23 / 60
第一章末っ子王女の婚姻
23/オーレア王家の願い
しおりを挟む
妖精妃毒殺未遂から暫らくの後、二人の住まいとなる東宮の改築が終わった。
東宮は、王太子夫妻の住まいとしてはこじんまりとしている。平屋建ての母屋の後ろに、使用人たちの住まいと調理場や作業場がある。用がある時は魔道具のベルを鳴らせば、使用人棟に伝わる様になっている。ベルを鳴らさない限り母屋へは誰も入って来れない仕組みになっていて、ここは本当に二人だけの空間となっているのだった。
コの字型の建物はそのどの部屋からも庭に出る事が出来た。
庭の奥には妖精たちのための池も完成していた。リディアが想像していたものよりもそれは大きく、深さもありそうで彼女が泳ぐ事も十分可能と思われる。
これなら妖精たちも満足するはずだ。
王宮にある彼の部屋はそのままに、必要な物だけが運び出されると、最後にタライの水が池に入れられた。
池の水とタライの水が溶け合うと、全体が精霊の魔法と思われる光に包まれる。
光が消えた池の中は、水草が生え、無数の魚が泳ぎ、水面で跳ねながら妖精たちが来るのを待ちわびていた。
「わぁ、何て素敵なの!あの池と同じだわ!」
リディアがしゃがみ込んでいたレオナルドに飛びつき、ありがとうと頬にキスをする。
優しく微笑む瞳が揺れた。
「これならリディも遊べるだろう?」
彼は愛しい番を抱き締め、君の為ならお安い御用と口づけを返した。
そんな二人をそっちのけで、妖精ロロとララは池に飛び込み大はしゃぎをしている。
『あの池と一緒だね』
『うんいっしょ!』
『お魚もいるよ』
『うん、いるね、うれしい』
ロロとララも大満足してくれたようだ。
レオナルドは池の淵にある石に腰を下ろし、いつものようにリディアを膝に乗せ何度も口付けの雨を降り注ぐ。
リディアの唇がぷっくりと腫れ赤く染まっていく。
閉じている小さな唇を割って舌を忍ばせようとして、ハッと我に返った。
――六才児の体のリディに何て事をしようとしているんだ!!――
あまりの愛しさに理性を失い、啄む口づけに没頭して刺激を受けてしまった自分を恥じる。
リディアは行き過ぎた口づけをしようとしたレオナルドに気付いてはいない。
ただ頬を染め、離れた唇に自分からも、可愛らしく「ちゅっ」と口づけたのだった。
引っ越しの次は婚姻式が待っている。
オーレア王国からは、リディアの旅立ちに間に合わなかった諸々を、数台の馬車を仕立ててやってきた。
小国であるオーレアの王家一行は、全てにおいて規格外である竜王国に対し、驚きを隠せなかった。
二カ月ぶり会えた家族にリディアはレオナルドに愛されている事と、嫁いで来てからの出来事を一気に話す。しかし、毒殺されかけたことは心配をかけたくなかったので話さずに置く。
幸せそうに話す末っ子王女をみて、家族は安心したのだった。
◆父オーレア王
竜王国サザーランドの様な大国の王太子妃になる娘を見て、我は思った。
番と言われ嫁がせたが、本当にこれで良かったのだろうか。果たして王太子妃という重責に小さな体のリディアは耐えられるのだろうかと。
十三才までリディアは末っ子王女ということもあり、姉たちよりは自由に育てられた。
明るく愛らしい彼女は、誰からも好かれる王女であった。特に王妃は乳母に頼らず自分で子育てした事もあって、上の子供たちより愛情を注いでいたように思う。
しかし、その愛娘が突然目の前から消え、失意のどん底に陥いる。そんな家族の前に、一年後エルフの娘と言うリールーが、リディアを抱いて現れたのだ。
彼女は精霊に願い、リディアを攫った妖精たちから取り戻してくれたのだった。妖精たちに悪気はない。ただリディアが好きで一緒に遊びたかっただけ。しかし、戻ったリディアは幼児の姿になっており、いつ元の体に戻れるのかさえ分からなかった。
リディアが戻って一年後、竜王国サザーランドから王太子と第二王子の二人が、我が国が保有するアマダンタイトを譲り受けたいと来訪してきた。
交渉は順調に進んだ。我が国は精霊の加護を受けていて、資源が尽きる事は無い。小国である我が国にとって、大国である竜王国と繫がりが持てることは好ましい事でもあった。
そんな中、人目に出さないようにしていた第三王女リディアと、王太子レオナルドが出会ってしまう。レオナルドはリディアの事を一目見て、自分の番だと分かったという。
竜族の王太子の番がリディアなどどと突然言われても信じられる訳もない。ましてや事情を抱えた娘なのだ。
諦めて貰うべくリディアの事情を話すも意に介さず、番である王女を妃に迎えたいと頭下げる大国の王太子。
私は竜の番に対する愛情の深さに負けた。
リディア本人もレオナルドに心から自分が求められていると知り、嫁ぐ事を自ら決めた。
幼児の体をしていても、中身は十五才の少女。
我が娘は自分が幸せになる道を自分で選択したのだ。
神よ、精霊よ。願いが叶うならリディアの体を一日でも早く、元に戻して頂けないだろうか。
その為なら我はどんな試練でも受けよう。
◆母アリスティア王妃
王妃はリディアに新居を案内されているところである。
今この時は王妃と王女ではなく、ただの母と娘であった。
妖精宮と名付けられた住まいの中を楽しそうに案内してくれる可愛い娘。
庭にみせたいものがあると言って、私の手を引き連れていかれた先には……
驚いたことにそこには、オーレア王国の城内にあったのとそっくりな池があった。
「これは……」
二年前に自分の目の前で、娘が消えてしまった池。
「レニーが、妖精と私のためにこの池を作ってくれたのよ」
娘は嬉しそうに頬を染めながら話してくれる。
私にとっては、失意と悲しみの元凶でしかないあの池は、娘にとっては大好きな第二の故郷なのだと感じた。
「そう、リディはレオナルド殿下に愛されているのね」
私は娘の小さな身体をそっと抱きしめた。
「ええ、すごく大切にしてくれています」
そう答えた六才児の姿の娘は、幼い顔とは思えぬ表情をして微笑む。
――ああ、この子はレオナルド殿下に恋をしているのね――
体は小さいけれど、ちゃんと恋が出来るくらいに娘は成長している。
自分の手から離れ、竜王国へと嫁いだ娘。もうじき十六才になるリディアに、母親としては寂しく思うのと同時に嬉しくも思えたのでした。
◆姉王女と兄王子
「やっぱり大国と言われるだけあって凄いわね」
「そうだね、クリスティ姉さん。学ぶところもたくさんあるようだ」
「アゼル兄上は次期国王ですから、他国の王の姿も見てしっかり勉強してくださいね」
「何を言っている、ラスカル。私に何かあったら継承権はお前に移るんだぞ。自分も学ばなければいけないよ」
「我が国は平和です。戦争は有り得ないから、兄上は体を壊さないように気を付けていれば大丈夫ですよ」
「何を呆けた事を言ってるのよ、ラスカル。アナタもしっかりしなくちゃいけないのよ。
それにしても、獣人兵士たちも素敵だったわ。特にリディの護衛騎士の狼獣人。お顔は私達と変わらないけれど、美丈夫だし、耳と尻尾が何とも言えないわー」
「あら、リリアーヌの好みはそっちだったのね」
和やかな笑い声が談話室に響いた。
「ここへ来て、わたくしたちのリディが、本当に愛されているって身に沁みて感じたわ」
「ええ、本当に。レオナルド様に大切にされいるのが、良く分かり安心しましたわ」
「しかし、リディに妖精まで付いて来ちゃうなんて驚いたな」
「ああ、あの強面の竜王陛下から「妖精妃」なんて名まで貰っちゃうんだからね」
「私たちのリディは何処にいても誰からも愛される可愛い子なのよ」
長女クリスティ王女の言葉に兄妹は当然だと言うように頷き合った。
竜王国の婚姻式は人族と違い両国の王と大臣たちの前で署名をするだけという簡単なもので、そのまま王家の家族同士仲良く食事をして終わる。国民にお披露目するパレードなどもないという。
元々竜族は番を見せたがらない。
見られるとすれば建国祭の式典である。
竜人とっての番に対する意味を知っている国民は、王太子妃となった花嫁の姿が見れなくても不満を口にすることは無かった。
リディアにとっては有り難い。
こちらの国では番がいくつであろうと構わないが、自分的にはやはり六才の花嫁と言うのは異様ではないかと思ってしまうのだ。
「王太子が番を見つけ婚姻した」
国民にはこの公示のみだった。それでも国中が喜びに満ち、一週間ほどお祭り騒ぎが続いた。竜人族や獣人族にとって、『番』が見つかるということがどれ程喜ばしい事なのかが分かる。
オーレア王国一行はリディアの幸せをレオナルドに託し帰国した。
何事も無ければ、次に会えるのは翌年の今頃となるだろう。
アダマンタイトを年に一度譲り受ける条件として、オーレアから出されたのが「年に一度リディアを里帰りさせる」というものだったのだから。
*********************************
※これにて第一章終了です。次回から第二章となり少しだけHなお話も出て来ますが、まだ期待するほどは無いので先に謝らせて頂きます_(._.)_それでもちょっとだけ笑ってもらえればうれしいかな。
その前に閑話を一話お楽しみください。
※ここまでお読み下さりありがとうございました。二日連続のHOT女性向け1位。本人もびっくりです」。
ブクマ・感想もありがとうございました!
東宮は、王太子夫妻の住まいとしてはこじんまりとしている。平屋建ての母屋の後ろに、使用人たちの住まいと調理場や作業場がある。用がある時は魔道具のベルを鳴らせば、使用人棟に伝わる様になっている。ベルを鳴らさない限り母屋へは誰も入って来れない仕組みになっていて、ここは本当に二人だけの空間となっているのだった。
コの字型の建物はそのどの部屋からも庭に出る事が出来た。
庭の奥には妖精たちのための池も完成していた。リディアが想像していたものよりもそれは大きく、深さもありそうで彼女が泳ぐ事も十分可能と思われる。
これなら妖精たちも満足するはずだ。
王宮にある彼の部屋はそのままに、必要な物だけが運び出されると、最後にタライの水が池に入れられた。
池の水とタライの水が溶け合うと、全体が精霊の魔法と思われる光に包まれる。
光が消えた池の中は、水草が生え、無数の魚が泳ぎ、水面で跳ねながら妖精たちが来るのを待ちわびていた。
「わぁ、何て素敵なの!あの池と同じだわ!」
リディアがしゃがみ込んでいたレオナルドに飛びつき、ありがとうと頬にキスをする。
優しく微笑む瞳が揺れた。
「これならリディも遊べるだろう?」
彼は愛しい番を抱き締め、君の為ならお安い御用と口づけを返した。
そんな二人をそっちのけで、妖精ロロとララは池に飛び込み大はしゃぎをしている。
『あの池と一緒だね』
『うんいっしょ!』
『お魚もいるよ』
『うん、いるね、うれしい』
ロロとララも大満足してくれたようだ。
レオナルドは池の淵にある石に腰を下ろし、いつものようにリディアを膝に乗せ何度も口付けの雨を降り注ぐ。
リディアの唇がぷっくりと腫れ赤く染まっていく。
閉じている小さな唇を割って舌を忍ばせようとして、ハッと我に返った。
――六才児の体のリディに何て事をしようとしているんだ!!――
あまりの愛しさに理性を失い、啄む口づけに没頭して刺激を受けてしまった自分を恥じる。
リディアは行き過ぎた口づけをしようとしたレオナルドに気付いてはいない。
ただ頬を染め、離れた唇に自分からも、可愛らしく「ちゅっ」と口づけたのだった。
引っ越しの次は婚姻式が待っている。
オーレア王国からは、リディアの旅立ちに間に合わなかった諸々を、数台の馬車を仕立ててやってきた。
小国であるオーレアの王家一行は、全てにおいて規格外である竜王国に対し、驚きを隠せなかった。
二カ月ぶり会えた家族にリディアはレオナルドに愛されている事と、嫁いで来てからの出来事を一気に話す。しかし、毒殺されかけたことは心配をかけたくなかったので話さずに置く。
幸せそうに話す末っ子王女をみて、家族は安心したのだった。
◆父オーレア王
竜王国サザーランドの様な大国の王太子妃になる娘を見て、我は思った。
番と言われ嫁がせたが、本当にこれで良かったのだろうか。果たして王太子妃という重責に小さな体のリディアは耐えられるのだろうかと。
十三才までリディアは末っ子王女ということもあり、姉たちよりは自由に育てられた。
明るく愛らしい彼女は、誰からも好かれる王女であった。特に王妃は乳母に頼らず自分で子育てした事もあって、上の子供たちより愛情を注いでいたように思う。
しかし、その愛娘が突然目の前から消え、失意のどん底に陥いる。そんな家族の前に、一年後エルフの娘と言うリールーが、リディアを抱いて現れたのだ。
彼女は精霊に願い、リディアを攫った妖精たちから取り戻してくれたのだった。妖精たちに悪気はない。ただリディアが好きで一緒に遊びたかっただけ。しかし、戻ったリディアは幼児の姿になっており、いつ元の体に戻れるのかさえ分からなかった。
リディアが戻って一年後、竜王国サザーランドから王太子と第二王子の二人が、我が国が保有するアマダンタイトを譲り受けたいと来訪してきた。
交渉は順調に進んだ。我が国は精霊の加護を受けていて、資源が尽きる事は無い。小国である我が国にとって、大国である竜王国と繫がりが持てることは好ましい事でもあった。
そんな中、人目に出さないようにしていた第三王女リディアと、王太子レオナルドが出会ってしまう。レオナルドはリディアの事を一目見て、自分の番だと分かったという。
竜族の王太子の番がリディアなどどと突然言われても信じられる訳もない。ましてや事情を抱えた娘なのだ。
諦めて貰うべくリディアの事情を話すも意に介さず、番である王女を妃に迎えたいと頭下げる大国の王太子。
私は竜の番に対する愛情の深さに負けた。
リディア本人もレオナルドに心から自分が求められていると知り、嫁ぐ事を自ら決めた。
幼児の体をしていても、中身は十五才の少女。
我が娘は自分が幸せになる道を自分で選択したのだ。
神よ、精霊よ。願いが叶うならリディアの体を一日でも早く、元に戻して頂けないだろうか。
その為なら我はどんな試練でも受けよう。
◆母アリスティア王妃
王妃はリディアに新居を案内されているところである。
今この時は王妃と王女ではなく、ただの母と娘であった。
妖精宮と名付けられた住まいの中を楽しそうに案内してくれる可愛い娘。
庭にみせたいものがあると言って、私の手を引き連れていかれた先には……
驚いたことにそこには、オーレア王国の城内にあったのとそっくりな池があった。
「これは……」
二年前に自分の目の前で、娘が消えてしまった池。
「レニーが、妖精と私のためにこの池を作ってくれたのよ」
娘は嬉しそうに頬を染めながら話してくれる。
私にとっては、失意と悲しみの元凶でしかないあの池は、娘にとっては大好きな第二の故郷なのだと感じた。
「そう、リディはレオナルド殿下に愛されているのね」
私は娘の小さな身体をそっと抱きしめた。
「ええ、すごく大切にしてくれています」
そう答えた六才児の姿の娘は、幼い顔とは思えぬ表情をして微笑む。
――ああ、この子はレオナルド殿下に恋をしているのね――
体は小さいけれど、ちゃんと恋が出来るくらいに娘は成長している。
自分の手から離れ、竜王国へと嫁いだ娘。もうじき十六才になるリディアに、母親としては寂しく思うのと同時に嬉しくも思えたのでした。
◆姉王女と兄王子
「やっぱり大国と言われるだけあって凄いわね」
「そうだね、クリスティ姉さん。学ぶところもたくさんあるようだ」
「アゼル兄上は次期国王ですから、他国の王の姿も見てしっかり勉強してくださいね」
「何を言っている、ラスカル。私に何かあったら継承権はお前に移るんだぞ。自分も学ばなければいけないよ」
「我が国は平和です。戦争は有り得ないから、兄上は体を壊さないように気を付けていれば大丈夫ですよ」
「何を呆けた事を言ってるのよ、ラスカル。アナタもしっかりしなくちゃいけないのよ。
それにしても、獣人兵士たちも素敵だったわ。特にリディの護衛騎士の狼獣人。お顔は私達と変わらないけれど、美丈夫だし、耳と尻尾が何とも言えないわー」
「あら、リリアーヌの好みはそっちだったのね」
和やかな笑い声が談話室に響いた。
「ここへ来て、わたくしたちのリディが、本当に愛されているって身に沁みて感じたわ」
「ええ、本当に。レオナルド様に大切にされいるのが、良く分かり安心しましたわ」
「しかし、リディに妖精まで付いて来ちゃうなんて驚いたな」
「ああ、あの強面の竜王陛下から「妖精妃」なんて名まで貰っちゃうんだからね」
「私たちのリディは何処にいても誰からも愛される可愛い子なのよ」
長女クリスティ王女の言葉に兄妹は当然だと言うように頷き合った。
竜王国の婚姻式は人族と違い両国の王と大臣たちの前で署名をするだけという簡単なもので、そのまま王家の家族同士仲良く食事をして終わる。国民にお披露目するパレードなどもないという。
元々竜族は番を見せたがらない。
見られるとすれば建国祭の式典である。
竜人とっての番に対する意味を知っている国民は、王太子妃となった花嫁の姿が見れなくても不満を口にすることは無かった。
リディアにとっては有り難い。
こちらの国では番がいくつであろうと構わないが、自分的にはやはり六才の花嫁と言うのは異様ではないかと思ってしまうのだ。
「王太子が番を見つけ婚姻した」
国民にはこの公示のみだった。それでも国中が喜びに満ち、一週間ほどお祭り騒ぎが続いた。竜人族や獣人族にとって、『番』が見つかるということがどれ程喜ばしい事なのかが分かる。
オーレア王国一行はリディアの幸せをレオナルドに託し帰国した。
何事も無ければ、次に会えるのは翌年の今頃となるだろう。
アダマンタイトを年に一度譲り受ける条件として、オーレアから出されたのが「年に一度リディアを里帰りさせる」というものだったのだから。
*********************************
※これにて第一章終了です。次回から第二章となり少しだけHなお話も出て来ますが、まだ期待するほどは無いので先に謝らせて頂きます_(._.)_それでもちょっとだけ笑ってもらえればうれしいかな。
その前に閑話を一話お楽しみください。
※ここまでお読み下さりありがとうございました。二日連続のHOT女性向け1位。本人もびっくりです」。
ブクマ・感想もありがとうございました!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3,126
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる