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※侍女の独り言
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◆侍女ズ
姉 メアリーアン二十三歳。
王家の陰として代々仕えるルスター白爵家の長女。
将来は王であるシリウスの王妃に仕えるべく育てられた。 侍女としての振る舞いは勿論のこと、暗器の腕前は男性にも勝る。
後妻の連れ子 クロ―ディア十六歳。
ルスター伯爵の義娘となる。
クロ―ディアは母親の再婚で男爵から伯爵令嬢となり甘やかされて育ってきたが、大好きな義姉メアリーアンの傍にいたくて王城に侍女見習いとして入って来た。現在はメアリーアンに侍女として教育されている最中である。
当然ながらルスターの血は継いでいないので陰としての教育は受けていない。
***メアリーアン***
前国王陛下が視察中に事故で亡くなられ(暗殺でありました)、国は乱れたのです。それをまとめ上げることだけに専念されきたユリウス陛下。
お国の為に全て自ら動き奮闘されてきたのです。
そのために婚期を逃された訳ですが。
変装し他国の貴族と偽り仮面舞踏会に出て浮名を流したこともございます。
まぁそれもご両親を暗殺されたことから国内の貴族の動向を見聞きし、把握するためでもあります。わたくしも変装をしてお供したことも何回かありましたが、諜報活動と言いながら一夜のアバンチュールを楽しんでおられことものありましたね。
病弱であました弟殿下メビウス様も完全ではございませんが回復され、許婚であった侯爵令嬢様と婚姻を結ばれております。
国も安定し、弟君の結婚を見届けられた陛下も、ご自身のお幸せを考えて頂きたいと臣下であるわたしくしたちは切に願っているのです。
陛下の周りには妃の座を願う(狙う)貴族とご令嬢たちがうごめいており陛下も頭を悩めせている中、突然異世界人が現れたのです。
「お姉さま、ユリカ様は本当に異世界から来られたのですね」
「ええ、陛下に言われて驚いたけど、ユリカ様は私達と何から何まで違うわ」
陛下から護衛を兼ねて侍女として就くようにと命が来たのはつい数時間前の事。
わたくしは異世界からの客人のお世話をさせていただく事になりました。
客間を整えお迎えしたその方は、女性なのにパンツ姿の小柄な少女でした。
髪の色は黄色味の掛かった茶色で、瞳はこの国にはいない殆ど黒に近い濃いこげ茶です。
この国には伝説として聖女様のことが語り継がれておりまして、お爺さま様から聖女様は黒髪に黒目だというお話を聞いております。確かに聖堂に飾られている歴代の勇者様と聖女様は皆、黒髪に黒目でございます。
ユリカ様の事は聖女ではないと聞いておりますが、瞳が黒っぽいのはやはり聖女様の血を引いているからなのでしょうか。
初めてご挨拶した時からユリカと呼んで欲しいと言われ、もっと気さくに話もして欲しいと言われました。
文化の違い、生活の違いはあれど、女の私から見てもとても可愛らしいお方だと思います。
幼く見えたユリカ様でしたが湯あみのお手伝いをさせていただきましたところ、とても素晴らしいお身体をされていて驚きました。
その時ちらりと見てしまった下生えは髪の色とは違い黑かったのでございます。
どういう事でしょうか?不思議です。
この件は陛下に報告すべきでしょうか。
それは兎も角、形が良く大きすぎないお胸にコルセットなど必要ないと思われる引き締まったウエスト。
少し日に焼けておりますが、隠れた部分のお色を見れば綺麗な白い肌だという事も分かります。
侍女としての腕が鳴ります。
それに、あの陛下が、直に私に命を下されたのです。
異世界からのお客人はきっと陛下の興味をそそられる何かをお持ちなのでしょう。
そう言えば、ユリカ様は温泉に興味をお持ちでしたね。
溢れるお湯を見ながら何か思いついたように笑みを浮かべておられました。
一体何をお考えになられたのか。
何かしてくれるのではないかとちょっと興味が沸いて来たわたくしでございます。
**********
※侍女の独り言でした。
夜に本文追加致します。
姉 メアリーアン二十三歳。
王家の陰として代々仕えるルスター白爵家の長女。
将来は王であるシリウスの王妃に仕えるべく育てられた。 侍女としての振る舞いは勿論のこと、暗器の腕前は男性にも勝る。
後妻の連れ子 クロ―ディア十六歳。
ルスター伯爵の義娘となる。
クロ―ディアは母親の再婚で男爵から伯爵令嬢となり甘やかされて育ってきたが、大好きな義姉メアリーアンの傍にいたくて王城に侍女見習いとして入って来た。現在はメアリーアンに侍女として教育されている最中である。
当然ながらルスターの血は継いでいないので陰としての教育は受けていない。
***メアリーアン***
前国王陛下が視察中に事故で亡くなられ(暗殺でありました)、国は乱れたのです。それをまとめ上げることだけに専念されきたユリウス陛下。
お国の為に全て自ら動き奮闘されてきたのです。
そのために婚期を逃された訳ですが。
変装し他国の貴族と偽り仮面舞踏会に出て浮名を流したこともございます。
まぁそれもご両親を暗殺されたことから国内の貴族の動向を見聞きし、把握するためでもあります。わたくしも変装をしてお供したことも何回かありましたが、諜報活動と言いながら一夜のアバンチュールを楽しんでおられことものありましたね。
病弱であました弟殿下メビウス様も完全ではございませんが回復され、許婚であった侯爵令嬢様と婚姻を結ばれております。
国も安定し、弟君の結婚を見届けられた陛下も、ご自身のお幸せを考えて頂きたいと臣下であるわたしくしたちは切に願っているのです。
陛下の周りには妃の座を願う(狙う)貴族とご令嬢たちがうごめいており陛下も頭を悩めせている中、突然異世界人が現れたのです。
「お姉さま、ユリカ様は本当に異世界から来られたのですね」
「ええ、陛下に言われて驚いたけど、ユリカ様は私達と何から何まで違うわ」
陛下から護衛を兼ねて侍女として就くようにと命が来たのはつい数時間前の事。
わたくしは異世界からの客人のお世話をさせていただく事になりました。
客間を整えお迎えしたその方は、女性なのにパンツ姿の小柄な少女でした。
髪の色は黄色味の掛かった茶色で、瞳はこの国にはいない殆ど黒に近い濃いこげ茶です。
この国には伝説として聖女様のことが語り継がれておりまして、お爺さま様から聖女様は黒髪に黒目だというお話を聞いております。確かに聖堂に飾られている歴代の勇者様と聖女様は皆、黒髪に黒目でございます。
ユリカ様の事は聖女ではないと聞いておりますが、瞳が黒っぽいのはやはり聖女様の血を引いているからなのでしょうか。
初めてご挨拶した時からユリカと呼んで欲しいと言われ、もっと気さくに話もして欲しいと言われました。
文化の違い、生活の違いはあれど、女の私から見てもとても可愛らしいお方だと思います。
幼く見えたユリカ様でしたが湯あみのお手伝いをさせていただきましたところ、とても素晴らしいお身体をされていて驚きました。
その時ちらりと見てしまった下生えは髪の色とは違い黑かったのでございます。
どういう事でしょうか?不思議です。
この件は陛下に報告すべきでしょうか。
それは兎も角、形が良く大きすぎないお胸にコルセットなど必要ないと思われる引き締まったウエスト。
少し日に焼けておりますが、隠れた部分のお色を見れば綺麗な白い肌だという事も分かります。
侍女としての腕が鳴ります。
それに、あの陛下が、直に私に命を下されたのです。
異世界からのお客人はきっと陛下の興味をそそられる何かをお持ちなのでしょう。
そう言えば、ユリカ様は温泉に興味をお持ちでしたね。
溢れるお湯を見ながら何か思いついたように笑みを浮かべておられました。
一体何をお考えになられたのか。
何かしてくれるのではないかとちょっと興味が沸いて来たわたくしでございます。
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※侍女の独り言でした。
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