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異世界の街と冒険者
12話 命名と宿屋
しおりを挟む宿屋の人に宿泊のやり取りをやり終え、色々ありながら部屋に入ったヒサ達はローブを脱ぎ、少女も脱がせ、二つのベットの一つに少女をベットに寝かせ、今からの事と明日からの今後を話そうとしたが、奴隷の少女を起こさねばと思った
「これからの事を話す。おい起きろ、少女よ起きろ」
「うにゃ~お兄ちゃん、まだ眠いにゃん。zzz」
また寝る少女を揺すって起こす
「おい!俺はお前の兄ちゃんじゃない!起きろ!ほら起きろ」
「うにゃあ。あれ、あれあれ、ここどこにゃん、あれ、そうだご主人様にゃん」
少女は寝ぼけながらからの辺りを見渡し、ヒサの事を見て思い出した。それをみてウサミが、
「ご主人様は、ウサミのご主人様ぴょん!」
「ちがうにゃん!わたしのご主人様にゃん!」
ウサミと少女は、ぴょん、にゃんとヒサ事を自分だけのご主人様と言い出した。
「二人とも落ち着け!二人とも俺がご主人様だ!仲良くしろ!おい、お前の名前を何だ?」
二人は納得がまだ出来てないが、ヒサに言われて大人しくした二人だった。少女はベットからおり立っていた。少女の名前も知っていたが聞いてみることにした。
「うにゃ。お父さんとお母さんに捨てられたから新しい名前欲しいにゃん。駄目にゃん?」
「うーん、だがお前名前あるだろ?奴隷解放もするし良いだろ?」
「前の名前、嫌にゃん!離れるの嫌にゃん!もう一人は嫌にゃん!新しい名前で呼んで欲しいにゃん!」
少女が“親に捨てられた”、”一人嫌”、と言うと、ウサミの耳がピクッと動いた、何だか分かる気がしていた。
ヒサは名付けると命名されちゃうので戸惑うが少女が離れたく無いと言い切るので暫し考えて少女の身体を見た。
ヒサは少女を頭をからみて、頭に猫耳つけた髪は茶色で肩まであって、目が黄緑色のような色した猫目で綺麗な目をしていて、胸は布越しでちょっとだけふっくらしていた。身長130cmで小さい可愛いらしい容姿をしていた。
「そうか、うーん目が若葉に似ているから、お前の名前は若葉ワカバだ」
と言った瞬間、ワカバの体が黄色い光が光った。
光が消えてヒサがワカバを見ると、茶色の髪が緑っぽい綺麗な金髪の髪になって、体全体が少し大きくなった気がした
「あっやっぱり変化したか。まぁワカバが離れたく無いならずっと一緒だ。」
「ありがとうにゃん!わぁ綺麗な髪にゃん♪わーい♪嬉しいにゃん♪」といいヒサに抱き着いた。
髪色変わったのにそれでいいのかと思うヒサだった。
「わぁやっぱり死んだお兄ちゃんの匂いがするにゃん♪」といい抱き着きながら匂いを嗅いているとウサミも動きワカバを退けながら抱き着き、ウサミも匂いを嗅いだ。ヒサは二人の頭を撫でてから二人が抱き着きながらもベットに座ってまた撫でながら、話し始めた。
「もう少ししたら、飯を食って少し出かけるぞ、食堂に降りる時二人とも、またローブを来るんだよ。明日は冒険者ギルドに行って登録して冒険者になる。ワカバはなれるか分からんがな。」
「同じが良いにゃん!絶対なるにゃん!」
一緒がいいと、半泣き言いながら言ったのを、ヒサとウサミが聞いて、二人してワカバを撫でた。
「分かった、分かった、なるべく冒険者になれるようにしてもらう。その代わり冒険者になったら訓練するからな。どっちにしても冒険者、になれなくとも、この先一緒ならば訓練するけどな。」
「絶対同じが良いにゃん!訓練頑張るにゃん!」
「良し、飯を食いに行くか。ローブ着ろよ。」
ローブを来たヒサ達は部屋を出て食堂に向かった。食堂に着いて、おばさんに食事を頼むがおばさんと言いそうになると、殺気がした。
「おば、いやお姉さん、食事を3人分頼む、三つ、水を先にくれ。」
「あらやぁね。ここの女将で、ケーラって呼んで。3人分だね。了解だよ。量多めがいいかね、銀貨1枚で良いよ。サービスだよ」
「ありがたい。俺はヒサだ。腹減っていたから助かる。銀貨1枚、はい」
ケーラは銀貨1枚貰うなり、厨房に向い、中で何やら話していた。
ヒサ達が席に座るとワカバだけ床に座った
「ワカバ席に着け」
「ワカバ奴隷にゃん、座れないにゃん。」
「良いから座れ!俺が良いなら良いんだ」
「分かったにゃん」
ワカバを席に着かせていると、早くも食事が出て来て、テーブルに置くなり、ケーラは三人を見て、ヒサの背中を叩いた。
「ヒサ、やるね!良い男だね、奴隷に優しいご主人様を久しぶりに見たよ、えっと名前は?」
「ワカバにゃん!」
「ウサミぴょん!」
ウサミは聞かれてもないのに名乗り、聞いたケーラは、またもやヒサの背中を叩いた。
「二人とも元気いいね、ヒサは優しいかい?」
「「優しい、(にゃん)(ぴょん)」」
「そっか、そっか、良かった、良かった!まだ持って来るから沢山食べるんだよ」と言い、ウサミとワカバを一撫でしたら厨房に行った。
ふと奴隷とケーラが言った事に、違和感が合ったが、理解してワカバに言った。
「ワカバ、ちゃんとお前の分もあるから、ちゃんと食べるんだぞ!」
「残り物じゃないぴょん?これ食べて良いぴょん?」
「ああ。よく噛んで、たくさん食べろよ。ほらいただきます、真似して言うんだ」
「「いただきます、(ニャン)(ぴょん)」」二人はてを合わせて言った。食事を持って来たケーラは、それを見ていた、ケーラが聞いてきた
「なんだいそれは?祈りかい?」
「これは感謝の言葉だよ、料理を作ってくれた人、作物を作ってくれた人、大地の恵みに報告と感謝だよ」
「へぇ。良い言葉だね。」とケーラと話していると男の熊獣人が食事を持ってやって来たなり、ヒサの背中を叩いた。ケーラと違って力が強く痛いと思ったが耐えた。
「兄ちゃんやるな、俺は、ドルガってんだよろしくな!うんうん奴隷も人なんだよ!なぜ、みんな奴隷に酷い仕打ちするんだろな、人間はしかも亜人の事で、獣人や、エルフとか亜人って、酷い事するんだよな、兄ちゃんは良い奴だ!ガハハハ」と言うが、ヒサはあまり事情はわからないから、「そうですね」と言いうと、またもや背中を叩いて、笑いながらドルガは厨房に去った。
これでゆっくりと食べれると思ったが、ケーラはどうしたと見ると、ウサミとケーラの世話をしていたやっぱり女同士だなって思った。
(このパンはカチカチだがこのでっかい肉は上手いな、知らない味付けだなこの汁も上手いな)
と思いながら食事を食べ、ヒサ達は食事を終えた。そしてケーラに少し外に出ると、かな言ったら鍵を渡せと言ったので渡して、宿屋を出たら三人は宿屋の裏手に入った。
「これから転移する。しっかり捕まれよ」
「「はい(にゃん)(ぴょん)」」と言った後、転移した。
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