異世界で次の人生を

ゴンべえ

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011 小さな命

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一時間ほど探索したがシザーウルフの姿はなかった。
襲って来たのだから近くに寝ぐらがあると思ったのだが、どうやら違ったらしい。
陽も完全に落ちてしまったため、今日はここで打ち切りだ。
俺とフェイムは用心のため火は焚かず、交代で見張りをして眠る事にした。

「おはよう」

目覚めるとフェイムは火を焚いて朝飯を摂っていた。
ご丁寧に俺の分まで用意してくれている。
一刻も早く出発したいのだろう。
早朝だと言うのに狩る気満々だ。

「うん、美味い」

俺はチーズサンドを頬張った。
といってもチーズをパンで挟んだだけの代物だが。

俺が朝食を摂っているとフェイムは道具の準備をしていた。
やけに落ち着きがない。
どうにも余裕が無く、何かを気にしているように見える。

「フェイム、どうした?」

「んっ、なにがだ?俺は何も変わりないぞ」

平静を装っているが何かおかしい。
俺に知られてはマズいことでもあるのだろうか。
しかしトボけるなら深く追求するだけ意固地になるだけだ。
俺は話題を変えて和やかに朝食を済ませると、フェイムに急かされて早々に出発した。

襲撃されて3日が経った。
未だシザーウルフの姿は確認できていない。
逃げ去ったシザーウルフが巣に帰った事で移動したのだろうか。
もしそうなら、捜索範囲を広げる必要がある。

「参ったな、こっちもハズレか」

比較的 住みやすい場所に的を絞って探すが痕跡すら見当たらない。
その他、洞窟なども捜索したが全くの空振りだ。
仕方なく他に当たりをつけようと試みるも、住むには適さない岩場しか残っていない。

「こちらの方角にはいないみたいだな。となると少し北に向かって」

「いや、岩場を調べてみよう」

「え?岩場を調べるって、シザーウルフは岩場に住まないって言ったのはフェイムだろ。なんで岩場を調べるんだ」

シザーウルフは日本刀のような鋭い牙や爪を持っている。
だから硬い岩場は爪を傷つけるため嫌う習性があり、住み着くことはないと言われていた。
だから捜索範囲から除外していたのだが。

「俺の勘だ」

「勘って……」

今さら勘を頼るとは、どういう風の吹き回しだろう。
どうにも腑に落ちない。
それに勘と言っているが、フェイムの表情には確信的なものを感じる。

「ホランドはここで待ててくれ。岩場には俺一人で行ってくる」

「何を言っているんだ。そんなことできるわけないだろ」

「岩場は足元が不安定になる。長年森の中で暮らして来た俺には平地も同じだが、お前はそうもいかないだろう。それにホランドに貰った力があれば大丈夫だ」

確かにそうかもしれないが、どうにも胸騒ぎがする。
やはり一緒に行くべきだ。
そう思った矢先に。

「じゃあ、行ってくる」

フェイムは跳躍して木の枝に飛び移った。
そのまま木の枝に飛び移りながら岩場の方に消えて行く。

「フェイム!おい待て」

俺は慌ててフェイムの後を追った。





岩場に到着するとフェイムの姿はなかった。
大地には大小の丸い岩が何層にも積み重なっている。
不安定な足場は進路を阻み、時折バランスの崩れた岩場が崩落して轟音と土煙を舞い上がらせた。

「うわぁ……」

確かに足場が悪い。
こんなとこでシザーウルフに襲われたらひとたまりもないな。
まあ、岩場を嫌う習性があるシザーウルフがいるわけがない。
それに居たとしても、そうそう簡単に遭遇するはずが……。

「え?」

俺は目が点になった。

悪い事ほど当たるものだ。
まさかのシザーウルフとの遭遇。
しかもバッチリ目が合ってしまった。

「嘘だろ?」

俺はアイテムバックから石ころを取り出した。
不安定な足場で命中させられるかは疑問だが、命中させねば俺の命がない。
シザーウルフも戦闘態勢に入って俺を威嚇している。
戦いは避けられないな。
そう覚悟を決めた時だった。

「クゥ~ン」

やたら可愛らしい鳴き声が聞こえた。
よく見るとシザーウルフの背後に沢山の子犬が。
いや、違う。
子犬ではない。
牙や爪こそ未熟だが、体毛と体型からシザーウルフの子供と判別できた。

「なんだ、どういうことだ?」

俺は臨戦態勢のまま子供を観察した。
すると母乳をねだっているのか、戦闘態勢にあるシザーウルフに甘えた鳴き声を繰り返す。
どうやらシザーウルフはメスで、子供の母親らしい。
激しく威嚇しているところを見ると、子供を守っているように思えた。

「どうしよう」

シザーウルフの討伐に子供も含まれるのだろうか?
少なくとも成長すれば脅威になるのだから、討伐対象に入れなければならないだろう。
子供の数は目視で確認できるだけで5匹。
生まれて一週間くらいの大きさだ。

「ホランド!」

岩場の上からフェイムが現れた。
弓を構えてシザーウルフを狙う。

「待てフェイム!子供が、シザーウルフの子供がいる!」

「知っている!子供も討伐対象だ」

「ちょっと待て。知っているってどういうことだ?」

俺は違和感を覚えた。
フェイムに躊躇する様子は全くない。
当然のように子供まで標的に捉えている。

「殺したシザーウルフの爪だ。調べたら刃こぼれしていた。おそらく岩場で傷つけたんだろう。だから確信した。岩場にいるってな」

「なぜ子供がいるとわかった?」

「あれだけ住みやすい場所を探索して痕跡すら無かったんだ。何かあると思ってな。それで岩場にいるって確信したとき、一つの可能性に行き当たった。子育てという可能性だ」

「だったらなぜ、俺に言わなかった?」

「お前が優しいからだ。子供の存在を伝えれば、お前は討伐を躊躇するだろう。だが、俺は違う。生まれながらの狩人だ。子供であろうと獲物に区別はつけない。それが理由だ」

どうりでフェイムに余裕が無かったわけだ。
俺の居ないところでカタをつけるつもりだったのだろう。
まさか俺が追ってくるとは思っていなかったようだが。

「俺が殺る。お前は戻って待っててくれ」

フェイムが殺気を放つとシザーウルフが今にも飛びかかろうとする。
子供達は母親の殺気に怯えて寝床で丸まり、重なり合って固まっていた。
フェイムが矢を放つとシザーウルフは俊敏に動いて矢を避けた。
フェイムの右側に回って距離を詰め、低く唸りながら鋭い牙を尖らせる。
直後、轟音が鳴り響いて土煙が舞い上がった。
またしても足場が崩落したのだ。

「あっ!シザーウルフの子供が!」

崩落したのはシザーウルフの子供達がいた場所だった。
上から大小の岩が覆い被さり、子供達の姿は全く見当たらない。

これは圧死したかも。

可哀想だと思っていると、岩の隙間から子供達の鳴き声が聞こえた。

「まだ生きてる」

俺は無我夢中で岩をどかし始めた。
まだ付近に別のシザーウルフがいるかもしれないが、そんなことに構っていられない。
目の前の小さな命を助けねば。
そんな気持ちが俺を突き動かす。

「ホランド!」

何をやっているんだとフェイムが声を上げる。
するとフェイムに向き合っていたシザーウルフが背を向けた。
一直線に子供たちのいた場所に駆け寄ると、鋭い爪が欠けるのをいとわず岩を退け始めた。

「なんなんだ、これは?」

人間とモンスターが小さな命を救うために頑張っている。
今の今まで殺し合いをしていたにもかかわらずだ。
なんとも不可思議な光景に動揺を隠せない。
フェイムは構えていた弓を下ろし、信じ難い様子で成り行きを見守った。

シザーウルフの子供は苦しそうに鳴いている。
もしかしたら怪我をしているのかも。
母親のシザーウルフは鳴き声に触発されたのか心配そうに鳴いた。
岩を退ける前足から血が滲むが、構わずに砂利を掻き出している。

「くそっ!このままじゃ」

覆い被さった瓦礫がシザーウルフの子供に崩れ落ちてしまう。
これ以上は大きな岩を退けることはできない。
柱となってバランスを保っているからだ。
しかし退けねば隙間ができず、救い出すことができない。

シザーウルフの母親は悲しげに鳴いた。
子供達も母親の鳴き声に反応して鳴いている。
命の危機が迫っていることを野生の勘で感じているのだ。
だから余計に鳴き声が切なく、そして愛おしく聞こえる。

「一か八か、やってみるか」

俺はスキル【等価交換】を発動させた。
入力欄に情報を書き込むと対価を入金してアイテムを取り出す。

「上手くいってくれよ」

俺は手に入れたアイテムをアイテムバックの口に装着した。
アイテムバックに装着して使う用途のアイテムだからだ。
俺はアイテムバックから伸びる長いホースを瓦礫の隙間に差し込んだ。
伸縮自在のホースは隙間を縫ってシザーウルフの子供達の元に到達する。
なんだこれはと、シザーウルフの子供がホースを甘噛みした。

「よし、届いた」

到達を確認した俺はアイテムを発動させた。
すると吸引音が鳴り、なにやらホースを通ってアイテムバックに収納されている。
しばらくして、瓦礫が崩れ落ちた。
子供達が死んだと、シザーウルフの母親は悲しみの咆哮をあげる。

「ほら、出てこい」

俺はアイテムバックから収容物を取り出した。
大小の岩がゴロゴロと転がり、砂と砂利が小さな山を作る。
その次に出てきたのは死んだはずのシザーウルフの子供達だった。
全員元気で一頭も欠けていない。
足を怪我している子供がいるものの、大きな怪我はないようだ。

シザーウルフの母親は歓喜の咆哮を響かせると、子供達に駆け寄って愛おしげに汚れた体を舐めた。
子供達も母親に甘えてじゃれている。
甘えた声で鳴き、母親の体温を感じるように体をこすりつけていた。

「ホランド!」

フェイムの声に驚きビクッと体が震えた。
何事かとフェイムを見やると、いつのまにか周囲をシザーウルフに取り囲まれている。
その数30頭。
かなりヤバイ状況だ。

「こりゃ、まいったね」

逃げられるかな?
シザーウルフの苦手な岩場だけに期待薄な望みを抱く。
しかしフェイムは無謀だ、と目で訴えた。

覚悟するしかないか。
そう思っていると、群れの中から一頭のシザーウルフが前に出てきた。
体躯の大きいシザーウルフはそのまま俺の方に近づいて来ると、襲いかかることなく横を通過してシザーウルフの母親と子供達の元に進んでいく。
そして鼻先で母親の頬を愛でると、子供達の汚れた体を舌で舐め回した。

「もしかして、父親か?」

不思議に眺めていると子供達から離れ、俺の元に近づいてくる。
今度こそ襲われる。
そう思ったが、シザーウルフは俺の前に座り、なにやら訴えかける目で俺を見ている。

何か言いたいことでもあるのだろうか?
そう感じた俺はふと閃いた。
スキル【等価交換】を発動すると、モンスターと会話できるアイテムを選択する。
手に入れたアイテムは飴玉で、飲むとスキル【言語変換】を獲得できた。
効果はモンスターだけではなく他の言語にも対応できると説明に書いてある。

俺は飴玉を飲み込んだ。
特に変化らしい変化は感じない。
本当に会話できるのか心配になったが。

「あ~、あ~、俺の言葉わかるかな?」

シザーウルフに問いかけた。

『わかる。俺と話ができるのか?』

シザーウルフの言葉が聞こえた。
ちゃんと理解できる。
これなら意思の疎通ができるはずだ。
俺は若干興奮しながら。

「君は、あの子達の父親か?」

『そうだ。我が子の命を助けてくれて感謝する』

やはり、このシザーウルフは父親だった。
語り口から群れのボスかもしれない。
それを示すように、周囲を取り囲むシザーウルフからは殺気も敵意も感じないからだ。

『人間よ、話ができるならありがたい。攻撃せぬから武器を納めてくれぬか』

ありがたい申し出だ。
多勢に無勢で攻撃しようものなら八つ裂きにされるのがオチだ。
話し合いができるなら、それに越したことはない。

「フェイム!武器を納めてくれ。少し話をしてみたい」

「なんだと?攻撃してきたらどうする」

「攻撃しないと言っている。俺は信じようと思う。それに」

俺が周囲を見渡す。
すると意を汲んでくれたのか、フェイムは「わかった」と弓を収めた。

『感謝する』

シザーウルフのボスは頭を下げた。
本当に戦う意思はないらしい。
だとするとなぜリシュナを襲ったのか?
てっきりエルフと敵対していると思ったのだが。

「一つ聞きたい。シザーウルフの長よ、君達はエルフと敵対しているんじゃないのか?」

『なんのことだ?我々は誰とも敵対などしていない』

「しかし今まで何人もエルフが襲われている。先日はエルフの姫が重傷を負い、生死の境をさまよったほどだ」

『知らんな。我々は自分の身を守ることはあっても、襲いかかることはない。生きるため狩猟はするが、エルフは対象ではない』

どうにも話が噛み合わない。
とぼけているのか?
いや、とてもそうは見えない。

「彼はエルフの姫の婚約者だ。匂いでわかると思うが、すでにシザーウルフを狩っている。それがエルフの姫が襲われた証拠だ」

シザーウルフのボスはフェイムを見上げた。
たしかに同胞の匂いがする。
狩られたというのは本当らしい。
しかしエルフが単独でシザーウルフを狩るとは信じられない。
見上げた目には、驚きの色が浮かんでいた。

『どうやら本当らしいな。だが、俺は知らん。嘘ではない』

「では、どうしてエルフの姫が襲われたのか」

『うむ、恐らくは片割れの仕業であろう』

「片割れ?どういうことだ」

『実はな……』

シザーウルフのボスは事の顛末を語った。

かつてシザーウルフは大深林の一角に縄張りを持っていた。
広大な大深林には様々な種族が住んでおり、独自に縄張りを形成している。
それが暗黙の了解で不可侵だったのだが、ある日そこに侵入者が現れた。

人間である。

大深林の北側に領地を持つ公爵が交易を行うのに邪魔だと森林を伐採して道を作り始めたのだ。
領主は子爵家で立場が弱いことから黙認し、公爵は大勢の冒険者を雇って邪魔なモンスターを討伐させたのである。
シザーウルフは勇敢に戦ったが数に勝る人間に劣勢となり、徐々に数を減らしていった。
ボスは種族の維持が重要だと撤退を命令するも、それに応じない一部のものが群れを離れて戦いに身を投じた。
おそらく、その片割れが人間を憎むあまり容姿の似たエルフを襲ったのではないか。
それがシザーウルフのボスの見解だった。

「その片割れの数は?」

『50頭はいただろう。だが、ほとんどが人間に狩られたらしい。生き残っているのは、せいぜい3~4頭くらいであろう』

シザーウルフのボスの佇まいを見ても話の信憑性は高く感じる。
となると、人間、もしくは人型のエルフは敵対の対象ということになる。

「そういえば、数日前の夕暮れに俺たちを襲ったりしたか?」

『我等ではない。夕暮れはここに集まり、子供等の守りを固めているからな』

となると、あの襲撃は片割れの方か。
2頭仕留めたから、残りは2頭。もしくは1頭ということになる。

「ん、子供等?」

ふと引っかかった。
子供達、ではないのか?
子供等って、沢山いるように聞こえるが。

『我は種族の維持が目的だ。当然、群れには子作りに励むよう命令している』

「なるほど。事情はわかりました。それで、俺に何か訴えたい事があったんじゃないですか?」

『察しがいいな。実は、我々を匿ってほしい』

「匿う……」

おそらくは子供達を安全な場所に避難させたいという事なのだろうが。

『むろん、代償は支払う。我々にできる事ならば』

「……少し待ってくれ。ちょっと相談したい」

『わかった』

一計を案じた俺はフェイムの元に向かった。

「フェイム、話がある」

「どうした、交渉決裂か?」

「いや、もしかしたら凄い事になるかもしれん。ちょっと耳を貸せ」

俺はフェイムに耳打ちした。
黙って聞いていたフェイムだったが、話の内容に驚き、顔色が変わる。

「お、お前……正気か?」

「ああ、正気だとも。これ以外にリシュナと結婚する術はない」

「いや、しかし……」

躊躇するフェイム。
どうすべきか判断に迷い、激しく葛藤している。

「他に方法はないぞ。少なくとも彼等はリシュナとは無関係だ。それに、子供を殺めるのは忍びない」

「ううぬ……わかった。なんとかしてみよう」

「頼んだ」

俺はフェイムに託すとシザーウルフのボスの元に戻った。

「あのエルフに用を頼んだ。上手くいけば願いを叶えられるかもしれない」

『おお、誠か』

「その代わり対価を支払ってもらう。子供達のためにも、種族のためにもな」

『いいだろう』

シザーウルフのボスは鼻先を振った。
すると取り囲んでいた数頭が左右に展開して道を開く。
フェイムは跳躍すると開いた道を通り抜け、森の中に消えて行った。

「じゃあ、フェイムが戻ってくるまで待つとするか」

俺はフェイムを信じてシザーウルフの群れの中で待つことにした。
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