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異世界の冒険の旅立ち(ジェルゴ王国篇)
63話 ツンデレ子とフロン星の危機
しおりを挟む女達の(ヒサと理沙だけ除け者)話が終わり、街に帰ろうとヒサ達は街に帰ろうとしていたら、物凄い勢いで走って来る、動物が見えた。
「何だ?今度は何なんだよ!」
そして見えてきたのは角が生えたユニコーンと翼を折りたたんだペガサスだった。
そしてヒサの前で止まりユニコーンが話し掛けて来た。
『貴方ね!私達が話している内に何処か行かないでよ!吃驚したわよ!ほんとにもぉ!』
凄い剣幕でユニコーンは怒って来た!
「はぁ。仕方がないだろ。ゴブリンオークが生きていたからな。倒さねばまた被害が出るからな」
ヒサの答えに怯むユニコーンだったが、
『む~。』
唸るだけだった。
そこにユニコーンを見ていた呆れながらペガサスが話し出した。
『ユニコーン。まずはお礼でしょ。ホントにもぉ!貴方様助けて頂きありがとうございました』
『ふんっ。まっ、お礼はしてあげるわよ!あ、ありがと……ふ、ふんだ!』
ペガサスはとても丁寧にお礼を言ってくれたけど、ユニコーンは何だか照れくさく、素直に謝れなかった。
ユニコーンは本当は凄くは感謝していた。
何故ならヒサが助けに来なかったら、あの時本当ならペガサスは死んでもおかしくない怪我と、オーク達から逃げることも出来なかったからだ。
そもそもユニコーンの失態でオークに襲われていた。
本当ならこんな所に来る事は無かったのだが、リーン森の入り口付近なら大丈夫だと思いユニコーンが強引にペガサスを連れてリーンの森奥から出て来て、タイミング悪くユニコーンがオークに不意打ちを食らいそうになり、ペガサスが守ってくれたが、ペガサスが怪我したのをユニコーンがテンパってユニコーンは何も出来ないまま、オーク達の不意打ちにやられたペガサスと、逆にペガサスを庇いユニコーンもオークにやられていたのだ。
話は戻りヒサは別に気にしていなかった。
「ふーん。別に気にしなくて良いぞ。師匠達と村の掟に従ったまでだ。助かる命が有るならば助ける。それは俺の正義と言うか、信念だ。助ける力があって助けないのは、俺の中で屑だからな。まぁ。人によるけどな。お前らは直感で悪いものじゃ無いとわかってたからな」
それを聞いたユニコーンは涙していた。そして話した。
『あ、貴方って人は。私達は同族に見捨てられたのよ。百年前ぐらい前に少し人間と話しただけなのに、除け者扱いされて・・・行く宛も無く今まで過ごしてきたのよ。そして私に付いてきたペガサスと寂しく生き、この森奥の危険なモンスターと戦い逃げてきたのよ。グスン。そして私達を助けてくれる物達などいなかったから、グスングスン、貴方に助けて、グスングスングスン、貰えて、嬉しかったのよ!』
どうやらここに居るユニコーンは百年前に人間と話し、人間に見つかり話すが掟らしく、ユニコーンが掟を破ったらしい。ここに居るユニコーンが追放され、ここに居るペガサスがここに居るユニコーンを見捨てられなく付いて来たけど、このリーン森の奥地は生存率は低く、かなりの苦労と絶望があったみたいだ。
話は戻り、半泣き状態のユニコーンと黙ってみているペガサスににヒサは言った。
「そうか。大変だったな。そうだな。お前らが良ければ、俺が面倒を見てやってもいいぞ」
『『え?』』
ヒサの言葉にユニコーンとペガサスは驚くがヒサはまだ話を続け、
「お前らは戦闘タイプでは無さそうだし、俺が守ってやるよ。」
『ど、どうするペガサス?』
『そうですね。ユニコーンの好きにしても良いわよ。でも私は、このお方が気に入ったわ』
『えっ!私が決めるの!私だって・・ふん!貴方!私達の面倒を見てもいいわよ!ふんだ!』
『ほんとにユニコーンったら。素直じゃないんだから。貴方様そういう訳なのでどうか私達をお願いします』
どうやらユニコーンはヒサの勇敢な所に思う所が有る様だが、素直になれないようだ。
そしてペガサスはヒサに面倒を見てもらう事に賛成で丁寧にお礼を言った。
「そうか。分かった。これから宜しくな。」
『ふ、ふん!よ、よろしくよ!ふんだ!』
『ほんとにユニコーンってば。こちらこそ宜しくお願いします』
ヒサは本当にユニコーンは素直じゃないなと思い、そしてペガサスを見習えと思うが、気にせずヒサは何やら考えていた。
「そうだ名前を付けるか。ユニコーンとペガサスじゃな。でもな。まいっか。んと、ユニコーンは桃色だからで気高いから、櫻彌サクヤだ!ペガサスは白くて上品だから白婀ハクアだ」
ユニコーンとペガサスに名付けた瞬間、ユニコーンは桃色に光り、ユニコーンは白く光り、光は直ぐに消えたが、二人は人の姿になって、素っ裸だった。
『『え?』』
櫻彌と白婀は自分の格好に驚き、そして
「え?」
ヒサも驚いていた。
────場所は変わりヒサ達がオークの殲滅をしている時での事である。
「グフフ。お前の妻は俺の手の中に有るのだよ。グフフ。素直に俺に捕まりな。」
黒いローブを全身に纏いその者はある者に言った。
「クっ。誰がお前の言う事を聞くものか!」
拒絶したものは白い眩い服を着ていた。
「グフフ。良いのかな?あの子本当に死ぬよ?俺は良いけどね。本当に食べちゃうからね」
「チっ!分かった。捕まる。だがオローラには手を出すなよ!」
白い服着た者はオローラという者を人質に取られており、物凄い威圧で黒いオーブの者を脅すが、
「グフフ。良いのかな?そんな事をしたらオローラちゃんどうなるかな?グフフフ」
「わ、分かった。大人しくする!だから、オローラには何もしないでくれ」
「グフフ。分かればいいのだよ。グフフ。フロン神!最初に今からお前の恩恵を断ち切れ!」
白い服を着た者はフロン神、この星の管理神だった。
「貴様!それは地の民にどれだけ影響が出ると思うのだ!」
「グフフ。そう。ならオローラちゃんは消えてもらおうかな?」
「わ、分かった。地の民よ。済まぬ。“神威加護解除”」
フロン神はオローラの事が大事なのか、地の民、フロン星の人々の加護を消す為、フロン神が神言を唱えた時、フロン星の神の加護が消えた。
「グフフ。これで俺のやりたい放題だな。神拘束ゴッドバインドの枷を付けてもらうぞ。グフフ」
「クっ。分かった」
「グフフフ。暗黒扉ダークゲートお前のオローラの所に連れてってやるよ。グフフフ」
フロン神は自分で神拘束(神の力を封じる神界のアーティファクト)で両腕を拘束し、フロン神の神の力が消え、黒いローブの者と中が暗黒の扉の中に入って去った。
今この時を持って神の恩恵の地上の人々やモンスターなどのステータスが消え、瘴気の除去と犯罪履歴も無くなり、教会を中心に聖魔法、光魔法の加護が弱くなった。
聖魔法と光の魔法が無くならなかったのは光の精霊と聖龍の恩恵のお陰で、光魔法と聖魔法は地上で使える事はできたが、光の精霊魔法よりはだいぶ落ち、また聖龍魔法よりも落ち、普通の人間が使える光魔法や聖魔法は雀の涙程度だった。
また地の民にへのフロン神の加護が消えたことにより、フロン神が地上の瘴気をも抑える加護が消え、少しづつ瘴気が溢れ出し、いずれある国を中心に大混乱になるだろう。
そして、ヒサ達もステータスが消えたのだが、ヒサだけは何故か普通に聖光魔法を使う事ができるのであった。
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