彼とメガネの彼の話【時々番外編更新】

アキノナツ

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守りたい。

【小休止】卒業? ※

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りん、俺、何度も言っちゃってるけど、倫の事、好きなんだよ。好き過ぎて…」

今日はちゃんと素面。
何度目かの素面!
アルコールの力は借りてません!

倫も至って普通そうな感じの今を狙った。

両手を繋いで、目を合わせて真摯に心を込めて伝える。

「オレも、好きだよ。優太ゆうたの事、大好き」
額をくっつけて、可愛く笑って答えて、ぎゅっと抱きついてくれる。

嗚呼、たぶん伝わってない。

この気持ちが伝わる事って、もう永遠にやってこないんじゃないだろうか。
抱きしめながら、心で泣いた。

愛してるとも伝えた。
愛してるって返ってきて、天にも昇る気持ちだったが、今の好きと同じ感覚だったと悟った時には、急降下でした。

もう諦めるか?
諦め切れるのか?

ーーーーもういいか。倫は倫か。

倫の好きは、親しい人すべてに対してだ。
家族への愛。真司しんじや俺の家族への愛。友人たちへの愛。
すべてが好き。愛おしいのだと解った。
その愛の中に俺もいる。

その反対への拒絶は辛辣ではいあるが、それも愛のカテゴリーに何かの拍子に入ったら、ふんわり包み込んでしまう。
そんな倫に嫌われるのは、よっぽどなのだろう。

俺のこの独占したくなる愛情なんて全然気付いてない。

このズレた感じが、俺たちの全てなのかもしれないな。

俺は全てを受け入れた。






気持ちの整理が着いて、もう随分なるが、コレはどう説明してよいものか……。

「優太ってさ。童貞卒業する気ある?」

ストレートにデリケートなところを抉って来ますねぇ。
飲んでたコーヒー飲み込み損ねて咽せまくりだよ。

就職も内定貰って、あとは無事卒業すればという話をしていたと思うんだが……。
しかも、今は爽やかな朝の食後のコーヒーブレイク中。

これから1日頑張りましょう!って気合い入れる時間帯です。

「倫? どうしてそういう話を今するかなぁ」
喉が落ち着いた。

「卒業って話してたらね。優太は大学で進学だから、卒業って感じじゃないじゃん」
兎に角明るい。朝に相応しいぐらい爽やかに明るい。

「ま、そうだけど。ちゃんと論文出さないと卒業出来ないし、推薦消えちゃうし。気は抜けない訳で」
グダグダ……このまま有耶無耶にならんか?

「そういうのは知らんけど。あっちの卒業はどうすんだろうなって思いました!」
バッサリ! 明るく言い切りました。

俺がごちゃごちゃ言って揉み消そうとしてるのが分かったか?

「はぁぁぁーーーッ」

ため息が盛大に出ます。

「卒業の当てはありません! よって、卒業は未定です」

倫の手がスッと、気持ちが良くなる程綺麗に挙がった。

「ハイ! 当てになってイイですか?」

ゴトンとマグが机に着地した。
俺の時間も固まって、落ちた。

慌てて拾って、頭をフル回転させる。
コーヒーの糖分じゃ足らん。
脳が悲鳴を上げた。ギブアップ。

「倫……どういうことか教えて?」
頭を抱える。倫が見れない。

倫とは一線を越える以外はほとんどしたんじゃないだろうか。
もう一線超えてる感じでもいいんじゃないかという状態であるが、敢えてそこは歩踏み込まない事にしてる。

これは、俺の気持ちの問題。

「オレで卒業したら?って提案してます」
元気にハキハキ。素晴らしいよ。大変分かりやすいです。内容が問題ってだけで、あとは花丸です。

「倫とは、しない」
俺の意地。
もう好きの気持ちは、すれ違ってるのは分かって、受け入れた。しかし、コレは別!

「んーーー、オレ嫌い?」
ハッとして見遣る。
小首傾げる倫。
俺の心に花が咲く。今日も可愛い!!
「好き!! 大好き!!」
前のめり。

「指であんな気持ちいいんだから、やったらもっと気持ちいいと思うんだよな。優太は童貞卒業。オレは気持ちいい事が出来る。ウィンウィンな感じじゃない?」

『本番』以外はしてるよね、俺たち。

「優太以外でやってみたいとは思わないんだよねぇ」
殺し文句キターーーッ。

「考えさせてくれ。ーーー出掛ける時間だ」
逃げました。



ワザと遅く帰ってきた。
何も言ってなかったから、テーブルに夕飯があった。
倫はもう寝てるのだろう。静かだ。

温めて食べてると、起きてきた。

「おかえりぃ」
眠そうだ。トイレに起きてきたみたいだ。そのまま通り過ぎて行った。

戻ってくると、水を片手に前に座った。
座った?!
寝ないのですか?

眠そうな顔でじーっと見てくる。

「寝たら?」
じーーーーっ
「美味しかった。えーと、ご飯ありがとう。ーーーーただいま?」
どんどんと遡って、探り探り言葉を紡ぐ。
じーっと見てる倫を置いて食器を片付ける。

腕まくりして、食器を洗う。

横に倫が来た。

「こういう灯りの下だと、浮き上がって、ところどころ痕が見えるね」

「そうだな」
あんまり話題にしたくない話だ。
最後の食器を濯ぎ置く。

「この傷痕も、オレ好き。真司くんの言葉。優太の優しさ。オレ好き」
呟きながら、ツツーッと優しく指先で辿る。
ゾクゾクする。あらぬ衝動が湧き起こる。
分かっててやってるのか?
耐えた。
洗い終わってて良かった。じゃなかったら、食器落としてたと思う。

倫は眠いのに起きてる。
ふわふわして変な事をしだしそうだ。
もうしてるな!
寝てくれ!

「眠いんなら、寝ないか?」
「んーー」
こうなると、ソファで体育座りで動かなくなったりする。
一緒に寝たいのかな?

「お風呂入るから、先に寝てて?」
「んー」
「今朝の返事は、週末するから」
たぶんコレだろうなと思いつつ、言いたくなくて避けてたが、ムスッとしてる倫の様子に耐えきれず、伝えた。

「分かった。ベッドで待ってる。返事期待してるねぇ。寝る」
倫って意外に執拗い時がある。
すぐ忘れるモノとの基準が分からんけど。

たぶん…アレだ…欲だな。自分の欲に素直なんだよ。

眠いと無自覚に暴走し出すから、さっさと寝て貰うに越した事はない。

既に、腕触って来たりと暴走気味でしたね……。






約束の週末。

倫忘れてないかなぁ。
忘れてるといいなぁ。
忘れてよぉ。

ダメだね。絶対覚えてるわ。

朝から上機嫌だった。
俺がNOというはずがないという事か?

夕食にお肉屋さんのメンチカツとコロッケが山盛りだ。
俺たちのお気に入り。
あの店は倫のお気に入りだ。

女将さんと店の奥でお茶してる事があったな。
店の奥から「あ、優太!一緒に帰ろぉ」って声がしたらびっくりするだろ?
女将さんとケラケラ笑ってたよ。

コロッケ買ってくるって言ってたから、キャベツ刻んでた。
考え事しながらの千切りはやめた方がいいな。刻み過ぎた。
明日の朝の味噌汁の実にでもするか…。



お風呂上がりの倫は、オーバーサイズのロングTシャツ。下にスエットを履いてた。
あれは下を履くかどうか悩んだな。
倫にしては統一感が無い。

俺はいつものスタイルで、ビール飲んでた。

テレビのリモコンを意味もなく弄ってザッピング。

横に倫が座った。
俺は入れ替わりに立ち上がると冷蔵庫へ。

倫に分のビールを片手に戻ってくると、体育座りの倫が拗ねていた。
何も言わなくても、全身で拗ねてますオーラ全開で分かりやすい。

腹を括れよ、優太さんよぉ。

倫の側に立つ。
「倫さん…」
拗ねないで。
優しく呼びかける。

ゆっくり顔が上がった。
やっぱり膨れっ面。
顎に手を掛ける。ついっと唇を合わせて、離れた。

額をくっつけて、ゆっくり告げた。

「よろしくお願いします」

キョトンとしてる倫にビールを渡して、隣に座った。

「風呂上がりのビール好きだろ?」
「うん」
動かないから、そっと抜き取り、カリュっと開けて、元通り握らせる。
黙って、口に運んでる。

「オレでいいの?」
いやいやぁー、倫が言い出した事だろう!

「倫以外は考えられないかな」
「ーーーうん」
二人して、たぶん観てないテレビを見てた。

なんだ? この間……。

んーーーーーッ! スタートが分からん!
いつもは、どうしてた?!

前を見たまま倫が口を開く。

「優太ぁ、スタート、分かんなくなったぁ」
言葉にしてくれてありがとう。

「うん、俺も…。もう一回風呂入って来ようかな」
缶をローテーブルに置いて、腰を浮かした。

「えっ…」
ブンっと音がしそうな勢いで倫がこっちを見た。
「待つの?」

「あ……ですよねぇ。ーーー失礼します」
何を失礼なのか分かんないけど、倫の手から缶ビールを抜き取るとローテーブルに置く。
改めて、目を合わせて、唇を合わせた。

なんだか緊張する。
ハムハムと唇を喰みながら、背中を摩ってる。
倫の身体がカチガチ。緊張してるねぇ。

いつものキス。キスに集中しよう。

チュッチュと音をさせながら、唇を合わせる。
固くなってる倫をどうにかしないと。
倫もキスに集中しようとしてるみたいだけど。

額に、瞼に、鼻の頭に、チュッチュッと唇を落としてみる。
耳にキスしたら、クスクス笑い出した。
首筋にキスして、ハムっと唇で挟んでもにゅもにゅ。

「くすぐったいぃ」
鼻にかかった声。緊張が解れてきたかな? 身体も柔らかくなってきたみたいだ。
鎖骨へ向かって、唇を滑らせる。
ペロっと舐めて、少しキツめに吸い付いた。
鎖骨の上の柔らかい皮膚の上に赤い痕が付いた。

もう一つ。
並んでる。
ペロっと舐める。
倫が細かい震えてる。

「止める?」

「止めないで。気持ち良くてゾクゾクしてるだけぇ」
腕が背に絡んできた。

ベッドに行こうか?


◇◇◇


今からするんだ……。

いざとなると、妙に緊張する。

ビール飲んでるけど、炭酸の刺激だけで、味がよくわからない。
一気に飲んじゃう?
なんだか、ちびちび飲んでる。

コレってどこからスタートしたら?

あれれ???

いつもはどうしてた?

思った事を言葉にしたら、優太もだったらしい。

優太がお風呂入り直すとか言い出すから、泣きたい気分になった。
どうしたらいい?

縋って見てたら、なんだか「失礼された」。
失礼?
お邪魔します?
なんだそれぇ~?

キス。

ハムハムは気持ちいいね。
顔中にキスされてる。
チュッチュッとリップ音が降ってくる。
擽ったくなって、モジっと身体を捩る。
耳で音がして我慢できなくなって笑っちゃった。

首もくすぐったい!
チリっと刺すような刺激?
舐められる。
叩いて撫でるみたいな?
なになに?
優太がなんだか満足気。

優太見てたら、キュンキュンしてきた。
なんだろう、コレ?
背中が摩られてる。
止めるか訊かれた!
なんで?!

あ、なんだかプルプルしてる。
コレ怖いんじゃないの!
気持ちいいが止まんない。
キュンキュンって奥の方で何かがもっとって言ってる!
気持ちを伝えたくて優太の背中に手を回してしがみついた。

身体が浮く。
抱っこされた。
優太にきゅっとしがみつく。
身体に振動が…。

優太が笑ってる。


◇◇◇


倫を剥いていく。
ロンTだけ残して、脱がせた。
また恥ずかしいとか言いそうだ。
俺は上を脱いだ。
熱い。
下を脱いでる時間が惜しい。気が焦る。
落ち着け俺!

ローションのボトルを手に取る。

倫がぼんやり見てる。
さっきからなんだかポヤポヤしてる。
頭撫でてやりたいが、手を濡らしてしまった。
ローションを手で温めて、後ろを触る。
後孔の周りをローションの滑りを借りて、揉み込むように触る。

「ふぅぅん…」

吐息のように唇から漏れでる。
半開きの口が…割れ目から舌がチラッと見えた。

口元に視線が釘付け。引き寄せられる。

手のベタつきを気にする余裕もなく、襟がズレて剥き出しになってる肩を掴むと唇を塞いでいた。

「ん、ん、んー」
抗議?
今回は俺の卒業だろう?
俺主導でいいよな?
だから、無視だ!

暗い何かが、ふんわり湧いて顔を出す。

大きく開いた襟から手を差し込んで倫の胸を撫でる。
尖りがピンと勃ち上がって主張してる。
ヌルヌルとローションを擦り付ける。

襟が伸びるなと頭の片隅で思うが、手が止まらない。
襟ぐりが片側の乳首だけ出して強調する。
こっちも舐めたな。

その前に…。

ずるっと唇の隙間に舌を差し込む。
奥に逃げる倫の舌を強引に絡める。
後孔に指を埋める。

一気に侵入していた。
嗚呼、全ての穴から這入りたい。。。

ヌル……。
ナカの指が滑って奥へ這入る。ローション仕込んでたな。
俺がやりたかったのに。

口内をゆっくり楽しむつもりだったが、ちょっとお仕置き。

キューッと口の中の全てを吸い出す勢いで吸ってやる。
倫の舌をこちらに飲み込む。
ローションなんて仕込んでるエッチな子はこうだ!
舌を甘噛みしたり、根元を舌先で擽ってやる。

「んー、ん、ん、ぅうん…」

肩を叩かれてる。
コレも無視。
チュポッ!
口を解放してやる。

「優太ぁ、どうしたぁ、あぁぁん!」

指で捏ねてた乳首を咥え、思いっきり吸い付く。
倫の背中がのけ反る。
乳首が弱い。
最近は乳首でイけそうな勢いだ。

高く啼く倫の声を聴きながら、後孔の指を増やして、バラバラに動かして拡げる。

口の中で尖りを舌先で弾くように舐める。
舌先に当たる硬い尖りの感触が気持ちいい。

もっと啼けよ。

「ひゃ、にゃにぃーーーッ」

倫の指が髪の中に入って、頭を掴まれた。

前立腺アタック!
抉るように撫でてやる。

「ひゃぁぁぁん! はひゅん、ひぃー…」

息を吸いながら喘いだまま固まってる。

頭を抑えられて、動き辛い。
乳輪を舌でなぞり舐める。
外気に触れた乳首が、テカテカ光って震えてる。
布の隙間から反対の乳首が尖って誘っていた。

服の裾から手入れると、腕で布を託し上げ両乳を晒す。
布が邪魔だ。
鷲掴むと、頭を掴んでた腕ごと服で纏めて倫の頭上に寄せた。
布で拘束された腕の間で、驚きの表情で倫が俺を見てる。
胸が上下に揺れて、尖りが俺を誘ってる。

衝動に動かされてしまった。
怖がらせたらダメだ。俺…。
少し冷静になってきた…。

詫びを込めて、優しく胸に唇を寄せて、上目遣いに倫を見た。

「ゆうぅ、たぁ?」

喘きながら、不安そうに呼んでる。
湧き上がる暗いヤツを捩じ込み抑え込む。

「ごめん。大丈夫?」

「らい、しょぅ、ぶぅん」

後孔の刺激で、声が上擦ってなんとも発音が怪しい。
鎖骨に付けた痕と同じモノを胸に幾つもつける。
赤い花が幾つも散って、満足した。
ふぅぅぅっと静かに深く息を吐く。

暗いヤツももう満足しただろう。大人しくしてろ!

身体を起こして、赤い花が幾つも散った裸体を眺める。
スエットを押し上げてテントを作って分身が暴れたがっていた。

倫の脚を持ち上げ大きく広げる。
腕を絡められていても、脚を開いて俺を迎えてくれようとしてる。

フッと出て来ようとするモノをねじ伏せる。

後孔を指を数本挿れて、くぱっと指で開いてナカを見る。
ローションを足して、擦り上げ確認する。
十分解れてる。

固定された腕の間で、顔をあちこちに向けて喘いでる。身体を捩って、快感を逃そうと動いてる。
グネクネ動く肢体に唆られる。

拘束してる服を外してやると、倫の表情が柔らかくなった。
怖がらせて悪かった。

頬にチュッとキスして後孔から指を抜く。

下着ごとスエットを脱ぐと、二人とも全裸になった。
解放された俺の陰茎はもう腹に着きそうなほど反り返って勃ち上がっていた。

倫も全然触ってやれてなかったのに、勃って揺れてる。

倫の腕が動いて、膝裏に差し込むと、折り畳むように大きく開いて後孔を晒す。

「来て……」

真っ直ぐ見てた倫がついっと目を伏せる。目元を赤く染めて。まつ毛が震えてる。
全身がほんのり色づいてるようだ。

「あ、ゴム……」
倫の痴態に前を更に痛くしながら、見惚れてた。
慌てて箱を探す。
準備してたのに何処に行った?

「そのままで、いいよ。……中に、出して、欲しい」

はぁいいい??!!

生は、百歩譲って良いとして、出すのは!
良くないけど。
倫が脚を持ち直す。
早くしてやらないと苦しい体勢だものんな。

亀頭を後孔に当てる。
結局生でしてる…。流されてしまった。
プニプニと食んでくる孔。
早く這入って!と誘うように孔口が動いている。

肉棒にローションを垂らし、擦り込むと先走りでヌメッと光ってる亀頭を押し込む。呑み込まれていく。

「這入ってる……」

ズブズブと這入っていく肉棒から目が離せなかった。
孔口がめいいっぱい拡がって、皺が伸びて、そこに挿し込まれていく肉棒。中へ迎えてくれてる。
ちょっとキツく感じた。
充分にローションは施してる。ガチガチに硬い肉棒が止まらない。

ググッと押し込む。
狭い肉輪を太い部分が抜ける。
過ぎれば、柔らかな肉壁が迎えてくれた。

「はうぅん…うーーっ……」

カリが引っかかる感じで一旦止まる。
前立腺辺りだろうか。

一旦退がる。

ローションを足し、再び押し込んでいく。

倫の肉筒の感触に射精感を耐えつつ、堪能する。
進退を繰り返すたびに、どんどん奥へ奥へと這入っていく。

「ひゃん!」

ん?

前立腺弄ってた時みたいな反応?
ああ!
引き抜く時、肉壁を擦るように意識しながら、狙った場所探り、俺自身で抉るように刺激してズリ上げて這入る。

「いやぁぁぁん!」

トロッと倫の陰茎から溢れて流れた。
射精? 勢いはなかったけど?
硬さは変わらず勃ってる。

竿全体で前立腺を刺激しながら、感じてる角度で小突き倒し、突き進む。

もうちょっと。
あと少しで全部…。

さっきの射精の後から、ナカの動きが変わって入りにくいというか、俺が保たない。
肉壁が蠢いて、俺を扱く。
さっきまで優しく包み込んでたのに、俺を喰いにくる。

奥まで、全部挿れたい。

「うぐぅ、あぐぅ…ぐぅう…」
額に汗が滲むのが分かった。

倫も浅く息をしたり、深呼吸したりと、もう口が開いたままで喘いでる。
涎が垂れてるが、汚いとも思わなかった。

あと…少し。
コレで最後か?
ローションを引き出した陰茎に垂らす。
後孔の中にも入るように垂らし、ズブズブと挿し込んでいく。

亀頭が今までとは別の感触に当たる。
倫の中が俺で埋まったと感じた。
倫のナカが、俺の形になる。

大きく息を吐く。

「全部、這入ったよ」

こっちを見てくれてるが、焦点が合ってない?

「倫?」
「優太ぁ、動いてぇ」
肉襞が蠢いた。
「ちょっ! ーーーッ!」
動く前に、射精してしまった……。
初めてですからって言い訳になりますか?

「あ…ついぃ」
脚を支えていた手を離すと腹に手添えて呟いた。最後まで支えてくれてた。ありがとう。

「ごめん、出ちゃって」
「まだ、硬いよ?」
きゅっと締め付けられる。
もう復活し始めてたけど。締めないで、倫さん!
段々と焦点が合ってきた。

「入ってるね」
倫の指が結合部を撫でる。

ググッと持ち上がった。
「大っきくなったね」
解説しないでぇ!

「優太ぁ、卒業おめでとう」
良い笑顔ですね。

「動くよ!」
なんだかこれ以上喋らせたくなくて、膝裏を掴む。
「倫の処女は俺が貰った」
「うん! 優太のだよぉ」
ニヤッと笑ってる。

ガツンと抉った。

パンパンと肉が打つかる音が寝室に響く。
俺の呻き声と倫の喘ぎが折り重なって、混ぜ合わさって、満たしていく。

腰を掴み、倫のイイところを捏ねて突いて、奥をノックして亀頭に程よく圧迫感を感じつつ、グリっと奥に押し込んだ。

ん?
なんか、更に奥?
グリュン。
なんか這入った?

突然、締め付けられた!

「優太ぁ! 何したのぉ?!」

知らん!と言いたいが「ぐぅう……」と呻いたきり言葉にならない。

ナカが痙攣してる。
気持ちいいぃぃぃ!
なんだこれ?!!!!

気持ちいい!

倫は、悶え狂ってる。
手が何か探してる。
ぎゅっと抱きしめたら、抱きつかれたけど、背中が痛い。爪立てられた。引っ掻かれた。

痙攣は治らない。
動きたいな。
ナカでローションと俺の精液が混ざって、孔口でグチュグチャと音を立てる。

フツフツと暗い何かが出てくる。
『ちょっとなら良いんじゃねぇの?』
いいかなぁ?

「倫。動くね」

「えっ! 待って、待って! 今、たぶん、コレ、イってるんだと思う! うご、かな、でぇぇぇ!」

クポっと引き抜くと、短いストロークで、グチャグチョと動く。
ノックしてグリュンと入れ込んでクポックポッと奥の感触を楽しむ!

はぁぁあ!
気持ちいいぃぃ!

「ここに出していい?!」
欲が出てくる。

「ひゃん! 出して! 終わらせてぇぇぇ!」
懇願するようない艶声。

グリュンと押し込んで、吐精した。

気持ちいい。
脳髄が痺れるほどの快感に浸って、倫の首筋に顔を埋める。
倫の匂い。
耳元で、悲鳴のような喘き声がしてる。
倫さんも気持ちいいんだね。

うっとりとした波の中に浸った。

ホールドしたまま暫くそのままだったみたいだ。
呼吸も落ち着いて、長い夢が覚めたみたいに何もかも急激に戻ってきた。

ガバッと身体を起こした。
ずるっと後孔から力を失った肉棒が抜ける。
後を追って、こぽっと白濁が吐き出される。
ドロっと垂れ流れる。

「倫? 倫さん?」
肩を揺する。

「んぅんーーー」呻いて顔を顰める。
寝てるだけみたいだ。
呼吸は落ち着いてる。

お互いドロドロだった。
ベッドも酷い惨状である。
倫が本格的に起きる前に片付けないと。

風呂の様子と見に行って、お湯とタオルを持ってくる。
丁寧に倫を綺麗にしながら、中に出したモノも出してやらないとと考える。
段取りを考えながら、動いた。
倫に酷い事した。

ごめん!


◇◇◇


優太が泣いてる。
バッカだなぁ、そんなに『童貞卒業』嬉しかったの?

あれ? 身体動かない?
おっもいなぁ。

「倫、ごめん」
情けない声だな。

「優太ぁ、泣いてんの? 嬉し過ぎかよ。バッカだなぁ」
なんかガラガラ声。

「倫が寝たままだったから、目が覚めて良かったぁ」

水が渡された。
起きれなくて、飲めない。困った。
取られた。
優太が飲むの?

抱き起こされると、顔が近づいてきて、唇が合わさって流れ込んできた。
およ? 口移し?
コクコク飲んだ。
もっとと吸い付くと、クスッと笑われた。
おかわり貰って、ひと心地つく。

「今何時?」
「翌日の昼を随分過ぎてる」
「ほぉおー、寝たねぇ」
ヨッコラセと起き上がった。
腰痛い。股も痛い。開きっぱなしな感じがする。
膝裏が痛いな。胸も?
着てる服を襟を引っ張って覗き込んだ。

「なんだコレ!」

優太を見る。
優太の顔が真っ赤だ。
オレの顔も赤いと思う。

だって、コレって。。。

キスマークだらけです。
後ろもなんかまだ入ってるみたいで。

「優太……」
「はい」
シュンとしてる。

綺麗にに片付いてる。身体もさっぱりしてるから、ひとりで頑張ってくれたんだろうな。

なんだかなぁ……。
ふふふっと笑っちゃう。

「暫く、手貸してね」
ニカッと笑った。

「うん!」
元気なお返事。

なんだかすんごい初体験になったなぁ……。



==============

次は本編。
『寄添う二人』へ。
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「んー、じゃあ俺と付き合う?」 「………はいっ?」 ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。 スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。 お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが―― 「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」 偽物の恋人から始まった不思議な関係。 デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。 この関係って、一体なに? 「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」 年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。 ✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧ ✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧

ある日、友達とキスをした

Kokonuca.
BL
ゲームで親友とキスをした…のはいいけれど、次の日から親友からの連絡は途切れ、会えた時にはいつも僕がいた場所には違う子がいた

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