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第5章 異世界の旅
商談
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ゴブリンの死骸の片付けと、魔石等の戦利品の回収は里の戦士団にまかせ、柊達は一足先に里へと帰還した。
里に入るとアキドンが現れ、柊のゴブリンの緑色の血にまみれた手を両手で掴み、頭を下げた。
「本当にすまなかった、儂らの不注意であんなにものゴブリンを里に向かわせてしまうところだったし、あんたらにも後始末を押し付けてしまった。儂に出来ることなら何でも言ってくれ!」
「では、交易を」
柊はただ簡素にそう言った。
場所は族長の家へと移る。
「アキドンさん、これが何か分かりますか?」
アキドンの前に壷が置かれた。
「どれどれ、拝見いたします。こ、これは!?」
「どうやらお分かりになられたようで?」
「こ、胡椒。しかも、こんなにも混じりけの無い純粋な!しかも、これだけの量。これだけ屋敷が建ちますぞ!!」
柊は次の壷を取り出しながら言った。
「アキドンさん、我々はこれ等の品物を貴方が望むだけ用意出来ます。こちらからのお願いはただ1つ、エルフの里で、手に入れたこと以上の事を詮索しないことです。お分かり頂けましたか?」
「今度は、塩!これもまた白く混じりけが無い。こんな森の中でどうやって?」
「それが、いけない。詮索しないっということでしたよね?」
アキドンは、壷を抱えて首をカクカクと上下に振った。
「しかし、これだけの額の支払い想定外だった為、金貨が足りません、どうしましょう?」
「それでは、今までエルフの里と問題なく取り引きをしてきた貴方を信じて信用貸しとしましょう。」
そう言うと、柊は塩と胡椒の壷を5つずつ並べた。
「全部で20kgあります。引き取り証書を。」
にこりと笑い、証書を差し出す柊にアキドンはあまりの金額に泡を吹いて椅子ごと倒れてしまった。
アキドンがショックのあまりに倒れてしまうといったハプニングはあったものの、取り敢えず手付金の金貨100枚を頭金に残りは、1か月後の交易の際と決まった。
そして、アキドンは必ず支払いはするからと、塩、胡椒を今度は50kgずつ用意するようにと柊達と契約を交わした。
そうして、アキドンは他の予定通りの交易を終えると心なしか、足早に、しかし慎重そうな足取りで街へと帰って行った。
柊達も次回の交易の為の仕入れの為に1度元の世界へと帰ることにした。
頭金の金貨100枚のうちの50枚を契約通り族長に渡すと、ミラにGPS付き携帯と太陽光発電機を渡すと、1ヶ月後の取り引きの1週間前に新しいフェアリ一ゲ一トを見つけて連絡するようにと念押しして、まだ使うことのできた、異世界に来る際に使ったフェアリ一ゲ一トを使い、柊は元の世界へと帰還した。
久しぶりに投稿しました。定期的に投稿されている方々は、凄いですね。自分にも何か良い事ないかな?
里に入るとアキドンが現れ、柊のゴブリンの緑色の血にまみれた手を両手で掴み、頭を下げた。
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「では、交易を」
柊はただ簡素にそう言った。
場所は族長の家へと移る。
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「どうやらお分かりになられたようで?」
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柊は次の壷を取り出しながら言った。
「アキドンさん、我々はこれ等の品物を貴方が望むだけ用意出来ます。こちらからのお願いはただ1つ、エルフの里で、手に入れたこと以上の事を詮索しないことです。お分かり頂けましたか?」
「今度は、塩!これもまた白く混じりけが無い。こんな森の中でどうやって?」
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アキドンは、壷を抱えて首をカクカクと上下に振った。
「しかし、これだけの額の支払い想定外だった為、金貨が足りません、どうしましょう?」
「それでは、今までエルフの里と問題なく取り引きをしてきた貴方を信じて信用貸しとしましょう。」
そう言うと、柊は塩と胡椒の壷を5つずつ並べた。
「全部で20kgあります。引き取り証書を。」
にこりと笑い、証書を差し出す柊にアキドンはあまりの金額に泡を吹いて椅子ごと倒れてしまった。
アキドンがショックのあまりに倒れてしまうといったハプニングはあったものの、取り敢えず手付金の金貨100枚を頭金に残りは、1か月後の交易の際と決まった。
そして、アキドンは必ず支払いはするからと、塩、胡椒を今度は50kgずつ用意するようにと柊達と契約を交わした。
そうして、アキドンは他の予定通りの交易を終えると心なしか、足早に、しかし慎重そうな足取りで街へと帰って行った。
柊達も次回の交易の為の仕入れの為に1度元の世界へと帰ることにした。
頭金の金貨100枚のうちの50枚を契約通り族長に渡すと、ミラにGPS付き携帯と太陽光発電機を渡すと、1ヶ月後の取り引きの1週間前に新しいフェアリ一ゲ一トを見つけて連絡するようにと念押しして、まだ使うことのできた、異世界に来る際に使ったフェアリ一ゲ一トを使い、柊は元の世界へと帰還した。
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