銀の王子は金の王子の隣で輝く

明樹

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 何度も角度を変えながら、唇を合わせる。時おり激しく舌を絡ませ、流れ落ちてきた唾液を音を立てて飲み込む。
 キスをしながらリアムが僕の肌を撫で、胸の尖りを見つけて指先で摘んで弾いた。

「んっ、あ…」

 こんなにもリアムに触れられるのは、いつ以来だろうか。ずっと触れてほしかった手の感触に、僕の身体が敏感に反応する。
 リアムの唇が離れ、僕の顎から首、首から胸へと舌を這わせて乳首を舐めた。弾くように舐めた後にそこそこの力で噛まれ、僕は思わず腰を浮かせてしまう。

「あ…っ、いたっ」
「フィーは、こうされるのが好きだろう」

 乳首を口に含んだまま喋られて、僕はもじもじと膝を擦り合わせた。
 僕の先端から蜜が溢れ出しているのがわかる。腰の奥がこそばゆくて、早く突いてほしいとねだりたい。
 だって先ほどから太ももに、固く大きなモノが当たっているんだ。
 僕は少し膝を立てると、固く大きなモノに押しつけた。

「んっ、悪い足だな」
「リアム…早く繋がりたい。いれて…」
「まだ何も慣らしていない。待て」
「痛くても傷ついてもいい。早く来てよぅ…」
「俺はおまえに痛い思いをさせたくないし傷つけたくもない。だから、少しガマンな」

 リアムが僕の唇にキスをすると、僕のズボンと下着を脱がし、自身の服も全て脱ぎ捨てた。
 そしてピタリと肌を合わせて僕の顔中にキスをしながら、器用に右手を僕の尻の狭間に滑らせ、穴に指を入れる。いつの間にか尻に香油が垂らされていたようで、その上魔法で痛くないようにしてくれたらしく、指が二本三本とすんなり入っていく。

「んっ、あ…!」
「大丈夫か?」

 ピクピクと身体を揺らす僕の耳に唇を寄せ、リアムが低く聞く。
 僕はその声にも感じてしまい、軽くイッてしまった。

「あ…あ…っ」
「ん、かわいい」

 リアムが僕のこめかみに流れる汗を舐めとる。
 僕は震える腕をリアムの首に回して、「入れてよぅ」とねだった。
「ん」とリアムがキスをすると、上半身を起こして僕の両膝を抱える。そして硬い先端を僕の後ろの穴に押しつけて、ゆっくりと腰を進めた。

「んぅ…あ…っ」
「はあ…きつ」

 ゆっくりと確実にリアムが僕の中に入ってくる。一番太い部分が入った後は、するすると進み全てが僕の中におさまった。

「おまえの中…熱くて気持ちいい」
「ほんと…?僕も…」
「ゆっくりと動くからな」
「んっ…」

 リアムが僕を抱きしめて、ゆるゆると腰を動かし始める。少しづつ抜き差しを繰り返し、僕が甘い声を出し始めたのを合図に、身体を起こして僕の腰を掴み、激しく律動を始めた。
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