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【本編】〇〇までのカウントダウン
12・接触までのカウントダウン ※
しおりを挟む寒くなってきた屋上には、誰も来ない。
元々ココの屋上は人は来ない。
昼休み、スマホの画面を肩を寄せ合って見てる。
エッチなアダルトな動画です。
18じゃないけど、見ちゃってます。
しかも、相手になるはずの恋人と観てます。
二人とも至って真剣です。
真面目にこれからの事を相談してます。
「トオル、俺が上でいいのかな」
「いいと思う」
「拡げるらしいんだけど。道具とかで」
「そうだね。こんな風になれるのかなぁ?」
四つん這いのお兄さんのお尻にアレが入ってる。気持ち良さそうにしてるけど、痛くないんだろうか。
動画を閉じる。
「調べてみたんだけど、こんな感じので、少しずつ拡げるんだってさ」
アダルトショップのサイト画面がスクショしてるのを見せてくれた。
昨日見てた道具より細いものが並んでた。
段々と太くなってる棒状のものが並んでる。
これを、アソコに入れるのか……。やっぱピンとこねぇな。
でも、この太さなら入りそう。
「コレで拡げたら、タケシの入る?」
素朴な気持ちで確認。
近くにある顔を見たら、耳も首も真っ赤なタケシがいた。
「どうした?」
「想像した」
「あ、そう……」
前を向いた。
オレもたぶん真っ赤。
のぼせるように熱くなってるけど、気恥ずかしくて、タケシの胸にぴとっとくっついた。
あったかい。
心音がうるさくて心地いい。
「ヤりたいけど、ゆっくりでいい」
「う、うん」
肩を抱く手に力がかかる。つむじにキスされる。
「でも、キスとかはしたい」
「うん」
モジっとしたが、ちゃんと返事した。
「それから、入れる以外の事はしたい」
「ん?」
なんの事ですか?と見遣れば、抱きしめられた。脚の間に嵌り込んだ。
大きな身体のタケシにすっぽり。
気持ちいい…。
オレもタケシの背中に手を回して、ぎゅっとしがみついた。
「こういうのとか、キスとか、トオルにいっぱい触りたい」
「うん」
気持ちいいけど、やっぱコイツ……ちょっとコワイ。
タケシの匂いを胸いっぱいに吸い込んで、すりっとほっぺを胸に押し付けた。
温かい…。
顎に添えられた手で上向きにされた顔にタケシが重なっていて。
唇にも温かい感触。
チュッチュとキスされてる。
物陰で、屋上に人が来たとしてもすぐには見つからない。
段々と深くなって、舌が口内を隅々まで形を確かめるように探られてる。
外だけど、誰も来ないし、いいかな?
エッチな事がしたい気持ちが前面です。
イタズラ心がムックリ。
舌を舌で舐めてみる。
ツンツン、ぺろぺろ…
唾液をじゅっと吸われて、合わさる唇の角度が変わり、より深くなって、舌にねっとり舌が絡んできた。
あっという間に、頭がぼーっとなる程にオレの舌は、吸われて、撫でられ舐められ翻弄されて、息が上がって、身体に力が入らなくなったところで解放された。
「タケシ…キス上手く、なってる? 経験ない、なんて、ウソだぁ……」
息も絶え絶えに呟く。
「初めて。妄想だけでお前とキスしてる」
「お前…」
「妄想だけじゃ足りない。いっぱいキスしよ?」
「う……。お手柔らかにお願いします」
オレの舌、保つかな。
予鈴に助けられる。
立てない。
はぁあ?!
キスで腰砕けって、コイツ!!!!
「タイマーいるな…」
なんか言ってる。
次の日、スマホのアラームが予鈴前に鳴ってキスが終了になって、予鈴まで緩く抱き合って過ごして、楽になった。
昼休みは屋上で抱き合ってキスするのが当たり前になった。
キスと併せて、タケシの大きな手が布の上を撫でるようになって、服の隙間から手が入って、直接肌を撫でるようになるまでそんなに時間は掛からなかった。
今は、ベルトも緩められて、お尻が直に揉まれて撫でられてる。
どの刺激も、タケシの手が触れるところは気持ち良くて、キスされてると、もううっとりで、されるがまま、欲望に流されていた。
前を触られたのも流れだった。
気持ち良くて、オレもタケシのを布ごしに撫で触った。
「直接触って」
耳元で囁かれて、熱に浮かされながら、導かれるまま、触る。
熱くて、大きくて、太い。
カリも張ってる。
オレが握ると、ビクビクと震えてた。
キスと合わせて、前を触りあった。
いつか、コレがオレの中に入るのかと思うと……。ちょっと怖い。
考えないようにしよう。
「買った」
箱が出てきた。可愛らしいデザイン。
「へ?」
いつも通りキスをしてイチャイチャしようとオレの身体と頭がピンクになってたのに、急に現実な物に気分が白ける。
「指用のコンドーム。後ろって指で少しずつ解していくのがいいんだって」
「き、汚いよぉ~」
「大丈夫。その為のコンドームだし」
たぶん洗浄してからの方がいいと思う。
オレだって、そっちの勉強もしてる。
洗浄はこの前からしてみたりしてる。今日は綺麗な方だと思う。
キラキラの目で見られたら、オレも興味あるし、タケシがする事は、どれも気持ちいいし。
いっぱい言い訳してるけど、要はオレもやってみたい。
「お尻に?」
もう指に装着してる。
ベルトを緩めて、チャックを下ろす。
タケシの膝に乗っかる。
いつもの慣れた動き。
「うん。触るよ?」
声がいつもより掠れてる。
興奮してくれてるんだろうか。
どうぞと気持ちを込めて、タケシに抱きついた。
冷えた手がお尻の肉に触る。
ピクンと身体が揺れる。
割れ目に指が撫でて、窄まりを撫でられ、揉まれた。
変な気分。
「キスする?」
緊張で身体が固くなってるのを気にしてくれたみたい。肩口で頷く。
額が擦れ合う距離で見つめ合って、唇を合わせる。
その間も後ろの指は動いていた。
チュッチュと唇を啄み、舌を絡めて、互いの唾液を混ぜ合わせて、啜り、いつも通り浸ってると、後ろの指が浅く出入りしていた。
「痛くない?」
「ん」
キスで返事。
「もう少し、入れていい?」
「いいよ」
チュッとキス。
オレ、キス大好き。
もう、サルでもいい!
ツプッと第一関節辺りまで入ったのだろうか。揉まれてたから、熱を持って柔らかくなってる感じがする。
中で指が動く。
「はぁッ」
ピクンと唇を離して、思わずお尻の穴に力が入ってしまった。
益々、タケシの指を感じて、締め付けてしまう。
「あ、タケシ、変」
「力抜いて。トオル、キス」
震える唇で、タケシの唇を啄む。
カプンと唇ごと吸われて、舌で舐め回されて、力が抜けていく。
結局、指の根元付近まで入って、曲げる事はしなかったけど、モニュモニュと動かしていた。
タケシは楽しそうだった。
オレは、気持ち悪いのか良いのかよく分からない感覚が渦巻いていた。
「どう? 気持ち良かった?」
「ーーーーー分からない」
正直に答えたら、微妙な空気が流れた。
「あ、回数重ねたら、変わるかも。痛くなかったし」
お互いの欲望を押し付けそうで、気を遣って、譲って、踏み込んで、まるで綱引き? シーソー? そんな感じだった。
チュッとキスして、ご機嫌を伺った。
「タケシ、好き」
「俺も。好き」
ぎゅっと抱きしめてくれた。
ちょっとずつ進んでるのは確かだった。
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