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旅立つふたり
今日だったんですね
「アンセル!?」
ちょっ………ここ、私の自室で間違いないよね!?──うん、見慣れた私の部屋で間違いない。
それなら、どうして私の部屋の中にアンセルが入ってきているんでしょうか!?
「アンセル、どうしてここにいるの?」
「ユーニス。あまり時間がないから手短に話す。この村のやつらは北の洞窟に棲んでいるモンスターに君を差し出すつもりなんだ。ここにいると危ない。僕と一緒に逃げよう」
「………ああー………」
そっか、今日が私の出荷日だったんだね。
思わず、乾いた笑いが口から漏れる。
アンセルの話からすると、どうやら一番当たってほしくないと思っていた、『村ぐるみで私をいけにえに差し出そうとしている』という予想が当たってしまったようだ。
アンセルの様子から、彼自身はこの事についてこれまでまったく知らされていなかったことは間違いないだろう。
もしかすると、私を北の洞窟のモンスターに差し出す話は村の大人達だけの秘密で、村の若者にまではこの話は伝わっていないのかもしれない。
それはともかく、私は今すぐこの村から逃げなければならない。
なぜ今日なのかはまったくわからないけれど、私だって大人しく殺されるのはごめんだ。
窓の外はうっすらと明るくなり始めている。今は早朝の時間帯だろう。完全に日が昇ってしまう前にここを離れよう。
それにしても、先程から何か焦げ臭い匂いがどこからともなく漂ってくる。こんな早朝に村人が焚き火でもしているのだろうか?
「わかった。今すぐここから逃げるよ。アンセル、この事を伝えにきてくれてありがとう。もう会うことはないと思うけれど、元気でね」
「何を言っているんだい、ユーニス。僕も一緒に村を出ていくに決まっているだろう。大丈夫、今なら村の奴らも僕達に構っている余裕はないはずだから」
「…………どういうこと?」
「村の家々に火を点けて回った。今頃は燃え広がって、火事になっているはずだ」
「な………!?」
──なんてことを。
確かにストーリーの筋書き通りに進めば、この村は焼き払われる。
しかし、それをするのは力を取り戻した後の魔王である。勇者が自分の村に放火するだなんて、どうしてそんなことをしてしまったの、アンセル。
「そんな…それでは村人達が焼け死んでしまう」
私を殺そうとしていた人達ではあるが、この手で殺してやりたいとまでは思っていない。
ただ、私が村を出た後は、二度とかかわり合いになりたくないと思っているだけだ。
本音を言えば、彼らがどうなろうと自業自得だと思う気持ちもある。
だが、アンセルの手を汚させてまで村人を罰したいわけではない。あの村人達には私やアンセルが犯罪者の汚名を被ってまで手を下す価値などない。
「そんな顔をして…まさかユーニスは村人達を心配しているのかい?相変わらず君は優しい子だ。でもね、あのクズ共に君の優しさを受け取る資格なんてないよ。……まあ、君が村人達を助けるなんてことを言い出さないように、村の警鐘は鳴らしておいたよ」
警鐘とは、モンスターが攻めてきたり、今回のように火事が起きた時など、有事の際に鳴らすことが決められている鐘のことである。
物見やぐらに似たものが村の中央付近に建てられていて、警鐘もそこに設置されている。これを鳴らせば村人達も緊急事態に気づくだろう。
……私は警鐘に気づかずに寝ていたんだよね。本当に大丈夫?
そんなことを考えているうちに、カーン、カーンという警鐘の音がこの部屋まで響いてくる。村人の誰かが避難を呼び掛けるためにもう一度鐘を鳴らしているのだろう。村はずれのこの家にまで音がとどくということは、聞き逃す者はいないと思っていいだろう。
うん、今はアンセルの言葉を信じよう。
私はこの混乱に乗じて村を脱出することを最優先にしなければ。でも───
「アンセル、本当にあなたも一緒に村を出るの?ここにはあなたの両親が」
「あんなクソ共、僕の両親なんかじゃない。さあ行こう」
「う、うん……」
彼に続いて部屋の窓から外へ出て、そのまま村の入り口ヘと走りながら考える。
アンセルは両親からいったい何を聞いたというのだろう。「クソ」なんて言葉、彼の授業で『悪い言葉』として一度教わったのが最後である。(教育モードの彼は完璧主義者で、良くない言葉も「絶対に使ってはいけないよ」と前置きしつつも包み隠さず教えてくれた)
「あ…村が燃えている」
村の入り口ヘと全速力で走りながら横目で見た村は、燃え盛る炎に包まれているように見えた。
それはまるで、ゲームのオープニングで魔王に村を焼き払われるシーンと同じような光景に思えた。
ゲームのあの場面と決定的に違うのは、村人達が村の中央広場に避難しており、何とか火を消そうと知恵を出しあっている様子がここからでも視認できることである。
作中ではアンセル以外は全滅だった。
生き延びた彼らの生活は厳しいものになるだろうが、ゲームの展開に比べれば、命が助かっただけマシと言えるのかもしれない。
前世のゲーム知識がそのまま通用するならば、ここから西にはテラネという名の町があるはずだから、救援を要請するなり村を放棄して町に受け入れてもらうなり、やりようはいくらでもあると思う。
村人達が中央広場に集まっているため、村の入り口に人の姿はなかった。
私達は誰に見咎められることもなく村から脱出することができたのだった。
「ねえアンセル、これからどうするの?やっぱり、ここから一番近い町を目指す?」
ゲームのストーリーでは、村を魔王に焼き払われたアンセルは、ここから西ヘ向かった先にあるテラネという町を目指す。
テラネに向かう道中、アンセルが夜営をしていると、淡い光を纏った小さな生き物がふわふわ空中を漂いながらこちらへ近づいてくる。
その生き物は精霊で、実は聖剣の化身でもある。聖剣の姿のままでは身動きがとれないため、光の精霊の姿を借りて聖剣を使うに相応しい人間を探すために世界を彷徨っているという設定だ。
聖剣はこことは別の次元に存在しており、聖剣に選ばれた勇者だけが聖剣が眠る地ヘと続くゲートをくぐることを許されるのだ。
作中のアンセルは見事精霊に選ばれ、聖剣が眠る地で剣を手に入れる。そこで初めて、彼は自分が勇者であることを自覚するのだ。
辿り着いたテラネの町でアンセルは、国王が魔王討伐のために勇者を探しているという話を耳にする。
自分が魔王討伐の力になれるならと、アンセルは王城のある王都を目指すのだった。
──とまぁ、ストーリーはこんな感じだった。
どうでもいいが、私の記憶力凄すぎない?転生してから何年経っていると思ってるの?
もしかして、これは転生特典とかいうやつなのだろうか。このゲーム知識を活かしてハードな人生を生き残れ、ってこと?
…うん。素直にありがたいと思う。
本音を言えば私をいけにえに差し出したりしない優しい両親から生まれたかったが、それではアンセルと出逢えなかっただろうし、どちらが良かったかははっきりと言い切れるものではない。
私が頭の中でゲームのストーリーを思い出していると、アンセルは小さくかぶりを振って私の問いかけに答えた。
「いや、人間は信用できない。あいつらは皆腹の中が真っ黒だ。あいつらに関わったりしたら、ユーニスがまた危険な目に遭うかもしれない。今日のところは村から離れられるだけ離れて、適当なところで夜営しよう」
「ア、アンセル……」
これは、村人達が自分の知らないところで私をいけにえに捧げようと目論んでいたことが、彼にとって相当なショックだったのだろう。
一時的なものかもしれないが、ひどい人間不信に陥っているようだ。
アンセルが村の者達から何を聞いたのか、一度きちんと彼自身の口から話してもらった方がいいかもしれない。
「アンセル、一度どこか落ち着ける場所を探しましょう。あなたが村の人達から何を聞いたのか、私はまだ詳しく話してもらってない」
「…ユーニスには辛い話になるからあまり言いたくないけれど…そうだね。君自身に関することなのにほとんど何も知らされないままでは納得できないよね」
「…………」
私はそういった理由で訊いているのではない。だが今はそういうことにしておく。
村人達が北の洞窟のモンスターに私を差し出そうとしていたことの他にも、そのモンスターの正体が魔王だということや、アンセルが未来の勇者だということまでゲーム知識で私は知っている。本当はこれ以上彼に話してもらわなくてもいいのだ。
私は、アンセルが村人から聞いた話を私にすべて打ち明けることで、彼の心の負担が少しでも軽減されることを望んでいる。
今のアンセルは人間すべてが敵に見えているかのようだ。彼は町に行きたくないようだが、物資を調達するためにも行かないという選択肢は選べない。
町に着くまでにせめてアンセルの心の負担を軽くしておきたい。
私達は相談したわけでもないのに2人揃って西へ向かって歩きだした。アンセルも内心では町を目指すしかないことをわかっているのだろう。
西へ向かって歩きながら、アンセルは自分が村人から聞いた話をポツポツと話し出した。
昨日私と別れた後、アンセルは真っ直ぐに自宅ヘと戻った。
家には村長と、なぜか私の父親までがアンセルの両親を訪ねてきており、アンセルは気を利かせて茶を用意して彼らがいる部屋まで持っていこうとした。
アンセルが扉をノックしようとしたちょうどその時、部屋の中の会話が扉の外まで聞こえてきたという。
彼らの話はアンセルの耳を疑うようなものだった。
私の父親である男(ロルコルという名前らしい)が言う。
『私の子を北の洞窟のモンスターに差し出す日が明日に決まった』
今日ロルコルが北の洞窟へ行った時にモンスターから直接指示されたらしい。
ロルコルはさらに続ける。
『明日はあの子が逃げようとすることがあるかもしれないので、薬で眠らせておこうと思う。眠り薬を用意してほしい』
アンセルの両親のところへ来たのはその薬を用意してもらうためだったようだ。
両親は二つ返事で了承し、薬を受け取ったロルコルは礼を言って帰っていった。
残された3人はというと、ユーニスを北のモンスターに引き渡した後にもらえる報酬をどの割合で山分けするかについて熱く語り合っていた。
今回の自分の働きは大きいからもっと分け前を寄越せだの、村長の自分が一番多くもらえるのが当たり前だの、終いにはロルコル達夫婦を亡きものにすれば取り分が増える、なんて言葉まで飛び出したという。
彼らの会話によると、村人達は十何年も前からいつか私の身を北のモンスターに差し出すことを条件に、定期的に宝石などの高価な報酬を受け取っていたのだという。
働かなくてもその報酬だけで生きていけるようになった者達は、その宝石などを売ったお金で思い思いに遊び暮らした。
「ユーニス。間接的にではあるけど、僕も両親達がモンスターから受け取ったという報酬の恩恵に与っていたんだ。僕はそれを知らずに今までのうのうと暮らしていた」
最低だよね。アンセルはそう言って昏い顔で笑った。
彼の両親は森で薬草を採取し、自分達で作った薬を売って暮らしていたが、何年も前から彼らも調薬をすることをしなくなり、遊び暮らしていたという。
アンセルがあの山小屋に毎日のように通っていても何も言われなかったのは、家業を手伝う必要がなかったからである。
他にも、私の授業で使う紙を湯水のように使用できたのも、その資金源はもちろんモンスターからの報酬を売って得たお金だった。
アンセルのこの話を聞いて、もしかしたら彼が一番許せないと思っている相手は彼自身なのではないか、と思った。
私を売り渡す約束のもとに得たお金で今まで自由に暮らせていたことを知り、アンセルは自己嫌悪に陥っているのかもしれない。
人間すべてが醜いもののように映り、衝動的に村に火を放ったのだろうか。
もちろん、彼の言葉通り私を助けるためでもあったのだろうけれど。
私は自分の左手でアンセルの右手を握った。彼の視線を感じるが、私は進行方向を向いたままで口を開く。
「アンセル、私はあなたに出逢ってから今日まで、本当に幸せだったんだ。毎日山小屋であなたと会うことは、私の生きる支えだった。文字をたくさん紙に書いて練習したのも、私には必要なことだった。あなたは今、過去の自分を許せないと思っているのかもしれない。でも、少なくとも私にとってはその過去は必要なものだったんだ。だから」
だから、どうか自分を責めないで
その言葉の代わりにアンセルの手をぎゅっと握った。
「……僕が過去にとった行動は君のためになっていたんだね。そうか…ちゃんと意味はあったんだ」
アンセルが肩を震わせて泣いているのが繋いだ手から伝わってきたが、私はあえて前を向いたまま歩き続けた。
やがて彼の涙は収まり、繋いだままになっていた私の手がぎゅっと握り返された。
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