九尾の夢物語

リザルト

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2 時を超えて

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朱雀は祠での出来事を二人に言わず。
心の中に隠していた。

辺りが暗くなる頃、三人は家へと帰っていった。

朱雀は今日の出来事を不思議に思い
ふと、あの札の事を思い出し
「九尾」とそう呟いた時。
目の前が暗くなり、気づいたら目の前には祠
あの状況であった。

後ろから声が聞こえる 
「扉を開けし者よ」
朱雀は驚き後ろ振り返ると
そこには
美しい毛並みに尾が九本
凛と顔立ちの大きな狐
     「九尾」だった
朱雀は驚きを隠せなかったが
すぐに落ち着きを取り戻した。
「私はこの森の護り主、そこの祠に百年程閉じ込められていた、だが今、百年の時を超えて今ここに至る」

朱雀は唖然と九尾を見続けていた。

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