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2章 え…交流会?初耳なんだが…って、なんか変じゃね?
3話 問題
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放送は屋内で行っているらしい。部屋の前に来ると、守衛か何かをしているであろう生徒が扉の脇に立っている。
「おまえ、2年のリック・ニュートンだな。とまれ。何をしに来た」
「いやあ、シャル先輩とラニさんと大会前に会って。よかったら放送席遊びにきてって(大嘘)」
「聞いてないが」
うッ。
その時放送室の扉が開いてシャル先輩が顔を出した。
「リックく~ん。来てくれたんだ。狭いけど入って入って~」
「あ、失礼します」
放送室の中には大量の魔法陣が浮いていた。
「魔法陣は不用意に触れないでね。変なとこに指だけでてみた人びっくりとかあるから」
「うす。てか入っちゃってよかったんですか?」
「いーのいーの。ラニも待ってたよね?」
「えっ?あっ...はい」
「ラニさん困ってるじゃないすか...」
「いーのいーの」
シャル先輩は、一つ魔法陣をのぞき込み、もう一つの魔法陣に向かってしゃべりだした。
「それでは、スペシャルゲストを招いています!転校初日にて町を脅かす連続殺人鬼を捕まえた、我らがカールトン魔騎学校期待のホープ、リック・ニュートン君で~す!」
ちらりとこちらを見た。どうやら挨拶しろということらしい。
「どうやって放送してるとかは言わないでね。それと、当然のコンプライアンスは守って」
「わかってます」
「どうぞ...」
ラニが魔法陣をよこした。マイクらしい。
「どうもこんにちは。リックでーす」
各演習場の湧く声が聞こえる。
「リック君は異国から来たらしいですね?」
「ああ、そうなんですよ。でも以前のこと何も覚えてなくって...」
「そっか~。でもここはアットホームな学校なので安心してくださいね」
「それブラックなとこの常套句っすよ...」
会場の笑い声が聞こえる。こんなもんでいいのか。
「ところでリック君は注目選手とかいますか?」
「あ~、もうプレーは済ませた選手なんですが、同じクラスのハル。こないだの一件でも一役かってくれたので注目したいですね」
「なるほど。友達推しですね(笑)」
「そうですね。射撃に関しては言わずもがなって感じですが、アダム・トンプソンですね」
「もしかしてアダム選手もお友達ですか?」
「そうなんですよ。転校初日から実力見せつけられましたし」
「構内の追跡訓練ではクラスで初めてアダム選手を捕まえたとか?」
「そうなんですよ。それでもハルと協力でした」
「なるほど。戦闘競技に出ても注目できる実力ということですね」
「そうですね~」
「リック君が出場する決闘も現在進行中です。約2時間後にはリック君が出る予定なのでお時間あればぜひご覧ください」
「見に来てくださ~い」
会場の湧きが聞こえる。これは負けられないな。
「ちょっといいか」
急に後ろから声がした。振り向くと、先輩(誰?)が開いたドアの付近に立っていた。
「ただいま急遽連絡が入りました~しばしお待ちください!」
そういってシャル先輩が振り向いた。
ドアの向こうに守衛の生徒も見える。
「やめろって言ったんですけど...すいません」
「大丈夫。私は気づいてたから。で?なんかあったの?」
「この辺で不審な動きをしている輩を見つけた。警備の強化を呼び掛けてくれ」
「...わかったわ。ラニに頼んどく」
「ん?リック君じゃないか。どうだね。リック君に頼んでみないか?」
「俺ですか?」
「警備が派手に走るよりパニックを防げていい」
「そうね。リック君、頼める?」
「いいっすよ。2時間ならまだ何とかなるんで」
「頼んだ。期待してるよ」
面倒なことを引き受けてしまったかもしれない。ぶちのめすだけならと思ったが、何分この学校敷地が広いもんで、探すのが手間取る。ついでに大会で使おうと思っていた戦闘服も着ていこ。あとで着替えるのも面倒だ。
「おいおい、しょっぱなでビンゴかよ」
明らかに悪役っぽい黒ずくめの男を発見した。マスクまでかぶって、顔を隠している。
「なんだてめえは!」
「リック・ニュートン...ってか俺が誰とかどうでもいいだろ」
「俺らの爆破計画の邪魔をするようなら容赦しないぞ」
「めっちゃ計画いうじゃん。馬鹿なんかな」
「爆弾を一個消費してでもお前は始末するぞ」
「できるもんならやってみろよ」
火はあんまり熱すぎるとキツい弱点だったりするのだが、爆弾は破片で攻撃するものなので一切効かないんだよな。
「こっ、こいつが見えないのか...爆発すれば10m以内が吹き飛ぶぞ...」
1ミリも怖くないんだよなあ。
「はいはい。わかったからさっさと捕まってくれや」
「そうはいくか!」
男は三人に分身した。
「私の分身能力は無敵だあ!」
ほーう。馬鹿かな?
「自ら能力をさらすのか。どうやら三人寄っても文殊の知恵にはならないようだな」
「なんだそれは」
「異国のことわざだ」
「知らん。どうでもいい。貴様をこの爆弾で葬ってやる!」
「そうか。いいからかかってこい。お前らにかまうほど暇じゃないの」
「これでもくらえ!!」
男が爆弾を投げつけてきた。
「そいつはランプの森の魔虫からとった粘着液が塗ってある。一度ついたら二度と離れんぞ」
ふーん。ワーソレハコワイナー。
男は爆弾を投げつけてきた。ギャークッツイタラバクハツクラッチャウナ―。この状態からでも入れる保険があるんですか?
それはともかく。余裕余裕。ポケットに手突っ込んだままだけど余裕。
「はいドーン」
爆弾は俺にくっつくばかりか跳ね返り、爆弾魔のほうに飛んで行ってそのうちの一人にくっついた。
「えっ、こんなの聞いてない...」
ぼかーん。
爆風が広がった。粉塵がはれると、男が一人だけそこにいた。あれか。本体が攻撃されると分身が消えるやつか。
「粘着性のボールを跳ね返すとは...どうなっているんだ...」
「力の向きを変える能力だ(大嘘)」
実際は、透過した体にボールが重なったタイミングで能力を解除し、物体同士が重なったことで弾き飛ばされただけだ。まさか当たるとは思ってないけど。
「くっ...それでもお前を始末する」
「めんどくせえ」
「馬鹿にするなよ...」
相手が向かってきた。殴るつもりか?仮にも力の向きを変えるって言ってんのに?
ただ一つ心配事があるとすれば、ボールが軽いからよかったものの、この男の体重が俺より重かったら俺が飛ばされることくらいか。うん、致命的。
「くたばれぇぇぇぇえ」
男が殴り掛かってきた。次の瞬間、男は反対に吹っ飛ばされた。今着ている戦闘服の内側におもりが下がっている。1個5㎏が8個。俺の体重も含めて97㎏。まだ軽い気はするけどこれ以上は動けないので。
ああ、このために長年(3日)鍛えた甲斐がある。
「俺には勝てない。諦めな」
俺は上着の内に隠されたおもりを1個取り出した。それを上に放り、拳を構える。目の前に来たタイミングで、男に向けて殴り飛ばす。勝負は一瞬。男に5キロのおもりが高速で襲い掛かる。
「うぐう...」
男の腹部に命中した。痛そ。
原理は言わずもがな。
「気絶してら。こいつは...ほっといていいか。多分こいつはもうやることないだろうし」
その時、放送が鳴り響いた。
「では、決闘の決勝を行います。しかし、リック君がいませんね...大会規定上、あと60秒以内にこなければ失格となりますが...」
「おまえ、2年のリック・ニュートンだな。とまれ。何をしに来た」
「いやあ、シャル先輩とラニさんと大会前に会って。よかったら放送席遊びにきてって(大嘘)」
「聞いてないが」
うッ。
その時放送室の扉が開いてシャル先輩が顔を出した。
「リックく~ん。来てくれたんだ。狭いけど入って入って~」
「あ、失礼します」
放送室の中には大量の魔法陣が浮いていた。
「魔法陣は不用意に触れないでね。変なとこに指だけでてみた人びっくりとかあるから」
「うす。てか入っちゃってよかったんですか?」
「いーのいーの。ラニも待ってたよね?」
「えっ?あっ...はい」
「ラニさん困ってるじゃないすか...」
「いーのいーの」
シャル先輩は、一つ魔法陣をのぞき込み、もう一つの魔法陣に向かってしゃべりだした。
「それでは、スペシャルゲストを招いています!転校初日にて町を脅かす連続殺人鬼を捕まえた、我らがカールトン魔騎学校期待のホープ、リック・ニュートン君で~す!」
ちらりとこちらを見た。どうやら挨拶しろということらしい。
「どうやって放送してるとかは言わないでね。それと、当然のコンプライアンスは守って」
「わかってます」
「どうぞ...」
ラニが魔法陣をよこした。マイクらしい。
「どうもこんにちは。リックでーす」
各演習場の湧く声が聞こえる。
「リック君は異国から来たらしいですね?」
「ああ、そうなんですよ。でも以前のこと何も覚えてなくって...」
「そっか~。でもここはアットホームな学校なので安心してくださいね」
「それブラックなとこの常套句っすよ...」
会場の笑い声が聞こえる。こんなもんでいいのか。
「ところでリック君は注目選手とかいますか?」
「あ~、もうプレーは済ませた選手なんですが、同じクラスのハル。こないだの一件でも一役かってくれたので注目したいですね」
「なるほど。友達推しですね(笑)」
「そうですね。射撃に関しては言わずもがなって感じですが、アダム・トンプソンですね」
「もしかしてアダム選手もお友達ですか?」
「そうなんですよ。転校初日から実力見せつけられましたし」
「構内の追跡訓練ではクラスで初めてアダム選手を捕まえたとか?」
「そうなんですよ。それでもハルと協力でした」
「なるほど。戦闘競技に出ても注目できる実力ということですね」
「そうですね~」
「リック君が出場する決闘も現在進行中です。約2時間後にはリック君が出る予定なのでお時間あればぜひご覧ください」
「見に来てくださ~い」
会場の湧きが聞こえる。これは負けられないな。
「ちょっといいか」
急に後ろから声がした。振り向くと、先輩(誰?)が開いたドアの付近に立っていた。
「ただいま急遽連絡が入りました~しばしお待ちください!」
そういってシャル先輩が振り向いた。
ドアの向こうに守衛の生徒も見える。
「やめろって言ったんですけど...すいません」
「大丈夫。私は気づいてたから。で?なんかあったの?」
「この辺で不審な動きをしている輩を見つけた。警備の強化を呼び掛けてくれ」
「...わかったわ。ラニに頼んどく」
「ん?リック君じゃないか。どうだね。リック君に頼んでみないか?」
「俺ですか?」
「警備が派手に走るよりパニックを防げていい」
「そうね。リック君、頼める?」
「いいっすよ。2時間ならまだ何とかなるんで」
「頼んだ。期待してるよ」
面倒なことを引き受けてしまったかもしれない。ぶちのめすだけならと思ったが、何分この学校敷地が広いもんで、探すのが手間取る。ついでに大会で使おうと思っていた戦闘服も着ていこ。あとで着替えるのも面倒だ。
「おいおい、しょっぱなでビンゴかよ」
明らかに悪役っぽい黒ずくめの男を発見した。マスクまでかぶって、顔を隠している。
「なんだてめえは!」
「リック・ニュートン...ってか俺が誰とかどうでもいいだろ」
「俺らの爆破計画の邪魔をするようなら容赦しないぞ」
「めっちゃ計画いうじゃん。馬鹿なんかな」
「爆弾を一個消費してでもお前は始末するぞ」
「できるもんならやってみろよ」
火はあんまり熱すぎるとキツい弱点だったりするのだが、爆弾は破片で攻撃するものなので一切効かないんだよな。
「こっ、こいつが見えないのか...爆発すれば10m以内が吹き飛ぶぞ...」
1ミリも怖くないんだよなあ。
「はいはい。わかったからさっさと捕まってくれや」
「そうはいくか!」
男は三人に分身した。
「私の分身能力は無敵だあ!」
ほーう。馬鹿かな?
「自ら能力をさらすのか。どうやら三人寄っても文殊の知恵にはならないようだな」
「なんだそれは」
「異国のことわざだ」
「知らん。どうでもいい。貴様をこの爆弾で葬ってやる!」
「そうか。いいからかかってこい。お前らにかまうほど暇じゃないの」
「これでもくらえ!!」
男が爆弾を投げつけてきた。
「そいつはランプの森の魔虫からとった粘着液が塗ってある。一度ついたら二度と離れんぞ」
ふーん。ワーソレハコワイナー。
男は爆弾を投げつけてきた。ギャークッツイタラバクハツクラッチャウナ―。この状態からでも入れる保険があるんですか?
それはともかく。余裕余裕。ポケットに手突っ込んだままだけど余裕。
「はいドーン」
爆弾は俺にくっつくばかりか跳ね返り、爆弾魔のほうに飛んで行ってそのうちの一人にくっついた。
「えっ、こんなの聞いてない...」
ぼかーん。
爆風が広がった。粉塵がはれると、男が一人だけそこにいた。あれか。本体が攻撃されると分身が消えるやつか。
「粘着性のボールを跳ね返すとは...どうなっているんだ...」
「力の向きを変える能力だ(大嘘)」
実際は、透過した体にボールが重なったタイミングで能力を解除し、物体同士が重なったことで弾き飛ばされただけだ。まさか当たるとは思ってないけど。
「くっ...それでもお前を始末する」
「めんどくせえ」
「馬鹿にするなよ...」
相手が向かってきた。殴るつもりか?仮にも力の向きを変えるって言ってんのに?
ただ一つ心配事があるとすれば、ボールが軽いからよかったものの、この男の体重が俺より重かったら俺が飛ばされることくらいか。うん、致命的。
「くたばれぇぇぇぇえ」
男が殴り掛かってきた。次の瞬間、男は反対に吹っ飛ばされた。今着ている戦闘服の内側におもりが下がっている。1個5㎏が8個。俺の体重も含めて97㎏。まだ軽い気はするけどこれ以上は動けないので。
ああ、このために長年(3日)鍛えた甲斐がある。
「俺には勝てない。諦めな」
俺は上着の内に隠されたおもりを1個取り出した。それを上に放り、拳を構える。目の前に来たタイミングで、男に向けて殴り飛ばす。勝負は一瞬。男に5キロのおもりが高速で襲い掛かる。
「うぐう...」
男の腹部に命中した。痛そ。
原理は言わずもがな。
「気絶してら。こいつは...ほっといていいか。多分こいつはもうやることないだろうし」
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