8 / 51
第8話 マジック・バッグ
しおりを挟む
ディメンジョン・イーターを倒してから一週間後、冒険者ギルド静岡支部にマジック・バッグを受け取りにきた。
静岡市街地のビルの中にある支部は、いつ来ても受付嬢の視線が熱い。
ミリアも一緒で、ちょっと緊張した顔をしてる。
「川口さん、マジック・バッグ、完成しましたよ!」
マリコさんがカウンターの奥から、黒光りする革のバッグを持ってくる。
ディメンジョン・イーターの革でできたマジック・バッグ、めっちゃカッコいい!
中は別次元空間で、めっちゃ荷物が入る優れものだ。
別次元というだけあって、いくら入れても重くならない。かなり不思議。
原理は解明されていないが、普通に科学に混じって利用されていた。
「うわ、めっちゃいい感じ! マリコさん、職人さんに感謝伝えて!」
「はーい、了解! 百万DPの支払い、確認済みだから、これでバッチリね!」
ギルドカードからこの前ガッツリDPが引き落とされたけど、このバッグがあれば冒険がめっちゃ楽になる。
ミリアもバッグを興味津々で覗いてる。
「リオンさん、これで荷物持ち放題ですね!」
「うん、これでポーションも素材もガンガン運べるよ! よし、早速ダンジョンで試すか!」
そのとき、背後からドスドスと重い足音がした。
振り向くとシルバー級パーティー「ルミナス」のリーダー、小野田さんが立ってる。
細身の背の高い年長の男性で、ミスリウムのロングソードを背負ってる。
後ろには魔法使いの男性、増田さんと、ダガー使いの青年、海野さんがいる。
全員めっちゃ強そう。
「よ、リオン。お前、マジック・バッグ手に入れたんだってな?」
「う、うん、小野田さん。やっと完成したんだよね……」
「ちょうどいい。俺たち、明日から日本平ダンジョン五階に潜る予定なんだ。荷物係、やってくんね?」
え、マジで!? 五階って、ブロンズ級の僕にはキツいフロアだ。キングオーガとかゴブリン・マジシャンとか、ヤバいモンスターが普段からウロウロしてる。
例のアース・ドラゴンも地下に潜ったまま斎木さんと一緒に行方不明のままだ。
地下七階ぐらいにいるのではないか、とは言われているけど分からない。
それで地下五階。マジック・バッグがあれば、荷物運びは楽勝だし、シルバー級のパーティーに混ざれるなんてチャンスすぎる!
「リオンさん、危なくないですか?」
「大丈夫、小野田さんたちシルバー級だよ。僕、荷物運びだけだからさ!」
ミリアが心配そうな顔で確認してくる。
配信の準備もして、翌日、僕とミリアはルミナスと一緒にダンジョン入り口に集合した。
配信開始!
「はーい、リオンのダンジョン配信、今日は特別編! シルバー級パーティー『ルミナス』と五階に挑戦だよー! 荷物係だけど、ガンガンいくぜ!」
『ルミナス!? マジすげえ!』
『ああ、ルミナスな、なんとなく聞いたことあるわ』
『リオンちゃん、荷物係でも輝いてる!』
『五階やばそう、気をつけて!』
小野田さんがドンと肩を叩いてくる。
「リオン、荷物はマジック・バッグに頼んだぞ。ポーションと素材、全部預けるからな!」
「ラジャー! 任せてください!」
すでにポーションをたっぷり入れてある。
けっこうな費用だろうにルミナスの資金はたくさんあるようだ。
五階は空気が重い。ヒカリゴケの光も薄暗く、モンスターの気配がビシビシ感じる。
そして全体的に通路が広い。つまり大型の魔物が通るということだった。
いわゆる魔力波は強いモンスターほど強力で、慣れている冒険者なら体感でもわかるほどだ。
ルミナスの面々はさすがで、キングオーガが現れても小野田さんの剣と魔法使いの増田さんのファイアボールで一瞬で片付ける。
海野さんのダガーも一撃で道中の敵を倒していた。
僕はマジック・バッグにモンスター素材をガンガン詰め込む。めっちゃ便利!
ミリアは僕の後ろでショートソードを握り、キョロキョロしてる。まだグリーン級だしね。いわゆる『初心者マーク』というやつで、もちろんみんなに大切にされる期間だ。
「リオンさん、なんか怖いです……」
「大丈夫? でも、小野田さんたちがいれば安全だよ。ほら、コメントも応援してくれてる!」
『リオンちゃん、荷物係もカッコいい!』
『ミリアちゃん、守られてる感かわいい!』
『怖いモンスターが出てきたら逃げるんだぞ』
『ルミナスの後ろに隠れてようぜ』
突然、ゴブリン・マジシャンが現れてサンダーボルトを撃ってくる!
バチッとマジック・バリアが光るけど、小野田さんが一閃で倒す。
すげえ、シルバー級!
数時間の探索で、マジック・バッグはキングオーガの牙や魔石でパンパン。
基本的に強いモンスターほど魔力が多く、魔石も比例して大きい。
大きい魔石は相対的に高値で取引されている。だから強い敵相手のほうが稼ぎがいいのだ。
大粒の魔石がゴロゴロと出てきて、それを僕のマジック・バッグに入れていく。
それだけではなく、いわゆる素材。
シルバー・カウという牛モンスターなんか丸々肉塊がマジック・バッグに吸い込まれていった。
百キロくらいありそうだ。ごくりと喉を鳴らす。
帰ったら、焼肉食べたいな。お腹もグーと鳴いたら、みんなに笑われてしまった。
「お腹すいたんだもん」
「まったく、リオンちゃんはかわいい」
『リオンちゃん、お腹かわいい』
『リオンちゃんナイス』
『ぐーー』
『ぐうー』
『お腹ぐうう』
小野田さんがニヤッと笑う。
小野田さんたちもモンスター情報や地図表示のためにメガネ型端末をつけて、僕の配信を見ているので、同じようにコメントも表示されているはずだ。
それに対して、たまに突っ込みとかも入れてくれる。
解説とかまでしてくれるので頭が上がらない。助かる。
強いオーガなどを倒しつつも、探検は和やかに進んだ。
そうして四時間余り、時間に余裕を持たせて階を上がって戻ってくる。
「リオン、いい仕事だ。次も頼むぞ」
「へへ、ありがとう! また呼んでね!」
配信終了後、ギルドで報酬を受け取る。
二十万DPの臨時ボーナス! ミリアも目をキラキラさせている。
「リオンさん、シルバー級ってすごいですね! 私もいつか……」
「うん、ミリアちゃんも頑張ればなれるよ。斎木さんみたいに!」
「はいっ。頑張ります! いえ、頑張ってみせます!」
「いい気合いだ」
「あはは。最初はちょっと怖かったんです。でも、みんな優しくしてくれて」
「そうだね」
「だから、大丈夫そうです。なんとか、できそうです。うれしいです」
「よかったね」
「はいっ!」
にっこり笑うミリアはなんともかわいらしい。
最初はガチガチに緊張して、少し不安そうにしていたもんな。
今日の敵は強かったけど、ルミナスのメンバーはめちゃんこ強いし、ガンガン倒していくし、で目が回りそうだった。
僕たちも、倒されたモンスターの解体を手伝ったり、出てきた魔石の大きさにびっくりしたり。
本当にいい経験をさせてもらった。
マジック・バッグを肩にかけながら、僕は思う。斎木さん、僕、ちょっとだけ近づけたかな? まだブロンズだけど、いつか絶対シルバー級になってやる!
静岡市街地のビルの中にある支部は、いつ来ても受付嬢の視線が熱い。
ミリアも一緒で、ちょっと緊張した顔をしてる。
「川口さん、マジック・バッグ、完成しましたよ!」
マリコさんがカウンターの奥から、黒光りする革のバッグを持ってくる。
ディメンジョン・イーターの革でできたマジック・バッグ、めっちゃカッコいい!
中は別次元空間で、めっちゃ荷物が入る優れものだ。
別次元というだけあって、いくら入れても重くならない。かなり不思議。
原理は解明されていないが、普通に科学に混じって利用されていた。
「うわ、めっちゃいい感じ! マリコさん、職人さんに感謝伝えて!」
「はーい、了解! 百万DPの支払い、確認済みだから、これでバッチリね!」
ギルドカードからこの前ガッツリDPが引き落とされたけど、このバッグがあれば冒険がめっちゃ楽になる。
ミリアもバッグを興味津々で覗いてる。
「リオンさん、これで荷物持ち放題ですね!」
「うん、これでポーションも素材もガンガン運べるよ! よし、早速ダンジョンで試すか!」
そのとき、背後からドスドスと重い足音がした。
振り向くとシルバー級パーティー「ルミナス」のリーダー、小野田さんが立ってる。
細身の背の高い年長の男性で、ミスリウムのロングソードを背負ってる。
後ろには魔法使いの男性、増田さんと、ダガー使いの青年、海野さんがいる。
全員めっちゃ強そう。
「よ、リオン。お前、マジック・バッグ手に入れたんだってな?」
「う、うん、小野田さん。やっと完成したんだよね……」
「ちょうどいい。俺たち、明日から日本平ダンジョン五階に潜る予定なんだ。荷物係、やってくんね?」
え、マジで!? 五階って、ブロンズ級の僕にはキツいフロアだ。キングオーガとかゴブリン・マジシャンとか、ヤバいモンスターが普段からウロウロしてる。
例のアース・ドラゴンも地下に潜ったまま斎木さんと一緒に行方不明のままだ。
地下七階ぐらいにいるのではないか、とは言われているけど分からない。
それで地下五階。マジック・バッグがあれば、荷物運びは楽勝だし、シルバー級のパーティーに混ざれるなんてチャンスすぎる!
「リオンさん、危なくないですか?」
「大丈夫、小野田さんたちシルバー級だよ。僕、荷物運びだけだからさ!」
ミリアが心配そうな顔で確認してくる。
配信の準備もして、翌日、僕とミリアはルミナスと一緒にダンジョン入り口に集合した。
配信開始!
「はーい、リオンのダンジョン配信、今日は特別編! シルバー級パーティー『ルミナス』と五階に挑戦だよー! 荷物係だけど、ガンガンいくぜ!」
『ルミナス!? マジすげえ!』
『ああ、ルミナスな、なんとなく聞いたことあるわ』
『リオンちゃん、荷物係でも輝いてる!』
『五階やばそう、気をつけて!』
小野田さんがドンと肩を叩いてくる。
「リオン、荷物はマジック・バッグに頼んだぞ。ポーションと素材、全部預けるからな!」
「ラジャー! 任せてください!」
すでにポーションをたっぷり入れてある。
けっこうな費用だろうにルミナスの資金はたくさんあるようだ。
五階は空気が重い。ヒカリゴケの光も薄暗く、モンスターの気配がビシビシ感じる。
そして全体的に通路が広い。つまり大型の魔物が通るということだった。
いわゆる魔力波は強いモンスターほど強力で、慣れている冒険者なら体感でもわかるほどだ。
ルミナスの面々はさすがで、キングオーガが現れても小野田さんの剣と魔法使いの増田さんのファイアボールで一瞬で片付ける。
海野さんのダガーも一撃で道中の敵を倒していた。
僕はマジック・バッグにモンスター素材をガンガン詰め込む。めっちゃ便利!
ミリアは僕の後ろでショートソードを握り、キョロキョロしてる。まだグリーン級だしね。いわゆる『初心者マーク』というやつで、もちろんみんなに大切にされる期間だ。
「リオンさん、なんか怖いです……」
「大丈夫? でも、小野田さんたちがいれば安全だよ。ほら、コメントも応援してくれてる!」
『リオンちゃん、荷物係もカッコいい!』
『ミリアちゃん、守られてる感かわいい!』
『怖いモンスターが出てきたら逃げるんだぞ』
『ルミナスの後ろに隠れてようぜ』
突然、ゴブリン・マジシャンが現れてサンダーボルトを撃ってくる!
バチッとマジック・バリアが光るけど、小野田さんが一閃で倒す。
すげえ、シルバー級!
数時間の探索で、マジック・バッグはキングオーガの牙や魔石でパンパン。
基本的に強いモンスターほど魔力が多く、魔石も比例して大きい。
大きい魔石は相対的に高値で取引されている。だから強い敵相手のほうが稼ぎがいいのだ。
大粒の魔石がゴロゴロと出てきて、それを僕のマジック・バッグに入れていく。
それだけではなく、いわゆる素材。
シルバー・カウという牛モンスターなんか丸々肉塊がマジック・バッグに吸い込まれていった。
百キロくらいありそうだ。ごくりと喉を鳴らす。
帰ったら、焼肉食べたいな。お腹もグーと鳴いたら、みんなに笑われてしまった。
「お腹すいたんだもん」
「まったく、リオンちゃんはかわいい」
『リオンちゃん、お腹かわいい』
『リオンちゃんナイス』
『ぐーー』
『ぐうー』
『お腹ぐうう』
小野田さんがニヤッと笑う。
小野田さんたちもモンスター情報や地図表示のためにメガネ型端末をつけて、僕の配信を見ているので、同じようにコメントも表示されているはずだ。
それに対して、たまに突っ込みとかも入れてくれる。
解説とかまでしてくれるので頭が上がらない。助かる。
強いオーガなどを倒しつつも、探検は和やかに進んだ。
そうして四時間余り、時間に余裕を持たせて階を上がって戻ってくる。
「リオン、いい仕事だ。次も頼むぞ」
「へへ、ありがとう! また呼んでね!」
配信終了後、ギルドで報酬を受け取る。
二十万DPの臨時ボーナス! ミリアも目をキラキラさせている。
「リオンさん、シルバー級ってすごいですね! 私もいつか……」
「うん、ミリアちゃんも頑張ればなれるよ。斎木さんみたいに!」
「はいっ。頑張ります! いえ、頑張ってみせます!」
「いい気合いだ」
「あはは。最初はちょっと怖かったんです。でも、みんな優しくしてくれて」
「そうだね」
「だから、大丈夫そうです。なんとか、できそうです。うれしいです」
「よかったね」
「はいっ!」
にっこり笑うミリアはなんともかわいらしい。
最初はガチガチに緊張して、少し不安そうにしていたもんな。
今日の敵は強かったけど、ルミナスのメンバーはめちゃんこ強いし、ガンガン倒していくし、で目が回りそうだった。
僕たちも、倒されたモンスターの解体を手伝ったり、出てきた魔石の大きさにびっくりしたり。
本当にいい経験をさせてもらった。
マジック・バッグを肩にかけながら、僕は思う。斎木さん、僕、ちょっとだけ近づけたかな? まだブロンズだけど、いつか絶対シルバー級になってやる!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ダンジョンで死んだらペットの黒猫に魂を飲み込まれちゃった結果世界最強になりあがった俺の話
TB
ファンタジー
ダンジョンと呼ばれる不思議な地下構造体が、この世界に現れて1年。
自衛隊員だった俺は一般探索者をかばい、二階級特進した。
みんなが俺の葬式で涙を流してくれている姿を、霊体の俺は「へぇ、初めて死んでみたけどちゃんと意識ってあるんだな……」って思いながら眺めてた。
その時視線を感じる……
「げ……こいつ俺に気付いてる」
俺の飼い猫だった。
次の瞬間、飛び上がったそいつは、俺を丸のみにしやがった。
そこから始まる、俺とダンジョンの物語。
この作品はあくまでもフィクションで登場する国や都市も仮想的な存在です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる