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第二話
アレクの武器
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その日、僕は真夜中に目が覚めた。
暑くて寝苦しかったからだ。こんな熱帯夜、泰では珍しい。
(冷たいお茶飲んでこよ)
ベッドから起き上がって、台所に向かった。
冷蔵庫に紙パックのお茶が入っている。
それを取り出してグラスに注いだ。
「クー、僕にも頂戴」
いつかだった。
「いつかも起きちゃったの?」
「うん。今日暑いね」
僕は心配になって聞いてみた。
「赤ちゃん起きちゃわないかな?」
いつかが笑う。
「赤ちゃん、まだ小さいしどうなんだろうね」
いつかのお腹はまだあまり膨らんでない。
早く安定期に入ってほしいな。
「ねえクー、アレクと付き合っているの?」
いつかにそう言われて、僕はびっくりした。
そんなとこ見せてないはずなんだけど。
「好きって言ったよ」
素直に言うといつかは笑う。
「アレクはいい子そうだもの。トキも彼のこと、気に入ったみたい。武器を作るって倉庫に行っちゃったよ」
二人とも、アレクのことをちゃんと見てくれている。僕はホッとした。
「ねえ、クー。トキの様子を見に行かない?
僕、お夜食を作るよ。なんかお腹空いちゃったし」
「わぁ!クーも食べたい!」
「うん」
それから二人で一緒にサンドイッチを作って倉庫に行った。
トキもお腹が空いていたみたいだ。
喜んで食べてくれた。
「できた」
椅子でウトウトしていたらトキが呟いた。
いつかはすっかり寝てしまっている。
「トキ、できたのー?」
「明日見せる、楽しみにしていろ」
トキは今は武器を見せてくれないつもりらしい。
僕は部屋に戻ろうと立ち上がった。
トキがいつかを抱き上げている。起こさないなんて優しい。
「おやすみなさーい」
「あぁ、おやすみ」
部屋に戻るとまだ暑かったけれど、眠気が勝ったおかげか、すぐに眠れた。
次の日の朝、少し寝不足だったけど、なんとか起き上がった。
ダイニングに行くとみんないる。
「おはよう、クー」
「おはよー、アレクー。昨日暑くなかった?」
「あぁ、暑いのはわりと平気なんだ」
「クーフェリア!私にも聞き給え!」
コーナは相変わらずだな。思わず笑ってしまった。一応聞いてみる。
「コーナは暑くなかったのー?」
「フ、私のような鍛え抜かれた男に夏の暑さなど!」
「鍛えてるの関係あるか?」
アレクがげんなりしながらつっこんでいる。
僕は面白くて吹き出してしまった。
「ご飯にしよう」
いつかがお盆に料理を載せてやってくる。
今日は煮魚だ。
美味しそうな匂いがする。
「アレク、朝飯を食べたら武器の調整をする」
トキの言葉にアレクは顔を輝かせた。
「本当に作ってくれたんすね!」
「大事に使ってくれよ」
「はい!!」
ご飯をみんなでわいわい言いながら食べるのって楽しいなぁ。
「アレク、付けてみろ」
「これが!」
トキがアレクに渡したもの。それはグローブ型をしていた。色が金色なのは、トキの遊び心だろう。
アレクは言われた通り装備している。
「軽!」
ごつい見た目に反して軽いらしい。
「お前は軽さを活かして戦うんだ。
接近戦なんだから、素早く相手の懐に潜り込まなきゃいけないだろう」
「確かに!!」
アレクがうんうん頷いている。トキが笑う。
「それ、ちょっとした隕石なら跳ね返せるぞ」
「え?」
流石にそれは嘘だろうと僕も思った。
でもトキは至って真面目に言う。
「改良した糸から作ってるからな」
「すごい」
アレクは感激したようだ。
何度もトキにお礼を言っていた。
「クー、ダンジョンに行こう!
これを試したい!」
アレクの気持ちはよく分かる。僕は頷いた。
暑くて寝苦しかったからだ。こんな熱帯夜、泰では珍しい。
(冷たいお茶飲んでこよ)
ベッドから起き上がって、台所に向かった。
冷蔵庫に紙パックのお茶が入っている。
それを取り出してグラスに注いだ。
「クー、僕にも頂戴」
いつかだった。
「いつかも起きちゃったの?」
「うん。今日暑いね」
僕は心配になって聞いてみた。
「赤ちゃん起きちゃわないかな?」
いつかが笑う。
「赤ちゃん、まだ小さいしどうなんだろうね」
いつかのお腹はまだあまり膨らんでない。
早く安定期に入ってほしいな。
「ねえクー、アレクと付き合っているの?」
いつかにそう言われて、僕はびっくりした。
そんなとこ見せてないはずなんだけど。
「好きって言ったよ」
素直に言うといつかは笑う。
「アレクはいい子そうだもの。トキも彼のこと、気に入ったみたい。武器を作るって倉庫に行っちゃったよ」
二人とも、アレクのことをちゃんと見てくれている。僕はホッとした。
「ねえ、クー。トキの様子を見に行かない?
僕、お夜食を作るよ。なんかお腹空いちゃったし」
「わぁ!クーも食べたい!」
「うん」
それから二人で一緒にサンドイッチを作って倉庫に行った。
トキもお腹が空いていたみたいだ。
喜んで食べてくれた。
「できた」
椅子でウトウトしていたらトキが呟いた。
いつかはすっかり寝てしまっている。
「トキ、できたのー?」
「明日見せる、楽しみにしていろ」
トキは今は武器を見せてくれないつもりらしい。
僕は部屋に戻ろうと立ち上がった。
トキがいつかを抱き上げている。起こさないなんて優しい。
「おやすみなさーい」
「あぁ、おやすみ」
部屋に戻るとまだ暑かったけれど、眠気が勝ったおかげか、すぐに眠れた。
次の日の朝、少し寝不足だったけど、なんとか起き上がった。
ダイニングに行くとみんないる。
「おはよう、クー」
「おはよー、アレクー。昨日暑くなかった?」
「あぁ、暑いのはわりと平気なんだ」
「クーフェリア!私にも聞き給え!」
コーナは相変わらずだな。思わず笑ってしまった。一応聞いてみる。
「コーナは暑くなかったのー?」
「フ、私のような鍛え抜かれた男に夏の暑さなど!」
「鍛えてるの関係あるか?」
アレクがげんなりしながらつっこんでいる。
僕は面白くて吹き出してしまった。
「ご飯にしよう」
いつかがお盆に料理を載せてやってくる。
今日は煮魚だ。
美味しそうな匂いがする。
「アレク、朝飯を食べたら武器の調整をする」
トキの言葉にアレクは顔を輝かせた。
「本当に作ってくれたんすね!」
「大事に使ってくれよ」
「はい!!」
ご飯をみんなでわいわい言いながら食べるのって楽しいなぁ。
「アレク、付けてみろ」
「これが!」
トキがアレクに渡したもの。それはグローブ型をしていた。色が金色なのは、トキの遊び心だろう。
アレクは言われた通り装備している。
「軽!」
ごつい見た目に反して軽いらしい。
「お前は軽さを活かして戦うんだ。
接近戦なんだから、素早く相手の懐に潜り込まなきゃいけないだろう」
「確かに!!」
アレクがうんうん頷いている。トキが笑う。
「それ、ちょっとした隕石なら跳ね返せるぞ」
「え?」
流石にそれは嘘だろうと僕も思った。
でもトキは至って真面目に言う。
「改良した糸から作ってるからな」
「すごい」
アレクは感激したようだ。
何度もトキにお礼を言っていた。
「クー、ダンジョンに行こう!
これを試したい!」
アレクの気持ちはよく分かる。僕は頷いた。
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