村の柵を潜った瞬間、長老が慌てて走ってきた。同時に、長老達に従って他の獣人達も一緒にやってくる。
「ただいま、じっちゃん! 無事に帰ったよ」
「ああ、良かった。本当に良かった」
 と、体から力が抜けたようにミリの腕を掴み、へなへなと倒れこむ長老。ああ、本当に心配してたんだな。

「うん。魔獣はいっぱい出てきたけど、全部ソーマがやっつけてくれたから全然平気だったよ。最後はちょっと危なかったけど」
「ああ、俺がちょっとミスして、危うく洞窟の崩落に巻き込まれそうになっちまってさ。でも、ミリのお陰で二人とも助かった」
 俺もミリの言葉に続けて、補足説明する。すると、長老が慌てて尋ねてくる。

「ど、洞窟の崩落? 一体何があったんじゃ……」
「あのね、実は……」
 そう切り出し、ミリは洞窟にあった謎の魔方陣について伝えた。
「……なるほどのう。魔獣を生み出す謎の魔方陣かえ」
「それをソーマが壊してくれたんだけど、ちょっと力が強くて、洞窟の床もろともそこが壊れちゃってね」
「ああ、悪い。危険に遭わせないって約束したのに、しくじっちまった」

 俺は手を合わせ、謝罪する。それを長老は黙って見つめてきたが、静かに頭を下げる。
「いえ。本当は村のモノで対処せねばならぬところ、村を襲った魔獣どもを駆逐してくれたばかりか、魔獣の現れた元まで破壊していただき、感謝の言葉もない。貴方は我々の村を救ってくださった英雄だ。誇りこそすれ、謝る必要などありませぬ」
「いや。アンタの大事な孫を危うく地面の崩落に巻き込むところだったんだ。調子に乗り過ぎた。反省してるよ」

 そう告げると、俺は深く頭を下げた。そうして互いに手を取り合う。
「ただ、魔獣が発生する元は断てたと思うよ。もう安心して暮らせる筈だよ」
「ええ。本当に感謝の言葉もない。今宵はわしらの村に泊まっていって下され。大したもてなしもできませぬが」
 俺の手を握り、長老は俺に礼を言ってくれた。
「皆のモノ、今日は宴じゃ~。我らが恩人に礼をせねばならぬのでな」

 そして、周囲にいた獣人の人達に長老は指示した。すると、周囲の人々も得心したように頷き、その場にいた全員が思い思いの鳴き声で天へと吠えた。
 なんだ、急に?
「これはね、あたしたち獣人の最大限の感謝の印なんだよ。こうして天に吠えるのは英雄を讃える遠吠えなんだ」
 突然の事に面食らう俺に、ミリは解説してくれた。

 英雄……ねぇ。
 えらい喜ばれようだな。俺、そこまで持ち上げられるような事したかな。たまたま通りがかって戦える力が持てたから魔物に自分の力を気持ちよく叩きつけてやっただけな気しかしないんだけど。
 まぁ、一応皆の役には立てたって事かなと思う。おかげで村に迫っていた危険はどうにか回避されたわけだし。最後は、かなり盛大にやらかしたけど……。

 というか、ここまで自分が何かして感謝された事がないので、少しこそばゆい気もする。これぐらいの事で皆褒めてくれるとか、この人たちは聖人なんじゃないかって思えすらする。
 そんな俺の考えとは関係なしに、村人たちは遠吠えを続けた。それからすぐ、彼らは慌てて駆けだし、宴の準備を開始した。

 宴が始まったのはそれから体感数時間後だ。時計など無いから正確な時間など分からず、頂点から日の光が傾いていたところから沈んで、完全に暗くなったから数時間と判断した。準備が出来るまで長老とミリが暮らす家でくつろがせてもらった俺は、準備ができたからと外に出て、そのあまりの変わりように驚いた。

 村の中心の広場には巨大なかがり火が炊かれていた。そして、それを囲むように藁で作った座布団みたいなものが円を描くように置かれている。かがり火の前には巨大な牛が一頭調理されて置かれ、その周りに野生のキノコから様々な野菜や肉が調理されたモノ、果物などがどかんと置かれている。
 俺は招かれるままに座った上座の一番中心でそれを確認し、急速に腹が減っていくのを感じた。

 川で水飲んだ時も思ったが、そういや自殺する直前もこっち来てからも、何も食べてなかったな。
「それではこれより宴を始める。今宵の宴は、旅の途中で我らの村を救ってくださった英雄マドノソーマ殿を讃え、もてなすモノ。皆のモノ、まずは我らが英雄に礼を!」
 宴は、まず長老の号令と共に参列した村人全員からの感謝の礼から始まった。全員に頭を下げられて困惑していた俺だが、とりあえず何を言っても辞めて貰えなかったのであきらめて受け入れる事にする。

 それから、俺は村人たちが用意してくれた牛の蒸し焼きや山菜の和え物、きのこのソテー、山で取れた果物など、思うままに食べ、出された酒は体が未成年だからと断って代わりに川から組んできたという水や果汁をまぶしたジュースのようなモノを飲みたいだけ飲んだ。
 そうこうしていると、今度は村の男衆が皆で英雄を讃える勇壮な歌を聞かせてくれたり、女性陣が優雅な舞を披露してくれた。当然ながら見た事も聞いた事もない獣人達の歌や舞を、俺は素直に心から楽しんだ。

 途中、その女性達の舞に、踊り子装束で露出も増えた格好のミリまで混ざり、俺は彼女に見とれてしまったが、あまりにやらしい視線を向けている事に気付き、何とか視線を彼女から引き剥がした。未だ発展途上に見える彼女の体は、もう既に女性のそれであり、緩やかながらも色気を感じるには十分な破壊力があった。その上、上下で別れた踊り子装束では彼女の引き締まったお腹やへそが見えてしまい、妙に気恥ずかしくもなったものだ。

 だが、それでも俺は生まれて初めてこんなかと思う程、楽しい時間を過ごした。幸せな時間など物心つく前ぐらいだったのでは思う程、絵に描いたような理不尽で碌な事がない人生だった事を考えれば当然の事かもしれない。
 そうして、宴は夜半に近づき、飲めや歌えやしている内に、酒に酔ってそこかしこで力尽きて獣人達が何人も眠りについているのを確認した。俺がもよおして一度厠で用を足して戻る頃には、もうほとんどの獣人達が野外で寝そべり眠りこけていた。

 やれやれ。俺も楽しかったけど、よほど皆の方が宴を楽しんだのかもな。
 そんな感想が浮かび、俺は一人自分の席に腰を下ろして、天を仰いだ。
 思えば数奇なモノだ。絵に描いたような不運な人生を三十数年過ごし、物理的にどころか、精神的にも病んでしまい、一度は心まで完全に壊れてそれでもと踏ん張って、そうして最後は耐えきれずに自ら命を絶った俺が、今はこんなところで楽しく過ごさせてもらっている。

 あれだけ怒り、憎しみをぶつけた神様が自らの非を詫びて送ってくれた世界。
 最初はどこかも分からず困った事ばかりだったけど、たった一日でいろんな事が起きて、こんないい人達とも知り合えた。死ぬ前の俺では有り得ない幸運だ。その点で言えば、神様に感謝せねばなるまい。
「まぁ、それまでがロクでも無さ過ぎたってのはあるかもしれないけどな……」
 ため息まじりにぼやきが漏れて行った。思い出すのも嫌な思い出は枚挙に暇がなく、例の黒い光の能力を発揮する為に使った記憶など、氷山の一角も一角、1%にも満たない程、ロクでもない思い出しかないのだ。

 これぐらいではとてもおつりなんて来やしない。まぁ、これ以上を無理に望むつもりもないけれど。
「この幸運が少しでもあったら、俺も父さん母さんも少しは幸せだったのかもな」
「ん……ソーマ、どうしたの?」
 と、俺が一人呟いていると、傍らで寝息を立てていたミリが突然体を起こして問いかけてきた。
「あ、ごめん。起こしちゃったか」
「ううん。流石に皆も一晩外で寝てたら風邪引くから。それで、ソーマは何を言ってたの?」
 寝ぼけ眼を擦りながら、ミリは俺に問いかけてくる。例によって踊り子装束のままだったので、とても彼女の方を見る事が出来ない。

「あ。ちょっと、ここに来る前の事を思い出しててさ」
「ここに来る前の事?」
「そうだ。俺は実は、こことは違うずっと遠いところからやってきたんだ。そこでは俺も俺の両親も沢山辛い目にあってさ。それでも俺達は頑張ったけど、結局俺達が辛い目にあう境遇から抜け出す事は出来なくてさ。両親は苦労ばかりして、それでも幸せそうに亡くなった。それから俺は身も心も壊して」
 
それでもめげずに、過去に夢見た作家になるのを志し、壊れた体と心に鞭打って働きながら夢を目指した。けどその望みも叶わないまま、悪意がふりかかるだけの時間が長く過ぎていって……。
 思い出すだけで、心が軋むような事がいくつも去来した。だが、俺の口は止めどなく動き続け、やがて震え出していた。
「残ったのは金も無く、身も心も壊れた自分と産まれた家だけ。その内、体の自由も効かなくなって、最後は耐えられなくて……」
「……だから、ソーマは旅に出たの?」
 自分で命を絶った。そう言う前に、ミリが尋ねてきた。その声に、込み上げて強い痛みは自然に消えて無くなった。

「ああ、そうだな。今度こそ幸せになって、それから人の為とか世の中の為に出来る事を沢山したら、死んだ後に両親が待ってるらしい天国にいけるって神様からお告げみたいなのを貰ってさ。で、今日はここの村が襲われてるのを見て。自分の為に手助けした。幸い何とか出来たから良かったって思ってるよ」
 俺は遠い目で空を仰ぎ、一気に語った。そうだ。俺が一度死ぬまでの唯一の救いだった両親と天国で再会する為に俺は出来る限りの良い事をしようって決めたんだ。

「そっか。それであたし達の事、助けてくれたんだね」
 その話に、ミリは笑顔で返してくれた。
「ずっと辛い目にばっかり会ってたのに、ソーマはあたし達の事、助けてくれたんだね」
「まぁ、誰かが襲われてたからな。正直襲われてたのを放っておけなかっただけだけど。それもきっと自分の為だ。放っておきたくないっていう、自分の気持ちを満たす為に」
 だから、こんなに褒められるような事じゃないよ。俺は自嘲気味にそう続けた。
 実際、自分が座りが悪いからって理由だけで村を助けたのは事実だ。だから、きっと英雄とか言われる謂れはないと、俺は固く信じてる。大げさだし、讃えられるようなことでもないって。
「ううん。それでもソーマはあたし達を助けてくれた英雄だよ。ソーマがいなかったら、きっと皆、魔獣に襲われてただじゃすまなかった。それを助けてくれたのはソーマだよ」

 しかし、ミリはそんな俺の言葉を真っ向から否定する。そして彼女は、俺の体に寄りかかるように身を寄せた。
「そっか。ソーマはずっと辛い思いばっかりしてきたんだね。それでも自分に出来る良い事をしようって。偉いよ。本当に偉い。あたしには絶対マネできないな」
「いや。たまたま強い力を貰えたからできた事だよ。だからそんな褒められたものじゃないんだって」
 更にその力が湧いてくる根元も、過去に受けた仕打ちに対する怒り。その怒りを、異世界の化け物に叩きつけているだけなのだ。謂わば、無関係なモノへの八つ当たり。
 そんなモノ、誉められるわけないじゃないか。

「違うよ。力があっても無くても、多分ソーマはあたし達を助けてくれる。だってソーマは優しいから」
「だとしたら、それは親のお陰かもな。どんなに辛くても人には優しくしろって、ずっと言われたからな」
 遠い目で自嘲気味に答える。
 そうだ。俺の、この異様にお人好しな感じとか、この人格は親が与えてくれたものだ。
 そこは俺の功績ってより耳にタコが出来るくらいに言い聞かせてくれた親のお陰だろう。

「……ソーマはお父さんとお母さんが大好きだったんだね」
 そんな事を言っていたら、予想外の言葉が返ってきた。
 俺は驚いてミリを見つめる。ミリは静かに目を閉じ、微笑んでいた。
「……ああ。なんだかんだ、好きだったんだと思う。少なくとも、嫌いじゃないよ」
 その笑顔を見ていたら、自然と普段なら口にしないような事をすんなり口にできた。
「そっか。ちょっと羨ましいな」
「え? うらやましいって、何が?」
 返ってきた言葉を以外に思って、即座に聞き返してしまう。何がどう羨ましいのか、分からなかった。

「あたしね、実は捨て子なんだ……」
 俺の問いに、寂しげに笑ってミリが口にした。その声は、今まで聞いたことのないような悲し気な響きに俺は言葉をなくす。
「まぁ、捨て子って言うか、あたしが物心つく前に、あたしの両親が旅の途中でじっちゃんにあたしを預けたみたいなんだよね。あたしが生まれたころはさ、魔族と人間の争いがずっと酷くてね。だから、あたしみたいに捨て子、というか親を亡くした子供なんていっぱいいたんだ。あたしの場合、両親が生きてるか死んでるかも分からないけど、会えるかもしれないだけましだけどね」
「……」

「だからね。次の誕生日で成人したら、あたしのお父さんとお母さんを探しに旅に出るつもりなんだ。明日はあたしの誕生日だから、そしたらあたしは旅に出るんだ」
 その言葉は先程のように悲しい色から明るく力強いものに変わった。それを聞き、俺は優しい気持ちが溢れた。
「そっか…、ミリは強いんだな。両親がいなくて寂しい筈なのにそんなに明るく振る舞えるなんて」
「え? あたしなんて普通だよ。それに村のみんなとじっちゃんがいるし、寂しくはないんだ。ただ、あたしの両親がいるんなら会ってみたいなって思ってるだけだからね」

「そうか。見つかるといいな、両親」
 にやりと笑い、俺は心から彼女の両親が見つかる事を願った。
「うん。ありがとう。それでさ、ソーマはこれからどうするの?」
「ん? ああ。これからこの村以外にも俺と同じように人がいるところを探すつもりだよ。そこで、色々自分にできそうなこととか、困ってる人を見つけて手助けして、自分に出来る限りの良い事をしようかと思ってる」
「そっか~。ソーマはやっぱり偉いね。あたし達以外の人も助けようって思ってるなんて」
「いやいや。これも自分の為だからな。褒められたものじゃない。行く当てもなく旅して、出来る事をやるだけさ」

 そう自嘲気味に答え、俺は肩を竦める。
 すると、ミリは唐突に俺の体に寄りかかり、更に続ける。そして、身をよじって不意に俺の顔を見上げた。
「それでも偉い。辛い事ばっかりの人生だったって言うけど、きっとこれから幸せになれるよ。ううん。きっと幸せになれる。あたしもソーマと一緒に行くね。それであたしが、ソーマの傍で楽しいとか嬉しいって一杯感じさせてあげるよ」
「なッ……」
「一緒に幸せになろうね、ソーマ」
 えへへっと笑って、ミリはそんな事を言ってきた。それはともすれば愛の告白にも匹敵するような言葉で、俺の脳は完全にその意味をはき違え始める。同時に心臓の鼓動が倍速から三倍速、四倍速と高鳴っていく。

 いや、待て待て。
 たぶん、そういう意味じゃない。結婚とか、恋人になろうとか、そういう事じゃない。絶対に違う。
 だって俺達、今日が初対面だし。それにさっきやらかしたばっかりだし、百歩譲ってライクぐらいの好意はあってもラブは絶対にないって……。
 そうだ。早まるな、眞殿蒼馬。
 これはただの、そう、酔った勢いの事だ。彼女も結構酒を飲んでいて、素面じゃないから出てきたセリフだ。
 そうに違いない。勘違いするな。こんな美少女って文字が服着て歩いてるような子が、俺なんて選ぶわけがない。

 そう言い聞かせ脳の誤認を訂正し、破裂しそうなくらいに胸を叩く心臓をどうにか落ち着けようと努める。
「あはは。ソーマ、顔真っ赤だよ」
 と、明るく笑うミリの声が聞こえる。ビクッと体を痙攣させる俺。そのまま視線だけを動かしてミリの顔を見ると、彼女も顔が真っ赤だった。が、多分俺とは違う理由の赤い顔だろう。

「きっとお酒の飲みすぎだね。だめだよ、飲みすぎちゃ……じっちゃんに叱られ……くぅ~」
 そうして、ミリは俺の体に寄りかかったまま、穏やかな寝息を立てて眠りこけてしまう。
「お、おい。ミリ」
「くぅ~……すぅ~……」
 俺が声をかけても、ミリは全く起きる気配もなかった。その穏やかで可愛い寝顔を見て、俺はドギマギとしてしまう。ついでに、思い切り寄りかかられてしまったせいで動くわけにもいかず、その場から動けなくなってしまった。
 それから俺が眠りについたのは、それから暫くしてからの事だ。急激な疲れに襲われて、俺はミリに寄りかかられたまま倒れ、そのまま深い眠りに落ちてしまった。
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