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第17話 地底湖の試練
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「はーい、リオンのダンジョン配信、今日も絶好調でスタート! チーム『スターライト』、ミリアちゃんとマナミと一緒に、日本平ダンジョン三階の地底湖エリアに突入だよー! 今日はサキさんの『ブルーファング』とまたまた共闘! みんな、応援よろしくね!」
ギルドの受付嬢、マリコさんに地底湖にアクア・サーペントがいるという噂を聞きつけた僕たちは、ダンジョンに再び潜っていた。
ドローンがヒカリゴケの薄暗い光に照らされた地底湖の青い水面を捉える。
水面は不気味に静かで、時折、波紋が広がる。
僕リオンはミスリウム合金のブレストプレートとオーガ革の鎧に身を包み、ミスリウム合金のショートソードを手に握る。
腰のホルスターには、最近取得した銃免許で手に入れた魔鉄弾仕様のハンドガンを隠している。
ダンジョンでの銃使用は規制が厳しいが、緊急時の切り札として準備したのだ。
ミリアは同じくミスリウム・ソードを構え、ファイアボルトの魔力を溜める準備。
マナミはマジック・バッグを肩にかけ、中級治療ポーションを手にスタンバイ。この前購入した上級ポーションは緊急時用の隠し玉だ。
視聴者コメントが早速盛り上がる。
『スターライト、地底湖キター!』
『リオンちゃん、今日もかわいい! サキちゃんとの共闘楽しみ!』
『ミリアちゃん、ファイアボルトでぶちかませ!』
「リオンさん、地底湖での戦闘は初めてです……なんか、ちょっと怖いですね」
ミリアが剣を握りしめ、緊張した声で呟く。
彼女のファイアボルトは前回のディメンジョン・イーター戦で大活躍し、視聴者からの人気も急上昇中だ。
「大丈夫、ミリアちゃん! 僕も初めてだけど、スターライトのチームワークなら何でもイケるよ! マナミ、ポーションの準備バッチリ?」
「お兄ちゃん、いつでもOK! 上級ポーションもバッグにガッツリ入ってるよ!」
マナミがマジック・バッグを叩いてニヤリと笑う。
彼女のコミカルな動きに、視聴者コメントが『マナミちゃん、テンション高w』『荷物係なのに目立ってる!』と沸く。
そこへ、サキ率いるブルーファングが近づいてくる。サキの青い革鎧がヒカリゴケの光に映え、ミスリウムのダガーがキラリと光る。
彼女の仲間、ルナさんが氷魔法の準備をし、トオルさんが雷魔法の魔力を溜めている。
サキが自信満々の笑みを浮かべ、僕に声をかける。
「リオン、地底湖なんてブロンズ級にはキツいエリアだよ。置いてかれないように頑張りな!」
「サキさん、ブロンズでもスターライトは負けないよ! 視聴者のみんな、今日もガンガン盛り上げてね!」
『リオンちゃんvsサキちゃん、ガチンコ共闘!』
『ブルーファングの魔法、派手すぎw』
『スターライト、チームワークで勝て!』
地底湖エリアは三階でも特に危険な場所。モンスターの出現率が高く、水中から襲ってくる敵も多い。
今回の配信は、そんな地底湖エリアに生息しているボスっぽいモンスター、アクア・サーペントを狙う共同ミッションだ。
サキのチャンネルは視聴者数が一万人を突破。スターライトは八千人と追い上げ中だ。
「よし、スターライト、行くぞ! サキさん、右側お願い!」
「了解、リオン! ブルーファング、左側を押さえるよ!」
両チームは湖の岸辺を進む。
ドローンの映像が水面の揺れを捉え、視聴者コメントが『なんかヤバそうな雰囲気!』『ボスかよ、レアアイテム出るじゃん!』と盛り上がる。
湖の奥から、ゴボゴボと泡が上がり、不気味な気配が漂う。
突然、水面が割れ、巨大な蛇のようなモンスター、アクア・サーペントが姿を現す。
青い鱗が光り、鋭い牙が覗く。視聴者コメントが一気に加速。
『予告通り、アクア・サーペントキター!』
『ブロンズにはキツすぎ! リオンちゃん、気をつけて!』
『サキちゃんのダガー、めっちゃ映えそう!』
「リオンさん、こいつ、強そうです……!」
ミリアが剣を構え、ファイアボルトの準備をする。
アクア・サーペントはブロンズ級には手強い相手。
僕は剣を握りつつ、腰のハンドガンを意識する。まだ使うタイミングではない。
「ミリアちゃん、ファイアボルトで動きを止めて! マナミ、ポーションスタンバイ! サキさん、連携するよ!」
「リオン、いいね! ブルーファング、雷魔法で援護するよ!」
サキがダガーを構え、トオルさんが雷魔法を放つ。
バチバチと電撃が水面を走り、アクア・サーペントが一瞬怯む。
僕は剣で突進し、ミスリウム・ソードで鱗を切り裂く。だが、サーペントの尾が水面から跳ね上がり、僕を狙う。
「うわっ!」
マジック・バリアがバチッと光り、攻撃を防ぐ。マナミが素早く中級治療ポーションを投げ渡す。
「お兄ちゃん、飲んで! まだいけるよ!」
ポーションを一気に飲み、傷が癒える。ミリアがファイアボルトを放ち、炎がサーペントの頭を直撃。
視聴者コメントが爆発する。
『ミリアちゃんのファイアボルト、最高!』
『リオンちゃん、めっちゃ勇敢!』
『マナミちゃんのポーション投げ、ナイス!』
サーペントが水中に潜り、姿を消す。
視聴者コメントが『どこ行った!?』『ヤバい、気をつけて!』とざわつく。
僕はハンドガンを抜く準備をしつつ、ミリアに指示。
「ミリアちゃん、水面をよく見て! 出てきた瞬間、ファイアボルト連発!」
突然、水面が爆発し、サーペントがミリアに突進。
彼女が慌ててファイアボルトを放とうとするが、間に合わない。
マナミも火炎瓶を投げたが、こちらは致命傷にはならなかった。水面が火炎瓶で燃えて広がる。
僕は咄嗟にハンドガンを抜き、魔鉄弾をサーペントの目に撃ち込む。バンッ! 鋭い音が洞窟に響き、サーペントが怯む。
視聴者コメントが一気に沸騰。
『リオンちゃん、ハンドガン!? かっけえ!』
『いつから銃持ってたの!? めっちゃサプライズ!』
『スターライト、切り札キター!』
「リオンさん、銃!? いつ!?」
ミリアが驚くが、僕はウィンクして叫ぶ。
「最近、免許取ったんだ! ミリアちゃん、今だ! ファイアボルト!」
この前の大金、まだお金が余っていたからね、免許とって買っちゃった。
弾が魔法金属製で高いので「金貨を撃ってる」と巷では言われている武器だ。
ミリアが連続でファイアボルトを放ち、炎がサーペントを焼き払う。サキが叫ぶ。
「リオン、隠し武器持ってたなんて! ブルーファング、負けないよ!」
サキのダガーがサーペントの首に突き刺さり、トオルさんの雷魔法が追い討ち。
ミリアのファイアボルトがトドメとなり、アクア・サーペントが水面に沈む。
視聴者コメントが『共闘キター!』『スターライト&ブルーファング、最高!』で埋まる。
「やったー! ミリアちゃん、サキさん、ナイス!」
僕がハイタッチを求め、ミリアとサキが応じる。
みんなで水面に浮かぶアクア・サーペントを解体する。といってもやるのはいつも通り心臓付近にある魔石の回収だけだ。
「お兄ちゃん、これが通称『水晶のオーブ』。ゲット! これ、めっちゃレアだよ!」
水晶のオーブは大型の魔石をそう呼び、ギルドで高額売却可能なレアアイテムだ。
視聴者コメントがさらに盛り上がる。
『水晶のオーブキター!』
『リオンちゃんのハンドガン、かっこよすぎ!』
『スターライト、ブルーファング、どっちも最高!』
牙など戦利品を山分けし、スターライトは水晶のオーブを、ブルーファングにはギルドと連絡した査定額の半額をDPで支払った。
ダンジョン村に戻り、ギルド亭で休息をとる。サキがニヤリと笑う。
「リオン、ハンドガンなんて持ってたんだ。やるじゃん! でも、ブルーファングの派手さには負けるよ!」
「サキさん、楽しかったよ! 次はもっと目立っちゃうから!」
視聴者数がスターライト一万人、ブルーファング一万三千人と僅差に。チームの絆は深まった。ミリアが静かに呟く。
「リオンさん、兄もこんな戦いをしてたのかな……」
「うん、ミリアちゃん。斎木さん、きっと見ててくれるよ。僕たち、もっと強くなる!」
トカゲ丼を食べながら、僕は思う。
斎木さん、ミリアちゃんのファイアボルト、めっちゃカッコよかったよ。
僕のハンドガンもだけどね! 地底湖の試練、乗り越えたよ!
ギルドの受付嬢、マリコさんに地底湖にアクア・サーペントがいるという噂を聞きつけた僕たちは、ダンジョンに再び潜っていた。
ドローンがヒカリゴケの薄暗い光に照らされた地底湖の青い水面を捉える。
水面は不気味に静かで、時折、波紋が広がる。
僕リオンはミスリウム合金のブレストプレートとオーガ革の鎧に身を包み、ミスリウム合金のショートソードを手に握る。
腰のホルスターには、最近取得した銃免許で手に入れた魔鉄弾仕様のハンドガンを隠している。
ダンジョンでの銃使用は規制が厳しいが、緊急時の切り札として準備したのだ。
ミリアは同じくミスリウム・ソードを構え、ファイアボルトの魔力を溜める準備。
マナミはマジック・バッグを肩にかけ、中級治療ポーションを手にスタンバイ。この前購入した上級ポーションは緊急時用の隠し玉だ。
視聴者コメントが早速盛り上がる。
『スターライト、地底湖キター!』
『リオンちゃん、今日もかわいい! サキちゃんとの共闘楽しみ!』
『ミリアちゃん、ファイアボルトでぶちかませ!』
「リオンさん、地底湖での戦闘は初めてです……なんか、ちょっと怖いですね」
ミリアが剣を握りしめ、緊張した声で呟く。
彼女のファイアボルトは前回のディメンジョン・イーター戦で大活躍し、視聴者からの人気も急上昇中だ。
「大丈夫、ミリアちゃん! 僕も初めてだけど、スターライトのチームワークなら何でもイケるよ! マナミ、ポーションの準備バッチリ?」
「お兄ちゃん、いつでもOK! 上級ポーションもバッグにガッツリ入ってるよ!」
マナミがマジック・バッグを叩いてニヤリと笑う。
彼女のコミカルな動きに、視聴者コメントが『マナミちゃん、テンション高w』『荷物係なのに目立ってる!』と沸く。
そこへ、サキ率いるブルーファングが近づいてくる。サキの青い革鎧がヒカリゴケの光に映え、ミスリウムのダガーがキラリと光る。
彼女の仲間、ルナさんが氷魔法の準備をし、トオルさんが雷魔法の魔力を溜めている。
サキが自信満々の笑みを浮かべ、僕に声をかける。
「リオン、地底湖なんてブロンズ級にはキツいエリアだよ。置いてかれないように頑張りな!」
「サキさん、ブロンズでもスターライトは負けないよ! 視聴者のみんな、今日もガンガン盛り上げてね!」
『リオンちゃんvsサキちゃん、ガチンコ共闘!』
『ブルーファングの魔法、派手すぎw』
『スターライト、チームワークで勝て!』
地底湖エリアは三階でも特に危険な場所。モンスターの出現率が高く、水中から襲ってくる敵も多い。
今回の配信は、そんな地底湖エリアに生息しているボスっぽいモンスター、アクア・サーペントを狙う共同ミッションだ。
サキのチャンネルは視聴者数が一万人を突破。スターライトは八千人と追い上げ中だ。
「よし、スターライト、行くぞ! サキさん、右側お願い!」
「了解、リオン! ブルーファング、左側を押さえるよ!」
両チームは湖の岸辺を進む。
ドローンの映像が水面の揺れを捉え、視聴者コメントが『なんかヤバそうな雰囲気!』『ボスかよ、レアアイテム出るじゃん!』と盛り上がる。
湖の奥から、ゴボゴボと泡が上がり、不気味な気配が漂う。
突然、水面が割れ、巨大な蛇のようなモンスター、アクア・サーペントが姿を現す。
青い鱗が光り、鋭い牙が覗く。視聴者コメントが一気に加速。
『予告通り、アクア・サーペントキター!』
『ブロンズにはキツすぎ! リオンちゃん、気をつけて!』
『サキちゃんのダガー、めっちゃ映えそう!』
「リオンさん、こいつ、強そうです……!」
ミリアが剣を構え、ファイアボルトの準備をする。
アクア・サーペントはブロンズ級には手強い相手。
僕は剣を握りつつ、腰のハンドガンを意識する。まだ使うタイミングではない。
「ミリアちゃん、ファイアボルトで動きを止めて! マナミ、ポーションスタンバイ! サキさん、連携するよ!」
「リオン、いいね! ブルーファング、雷魔法で援護するよ!」
サキがダガーを構え、トオルさんが雷魔法を放つ。
バチバチと電撃が水面を走り、アクア・サーペントが一瞬怯む。
僕は剣で突進し、ミスリウム・ソードで鱗を切り裂く。だが、サーペントの尾が水面から跳ね上がり、僕を狙う。
「うわっ!」
マジック・バリアがバチッと光り、攻撃を防ぐ。マナミが素早く中級治療ポーションを投げ渡す。
「お兄ちゃん、飲んで! まだいけるよ!」
ポーションを一気に飲み、傷が癒える。ミリアがファイアボルトを放ち、炎がサーペントの頭を直撃。
視聴者コメントが爆発する。
『ミリアちゃんのファイアボルト、最高!』
『リオンちゃん、めっちゃ勇敢!』
『マナミちゃんのポーション投げ、ナイス!』
サーペントが水中に潜り、姿を消す。
視聴者コメントが『どこ行った!?』『ヤバい、気をつけて!』とざわつく。
僕はハンドガンを抜く準備をしつつ、ミリアに指示。
「ミリアちゃん、水面をよく見て! 出てきた瞬間、ファイアボルト連発!」
突然、水面が爆発し、サーペントがミリアに突進。
彼女が慌ててファイアボルトを放とうとするが、間に合わない。
マナミも火炎瓶を投げたが、こちらは致命傷にはならなかった。水面が火炎瓶で燃えて広がる。
僕は咄嗟にハンドガンを抜き、魔鉄弾をサーペントの目に撃ち込む。バンッ! 鋭い音が洞窟に響き、サーペントが怯む。
視聴者コメントが一気に沸騰。
『リオンちゃん、ハンドガン!? かっけえ!』
『いつから銃持ってたの!? めっちゃサプライズ!』
『スターライト、切り札キター!』
「リオンさん、銃!? いつ!?」
ミリアが驚くが、僕はウィンクして叫ぶ。
「最近、免許取ったんだ! ミリアちゃん、今だ! ファイアボルト!」
この前の大金、まだお金が余っていたからね、免許とって買っちゃった。
弾が魔法金属製で高いので「金貨を撃ってる」と巷では言われている武器だ。
ミリアが連続でファイアボルトを放ち、炎がサーペントを焼き払う。サキが叫ぶ。
「リオン、隠し武器持ってたなんて! ブルーファング、負けないよ!」
サキのダガーがサーペントの首に突き刺さり、トオルさんの雷魔法が追い討ち。
ミリアのファイアボルトがトドメとなり、アクア・サーペントが水面に沈む。
視聴者コメントが『共闘キター!』『スターライト&ブルーファング、最高!』で埋まる。
「やったー! ミリアちゃん、サキさん、ナイス!」
僕がハイタッチを求め、ミリアとサキが応じる。
みんなで水面に浮かぶアクア・サーペントを解体する。といってもやるのはいつも通り心臓付近にある魔石の回収だけだ。
「お兄ちゃん、これが通称『水晶のオーブ』。ゲット! これ、めっちゃレアだよ!」
水晶のオーブは大型の魔石をそう呼び、ギルドで高額売却可能なレアアイテムだ。
視聴者コメントがさらに盛り上がる。
『水晶のオーブキター!』
『リオンちゃんのハンドガン、かっこよすぎ!』
『スターライト、ブルーファング、どっちも最高!』
牙など戦利品を山分けし、スターライトは水晶のオーブを、ブルーファングにはギルドと連絡した査定額の半額をDPで支払った。
ダンジョン村に戻り、ギルド亭で休息をとる。サキがニヤリと笑う。
「リオン、ハンドガンなんて持ってたんだ。やるじゃん! でも、ブルーファングの派手さには負けるよ!」
「サキさん、楽しかったよ! 次はもっと目立っちゃうから!」
視聴者数がスターライト一万人、ブルーファング一万三千人と僅差に。チームの絆は深まった。ミリアが静かに呟く。
「リオンさん、兄もこんな戦いをしてたのかな……」
「うん、ミリアちゃん。斎木さん、きっと見ててくれるよ。僕たち、もっと強くなる!」
トカゲ丼を食べながら、僕は思う。
斎木さん、ミリアちゃんのファイアボルト、めっちゃカッコよかったよ。
僕のハンドガンもだけどね! 地底湖の試練、乗り越えたよ!
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