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王の花 2
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「うっ、うわぁんっ!アルっ、会いたかったよぅ!ほっ、ホントはすぐに戻って来たかったけど、…うっ、ぐす…っ、俺、怪我してたし、こっちの世界の記憶をなくしてたんだ…。でも、アルが夢に出て来て、俺っ、ちゃんと思い出せたっ。そ、それで、とりあえず崖から落ちたら戻れるかな…って、最初に俺がこの世界に来るきっかけになった崖に行ったら、さっきの…あの男がいたんだ…」
グズグズと涙を流して鼻をすすりながら話す俺の背中を、アルファムが優しく撫でる。
「それで、どうしたのだ?」
そう優しく聞くアルファムの懐かしい声に、俺は、アルファムを見上げて、泣き笑いの顔をした。
「…うん。ずっ…、あいつ、まだ俺を殺して王になるとか言って、諦めてなかった…。もう一度、俺をこの世界に連れて行くって言ったから、俺…内心喜んじゃった…。だって、あいつの魔法で確実にアルの所に帰れるじゃん…。あいつに突進されて崖から落ちたおかげで…、またこの世界に来れた…っ」
俺の目の前に、大好きな太陽のような笑顔がある。アルファムは、俺の顔を両手で包むと、ゆっくりと唇を合わせた。
「…んぅ」
「はあ…、可愛いカナ。やっと会えた。やっと触れることが出来た。よく、帰って来たな。ずっと待ってたぞ」
「うんっ。俺も、ずっと会いたかった…っ!」
アルファムが俺を抱きしめて、顔中に何度もキスをする。くすぐったくて、思わず首を竦めてしまったけど、とても幸せで満面の笑顔になる。
「カナ…、怪我はどうなった?おまえ、無茶をしおって。自分で腹を刺すなどと、恐ろしかっただろう?」
「怪我は治ったよ。傷跡が残ってしまったけど、大丈夫だよ。…それに、アルの為だと思ったら、恐ろしくなんてなかったよ」
俺が笑ってそう言うと、アルファムが俺の右手を持ち上げて見る。途端に険しい顔になって、右手に唇をつけた。
「大丈夫なものか!こんなに痕が残ってるではないかっ。部屋に戻ったら、俺がすぐに綺麗に治してやる。…腹の傷跡も見せてくれるか?」
「…うん。アルが治してくれるの?」
「ああ、おまえの身体に、傷跡ひとつ残しはしない」
「アル…ありがとう!」
ああ、やっぱりアルファムが大好きだなぁ…とまた逞しい胸に顔を擦り寄せる。大きな背中に抱きついて、思いっきり大好きな匂いを吸い込んだ。
「あのぉ…俺達もいるんだけど…」
「…えっ?」
背後から聞こえた声に慌てて振り返ると、サッシャとレオナルトが、苦笑しながら俺達を見ていた。
グズグズと涙を流して鼻をすすりながら話す俺の背中を、アルファムが優しく撫でる。
「それで、どうしたのだ?」
そう優しく聞くアルファムの懐かしい声に、俺は、アルファムを見上げて、泣き笑いの顔をした。
「…うん。ずっ…、あいつ、まだ俺を殺して王になるとか言って、諦めてなかった…。もう一度、俺をこの世界に連れて行くって言ったから、俺…内心喜んじゃった…。だって、あいつの魔法で確実にアルの所に帰れるじゃん…。あいつに突進されて崖から落ちたおかげで…、またこの世界に来れた…っ」
俺の目の前に、大好きな太陽のような笑顔がある。アルファムは、俺の顔を両手で包むと、ゆっくりと唇を合わせた。
「…んぅ」
「はあ…、可愛いカナ。やっと会えた。やっと触れることが出来た。よく、帰って来たな。ずっと待ってたぞ」
「うんっ。俺も、ずっと会いたかった…っ!」
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「カナ…、怪我はどうなった?おまえ、無茶をしおって。自分で腹を刺すなどと、恐ろしかっただろう?」
「怪我は治ったよ。傷跡が残ってしまったけど、大丈夫だよ。…それに、アルの為だと思ったら、恐ろしくなんてなかったよ」
俺が笑ってそう言うと、アルファムが俺の右手を持ち上げて見る。途端に険しい顔になって、右手に唇をつけた。
「大丈夫なものか!こんなに痕が残ってるではないかっ。部屋に戻ったら、俺がすぐに綺麗に治してやる。…腹の傷跡も見せてくれるか?」
「…うん。アルが治してくれるの?」
「ああ、おまえの身体に、傷跡ひとつ残しはしない」
「アル…ありがとう!」
ああ、やっぱりアルファムが大好きだなぁ…とまた逞しい胸に顔を擦り寄せる。大きな背中に抱きついて、思いっきり大好きな匂いを吸い込んだ。
「あのぉ…俺達もいるんだけど…」
「…えっ?」
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