異世界の冒険の果てに。~ハーレムなんて当たり前!果てに至るは天帝~

シロガネーダ

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異世界の冒険の旅立ち(ジェルゴ王国篇)

76話 帰って来たヒサの屋敷で

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 ヒサは買い物の途中久しぶりにクリスに会い、話し終わった後は、スウジーやミミアの奴隷六人を、ヒサは連れて屋敷に帰っていた。

「「「「「「えっ?え!えーっ!」」」」」」


 そしてヒサの屋敷が近付き、スウジーやケーラ達奴隷メイ達、そしてミミアは屋敷の中には入っていたが、外からは見ていなかったので分からなかったが、奴隷達全員はヒサの屋敷の大きさに吃驚していた。


「ん~?お前らどした?」

「「「「「「大きすぎないですか!?ヒサ様は貴族様ですか?!」」」」」」

「ん?冒険者だけど。そうだな。大きいみたいだな」

「「「「「「普通の貴族様より大きいです!!」」」」」

「そっか。それよりも中に入ろうぜ!お前達が叫ぶから目立って仕方がない」

「「「「「「あっすいません。はい。分かりました」」」」」」

 ミミア、スウジー達が再び、ヒサの屋敷の大きさとヒサが貴族みたいだと、大声を上げて驚き、ヒサの屋敷周辺の人達が、何だ何だとヒサ達を見てきて目立っていた。

 ヒサはミミア、スウジー達を連れて、早々と屋敷の門に向った。

「「ご主人様、お帰りなさい!」」

 知らないうちに門には門番がいた。

 門番の一人は顔を知っており、リナとネーリナと話していた時ネーリナの事を見ていたガロンたった。

「ただいま。俺が屋敷を出る時、門番いなかったよな」

「はい。俺はガロンです。隣にいる男はギランです。俺達二人パティさんに門番に配属されました。一応は俺達元冒険者だったので」

「そっか。よろしく頼む。ミミア、スウジー達屋敷に行くぞ。付いて来い」

「「「「「「はい!分かりました」」」」」」

 ミミア、スウジー達六人は、ヒサに返事を返すとヒサに付いて行った。

「あっお兄ちゃんお帰りなさーい」

「お兄ちゃん、お帰りなさい」

 幼女の奴隷達はヒサの姿が見えるとお帰りの挨拶をしてきた。

 やはりまだ幼いのであまりやる事が無く、遊んでいたようだった。

「おう。ただいま。元気に良い子にしていたか?」

「はい!お姉ちゃん達の言う事聞いたよ!やる事が無いから遊んでていいよって言われたの!サボってないよ」

「そっか。ご苦労様。屋敷内なら好きなだけ遊べ。暗くなる前に家に入るんだぞ」

「「はーい」」

 二人はヒサに返事をすると、また遊び始めたようだ。

 この二人は最年少のシーア七歳とモニカ九歳だった。

 朝、屋敷を出る時、二人は楽しそうに草むしりしていたなっと、ヒサは思い出していた。

 そして屋敷の玄関に向かう途中、外で子供たちにお帰りの挨拶を貰いながら玄関に到着すると。

「お帰りなさいませ旦那様」

「お帰りなさいませ御主人様」

 メイド達が出迎え、ヒサが玄関の扉を開ける前に、ヒサの帰りを待っていた、メイド達が扉を開けてくれた。


 そして新たにオーク群勢の時の、奴隷のメイドも加わり、大勢のメイドにお帰りの挨拶で出迎えられた。

「ただいま。ん?新しいメイドがいるな。昨日奴隷にした娘達か?頑張れよ」

「はい!有り難う御座います!パティさんと相談しながらメイドになりました。これから宜しくお願いします」
 新人メイド達は緊張しながらも、ヒサの素敵な姿を見て、顔を赤く染めながら返事を返していた。

「なっ、何人メイドがいるのですか!?屋敷が大きいですけど多過ぎませんか!?しかもメイド服可愛過ぎるのですよ!!」

 出迎えてくれたメイドの多さに、ミミアは驚愕して、メイド服の感想共にヒサに問いかける。

 スウジー達もメイド経験者として、何処の大貴族ですか!っと心の中で声を出さず叫んでいた。

「そうだなぁ。かなり大所帯になってきたなぁ。何か商売でも始めようかな」

 ヒサはリビングに歩きながら、のほほんとメイドの多さに、屋敷でのメイド達の仕事が無いから、どうしようかなぁ?っと思っていると。

「旦那様、お帰りなさいませ!リビングにお茶の御用意がしてあります。お寛ぎ下さいませ」

 パティが挨拶と共にやって来た。

「ただいま。あぁ。ありがとな。新たにこのメイド達も保護したから面倒見てやってくれるか」

 ヒサは後の事はパティに任せヒサはリビングに向かう事にした。


「はい。分かりました。私この屋敷のメイド長をやらさせて頂いてます。パティと言います」

「私はゲド奴隷商会で、お茶出しとメイドをしていた。ミミアです。よろしくお願いします」

「私はケドラスの屋敷でメイド長をしていた。スウジーです。お世話になります。宜しくお願いします」

 ミミア、スウジー達はリビングの近くで、メイド達の自己紹介と、今後の事を話していた。

 ヒサはリビングに入ると「ただいま」っと声を掛けて、体調が良くなったゲド奴隷商会で保護した子達が、ウサミとワカバと、リビングの広間で楽しそうに話しをしていた。

「あっ!ご主人様!おかえりなさい!ぴょん!」

「にゃ!ご主人様!おかえりなさい!にゃん!」

 そしてヒサに気付いたウサミとワカバは立ち上がると元気良くヒサにお帰りの挨拶をしてきた。

「おかえりなさい」

 そして保護した奴隷の娘達も立ちお帰りの挨拶をした。

「ただいま。皆少し元気になったみたいだな。今日はゆっくりすると良い」

「ありがとうございます」

 ヒサはリビングのソファに座ると意してあった茶菓子とみどり茶がありみどり茶のコップを手に取り飲む。

 ヒサはソファでみどり茶を飲み茶菓子を食べてのんびりしていると誰かがリビングに入って来た。

「ヒサ様、お帰りなさい。大変だったですわね。私も手伝ったのに」

「シルフィ、ただいま。そんなに大変じゃなかったよ。(少し大変だったかなぁ。でもあんな事シルフィに、手伝わせられないな)」

 ヒサは、ゲド奴隷商会とケドラス邸の襲撃はかなり残酷かなっと思い、シルフィに手伝わせられないなって思っていた。

「重傷な娘達と病気だった娘は、今はベットで休んでいますわ。欠損と酷いのは何とかしてあげたいと思いましたですわ」

「そっか。今はゆっくりと休養されてあげないとな」

 ヒサとシルフィは話していると、シルフィはヒサの隣に座り、首をヒサの肩に乗せてきた。

(あぁ。ヒサ様いつ見ても格好良くて素敵ですわ!ヒサ様の横に座る何て久しぶりですわ。いつもウサちゃんとワカちゃんが両隣に座っちゃうのですわ。あ~。幸せ)


 シルフィも一石二鳥のスキルで、女性を惚れられる効果を受けて、いつも以上にヒサに甘えるシルフィだった。

 ヒサはスキルの事など知らず、今日シルフィ甘えるなぁと思っていた。

 そしてヒサは、漸くのんびり出来るなって思いながら、本当は、今日はゆっくりのんびりする筈だったのになぁっと、ヒサは今日の出来事を思い出しながら寛いでいた。


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