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町長! お仕事です!
こちらでは2回目の誕生日を祝いましょう。町の開発も順調です。
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結局、資金に余裕があったので1月に7の2地区を無料で割譲してもらい、7の1地区、7の3地区、11の1地区、11の2地区、11の3地区を購入した。11の1地区から11の3地区までは面積が狭いので3地区に各種1つの特殊建築物を置いた。アレクサンドラも「それで問題なく10万人は超えることが出来ます!」とも言っていたしな。
7の1地区から7の3地区までは人口が10万人を超えるまでは開発の対象とはしない。人口が9万5000を超えた辺りから開発の対象にすれば問題ないだろう。
地区購入のために金貨70枚を出費し、陞爵に伴う屋敷の増築、特殊建築物の建築にも魔銀貨2枚を使う事となったが、それは致し方の無いことであろう。
特殊建築物といえば、人口50000人突破に伴って陸上競技場、高級料理店、映画館を招聘できる様になったからな!
陸上競技場を中心地区に1つ、高級料理店、映画館を各地区に建築したよ。
これまでに建築や移築された美術館、スポーツカフェ、教会、貴金属店、洋服店、フードコート、コンサートホール、遊園地は昨年の年末に何日か掛けて2人でデートとしゃれこんだ。うん。とっても楽しかったよね。美術館も収蔵品が増えてたし、貴金属や洋服、フードコートの出品の内容も良くなっていた。コンサートホールで聴いた管弦楽とかもとても良くってアレクサンドラなんか、とっても幸せそうな表情だったよ。遊園地もいろんなアトラクションで目一杯遊びまくったなぁ。
という訳で今日は3月3日。折角建築した映画館や高級料理店を使わぬ手は無いと言えるだろうか! いや! ない!
まずは貴金属店と洋服店だよな! そこはデートコースとして外れはない!
洋服店ではそれぞれが貴族にふさわしいスーツやドレスを選んだ。オリーブ色のドレスを試着した時のアレクサンドラはとても気品に溢れていたよ。
貴金属店では去年とはそれぞれが逆の宝石を選んだよ。俺がアレクサンドラにアクヴァマーリンを選び、アレクサンドラが俺にシトロムサルガだ。但し、今回違うのはアレクサンドラに選んだのはブローチであり、アレクサンドラが俺に選んだのがカフスっていうこと。それを知るのは高級料理店での食事での事。
そして、映画館。映画も魔導技術を使っているらしい。光と闇だったか? それはアレクサンドラが教えてくれた。
今回、絶賛上映中だったのは『薔薇の華と四つ葉のクローバー』。公爵家のお姫さまと平民出身の護衛の恋愛劇。途中、婚約者でも有る悪役貴族の脅しのシーンとかハラハラする展開もあったし、婚約破棄のシーンではちょっと胸糞が悪くなったけど、結局はしっかりと2人は結ばれた。最後、護衛がお姫様に100本の赤いバラの花束に四つ葉のクローバーの栞を入れて手渡すシーンなんかはアレクサンドラが鼻水が出るのではないかというくらい涙を流していた。うん。ハンカチはしっかりと渡しました。
良かったね。とっても。なんかアレクサンドラがとってもお姫様に感情移入をしているのだが何故だろうな? 俺には分からない。
高級料理店……。うん。こっちの世界の料理って美味しいんだよな。でも、この国って色々な異文化が混じっているらしい。それはアレクサンドラの談。
「まだ、お酒が飲めない年頃ですけど、こうしてヘルイェス様と一緒に誕生日を祝えるのは嬉しいことです」
「まあな。本当は貴族だから屋敷で祝わないといけないんだろう? でも、こうして2人だけで出ることを許してくれる屋敷の使用人たちに感謝だな」
「ええ! そうですね。そこは私たち2人の事を陰ながら見守ってくれている人がいますから……」
ああ、どことなく嬉しそうなのに翳りのある表情を見せたアレクサンドラ。それに俺は黙っていられようか? いや、黙っていられるわけもない。
「うん。そうだな。俺にも解るよ。ちゃんと見てくれている人がいるって。なあ? 今はまだアレクサンドラの生い立ちとかここにいる事情とかは教えてくれなくてもいい。でも、何年先になっても良いから……、その時が来てくれたら教えてくれるか?」
「ええ! そうですね。私も今がまだその時では無いと思っていますわ」
「うん。待っている。さあ! お祝いの日だ! 湿っぽい誕生日なんて嫌だろう? 目一杯食事を楽しもうじゃないか!」
「ええ! そうですね! こうして新たに歳を重ねた2人に乾杯をしましょう!」
「そうだな! 俺とアレクサンドラの誕生日に、輝かしい未来に乾杯!」
「乾杯!」
気を取り直して大きな華が開いたような笑顔を見せたアレクサンドラに俺はドキリとせずにはいられなかった。
正直、この後、何食ったか覚えていないんだ。アレクサンドラの見せた笑顔に心を撃ち抜かれてさ? ただ、とっても美味しかったということと、プレゼント交換がとっても楽しかった。それだけしか覚えていない。でも、今日、こうして2人だけで誕生日を祝えた。そういうことが本当に嬉しいことだって思う。だから、毎年こうしてアレクサンドラと誕生日を祝えたら良いなと思っている。それを記録に遺すかは別としてな?
7の1地区から7の3地区までは人口が10万人を超えるまでは開発の対象とはしない。人口が9万5000を超えた辺りから開発の対象にすれば問題ないだろう。
地区購入のために金貨70枚を出費し、陞爵に伴う屋敷の増築、特殊建築物の建築にも魔銀貨2枚を使う事となったが、それは致し方の無いことであろう。
特殊建築物といえば、人口50000人突破に伴って陸上競技場、高級料理店、映画館を招聘できる様になったからな!
陸上競技場を中心地区に1つ、高級料理店、映画館を各地区に建築したよ。
これまでに建築や移築された美術館、スポーツカフェ、教会、貴金属店、洋服店、フードコート、コンサートホール、遊園地は昨年の年末に何日か掛けて2人でデートとしゃれこんだ。うん。とっても楽しかったよね。美術館も収蔵品が増えてたし、貴金属や洋服、フードコートの出品の内容も良くなっていた。コンサートホールで聴いた管弦楽とかもとても良くってアレクサンドラなんか、とっても幸せそうな表情だったよ。遊園地もいろんなアトラクションで目一杯遊びまくったなぁ。
という訳で今日は3月3日。折角建築した映画館や高級料理店を使わぬ手は無いと言えるだろうか! いや! ない!
まずは貴金属店と洋服店だよな! そこはデートコースとして外れはない!
洋服店ではそれぞれが貴族にふさわしいスーツやドレスを選んだ。オリーブ色のドレスを試着した時のアレクサンドラはとても気品に溢れていたよ。
貴金属店では去年とはそれぞれが逆の宝石を選んだよ。俺がアレクサンドラにアクヴァマーリンを選び、アレクサンドラが俺にシトロムサルガだ。但し、今回違うのはアレクサンドラに選んだのはブローチであり、アレクサンドラが俺に選んだのがカフスっていうこと。それを知るのは高級料理店での食事での事。
そして、映画館。映画も魔導技術を使っているらしい。光と闇だったか? それはアレクサンドラが教えてくれた。
今回、絶賛上映中だったのは『薔薇の華と四つ葉のクローバー』。公爵家のお姫さまと平民出身の護衛の恋愛劇。途中、婚約者でも有る悪役貴族の脅しのシーンとかハラハラする展開もあったし、婚約破棄のシーンではちょっと胸糞が悪くなったけど、結局はしっかりと2人は結ばれた。最後、護衛がお姫様に100本の赤いバラの花束に四つ葉のクローバーの栞を入れて手渡すシーンなんかはアレクサンドラが鼻水が出るのではないかというくらい涙を流していた。うん。ハンカチはしっかりと渡しました。
良かったね。とっても。なんかアレクサンドラがとってもお姫様に感情移入をしているのだが何故だろうな? 俺には分からない。
高級料理店……。うん。こっちの世界の料理って美味しいんだよな。でも、この国って色々な異文化が混じっているらしい。それはアレクサンドラの談。
「まだ、お酒が飲めない年頃ですけど、こうしてヘルイェス様と一緒に誕生日を祝えるのは嬉しいことです」
「まあな。本当は貴族だから屋敷で祝わないといけないんだろう? でも、こうして2人だけで出ることを許してくれる屋敷の使用人たちに感謝だな」
「ええ! そうですね。そこは私たち2人の事を陰ながら見守ってくれている人がいますから……」
ああ、どことなく嬉しそうなのに翳りのある表情を見せたアレクサンドラ。それに俺は黙っていられようか? いや、黙っていられるわけもない。
「うん。そうだな。俺にも解るよ。ちゃんと見てくれている人がいるって。なあ? 今はまだアレクサンドラの生い立ちとかここにいる事情とかは教えてくれなくてもいい。でも、何年先になっても良いから……、その時が来てくれたら教えてくれるか?」
「ええ! そうですね。私も今がまだその時では無いと思っていますわ」
「うん。待っている。さあ! お祝いの日だ! 湿っぽい誕生日なんて嫌だろう? 目一杯食事を楽しもうじゃないか!」
「ええ! そうですね! こうして新たに歳を重ねた2人に乾杯をしましょう!」
「そうだな! 俺とアレクサンドラの誕生日に、輝かしい未来に乾杯!」
「乾杯!」
気を取り直して大きな華が開いたような笑顔を見せたアレクサンドラに俺はドキリとせずにはいられなかった。
正直、この後、何食ったか覚えていないんだ。アレクサンドラの見せた笑顔に心を撃ち抜かれてさ? ただ、とっても美味しかったということと、プレゼント交換がとっても楽しかった。それだけしか覚えていない。でも、今日、こうして2人だけで誕生日を祝えた。そういうことが本当に嬉しいことだって思う。だから、毎年こうしてアレクサンドラと誕生日を祝えたら良いなと思っている。それを記録に遺すかは別としてな?
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