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グロッサ国
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その後、セプテムさんと爆乳……改めセクスさんは騎士数人の方に連れられ城へと送られました。
私はルイスさんとティムさんを呼びに行くと、お二人共何故か肉を焼いていました。しかも、ルーナも一緒に……
この戦いの最中に何をやっているのかと呆れながら尋ねると「いや、腹が減っては何とかって言うし?」と馬鹿げた答えが返ってきました。
そんな二人+ルーナを連れて、ゴリさんの元へ戻って参りました。
ゴリさんは何となく察した様で「……お前ら、飯は要らんな?」と昼食抜きが決定しました。
そして、再び歩き続ける事数分。目の前に大きな塔が見えました。
どうやら、これがアジトの様です。
「さあ、決着をつけに参るかね」
ゴリさんが塔の扉を開き、中へと入って行ったのに続いて私達も塔の中へ。
「おや?こりゃあきまへんね。侵入者や」
「貴方がたがいると言うことは、セプテムとセクスは敗北した。という事ですね?」
螺旋階段の所に剣を構えた男性一人。もう一人は何も持たず腕を組んでいるだけです。
私達はすぐさま戦闘態勢に入ります。
「おお、怖っ。この人数僕らで相手せないかんの?」
「……貴方、一応NO.2でしょ?真面目に殺ってください」
お二人の話を聞いていた私達は一瞬で顔が強ばりました。
目の前の方がNO.2だと分かりましたからね。
「はいはい。トゥオルは相変わらず堅いなぁ。殺り合いは楽しんだ方の勝ちやで」
剣を構えた方が、ニヤッと不気味な笑みを浮かべました。
それを見た数人の騎士が怖気付いて、数歩後ろに下がりました。
「貴様ら!!何怖気づいている!!それでも騎士か!!?」
ユリウス様の一喝で、騎士達の士気が上がりました。
──流石は団長様ですね。
そしてその勢いのまま、お二人目掛けて攻撃を仕掛けました。
「しゃぁないなぁ」
そう一言仰ると、剣を構え一振下ろしました。
「「ぐぁぁぁ!!!」」
その瞬間、騎士の方々がバタバタと倒れました。
たったの一振しただけで……
「何や?呆気ないなぁ。もうちょい楽しめると思ったんやけど?」
剣の方は余裕な顔で、剣を肩に当てながら仰りました。
──この方も能力者!?
「因みに、僕は能力者ちゃうで。僕は血も滲むような努力をしたんや。死ぬほど苦労して力を得たんよ。楽して能力振り回してる奴と一緒にせんといてや」
私が思ってる疑念を先に払拭してくれました。
「……全く、能力者をそんなに毛嫌いしないでください。能力者だってなりたくてなった訳ではないのですよ?」
もう一人の方が剣の方にそう仰っているという事は、もう一人の方は能力者……
「あぁ、すみません。自己紹介が遅れました。私はNO.4を頂いておりますトゥオルと申します。能力は毒です」
「僕は、ドゥオ。NO.2で剣士や」
やはり、お一人は能力者の方でした。
しかも、その能力は毒。
──毒とはどういう事でしょう?戦闘には不向きでは?
「面倒やから、いっぺんに掛かってきぃ」
ドゥオさんが剣を構え、私達を挑発しています。
けれどトゥオルさんの能力がどんなものか分からない為、下手に手は出せません。
「そっちから来ないなら、こっちから行かせてもらうで!!」
キーーン!!!
「ゴリさん!!」
ドゥオさんの剣をゴリさんが受け止めましたが、その衝撃は凄まじくゴリさんが壁まで飛びました。
「貴方がたはご自分の心配をした方が宜しいですよ?」
トゥオルさんが何やら小さな物を大量に投げつけて来ました。
よく見ると、それは先端の尖った針の様です。
「うぅぅ……」
その針に当たった数人が床に倒れ、もがいている所を見ると毒が塗られているのでしょうか?
すぐに騎士の方に刺さった針を取ろうと手伸ばすと「マリー!!触ちゃダメだ!!」とルイスさんの声が響きました。
「これは毒が塗られていると言うより、この針が毒そのもの!!少しでも触れれば、こいつらみたいになる!!」
──なんと!?
「ほお?私の棘を瞬時に見極めるとは、中々やりますね。貴方」
「……伊達に毒漬けにされてないからね」
静かにルイスさんとトゥオルさんの睨み合いが続きました。
私はルイスさんとティムさんを呼びに行くと、お二人共何故か肉を焼いていました。しかも、ルーナも一緒に……
この戦いの最中に何をやっているのかと呆れながら尋ねると「いや、腹が減っては何とかって言うし?」と馬鹿げた答えが返ってきました。
そんな二人+ルーナを連れて、ゴリさんの元へ戻って参りました。
ゴリさんは何となく察した様で「……お前ら、飯は要らんな?」と昼食抜きが決定しました。
そして、再び歩き続ける事数分。目の前に大きな塔が見えました。
どうやら、これがアジトの様です。
「さあ、決着をつけに参るかね」
ゴリさんが塔の扉を開き、中へと入って行ったのに続いて私達も塔の中へ。
「おや?こりゃあきまへんね。侵入者や」
「貴方がたがいると言うことは、セプテムとセクスは敗北した。という事ですね?」
螺旋階段の所に剣を構えた男性一人。もう一人は何も持たず腕を組んでいるだけです。
私達はすぐさま戦闘態勢に入ります。
「おお、怖っ。この人数僕らで相手せないかんの?」
「……貴方、一応NO.2でしょ?真面目に殺ってください」
お二人の話を聞いていた私達は一瞬で顔が強ばりました。
目の前の方がNO.2だと分かりましたからね。
「はいはい。トゥオルは相変わらず堅いなぁ。殺り合いは楽しんだ方の勝ちやで」
剣を構えた方が、ニヤッと不気味な笑みを浮かべました。
それを見た数人の騎士が怖気付いて、数歩後ろに下がりました。
「貴様ら!!何怖気づいている!!それでも騎士か!!?」
ユリウス様の一喝で、騎士達の士気が上がりました。
──流石は団長様ですね。
そしてその勢いのまま、お二人目掛けて攻撃を仕掛けました。
「しゃぁないなぁ」
そう一言仰ると、剣を構え一振下ろしました。
「「ぐぁぁぁ!!!」」
その瞬間、騎士の方々がバタバタと倒れました。
たったの一振しただけで……
「何や?呆気ないなぁ。もうちょい楽しめると思ったんやけど?」
剣の方は余裕な顔で、剣を肩に当てながら仰りました。
──この方も能力者!?
「因みに、僕は能力者ちゃうで。僕は血も滲むような努力をしたんや。死ぬほど苦労して力を得たんよ。楽して能力振り回してる奴と一緒にせんといてや」
私が思ってる疑念を先に払拭してくれました。
「……全く、能力者をそんなに毛嫌いしないでください。能力者だってなりたくてなった訳ではないのですよ?」
もう一人の方が剣の方にそう仰っているという事は、もう一人の方は能力者……
「あぁ、すみません。自己紹介が遅れました。私はNO.4を頂いておりますトゥオルと申します。能力は毒です」
「僕は、ドゥオ。NO.2で剣士や」
やはり、お一人は能力者の方でした。
しかも、その能力は毒。
──毒とはどういう事でしょう?戦闘には不向きでは?
「面倒やから、いっぺんに掛かってきぃ」
ドゥオさんが剣を構え、私達を挑発しています。
けれどトゥオルさんの能力がどんなものか分からない為、下手に手は出せません。
「そっちから来ないなら、こっちから行かせてもらうで!!」
キーーン!!!
「ゴリさん!!」
ドゥオさんの剣をゴリさんが受け止めましたが、その衝撃は凄まじくゴリさんが壁まで飛びました。
「貴方がたはご自分の心配をした方が宜しいですよ?」
トゥオルさんが何やら小さな物を大量に投げつけて来ました。
よく見ると、それは先端の尖った針の様です。
「うぅぅ……」
その針に当たった数人が床に倒れ、もがいている所を見ると毒が塗られているのでしょうか?
すぐに騎士の方に刺さった針を取ろうと手伸ばすと「マリー!!触ちゃダメだ!!」とルイスさんの声が響きました。
「これは毒が塗られていると言うより、この針が毒そのもの!!少しでも触れれば、こいつらみたいになる!!」
──なんと!?
「ほお?私の棘を瞬時に見極めるとは、中々やりますね。貴方」
「……伊達に毒漬けにされてないからね」
静かにルイスさんとトゥオルさんの睨み合いが続きました。
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