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オレたちの季節
4、【SS】カボチャのチャチャチャ
しおりを挟む短いですが、「ハロウィン」ネタ?
大学4年の秋。「旅行だッ」の前の話。10月の話です。
ーーーーーーーーー
「チカぁ。なんだか今日の夕飯さ。茶色とオレンジだよな」
「惣菜コーナーがカボチャ祭りだった」
すまなそうに呟いてる。
夕飯時に、「時間が出来た」とやってきたオレが悪いんだわ。
作り置きの金平が絶品です。
「ふ~ん。カボチャコロッケに、カボチャの煮物、カボチャサラダ…カボチャねぇ。なんで、カボチャ?」
煮物を頬張る。
料理が息抜きとか気分転換とか言ってたチカが、料理も出来ない事態って。
「ハロウィンだからだろ」
ちょっと反吐曲げちゃった?
謝らなきゃと思うけど、こういうチカさんも可愛いです。
愛でちゃいます。
「ハロウィンってカボチャなの?」
「惣菜コーナーも頑張ってるって事だよ。そのお陰で、カボチャコロッケが食べれるんだし」
幸せそうに食べてる。
「ーーーえっ。チカってカボチャコロッケが好きだったの?」
コクン。
「子供っぽいって言いたいんだろ」
「そんな事ないよ。仮装してパーティー行こうとか言われるより、こういうの食べて、ハロウィンだなって言ってる方がいいよ」
「そっか。サブがいいって言ってくれたら、それでいい」
頬が心なしか桃色に染まってる。
「カボチャの煮物多くないか?」
「『おつとめ品』だった。残ったらカボチャ団子にするからいいんだ」
「それ食べてみたいな」
「じゃあ、残せ」
「食べちゃうな」
「そうだな」
互いに「ムフフ…」と笑ってしまう。
「飯時に来て悪かったよ」
コロッケに齧り付く。甘くホクホクした素朴な味わい。
「互いに忙しいんだ。会える時は会いたい。来てくれてありがとう」
チカに癒される。
将来はやっぱり一緒がいいな。
「お、忘れてた」
玄関に放置してたコンビニの袋を取りに行く。
中身に手を突っ込みながら、戻ってくる。
なんとなく口の端を親指の腹で拭えば、米粒とコロッケの衣でもついたようだ。指についた。口に押し込んだ。
「なんかいっぱい並んでてさ。ポップも派手で。おすすめってヤツかなって買ったんだよ。食後にでも食べようぜ」
テーブルの端に並べる。
『かぼちゃプリン』
オレもカボチャじゃんッ。セルフツッコミ!
膝がカクンと折れる。
「コンビニも頑張ってんだな」
自分の事は棚上げで、ハロウィンに乗っかるコンビニの努力を持ち上げる。
「そうだな。ーーー確認せずに買ってくるサブが、なんて言うか、らしいな」
チカが笑ってる。
笑いが取れたようだ。良かったじゃん!
ちょっと前のオレ、グッジョブ。
忙しすぎて惣菜で済ませてる頑張り屋のチカを慰労してやりたいが、何をしたらいいんだろうな。
来たら負担かと思えば、会いたいと言ってくれるし、困ったなぁ。
ーーーーーーーー
で、旅行に連れ出したサブでした。
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