WHO?

滝永ひろ

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2話希望

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「あなたは...誰ですか?」

「私は...そう、モモ。あなたを助けに来たの」

「ああ、ありがとうございます...」

この人は誰だろう...でも、知らない人のはずなのに怖くない。

知ってる人...?

「どうしたの?そんなに私のことジーっと見て」

「いや、すいません」

僕は目をそらした。

「私、強いでしょ」

「...はい」

「助けに来たよ」

モモさんはバケモノの方を向いた。

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」

モモさんが手をかざすと、武器が現れた。

ファンシーな、モモさんの恰好にあった雰囲気の斧のようなものだ。

多分打撃武器。

「行くよ!」

モモさんがバケモノ根向かって駆け出した。

バケモノが口を大きく開いて威嚇するが、お構いなしに向かっていく。

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」

「ふん!」

斧を力強く振り回し、それがバケモノの頭部を直撃した。

パン!と頭からバケモノが弾けた。

モモさんがこちらを振り向き、肩越しに言った。

「エソラ君、終わったよ」

「ありがとう...ございます」

なにがなんだか...

「じゃ、君の世界だ。君も見ておきなよ」

「へ?」
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