異世界の冒険の果てに。~ハーレムなんて当たり前!果てに至るは天帝~

シロガネーダ

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異世界の冒険の旅立ち(ジェルゴ王国篇)

75話 帰り道の買い物と久しぶりの知り合い

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 ヒサと理沙と緋里とで考えた計画は、取り敢えず完遂して、ヒサは奴隷達六人でのんびりと、買い物しながらヒサの屋敷に戻って行った。

 街中の八百屋があるとヒサ達は向かった。

 八百屋に寄るとスウジーが、野菜を見渡し物色しだした。

「ヒサ様、体が弱っている時、このかぼちーやとかいいですよ。このおぅ豆も何かもいいと思います。あっ!このホレングザも良いですよ!」

「いらっしゃい!うちは安くて新鮮な野菜を売ってるよ!お嬢ちゃん流石だね!後タマンネギとか良いよ!あっ。ヒサじゃないか!シルフィちゃんはいないのかい?振られたのかい?」

 以前シルフィが野菜を買った所だ。野菜好きのシルフィはちょくちょくと通っているみたいだ。

「あっ久しぶりだな。シルフィは今日は家で、色々頑張ってんだよ」

「そうかい、そうかい。あの娘いい子だから離しちゃ駄目だよ」

「大事な女だからな、分かっているよ。家で衰弱した子達の、看護していてくれているんだよ。いい野菜あったらよろしく」

 ヒサが大事な女と言った途端、奴隷達六人は

(えっ!やっぱり恋人いるんだ~。でもジェルゴ王国は、一夫多妻制だから大丈夫出し、愛人でもいいから、何とかならないかなぁ)

 っと思う奴隷メイド六人だった。

「ひゅー♪暑い~暑い~笑笑。幸せそうで何よりだよ。今日はおまけと金額まけてあげるよ!このカボチーヤ何て良いよ!栄誉満点だよ。煮込んだりすると甘くて美味しいよ!ウサちゃんとワカちゃんも元気かい?」

「あの二人はいつも元気だよ。そうか。じゃあ野菜を金貨一枚分、色とりどりの野菜も含めて貰うよ!」

「良し!分かったよ!アイテムボックス持ちだったね。良い野菜沢山出すから持ってけ泥棒!ワハハ」

 元気いっぱいの八百屋のおばちゃんは、忙しく野菜をヒサに渡して来るので、貰いながらアイテムボックスに入れるふりして、インベントリに入れる。

「ヒサ様アイテムボックス持ちだったのですね。凄いです。近代、アイテムボックス持ちは、減ってるみたいです。噂によれば、アイテムボックスの靄に手を入れると、スキルが得られるみたいですよ」

 ヒサはオールガ商店のキルク・オールガに初めて会った時に、アイテムボックスのスキルを覚えていた。そしてアイテムボックスに入れている様子を見ていたスウジーは、アイテムボックスの靄を初めて見たようだ。

「ん?触っても良いぞ。覚えるかは天任せだな。ハハハ」

「あっ私も良いですか?」

「良いぞ。皆も良いぞ」

 ヒサの言葉に反応した、ミミアが了解を得ると、奴隷メイド五人は、ヒサが野菜を入れている時に、手を入れてみる。

「んー?どうなんだろ?覚えたのかな?分かんないです」

 ミミアはアイテムボックスの中に、一番に手を突っこんでいたので、手を入れた途端スキルが得たのか分からないでいた。

「そうですね。スキルを得たのか分からないですね」

 スウジーもアイテムボックスの中に二番目に入れてスキルを得たのか分からないでいた。

 後の奴隷メイドケーレ、達も分からないでいたいた。

 やはりステータス異常によって、何か異変が起きているのかも知らないな、と思うヒサだった。

「今日は店じまいかな?ワハハ♪ヒサ、シルフィちゃんによろしく言っといてね。ヒサ毎度ありだよ!」

「ああ。分かった。シルフィに言って置くよ。おばちゃんありがとな。また来るよ」

「気を付けて帰りなよって街の英雄に要らぬお世話かな。ワハハ♪」

 金貨一枚分の野菜を、インベントリに入れたヒサは、八百屋のおばちゃんに別れの挨拶をすると、ヒサは屋敷に帰る事にした。

「ヒサ様、街の人々に人気あるのですね。八百屋さん来る前の焼き鳥屋さんとも仲良さそうでしたね」

「ん?焼き鳥屋は冒険者ギルド行く時、良く買っているからな。他はウサミとワカバの二人が、愛想振りまいているからな。後はシルフィの事を知っている人も、話しかけて来るかな」

「そうなんですね。ウサミさんとワカバさんは元気いっぱいなんですね。(八百屋さんの話しを聞く限り、シルフィさんは美人さんなんでしょうね)」

 と屋敷に帰りながらスウジーは(心の中で思い悩みながらも)と話しをしていると、慌ただしい集団がヒサ達が歩く前から見えてきた。

「お、やっと騎士団が、ゲド奴隷商会とケドラス邸に、行くのだな」

「そうみたいですね。早く解決して欲しいですね(別にゆっく~り操作してくれても良いですけどね。あっ!それだとヒサ様に負担が……悩みどころですね)」

 またもやスウジーの心の中では真逆の事を考えていた。

 そんなこんなでヒサ達は歩いていると、騎士団の誰かがヒサに気付いた。

 そしてやって来たのは。

「あっ!ヒサ殿ではないか!ん?久しぶりだな?元気か?ってそういえばケドラスの事件に、巻き込まれたらしいな。ヒサ殿は巻き込まれ体質なのか?フフフ」

「おっ。クリスじゃないか!俺は元気だぞ。クリスこそ元気でやっているか?訓練はちゃんとやっているか?」

「私はいつも元気だぞ!訓練は仲間達と色々相談しながら、頑張っているぞ!また訓練してくれるか、ヒサ殿」

「そ~だなぁ。暇な時なら良いかもな。しかし、近いうちに、この街から離れるけどな」

「そうなのだな。街の英雄が、リューゲルの街からいなくなると、街の人達が、寂しくなるのではないか?しかし男なら冒険したいものだよな。もしリューゲルに戻って、時間が空いた時の暇な時は、訓練頼むな。おっとこれから仕事だ。ヒサ殿のお陰で私の部下の個々の長所が、成長して私達の騎士団の仕事が増えて来たぞ。ありがとな。今度お礼をしたいな。ではまたいずれな!」

 街の人が俺を気にするのかと思いながらも、クリス女騎士団は成長しているらしい。

 良かったなと思うヒサとは別に、クリスのお礼をしたいなと言ったとき、クリスは、少し頬を朱に染めながら言っていたが、ヒサは気付かなかった。

 しかしスウジー達は、クリスの表情の変化に気付き、むむむっまたライバルですか、っとスウジー達六人は思っていた。

 ヒサの一石二鳥の、女に惚れられる効果は、いつまで続くやら。

 そんな効果の事知らず、ヒサは屋敷に帰って行くのだった。


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