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週末の生徒達の過ごし方は様々だ。
寮長に許可をもらい、学園の外に遊びに出かける者もいる。家に帰る者もいる。運動部や文化部に入っている者は、それぞれの活動に励む。
天使や悪魔も、人間と同じように過ごしている。
だが、建物から出た様子がないのに、気配が消える天使や悪魔がいる。彼らが何の理由でどこに行ってるのかを、エイルリスは知らない。知りたいとも思わない。そもそも興味がない。関わりたくない。仲間だからと他の天使と仲良くする気は微塵もない。
エイルリスには、成し遂げなければならない目的があるからだ。それを叶えるために可能な限りの知識を得、少しでも多くの力を溜めている。
だから、エイルリスは毎週末、学園内にある図書室に通う。全ての本を読み尽くす勢いで、読書に勤しんでいる。
朝食後、いつもの週末のように図書室に行くつもりだった。食堂を出て図書室に向かおうとしていた。
でも今日は、いつもと違う。アレンがいる。
食堂を出た後、アレンは部屋に戻ると思っていたのに、当たり前のようについて来た。ブルースター寮に戻るには、こっちから行く方が近いからついて来ているだけだと思っていたけど、違った。
寮に繋がる通路を通り過ぎてもついて来る。
エイルリスは足を止めて振り返り、アレンを見た。
「おい、ブルースター寮はあっちだぞ」
「知ってるよ。ルリスもポインセチア寮とは違う方向に進んでるけど、どこに行くんだ?」
「…食後の散歩だ」
「散歩!俺も一緒に行く!」
「来なくていい」
「なんで?二人の方が楽しいじゃん」
「……」
エイルリスは無言で前を向き、再び歩き出す。
アレンは無視をされても気にしていない様子で、しかも楽しそうについて来る。
エイルリスは背中に感じる視線を鬱陶しく感じながら、こいつは鈍いのだろうか?と思っていた。
どれほど睨んでも冷たい態度をとっても、柔らかい微笑みを絶やさない。エイルリスに対して決して怒らない。アレンは人間だが、天使とはこういう人物のことを言うのだろうかと思う。エイルリスは天使だが、心の中にドス黒い闇を抱えている。全く清らかでも美しくもないのだ。
とりあえずアレンをまくつもりで、外に出て四つの寮の周りを歩いた。三週も歩いた。だけどアレンは離れない。頻繁に「いい天気だ」とか「あの鳥かわいいな」とか話しかけてきて、少しも離れずついて来た。
エイルリスはイライラし始めた。早く図書室に行きたいのに。時間がもったいないだろうが。
もう諦めて図書室に行こうと思った時に、ふと、昨日の毒草を見つけた場所が気になり、寮を離れて森に向かった。
寮長に許可をもらい、学園の外に遊びに出かける者もいる。家に帰る者もいる。運動部や文化部に入っている者は、それぞれの活動に励む。
天使や悪魔も、人間と同じように過ごしている。
だが、建物から出た様子がないのに、気配が消える天使や悪魔がいる。彼らが何の理由でどこに行ってるのかを、エイルリスは知らない。知りたいとも思わない。そもそも興味がない。関わりたくない。仲間だからと他の天使と仲良くする気は微塵もない。
エイルリスには、成し遂げなければならない目的があるからだ。それを叶えるために可能な限りの知識を得、少しでも多くの力を溜めている。
だから、エイルリスは毎週末、学園内にある図書室に通う。全ての本を読み尽くす勢いで、読書に勤しんでいる。
朝食後、いつもの週末のように図書室に行くつもりだった。食堂を出て図書室に向かおうとしていた。
でも今日は、いつもと違う。アレンがいる。
食堂を出た後、アレンは部屋に戻ると思っていたのに、当たり前のようについて来た。ブルースター寮に戻るには、こっちから行く方が近いからついて来ているだけだと思っていたけど、違った。
寮に繋がる通路を通り過ぎてもついて来る。
エイルリスは足を止めて振り返り、アレンを見た。
「おい、ブルースター寮はあっちだぞ」
「知ってるよ。ルリスもポインセチア寮とは違う方向に進んでるけど、どこに行くんだ?」
「…食後の散歩だ」
「散歩!俺も一緒に行く!」
「来なくていい」
「なんで?二人の方が楽しいじゃん」
「……」
エイルリスは無言で前を向き、再び歩き出す。
アレンは無視をされても気にしていない様子で、しかも楽しそうについて来る。
エイルリスは背中に感じる視線を鬱陶しく感じながら、こいつは鈍いのだろうか?と思っていた。
どれほど睨んでも冷たい態度をとっても、柔らかい微笑みを絶やさない。エイルリスに対して決して怒らない。アレンは人間だが、天使とはこういう人物のことを言うのだろうかと思う。エイルリスは天使だが、心の中にドス黒い闇を抱えている。全く清らかでも美しくもないのだ。
とりあえずアレンをまくつもりで、外に出て四つの寮の周りを歩いた。三週も歩いた。だけどアレンは離れない。頻繁に「いい天気だ」とか「あの鳥かわいいな」とか話しかけてきて、少しも離れずついて来た。
エイルリスはイライラし始めた。早く図書室に行きたいのに。時間がもったいないだろうが。
もう諦めて図書室に行こうと思った時に、ふと、昨日の毒草を見つけた場所が気になり、寮を離れて森に向かった。
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