異世界の冒険の果てに。~ハーレムなんて当たり前!果てに至るは天帝~

シロガネーダ

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異世界の街と冒険者

11話 商人と街入門

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ウサミと合流したヒサは街の門の直ぐ近くに来ていて、賢者タイムを終えたらしい理沙が話しかけてきた。

【ヒサ様、先程は失礼しました。報告するの忘れていましたが、インベントリのモンスターの解体終わっています。入門所で魔石の買い取りができます。何処か商人がおればいいのですが。門衛に、出身は何処かと聞かれたら東国から来たと言って下さい。これで通じます。】

(分かった。インベントリの中見てみるか。ゴブリンの魔石62個有るな。スライムは35個か。出身は東国だな。商人か?んー、ん?あの馬で荷物引いてるのそうなのか?)

【あっそうですね。多分買い取って貰えますから全部売って下さい。ローブが有ったら買って下さい。ヒサ様達目立ちますからね。後インベントリの事は内緒にして下さい。面倒になります。アイテムボックスと言って下さいスキルなので怪しまれません。】

(分かった。ほんとだな。周りみると俺の着物と服違うな。アイテムボックスね。分かった。)

「ウサミ、魔石売るからあの馬のいるとこに行くぞ」

 理沙の話を聞いてウサミに魔石を売る為話しかけた。

「はいぴょん♪ウサミの魔石も上げる。でもご主人様から貰ったのは嫌ぴょん!」

「おっありがとな。結構あるじゃないか。良く頑張ったな。その魔石はウサミにあげたからいいよ。」

 ウサミから貰った魔石は手拭いに包まれていて20個ほどビー玉サイズの大小の魔石があった。

「うん!大事にするぴょん!」

 二人は話しながら歩き商人と方へと歩いた。

 街の前にで止まっている幌馬車の御者台に座っているふくよかなおじさんにヒサは、話しかけに近付いて話しかけた。

「失礼ですが魔石の買い取りしてますか?」

「できますよ。今からですか?」

「はい。手持ちが無いので買い取って貰いたいのですが?」

「いいですよ。私も魔石が欲しかったのでありがたいのです」

「良かった。俺アイテムボックスが有るのですが、何処に置きましょうか?袋が無いので裸ままで結構ありますよ。」

「ほぅ、アイテムボックス持ちですか!そうですか羨ましいですね。どのくらいの容量なのてすかねぇ?野暮ですね。箱持ってきますので少しお待ちください。」

「ありがとうございます。後ローブありますか?三枚欲しいのですが。」

「そうですか。分かりました。馬車の入口に行きましょうか。変わった服装ですからね。少し目立ちますね、東国の方ですか?」

「はいそうです」

 商人と魔石の買い取りの話しをしてヒサ達は、商人が御者台からおり幌馬車の入口に誘導され商人は箱を取りに中に入り大きめの箱を持ってきた。

「この箱で入りますか?」

(ん?理沙入る?)

【はい、入ります】

 理沙に確認してから「大丈夫ですよ」と言って、魔石をインベントリから魔石を取り出した。商人は思っていたのと違う、結構な量に驚きつつも顔に出さなかった。

「結構な量ですね、一つ少し大きのありますね、調べて来ます。少しお待ちください。」

(所詮ジェネラルゴブリンなのかな?)と思いながら

「分かりました」と納得した。

 暫くして商人が幌馬車から荷物を持って降りてきた。

 「お待たせしました。買い取り額大銀貨10枚と銀貨5枚とローブ三枚です。お金、細かいのがいいですよね。二枚の小さいローブなのですが、丁度良いのがあったので私の娘の子供の頃のローブですが安くしときました。使い古しですが綺麗ですよ」

「わざわざありがとう。大事にさせてもらうよ」

「いえいえ、あっ、私オールガ商店のキルク・オールガと言います。これからも、贔屓にお願いしますね。何故かあなたは大物になると商人の感が働きましてね。」

商人はヒサの腰の刀をチラ見していた。多分ウサミの蒼守には気が付いていないのだろう。

「あっ俺はヒサです。宜しくお願いします。買い被りですよ。しがない剣士です。」

「またまた、ではオールガ商店を今後とも宜しくお願いしますね。では街に入りましょうか。久さんも入るのでしょう、ご一緒しましょう」

「はい、入ります」

 買い取りが終わり、ヒサ達はローブを着用し、寝てる少女にもローブを着させ、ヒサ達はオールガと街の門に向かって、街中に入ろうとするとキリクは身分証を見せ通りヒサ達は門衛に止められた。

「ん?東国の出身ですか?えっと、人間に獣人二人ですか、身分証見せて貰えますか?」

「はい東国から来ました。いえ、身分証は落して無いです。」

「落としましたか、ではこのマジックアイテムを触って下さい。犯罪履歴とあなたの身分
を調べますからね。」

「分かりました」

ヒサとウサミはマジックアイテムに触り、眠っている少女は、ヒサが手を取り触らせた。

「えっと犯罪履歴は大丈夫ですね。二人は平民で一人は奴隷ですね、入門税が大銀貨1枚か銀貨10枚になります。」

「はい大銀貨1枚」

「はい確かに、これは仮の身分証です4日以内に身分証を作って下さい。ではリューゲルの街にようこそ!」

 親切な門衛にヒサはお金を払い仮の身分証を貰い歓迎されて街に入った。ヒサ達が入った時には、キリクの馬車は無かった、ウサミは街に入ってから辺りを見渡して人の多さに驚いていた。

「ご主人様~人がいっぱいですぴょん!家がいっぱいですぴょん!」

「ウサミ落ち着け!まずは宿屋に向かうか、理沙宿屋はどこにある?」

【そ~ですね、奴隷が泊めて貰える所は、マップにピン刺しときますね。確認して下さい】

(分かった。マップっと、ここか、そんなに離れていないな。冒険者ギルドとやらにも近いな)

「ウサミ、宿屋に向かうぞ。」

「はいぴょん!ご主人様理沙って誰ですか?」

 理沙に教えて貰った宿屋の場所を確認してウサミに宿屋に行くと、言うのを理沙の名前を声に出していたを思い出した。

「あ~理沙な、落ち着いてから話すよ」

「分かったぴょん!」

ウサミに話し終えてヒサはウサミと離れないようにウサミの手を取り宿屋に向かった。

宿屋に着き中に入り、掃除をしていたおばさんに話しかけられた。

「いらっしゃい!兄さん食事なら座って、泊まりなら食事込みで1人部屋銀貨5枚だよ。2人部屋銀貨7枚だよ。奴隷は主人と一緒だよ。食事は別だよ。」

「では1人部屋「ご主人様一緒ぴょん!」を」

1人部屋を2つ取ろうとしたら言い切る前にウサミが言ったので

「じゃあ2人部屋ね、銀貨7枚だよ。」

「え?あっ銀貨7枚です………」

「銀貨7枚あるね、鍵だよ。そこの階段登って右に曲って2つめの部屋だよ。食事は夜8時までだよ。ゆっくり休みな」

「はい。ありがとう。風呂は無いのか?」

「無いよ。そんなの貴族様の家と高級宿屋しかないよ。お湯は言えば銅貨3枚で売ってるよ。」

「分かった。お湯は後で貰うよ。」

「はいよ。」

話し終えたヒサは風呂が無いのが残念ながらウサミを連れ階段に登り部屋に向かった。
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