元盗賊団のリーダーが貧困貴族家を立て直す

第２章学園編

不穏

「これ結構きつめだよな（笑）」　　ザワザワ

「公式文書でこんなけ言ってるってことは、会長さんめちゃめちゃ怒ってるな（笑）」


「リックス商会のおかげで生活が豊かになったのにねぇ。やっぱり大きい商会になるといろいろないざこざが生まれるのねぇ」

「そうねぇ、大ごとにならなければいいけど．．．」　ザワザワ

「というかさ最近こういう物騒な話多いわよねぇ」

「なんか隣国のフラン帝国との国境が騒がしくなってるみたい話が最近よく流れているわね」

「怖いわぁ、昔みたいにいまこの国は絶対的な群を持つ貴族様もいないからねぇ」

「ほんとね、はぁ。いつまでこういう生活をできるのかしら．．．」

リックス商会会長

従業員一同へ
今日公文を出しました。
内容から不安に思われる方もおられるかもしれませんが、従業員が安心安全に生活できるよう対応し定期ますので、このままよい働きを続けていただけることを願っています。
何かあれば些細なことでも各店舗責任者に伝えてください。
店舗責任者には、ホウレンソウが滞りなく行われ防げるものは防ぐという対応がしっかりなされることを願っています。

以上


商会長

店舗責任者各位
例のものを進めていきます細心の注意を払い、人選を行ってください。
つきましては、社員旅行というものを開催しようと思います。
店舗単位で他店舗との交流を兼ね、2,3店舗合同で全員が参加できるようにします。
詳細は後日連絡しますが、滞りなく行われるようにお願いします。

以上



「正直ね。（笑）」

「うん、こんな優良商会ないでしょ、そのトップが表向きに商会をあげて叩き潰すって言ってるし、心配することなんかないよねぇ」

「信じてついていくのみ！」



ー各店舗責任者ー
（（（頼むから商会長を本気で怒らすようなことするなよ、アホ貴族とアホ商会ども。。。）））



ー学校ー
「みんなもうすぐメイドリーが始まるわけだが．．．まぁ貴族のやつも多いから耳に入ってるかもしれないが、フラン国との関係が今非常に悪い。例年なら多くの貴族けが観覧に来るが今年は、軍を出している貴族以外も対外的という理由や、そのせいで実際に忙しい方が多くてな」

「ただ見に来るのは貴族以外の平民の方も当然多くいる、なので中止にしてしまうと国民の不安をあおることにもつながるというわけだ。上は非常に頭を悩ましてるわけだが．．．まぁメイドリー際は生徒の成長のためにもやっているわけだから大々的にやらないとなっても、学校の中だけで行われる競技もある。のでしっかり準備しておくように」


「大変なことになったね」　ザワザワ

「そうだなうちのとこも３週間前に進軍したよ」

「アルのとこの軍が？」

「どっかの誰かがいらない進言でもしたのかも」　　　ザワザワ

「今は国内で喧嘩している暇じゃないっていうのにのんきですわね」

「まぁ不幸中の幸いってやつだな」

「なにがだ？」

「うちの軍は１年前くらいからすごい力を入れて訓練してるからさ」

「へぇどのくらいの練度なんだ？」

「んーそー言われても軍に詳しくないしなぁ。あ、そういえば前近衛の軍見たんだけど同じくらいかちょっと強いくらの印象だな」

「それマジで言ってる？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あぁ人数が少ないから戦ったら負けるだろうけどな」　　ザワザワ

「近衛って王国専属だから結構な強さですわよ？近衛に勝てるのはガルのとこのアームストロング家くらいよ？」

「だから勝てはしないって、一人一人の練度が強いのは人数が少ないことに由来してるから」

「ただ家もそうだけど近衛には、最強の団長がいるからそれがおっきいぞ」

「家もいるよ、わかんないけどやりようによっては勝てるやつが2,3人いるかな？」

「まじかよ、それ指導者誰なんだ？」

「領地の詳しいことは言えないな」　　　　ザワザワ

「そらそうでしょーね。ガルのとこもアルのとこも無事で帰ってくることを祈るわ」

「そうだね（笑）僕も無事を願ってるよ」

「「ありがとう」」