14 / 14
13話 アステリア・ニア・サーラス(sideイブリス)
しおりを挟む
俺の名は、イブリス・デア・サーラス。
サーラス帝国、皇帝の息子である俺には皇太子の兄上がいて、俺は生まれながら兄上の臣下になることがきまっていた。
オルフェウスの時代から続く由緒正しい帝国だ。
オルフェウスの脅威から帝国を守り切った初代皇帝の作った軍隊を持つ超軍事国家である。
その軍事力は今も健在であり、大陸一、いや、世界一といっても過言ではない。
長期休暇の時、俺は故郷のサーラス帝国に帰ってきていた。
俺は門をくぐり、蒼狼宮と呼ばれる美しい城の城内に入る。
「兄様!」
城内に入れば、緩くウェーブのかかった美しい金髪を揺らし、俺より2個年下である14歳の異母兄弟、第四皇子のヴェルレス・デア・サーラスが出迎えてくれた。
王立セルシア学園に入学し、特別寮に入ったことで会う頻度が少なくなったため、久しぶりに会えると聞いてはしゃいだのだろう。
美しい民族衣装はしっとりと汗に濡れていた。
「兄様、学園のお話を聞かせてください!」
キラキラとした海のような蒼の瞳で俺を見るヴェルレスに、俺は苦笑しながら頷いた。
「僕のお部屋でお茶しながらでも、聞かせてくれますか?お茶菓子を用意してるんです。」
そう言って、ヴェルレスと俺はヴェルレスの部屋へと向かう。
そのとき。
廊下にいた侍女たちがひそひそと話しているのが見えた。
侍女たちの視線の先には、ヴェールを頭から被る男の姿が見える。
「叔父様、叔父様も兄様のお迎えですか?」
ヴェルレスがそう彼、父上の弟であるアステリア・ニア・サーラスに問えば、アステリア・ニア・サーラス…叔父上はこくり、と頷いた。
獣…狼の耳と尾を持つ叔父上は父上に疎まれている。
故に城内では、よほどのことがない限りしゃべらない。
また、しゃべることがあっても、叔父上が幼少期に言葉に触れる機会が少なかったせいか、少したどたどしくしゃべる。
父上にはそのことが気味悪いようだった。
面と面を向って罵倒される叔父上は、その時表情は一切変わらないのだ。
叔父上と関わる皇族は、俺とヴェルレス、妹のメアリスのみ。
俺の二人の兄は、叔父上に近寄りもしない。
「叔父様、叔父様もお茶をしませんか?兄様のお話を聞くんです。」
そうヴェルレスが聞けば、叔父上はこくり、と頷いた。
叔父上と合流し、ヴェルレスの部屋へと移動する。
叔父上が参加する茶会と呼べるかどうかもわからないもののお茶を淹れる役目はヴェルレスである。
それは、侍女たちが叔父上を気味悪がり、お茶を淹れてくれないからだ。
ヴェルレスは何故か茶を淹れるのが上手い。
侍女よりも。
それを知るのは、ヴェルレスの母君とメアリス、俺と叔父上のみだ。
ヴェルレスが茶を淹れる場面が限られているせいもある、というのは誰もが知っていた。
「兄様、学園ではどうですか?」
「なかなか楽しいぜ。オルフェウスの鱗を継承した奴がいるって言っただろ?そいつはギルファ・オルザードって言ってな、この前貰った魔剣を抜いたんだよ。」
俺はそうヴェルレスに言って、ヴェルレスの淹れてくれた茶を啜った。
うん、うまい。
俺の言葉に叔父上の耳がぴくりと動いた。
なにか、気になっているようだが、何を気になっているのか分からない。
叔父上って表情に感情が出ないから、何考えてるか分からないんだよな。
忌み子じゃなかったら、いい為政者になってただろう。
「そうなんですか?じゃあ、叔父様の予言が当たったんですね。」
ヴェルレスはそう俺に言った。
「叔父上は、何故あの剣が抜かれると分かったんですか?」
俺がそう聞けば、叔父上の尾がファサファサと揺れる。
尾が揺れるのは初めての反応だ。
「……あの剣は、竜の剣。命を象る、死を運ぶ剣。魔剣は、主を選び、魂を繋ぐ。魔剣の、魂の共鳴を、聞き取るのは、この耳を持つ、自分には容易い。」
そう叔父上は言った。
よくわかんねぇな……。
「叔父様の耳はそんなことも聞き取れるんですねぇ。」
ヴェルレスは素直に関心した。
言葉通りに受け取れるっていいな。
この察しの良い弟だから、もしかするとそう見せているだけかもしれない。
やっぱ、腹芸は得意じゃないな。
「この耳は、神狼の耳。神狼の耳は、あらゆる嘘、真実を聞き分け、神狼の目は、この世の、すべてを見通す。」
「え?叔父上の獣の体は耳と尾だけじゃないんですか?」
「違う。自分の、体はすべて、神狼のもの。耳も、尾も、歯も、目も、爪も、腕も、足も、すべて。」
その言葉に俺は首を傾げた。
意味が分からない。
「………自分は、ただの、人間じゃない。」
それは知ってる。
人間は、獣の耳も尾も持っていないのだ。
「そして、サーラスも。サーラスは、神狼のもの。神狼の血を、引くが故に、神狼の、特徴を、持つ子が、生まれる。」
その言葉に、俺の頭は真っ白になった。
父上は……そのことを知って、叔父上を虐げているのか……?
「父様はそのことを知っているんですか?」
ヴェルレスはのんびりと聞く。
「知らない……はず。」
はあっ!?
父上が知らないなら、なんで叔父上は知ってるんだよ!?
「な、なんで叔父上は知ってるんですか!?」
「神狼が、教えた。これは、口伝。百年前の、火事で、口伝は、途絶えた。今、皇帝に、伝わる、口伝は、ない。」
俺が慌てて問えば、ゆっくりと答えてくれる。
途絶えた口伝を、父上に伝えることはしないようだった。
コン、コン。
部屋のドアがノックされる。
まずい、聞かれたか?
ドアを開けたのは、側室の娘でヴェルレスの弟であるメアリス・メル・サーラスだ。
「お兄様、ご機嫌よう。お変わりないようで安心しましたわ。先ほどのお話、お聞かせ願えませんか、叔父様?」
メアリスは10歳とは思えない、大人びた様子で挨拶をし、そう叔父上へと問う。
「…許す。座るといい。」
「失礼いたします、お兄様方。」
叔父上の許可のもと、メアリスは余りの席へと座った。
侍女が仕事をしない以上、誰が座ってもよいように、席は余分に用意してある。
叔父上と仲が良いのは、俺とヴェルレス、メアリスの他にヴェルレスとメアリスの母、セレーネ様のみだ。
父上はセレーネ様が、叔父上に近づくことを許さないので、内密に会っているようだった。
叔父上は、大胆である。
「……口伝は、もともと、自分と同じ、神狼の、相を、持つ者が、伝え始めた。それは、初代皇帝、エルドランテ。エルドランテは、子孫に、数個の、口伝を、残した。サーラスの、民は、神狼の血を、持つこと。皇帝は、今の、公爵家、アウローラの、血を持つ、宝石を、受け継いだ、長女とは、婚姻を、結ばないこと。結ぶ場合は、側妃に、すること。時折、先祖返りが、生まれること。この帝国を、異種族の、住みやすい地に、すること。…オルフェウスの、伝承も、神狼の、伝承も、この世界の、いずれ、起こる、変化も……すべて、口伝にあった。」
そう叔父上は零す。
口伝を語る、叔父上は。
悲しそう…だった。
「……オルフェウスの伝承も?今に伝わらなかった伝承もあるんですか!?」
俺がそう大きな声で問えば、うるさかったらしく、耳を伏せながらも叔父上はコクリ、と頷いた。
「……オルフェウスは、半竜の、子。初代皇帝、エルドランテの、子。冥王竜の、血を継いだ、帝国の、皇太子。」
その言葉に俺は、大きく目を見開く。
驚き過ぎて、声も出なかった。
オルフェウスが帝国の皇太子だったと、誰が予想できただろう。
きっと、ルナリアも知らない事実。
帝国が、他国を侵略しない国であった理由。
帝国の皇帝が、賢帝であった理由。
それは。
オルフェウスの二の舞にならないためだったのだ。
そして、オルフェウス相手に帝国が生き残れた理由。
それは、オルフェウスが祖国を愛する者だったから。
きっと初代皇帝エルドランテは。
帝国の次期皇帝、皇太子がオルフェウスだった事実を隠蔽し、皇帝のみが知れるようにした。
帝国の、さらなる安寧と栄光のために。
サーラス帝国、皇帝の息子である俺には皇太子の兄上がいて、俺は生まれながら兄上の臣下になることがきまっていた。
オルフェウスの時代から続く由緒正しい帝国だ。
オルフェウスの脅威から帝国を守り切った初代皇帝の作った軍隊を持つ超軍事国家である。
その軍事力は今も健在であり、大陸一、いや、世界一といっても過言ではない。
長期休暇の時、俺は故郷のサーラス帝国に帰ってきていた。
俺は門をくぐり、蒼狼宮と呼ばれる美しい城の城内に入る。
「兄様!」
城内に入れば、緩くウェーブのかかった美しい金髪を揺らし、俺より2個年下である14歳の異母兄弟、第四皇子のヴェルレス・デア・サーラスが出迎えてくれた。
王立セルシア学園に入学し、特別寮に入ったことで会う頻度が少なくなったため、久しぶりに会えると聞いてはしゃいだのだろう。
美しい民族衣装はしっとりと汗に濡れていた。
「兄様、学園のお話を聞かせてください!」
キラキラとした海のような蒼の瞳で俺を見るヴェルレスに、俺は苦笑しながら頷いた。
「僕のお部屋でお茶しながらでも、聞かせてくれますか?お茶菓子を用意してるんです。」
そう言って、ヴェルレスと俺はヴェルレスの部屋へと向かう。
そのとき。
廊下にいた侍女たちがひそひそと話しているのが見えた。
侍女たちの視線の先には、ヴェールを頭から被る男の姿が見える。
「叔父様、叔父様も兄様のお迎えですか?」
ヴェルレスがそう彼、父上の弟であるアステリア・ニア・サーラスに問えば、アステリア・ニア・サーラス…叔父上はこくり、と頷いた。
獣…狼の耳と尾を持つ叔父上は父上に疎まれている。
故に城内では、よほどのことがない限りしゃべらない。
また、しゃべることがあっても、叔父上が幼少期に言葉に触れる機会が少なかったせいか、少したどたどしくしゃべる。
父上にはそのことが気味悪いようだった。
面と面を向って罵倒される叔父上は、その時表情は一切変わらないのだ。
叔父上と関わる皇族は、俺とヴェルレス、妹のメアリスのみ。
俺の二人の兄は、叔父上に近寄りもしない。
「叔父様、叔父様もお茶をしませんか?兄様のお話を聞くんです。」
そうヴェルレスが聞けば、叔父上はこくり、と頷いた。
叔父上と合流し、ヴェルレスの部屋へと移動する。
叔父上が参加する茶会と呼べるかどうかもわからないもののお茶を淹れる役目はヴェルレスである。
それは、侍女たちが叔父上を気味悪がり、お茶を淹れてくれないからだ。
ヴェルレスは何故か茶を淹れるのが上手い。
侍女よりも。
それを知るのは、ヴェルレスの母君とメアリス、俺と叔父上のみだ。
ヴェルレスが茶を淹れる場面が限られているせいもある、というのは誰もが知っていた。
「兄様、学園ではどうですか?」
「なかなか楽しいぜ。オルフェウスの鱗を継承した奴がいるって言っただろ?そいつはギルファ・オルザードって言ってな、この前貰った魔剣を抜いたんだよ。」
俺はそうヴェルレスに言って、ヴェルレスの淹れてくれた茶を啜った。
うん、うまい。
俺の言葉に叔父上の耳がぴくりと動いた。
なにか、気になっているようだが、何を気になっているのか分からない。
叔父上って表情に感情が出ないから、何考えてるか分からないんだよな。
忌み子じゃなかったら、いい為政者になってただろう。
「そうなんですか?じゃあ、叔父様の予言が当たったんですね。」
ヴェルレスはそう俺に言った。
「叔父上は、何故あの剣が抜かれると分かったんですか?」
俺がそう聞けば、叔父上の尾がファサファサと揺れる。
尾が揺れるのは初めての反応だ。
「……あの剣は、竜の剣。命を象る、死を運ぶ剣。魔剣は、主を選び、魂を繋ぐ。魔剣の、魂の共鳴を、聞き取るのは、この耳を持つ、自分には容易い。」
そう叔父上は言った。
よくわかんねぇな……。
「叔父様の耳はそんなことも聞き取れるんですねぇ。」
ヴェルレスは素直に関心した。
言葉通りに受け取れるっていいな。
この察しの良い弟だから、もしかするとそう見せているだけかもしれない。
やっぱ、腹芸は得意じゃないな。
「この耳は、神狼の耳。神狼の耳は、あらゆる嘘、真実を聞き分け、神狼の目は、この世の、すべてを見通す。」
「え?叔父上の獣の体は耳と尾だけじゃないんですか?」
「違う。自分の、体はすべて、神狼のもの。耳も、尾も、歯も、目も、爪も、腕も、足も、すべて。」
その言葉に俺は首を傾げた。
意味が分からない。
「………自分は、ただの、人間じゃない。」
それは知ってる。
人間は、獣の耳も尾も持っていないのだ。
「そして、サーラスも。サーラスは、神狼のもの。神狼の血を、引くが故に、神狼の、特徴を、持つ子が、生まれる。」
その言葉に、俺の頭は真っ白になった。
父上は……そのことを知って、叔父上を虐げているのか……?
「父様はそのことを知っているんですか?」
ヴェルレスはのんびりと聞く。
「知らない……はず。」
はあっ!?
父上が知らないなら、なんで叔父上は知ってるんだよ!?
「な、なんで叔父上は知ってるんですか!?」
「神狼が、教えた。これは、口伝。百年前の、火事で、口伝は、途絶えた。今、皇帝に、伝わる、口伝は、ない。」
俺が慌てて問えば、ゆっくりと答えてくれる。
途絶えた口伝を、父上に伝えることはしないようだった。
コン、コン。
部屋のドアがノックされる。
まずい、聞かれたか?
ドアを開けたのは、側室の娘でヴェルレスの弟であるメアリス・メル・サーラスだ。
「お兄様、ご機嫌よう。お変わりないようで安心しましたわ。先ほどのお話、お聞かせ願えませんか、叔父様?」
メアリスは10歳とは思えない、大人びた様子で挨拶をし、そう叔父上へと問う。
「…許す。座るといい。」
「失礼いたします、お兄様方。」
叔父上の許可のもと、メアリスは余りの席へと座った。
侍女が仕事をしない以上、誰が座ってもよいように、席は余分に用意してある。
叔父上と仲が良いのは、俺とヴェルレス、メアリスの他にヴェルレスとメアリスの母、セレーネ様のみだ。
父上はセレーネ様が、叔父上に近づくことを許さないので、内密に会っているようだった。
叔父上は、大胆である。
「……口伝は、もともと、自分と同じ、神狼の、相を、持つ者が、伝え始めた。それは、初代皇帝、エルドランテ。エルドランテは、子孫に、数個の、口伝を、残した。サーラスの、民は、神狼の血を、持つこと。皇帝は、今の、公爵家、アウローラの、血を持つ、宝石を、受け継いだ、長女とは、婚姻を、結ばないこと。結ぶ場合は、側妃に、すること。時折、先祖返りが、生まれること。この帝国を、異種族の、住みやすい地に、すること。…オルフェウスの、伝承も、神狼の、伝承も、この世界の、いずれ、起こる、変化も……すべて、口伝にあった。」
そう叔父上は零す。
口伝を語る、叔父上は。
悲しそう…だった。
「……オルフェウスの伝承も?今に伝わらなかった伝承もあるんですか!?」
俺がそう大きな声で問えば、うるさかったらしく、耳を伏せながらも叔父上はコクリ、と頷いた。
「……オルフェウスは、半竜の、子。初代皇帝、エルドランテの、子。冥王竜の、血を継いだ、帝国の、皇太子。」
その言葉に俺は、大きく目を見開く。
驚き過ぎて、声も出なかった。
オルフェウスが帝国の皇太子だったと、誰が予想できただろう。
きっと、ルナリアも知らない事実。
帝国が、他国を侵略しない国であった理由。
帝国の皇帝が、賢帝であった理由。
それは。
オルフェウスの二の舞にならないためだったのだ。
そして、オルフェウス相手に帝国が生き残れた理由。
それは、オルフェウスが祖国を愛する者だったから。
きっと初代皇帝エルドランテは。
帝国の次期皇帝、皇太子がオルフェウスだった事実を隠蔽し、皇帝のみが知れるようにした。
帝国の、さらなる安寧と栄光のために。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
勇者様がお望みなのはどうやら王女様ではないようです
ララ
恋愛
大好きな幼馴染で恋人のアレン。
彼は5年ほど前に神託によって勇者に選ばれた。
先日、ようやく魔王討伐を終えて帰ってきた。
帰還を祝うパーティーで見た彼は以前よりもさらにかっこよく、魅力的になっていた。
ずっと待ってた。
帰ってくるって言った言葉を信じて。
あの日のプロポーズを信じて。
でも帰ってきた彼からはなんの連絡もない。
それどころか街中勇者と王女の密やかな恋の話で大盛り上がり。
なんで‥‥どうして?
「帰ったら、結婚しよう」と言った幼馴染みの勇者は、私ではなく王女と結婚するようです
しーしび
恋愛
「結婚しよう」
アリーチェにそう約束したアリーチェの幼馴染みで勇者のルッツ。
しかし、彼は旅の途中、激しい戦闘の中でアリーチェの記憶を失ってしまう。
それでも、アリーチェはルッツに会いたくて魔王討伐を果たした彼の帰還を祝う席に忍び込むも、そこでは彼と王女の婚約が発表されていた・・・
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
幼馴染同士が両想いらしいので応援することにしたのに、なぜか彼の様子がおかしい
今川幸乃
恋愛
カーラ、ブライアン、キャシーの三人は皆中堅貴族の生まれで、年も近い幼馴染同士。
しかしある時カーラはたまたま、ブライアンがキャシーに告白し、二人が結ばれるのを見てしまった(と勘違いした)。
そのためカーラは自分は一歩引いて二人の仲を応援しようと決意する。
が、せっかくカーラが応援しているのになぜかブライアンの様子がおかしくて……
※短め、軽め
わんこ系婚約者の大誤算
甘寧
恋愛
女にだらしないワンコ系婚約者と、そんな婚約者を傍で優しく見守る主人公のディアナ。
そんなある日…
「婚約破棄して他の男と婚約!?」
そんな噂が飛び交い、優男の婚約者が豹変。冷たい眼差しで愛する人を見つめ、嫉妬し執着する。
その姿にディアナはゾクゾクしながら頬を染める。
小型犬から猛犬へ矯正完了!?
噂の聖女と国王陛下 ―婚約破棄を願った令嬢は、溺愛される
柴田はつみ
恋愛
幼い頃から共に育った国王アランは、私にとって憧れであり、唯一の婚約者だった。
だが、最近になって「陛下は聖女殿と親しいらしい」という噂が宮廷中に広まる。
聖女は誰もが認める美しい女性で、陛下の隣に立つ姿は絵のようにお似合い――私など必要ないのではないか。
胸を締め付ける不安に耐えかねた私は、ついにアランへ婚約破棄を申し出る。
「……私では、陛下の隣に立つ資格がありません」
けれど、返ってきたのは予想外の言葉だった。
「お前は俺の妻になる。誰が何と言おうと、それは変わらない」
噂の裏に隠された真実、幼馴染が密かに抱き続けていた深い愛情――
一度手放そうとした運命の絆は、より強く絡み合い、私を逃がさなくなる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる