8 / 45
1章 転生したは良いものの…これでどう戦うんだあ!!
エピローグ
しおりを挟む
「なあリック」
「どうしたアダム?」
あくる日の放課後、アダムが話し掛けてきた。
「俺は弟を取り戻すためにこの学校に入ったんだ」
「ああ、ハルから聞いた」
「でも弟は救ってしまった」
「そうだな」
「俺は何のためにここにいるんだろうか」
「...知らね」
「適当だな」
「理由がないと学校にいちゃいけない理由もないだろ」
「そういうもんかね」
「そうじゃない?それか別の理由を探せよ」
「別の理由か。それを探していたんだが...」
「どうでもいいけどさ、教会の前でミロクが出てきたとき、俺らの手引いてくれただろ?」
「ああ、あれは冷静でなかった。すまないな」
「そうじゃなくて、あのあとハルが手引いてくれてうれしかったってさ」
「そうか。それならよかった」
「俺はこれからも無茶する予定だから、俺のことも守ってな」
「...おう」
アダムの顔が晴れたようだ。今回は俺はほんとに体張ってないからな。俺が言うとお世辞臭くなるから言わないが、俺も感謝してるんだぜ。
口には出さないけどな。
鬼ごっこでは、ハルはいの一番にアダムを捕まえて牢屋ゾーンにぶち込んでいた。今まで捕まらなかったアダムが、見下していたハルにつかまって他のクラスメイトは口をあんぐりだった。下剋上とは言わないまでも、馬鹿にされることはなくなったようだ。俺だって自分の体の倍以上の体躯があるキマイラの主人にちょっかいかけようとは思わない。物理攻撃はきかないっちゃそうなんだけど。テレビで見るだけでもライオンは怖いだろ?
俺は元の世界に帰る術を探さなきゃならない。魔法がある世界なら何とかなりそうな気はするが。探し続ければ見つかるはずだ。それまでこっちでしばらく遊んでてもいいかな。
「どうしたアダム?」
あくる日の放課後、アダムが話し掛けてきた。
「俺は弟を取り戻すためにこの学校に入ったんだ」
「ああ、ハルから聞いた」
「でも弟は救ってしまった」
「そうだな」
「俺は何のためにここにいるんだろうか」
「...知らね」
「適当だな」
「理由がないと学校にいちゃいけない理由もないだろ」
「そういうもんかね」
「そうじゃない?それか別の理由を探せよ」
「別の理由か。それを探していたんだが...」
「どうでもいいけどさ、教会の前でミロクが出てきたとき、俺らの手引いてくれただろ?」
「ああ、あれは冷静でなかった。すまないな」
「そうじゃなくて、あのあとハルが手引いてくれてうれしかったってさ」
「そうか。それならよかった」
「俺はこれからも無茶する予定だから、俺のことも守ってな」
「...おう」
アダムの顔が晴れたようだ。今回は俺はほんとに体張ってないからな。俺が言うとお世辞臭くなるから言わないが、俺も感謝してるんだぜ。
口には出さないけどな。
鬼ごっこでは、ハルはいの一番にアダムを捕まえて牢屋ゾーンにぶち込んでいた。今まで捕まらなかったアダムが、見下していたハルにつかまって他のクラスメイトは口をあんぐりだった。下剋上とは言わないまでも、馬鹿にされることはなくなったようだ。俺だって自分の体の倍以上の体躯があるキマイラの主人にちょっかいかけようとは思わない。物理攻撃はきかないっちゃそうなんだけど。テレビで見るだけでもライオンは怖いだろ?
俺は元の世界に帰る術を探さなきゃならない。魔法がある世界なら何とかなりそうな気はするが。探し続ければ見つかるはずだ。それまでこっちでしばらく遊んでてもいいかな。
0
あなたにおすすめの小説
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)
たぬころまんじゅう
ファンタジー
小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。
しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。
士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。
領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。
異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル!
圧倒的不利な状況を武と知略で切り抜ける!
☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる