九尾の夢物語

1 初めての出会い

赤く照り輝く太陽、雲一つなき青空

朱雀は親友の澪と晴矢と共に
森林の頂上付近にある。

湖に遊びに来るその道中の事である。

朱雀は一人森林の奥に立つ
小さき祠を見つけだし
興味と好奇心に惹かれていた。

時は12の針を指す昼頃
朱雀は二人に適当な言い訳を言い。
その場から祠にめがけ全力で走った。

湖から9分の所に祠があり
祠の扉には謎の白い札
白い札には「九つの尾」
朱雀は不気味に思いながらも、その札を剥がし
扉を開けた。

気がつくと、薄暗く霧がかかった山の頂上

その時、頭の中に響く声
「其方が扉を開けし者か、其方のおかげで100年の封印も解かれ自由の身になった、いつの日か其方の前に姿を見せよう」
と頭の中に語りかけ、次第に消えた。

朱雀は摩訶不思議にも思い
二人の元へ戻った。