チタニアの王后たち

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【第6章 上村克司との出会い】

チタニアの王后たち 第28話

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次の週、幸之介は地下プロレスに青木小太郎を連れて行った。

『これはこれはお客様、お待ちしておりました。
新人も入っております。特等席へどうぞ』

「今夜は秘書をもう一人連れてきている。その分の席も頼む」

『かしこまりました』

「幸之介、あいや、旦那様、ここに入るのにいくらくらい払ってるんっすか?」

「一般席は5000ドル、特等席は1万ドルだ」

「え?カーキもいれると3人分3万ドルも払ってるんすか?」

「どうせ世界の金持ちのお金だ、小太郎」

「それもそうっすけど、庶民は知らない、こんな世界があるんっすね」

{ここだけではありません、小太郎殿。
芸能界の闇、野球界の闇、競輪界の闇、数えればキリがありません。
ここの客は日本人限定ですが、他は外国人も多く、外国人専用の闇まであります}

「どおりで今夜も客が少ないんだな。20人くらいしかいない」

{はい。プロレス自体、儲からなくて新人が入ってきていません。
メジャーデビューさせず、最初から地下専用のレスラーも多くなっています。
まだ体もできていないようなものたちです}

「それではプロレス好きの客は満足しないだろう」

{だから客も少なくなってきております}

「どっちにしても狂った世界っすよ。これは」




地下プロレスのショーは午後7時から約3時間行われる。
この間10人の生贄レスラーが客の前で射精させられ、ケツを掘られるのだ。
第1試合から第8試合まで終わった。

「今夜はホモはいないのか?カーキ」

{はい。
しかし、第十試合のものは、表の試合の後に外国人選手の性処理の相手を長年させられてきた者で、男も抵抗がなくなっているようです}

第9試合は中井勝彦だった。
小太郎が

「旦那様の好みっすね。でもノンケなんだろ?カーキ」

{はい。日本に来て、幸之介様が最初に指名したのですが、保留になっております}

今夜の中井は誰が見てもやる気もなく、ただ面前で射精して、覆面強姦レスラーにケツを掘られてギブアップして試合終了となった。
全体で10分もない短さだった。

「なんか中井ってレスラー、荒んでる感じっすね」

司会者が

『本日最後の試合、第十試合の生贄はJAPANプロレスから移籍したヘビー級選手178㎝104㎏、26歳、上村克司です』

選手入場口からライトに照らされ、上村克司が入って来た。

「いい体と言うか、ちょっとデブって感じっすけど、こう言うの、旦那様、好きっしょ?」

「小太郎は、もう俺の好みが分かるのか?」

「伊達に長いことホモやってませんよ。任せてください」

{上村はJAPANプロレスでは、殆ど活躍できず、外国人選手の慰み者として置いておいてもらえた選手です。
最近では外国人選手の来日も殆どなくなったので、地下プロレスに移籍したようです}

「ここでも、あんまり売れるようには見えないっすね。
顔もイモっぽいと言うか、野暮ったい感じだし、俺はあんなの、御免っす。
あ、旦那様の悪口じゃありません。好みは人それぞれってことっす」

「小太郎、しゃべり過ぎだぞ。小太郎は俺の秘書だろ?」

「教育係っす」

幸之介は呆れ顔で小太郎を見た。
司会者が

「対する強姦レスラーはキラー武藤とキラー蝶野の2人組。
2対1の変則マッチです」

と紹介し、3人がリングに立った。
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