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リオは話した。頻繁に魔獣が現れるようになり、魔獣討伐をするギデオンと行動を共にしている時に、幼なじみに再会したこと。幼なじみは隣国の第五王子に仕えていたこと。しかし第五王子こそが、人を使って村を襲い壊した張本人で、幼なじみを村に帰らせない為だけに、村を襲ったこと、それを知った幼なじみが王子を殺そうとしたこと、しかし逆に捕まり、幼なじみが拷問されたこと、助けに行ったが、幼なじみが王子を巻き添えにして亡くなったことを。
「大丈夫か?」と肩を抱かれ、リオは不思議に思いながらギデオンを見上げた。ギデオンに優しく頬を拭われ、泣いていることに気づく。
「あ…ごめん、デックのことを思い出しちゃって…」
「いい。辛い話をさせてしまったな。俺が代わりに話せばよかった」
「ううん、俺の口から言わなきゃ」
ふいに気配を感じて、リオは横を向いた。
王が、すぐ傍に来ていた。
「あ、あのっ…」
「そのままでよい。とても辛い目に合ったのだな。我が国の民なのに、守ってやれなくてすまない」
王が目を伏せた。
リオは恐れ多くて、わたわたと手を動かす。
「え?あ、いやっ、王様のせいではないです!どうしようもないことだったんです!俺たちは、隠れるように住んでいたから…」
「そのことも申しわけない。先代の時から、私達は魔法を使う者を捜していた。国で守ってやらねばと思っていた」
「そう…だったんですか。ありがとうございます。そう思っていただけただけで」
「私は何もできていない。本当にすまない」
「そんな…」
リオが困ってギデオンとビクターを交互に見ると、ビクターが神妙な顔をしていた。
あー、俺が魔法を使うってビクターさんにもバレちゃった。でもビクターさんは大丈夫だ。信用できる人だ。だから王様は、ビクターさんがいる前で話したんだ。
リオの考えを裏づけるように、王が言う。
「ビクター、聞いたな。ということだから、隣国へ行った際は、ギデオンと共にリオを守れ。あのような手紙を送って寄こしたということは、隣国の王子は、リオの存在を知っている。もしくは、魔法を使う者が身近にいるのかもしれぬな」
「承知致しました」
ビクターが王に頭を下げる。そして厳しい顔つきでリオを見たが、すぐにいつもの朗らかな顔になった。
「俺は前からリオが普通と違うと感じていたが…そういうことだったんだな。隠し通すのは、大変だっただろう?」
「まあ…。でも人前で使うことは滅多にないし。使うとしたら危険が迫った時と火を起こす時くらいかな?」
「ははっ!火起こしか。それは便利だな。それとギデオンに雇われて正解だったな。こいつは私利私欲でリオの力を使うことは、絶対にない」
「うん、知ってる。なるべくなら使うなって言われてます」
「大丈夫か?」と肩を抱かれ、リオは不思議に思いながらギデオンを見上げた。ギデオンに優しく頬を拭われ、泣いていることに気づく。
「あ…ごめん、デックのことを思い出しちゃって…」
「いい。辛い話をさせてしまったな。俺が代わりに話せばよかった」
「ううん、俺の口から言わなきゃ」
ふいに気配を感じて、リオは横を向いた。
王が、すぐ傍に来ていた。
「あ、あのっ…」
「そのままでよい。とても辛い目に合ったのだな。我が国の民なのに、守ってやれなくてすまない」
王が目を伏せた。
リオは恐れ多くて、わたわたと手を動かす。
「え?あ、いやっ、王様のせいではないです!どうしようもないことだったんです!俺たちは、隠れるように住んでいたから…」
「そのことも申しわけない。先代の時から、私達は魔法を使う者を捜していた。国で守ってやらねばと思っていた」
「そう…だったんですか。ありがとうございます。そう思っていただけただけで」
「私は何もできていない。本当にすまない」
「そんな…」
リオが困ってギデオンとビクターを交互に見ると、ビクターが神妙な顔をしていた。
あー、俺が魔法を使うってビクターさんにもバレちゃった。でもビクターさんは大丈夫だ。信用できる人だ。だから王様は、ビクターさんがいる前で話したんだ。
リオの考えを裏づけるように、王が言う。
「ビクター、聞いたな。ということだから、隣国へ行った際は、ギデオンと共にリオを守れ。あのような手紙を送って寄こしたということは、隣国の王子は、リオの存在を知っている。もしくは、魔法を使う者が身近にいるのかもしれぬな」
「承知致しました」
ビクターが王に頭を下げる。そして厳しい顔つきでリオを見たが、すぐにいつもの朗らかな顔になった。
「俺は前からリオが普通と違うと感じていたが…そういうことだったんだな。隠し通すのは、大変だっただろう?」
「まあ…。でも人前で使うことは滅多にないし。使うとしたら危険が迫った時と火を起こす時くらいかな?」
「ははっ!火起こしか。それは便利だな。それとギデオンに雇われて正解だったな。こいつは私利私欲でリオの力を使うことは、絶対にない」
「うん、知ってる。なるべくなら使うなって言われてます」
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