男の娘、愛doll始めました!

はやしかわともえ

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境と…(完結)

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境の部屋に入ると、この間来た時と少し様子が変わっていることに気が付く。
一角がスポーツジムのようになっているのだ。
翡翠は気になってスポーツ器具をしげしげと見つめた。

「気になるよね?試しに使ってもいいよ」

境はキッチンで飲み物を用意してくれているようだ。翡翠は、ランニングマシンに乗って、電源ボタンを押してみた。きゅるきゅると足場のベルトが動き始めるので、翡翠も一緒に走ることになる。
5分ほど粘ったが限界が来た。

ぜいぜい言いながらソファに腰掛ける。

「結構体に来るよね?」

「大輔さん、あんな大変なので、鍛えたんですか?」

境がアイスカフェオレを運びながら笑う。

「走ってると気持ちよくなるよ」

「そうなんだ」

翡翠は礼を言い、グラスを受け取った。一口飲むと、今日も冷たくて美味い。


「翡翠くんは最近どうだったの?
本当、この間の生配信以来全然会えてなかったよね?」

二回目の生配信もなかなか評判がよかった。
その後、境自身のSNSでのフォロワーが100万人超えたことを翡翠は知っている。

「俺は最近ずっと畑作業をしていました。今は畑の除草もしなくちゃだし、うちの大学、生花も作ってるからそれの管理とか」

「翡翠くん、だからたくましく見えたのかー。色々経験したんだね」

「はい。楽しいです」

にっこり笑うと境も笑ってくれる。
彼のこの屈託のないところが好きだ。

「あの、大輔さん、さっきみたいに抱きしめてください。俺、ずっと我慢してた」

そう頼んだらおいで、と両手を差し出された。
翡翠が抱きつくと、背中に腕を回されて撫でられる。それにびくっと翡翠は反応した。境の手だからこうなってしまう。

「寂しかったのは俺もだよ?」

「本当?俺より綺麗な女優さんなんていっぱいいるじゃん。
大輔さん、ゲイじゃないんでしょ?」

そう思わず言ったら境が笑う。

「確かに俺はゲイではないよ。でも俺は翡翠くんのこと、宝石だと思ってるから」

「ほう…せき?」

自分のことをそんな風に例えられたことがなかったので、翡翠はまじまじと境を見つめた。

「翡翠くんはこの世界にたった一つしかない宝石だよ。俺の宝」

「いいの?俺で」

なぜか胸が苦しくなって涙が出た。
声もかすれてきてしまう。

「翡翠が大好きだよ」

「俺も大輔さんが大好き!」

唇を重ねると、快感が過る。そのままキスを続けると、頭がふわふわした感じになる。翡翠はその感覚にまだ慣れていなかった。

ちゅ、ちゅ、と翡翠の首元に境は口づけを落とす。その間も境の手は翡翠の胸を探っている。
女性のような膨らみは一切ない。

だが気持ちよかった。

「ん…っ…大輔さん…ン」

声を抑えようとして失敗する。自分からこんな声が出るとは思わなかった。

「声、我慢しないで」

「っや…でも…ん…ン!!」

いつの間にか服をたくし上げられて、胸が露わになっている。境に乳首を摘まれてそのまま捏ねられてしまう。

「あ…そこ…っや!だめ!」

「いいじゃん、触らせてよ」

耳元でそう囁かれてしまうと翡翠は拒めない。
いつの間にか後ろから抱きかかえられている。

「翡翠くん、軽いねー。ちゃんと食べてる?」

「ん…食べ…てる」

境の手が更に下に向かう。翡翠がぼーっとしている間にパンツのチャックを開けられてしまう。もう翡翠のモノはよだれを垂らしてしまっている。その姿に境は興奮を覚えたようだ。

「翡翠くん、感じてくれてたんだね」

「や…言っちゃやだ」

恥ずかしくてどうしようもないこの気持ちを、翡翠はどうしたらいいか分からない。
そんな翡翠を見て、境は翡翠を抱き締めてくれた。

「大丈夫。俺も感じてる。翡翠くんが健康な青年でなにより!」

ははは、と境が笑うので、翡翠もつられて笑ってしまった。

「翡翠くん、君が欲しいよ」

急に真面目な顔をされて、翡翠は困ったが頷いていた。

「俺、大輔さんにあげるよ」

「翡翠くん、好きだ。愛してる」

二人は抱き合った。

おわり
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