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前回の続き、しましょうか
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「では、お疲れ様ですー」
そう言って2人は乾杯し、互いにビールを喉に流し込む。
ぷは~っと息を吐いて、ハルが言う。
「今日来てくれてありがとうございます」
「いえ、こちらこそ誘ってくれてありがとうございます」
「実は人と飲むの久しぶりで」
「おお、そうなんですね。僕も最近は飲み会なかったですね」
「あ、そうなんですね。じゃあよかった。やっぱりビールは外で飲むのがうまいな~」
ハルが嬉しそうな表情で言った。
「ハルさん、すごく美味しそうに飲みますね」
「あはは、今日楽しみにしてて」
タカがクスッと笑って手に顔を乗せ、ハルを優しい眼差しで見つめる。
「あ、タカさん。変に受け取らないでくださいね。タカさんってめっちゃくちゃイケメンじゃないですか。だからイケメンを連れて行くお店って考えるだけでお店選び、少し慎重になりましたよ」
「なんすかそれ笑」
あははっと笑いだすタカにつられて、ハルも笑顔になる。
「でも、なんとなーく古い感じはどうだろうと思って。さっき言おうとしたやつです」
「ああ」
「なんか、古風なお店はどうかな~と思ってここに決めました。この店にあるものって古い物ばかりですけど、このテーブルもあのカウンターも置いてある小物も、なんか大切に使われている感じしませんか」
タカは、ハルが古風なものを感じたことに少し反応した。
「当たりですよ」
「え?」
「実は最近、古い音楽ばかり聞いていたし僕は古風らしいです。確かに、スマホは使いこなせていないしアプリとかもよく分かんないし、メール派ですし。今時ではないですね」
「そうなんですね。じゃあよかった。僕の勘が冴えましたね」
ニコっとハルが笑う。
「ハルさん元気そうでよかったです。前回会った時から少し日が空いてしまっていたので」
「元気ですし、大丈夫です。ありがとうございます。今日はお酒が入りますし、なんていうか気楽な感じでお話しできたらなって」
ハルは、掴みどころのないタカの性格を少しでも知りたいと思っていた。そして酒の場なら少しはタカの素が見れるかもしれないと期待していた。
「そうですね。ハルさんはお酒けっこういけるほうですか?」
「いや、強くはないと思います。ビールが好きなんですけど、ジョッキ何杯も飲むほどじゃないですね。タカさんは?」
「僕は……強いかもしれないです。あはは」
「みんながベロベロに酔っ払ってからはじめてほろ酔いになる感じですか?」
「あはは。そんな感じかもしれないです」
ハルは、作戦に失敗したかもしれない、と感じほんの少し落胆した。
その様子を見たタカが笑ってこちらを見るので、ハルは少しはにかんだ表情になった。
「タカさん、透視しないでくださいよ」
「だからそれはできませんって」
あははっと2人は笑い合う。
ハルはこのかけあいがたまらなく楽しかった。
タカが二杯目を注文したあと、話を切り出す。
「ハルさん、あれから生活はどうですか?何かありましたか」
「ああ、いえ、なにも……。実は兄に話しかけてみたんですけど、うんともすんとも。そう簡単にはいきませんよね。あはは」
「そうですか」
「タカさんが前に手伝ってくださったじゃないですか。あのときに、刺激するとかそんなこと言ってくれてましたよね」
「はい。何となく、な考えですけど」
「で、僕考えてみたんですけど、兄との思い出とか記憶を手繰り寄せようと思って。今度実家……というか母の家に戻ってみようかなって思ってます。家族4人で住んでた家はもう引っ越しているので戻れないけど、母と引っ越した時にたしか本や使ってた物を一緒に持ってきてたと思うので、母の家にあるかもしれません」
「あぁ、それ良いですね」
「はい。ふとそう思って……試してみようかなと。僕の体のことなんだし、僕自身何かできることは絶対あると思うし」
「怖くないですか」
「いえ、全く。でも……怖くなったら連絡します」
あははっと笑うハル。
「それはいつでも。僕にできることなら何でも協力するつもりでいますから」
「ありがとうございます。タカさんって、本当優しいですよね」
「いえ。じゃあこの流れで……前回の続きしてみますか」
「え……あ、手の……ですか?」
「はい。手の、です。また触れてもいいですか?」
「あ、はい」
ハルはビールをまた一口飲み、右手を差し出す。
そしてタカが、自分の両手でハルの右手を触る。
タカのひんやりとした手の冷たさが、ハルに伝わった。
そう言って2人は乾杯し、互いにビールを喉に流し込む。
ぷは~っと息を吐いて、ハルが言う。
「今日来てくれてありがとうございます」
「いえ、こちらこそ誘ってくれてありがとうございます」
「実は人と飲むの久しぶりで」
「おお、そうなんですね。僕も最近は飲み会なかったですね」
「あ、そうなんですね。じゃあよかった。やっぱりビールは外で飲むのがうまいな~」
ハルが嬉しそうな表情で言った。
「ハルさん、すごく美味しそうに飲みますね」
「あはは、今日楽しみにしてて」
タカがクスッと笑って手に顔を乗せ、ハルを優しい眼差しで見つめる。
「あ、タカさん。変に受け取らないでくださいね。タカさんってめっちゃくちゃイケメンじゃないですか。だからイケメンを連れて行くお店って考えるだけでお店選び、少し慎重になりましたよ」
「なんすかそれ笑」
あははっと笑いだすタカにつられて、ハルも笑顔になる。
「でも、なんとなーく古い感じはどうだろうと思って。さっき言おうとしたやつです」
「ああ」
「なんか、古風なお店はどうかな~と思ってここに決めました。この店にあるものって古い物ばかりですけど、このテーブルもあのカウンターも置いてある小物も、なんか大切に使われている感じしませんか」
タカは、ハルが古風なものを感じたことに少し反応した。
「当たりですよ」
「え?」
「実は最近、古い音楽ばかり聞いていたし僕は古風らしいです。確かに、スマホは使いこなせていないしアプリとかもよく分かんないし、メール派ですし。今時ではないですね」
「そうなんですね。じゃあよかった。僕の勘が冴えましたね」
ニコっとハルが笑う。
「ハルさん元気そうでよかったです。前回会った時から少し日が空いてしまっていたので」
「元気ですし、大丈夫です。ありがとうございます。今日はお酒が入りますし、なんていうか気楽な感じでお話しできたらなって」
ハルは、掴みどころのないタカの性格を少しでも知りたいと思っていた。そして酒の場なら少しはタカの素が見れるかもしれないと期待していた。
「そうですね。ハルさんはお酒けっこういけるほうですか?」
「いや、強くはないと思います。ビールが好きなんですけど、ジョッキ何杯も飲むほどじゃないですね。タカさんは?」
「僕は……強いかもしれないです。あはは」
「みんながベロベロに酔っ払ってからはじめてほろ酔いになる感じですか?」
「あはは。そんな感じかもしれないです」
ハルは、作戦に失敗したかもしれない、と感じほんの少し落胆した。
その様子を見たタカが笑ってこちらを見るので、ハルは少しはにかんだ表情になった。
「タカさん、透視しないでくださいよ」
「だからそれはできませんって」
あははっと2人は笑い合う。
ハルはこのかけあいがたまらなく楽しかった。
タカが二杯目を注文したあと、話を切り出す。
「ハルさん、あれから生活はどうですか?何かありましたか」
「ああ、いえ、なにも……。実は兄に話しかけてみたんですけど、うんともすんとも。そう簡単にはいきませんよね。あはは」
「そうですか」
「タカさんが前に手伝ってくださったじゃないですか。あのときに、刺激するとかそんなこと言ってくれてましたよね」
「はい。何となく、な考えですけど」
「で、僕考えてみたんですけど、兄との思い出とか記憶を手繰り寄せようと思って。今度実家……というか母の家に戻ってみようかなって思ってます。家族4人で住んでた家はもう引っ越しているので戻れないけど、母と引っ越した時にたしか本や使ってた物を一緒に持ってきてたと思うので、母の家にあるかもしれません」
「あぁ、それ良いですね」
「はい。ふとそう思って……試してみようかなと。僕の体のことなんだし、僕自身何かできることは絶対あると思うし」
「怖くないですか」
「いえ、全く。でも……怖くなったら連絡します」
あははっと笑うハル。
「それはいつでも。僕にできることなら何でも協力するつもりでいますから」
「ありがとうございます。タカさんって、本当優しいですよね」
「いえ。じゃあこの流れで……前回の続きしてみますか」
「え……あ、手の……ですか?」
「はい。手の、です。また触れてもいいですか?」
「あ、はい」
ハルはビールをまた一口飲み、右手を差し出す。
そしてタカが、自分の両手でハルの右手を触る。
タカのひんやりとした手の冷たさが、ハルに伝わった。
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