171 / 171
第三章
38話 第三章(最終話)
ひと月前、カレーを知ったみんなはククミン、タタメリック、コリアンダダのスパイスを育てて、新しいカレー料理を作りはじめる。
(……すざましい勢いだ)
トウガラシシを使用した辛口カレー、果物を使って甘口カレーのほか。チーズカレー、焼きカレー、カレーパン、カレーうどん……カレーコロッケ、カレーピザ、カレードリア、カレー鍋と早い、早すぎる。
拠点のテントから、何処となくカレーの香りがする領地を眺め、サタ様、アール君と新作のサクサク茹、卵入りのカレーパンを食べている。
「このカレーパンも美味しい。……前に私が作ったスパイスカレーよりも美味しいくなったし、みんなが嫌いだと言っていたポーションも味が良くなった……」
「エルバ、よいではないか。美味いものがたらふく食べられる」
「カレーは最高です!」
「そりゃ、カレーは美味しいよ。毎日食べても飽きないし」
サクサクのカレーパンを一口かじり「次は何が食べたいかなぁ~」と考える。領地に移ってきた、キバナの精霊キキさんの毒も解毒できた。彼女は解毒が終わっても、元の場所へ帰らず、この領地に住むと言った。
キキの友達、勇者の末裔グルナ君は学園を卒業したら領地に来ると言っていたし、新魔王ローザン君は魔王城とここを往復して、一緒に冒険をするみたい。
私も旅に出て新しい植物の発見もいいけど、薬になる薬草も発見して、調合もあげたいかな。
「ふうっ、来年になったら、のんびり採取の旅にでも出ようかな?」
ボソッと漏れた言葉に、何処となくツヤツヤな、モコ鳥のサタ様が反応する。
「いいな、ワタシの力も有り余っているし。味が良くなったポーション、スパイスカレーで回復も出来る」
「エルバ様! ボクも、力が有り余っております」
「それなら、私の魔法もみんなの魔力で強くなれる?」
サタ様とアール君がコクコク頷く。
「ああ、なるだろうな。ここではなく、よその国へ行き魔物討伐も出来るぞ!」
「はい、出来ますね。エルバ様がこの国を出て別の国へ向かうのでしたら――まず魔法の使い方、よその国の勉強した方がいいと思います」
「そっか。よし来年までに魔法とか、色んな国の勉強する!」
「おう、ワタシも手伝うぞ!」
「はい、一緒に頑張りましょう!」
――来年、まだまだ見ぬ薬草、植物の発見の旅に出よう!
(……すざましい勢いだ)
トウガラシシを使用した辛口カレー、果物を使って甘口カレーのほか。チーズカレー、焼きカレー、カレーパン、カレーうどん……カレーコロッケ、カレーピザ、カレードリア、カレー鍋と早い、早すぎる。
拠点のテントから、何処となくカレーの香りがする領地を眺め、サタ様、アール君と新作のサクサク茹、卵入りのカレーパンを食べている。
「このカレーパンも美味しい。……前に私が作ったスパイスカレーよりも美味しいくなったし、みんなが嫌いだと言っていたポーションも味が良くなった……」
「エルバ、よいではないか。美味いものがたらふく食べられる」
「カレーは最高です!」
「そりゃ、カレーは美味しいよ。毎日食べても飽きないし」
サクサクのカレーパンを一口かじり「次は何が食べたいかなぁ~」と考える。領地に移ってきた、キバナの精霊キキさんの毒も解毒できた。彼女は解毒が終わっても、元の場所へ帰らず、この領地に住むと言った。
キキの友達、勇者の末裔グルナ君は学園を卒業したら領地に来ると言っていたし、新魔王ローザン君は魔王城とここを往復して、一緒に冒険をするみたい。
私も旅に出て新しい植物の発見もいいけど、薬になる薬草も発見して、調合もあげたいかな。
「ふうっ、来年になったら、のんびり採取の旅にでも出ようかな?」
ボソッと漏れた言葉に、何処となくツヤツヤな、モコ鳥のサタ様が反応する。
「いいな、ワタシの力も有り余っているし。味が良くなったポーション、スパイスカレーで回復も出来る」
「エルバ様! ボクも、力が有り余っております」
「それなら、私の魔法もみんなの魔力で強くなれる?」
サタ様とアール君がコクコク頷く。
「ああ、なるだろうな。ここではなく、よその国へ行き魔物討伐も出来るぞ!」
「はい、出来ますね。エルバ様がこの国を出て別の国へ向かうのでしたら――まず魔法の使い方、よその国の勉強した方がいいと思います」
「そっか。よし来年までに魔法とか、色んな国の勉強する!」
「おう、ワタシも手伝うぞ!」
「はい、一緒に頑張りましょう!」
――来年、まだまだ見ぬ薬草、植物の発見の旅に出よう!
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(12件)
あなたにおすすめの小説
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
楽しく読ませて頂いてます。誤字報告です。プロローグの。
この近く、ララこ森にさえ、
この近く、ララの森にさえ、
たまらずカルディのマッサマンカレーォ買って食べてしまった ○| ̄|_
美味しいポーションは危険なのね