小学六年魔法美少女仮面ヴィクトワール

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　一方、ここは、学会を追放された泉博士の研究所だ。
「 魔法美少女仮面ヴィクトワール、ついに魔法戦士が現実の世界に出現したぞ！」
　助手の者と注目して、銀行強盗を魔法のステッキでやっつけている様子を見ていた。
「博士、これで理論研究だけでなく、実践研究がやれますね」
　泉博士は、魔法の力、エネルギーを研究していて、悪に利用して儲けようと企んでいた。
「まずは、捕まえて身につけているものの分析だ、赤いアイマスクを剥がして正体を暴いてやる。光沢グリーンのミニワンピースの素材、強さ、弱点、腰のベルトを取ってバックルを調べる。胸の赤い大きなリボンは何か、鼓笛隊のような白い帽子の役割、グリーンの羽根はなぜあるのか、白い膝上ニーハイ―ロングブーツとロング手袋を脱がして皮膚の変化を見てみよう。何よりも魔法のステッキ分析、魔法力吸収が一番の目的だ。むむっ、魔法のマントはなぜないんだ！」
「博士、どうしてでしょうか」
「きっと、ある！　今度、出現した時には、魔法のマントも付けているはずだ、情報を早くキャッチするように！」
「はい、博士！」
　アリスは、同じクラスの進だけでなく、悪の科学者にも狙われていることに、まだ、気付いていない。
  魔法美少女仮面ヴィクトワールは、悪と戦いながら自分の身も守っていかなければならないのだ。