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配送履歴#1 配送物『妹』
第6話 パーフェクトにお仕事完了!
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煙幕をばら撒いた地域を抜けると、ユウヒはカバに声をかける。
「ヒポ、お疲れ様。ゆっくりでいいよ」
ぶもっと鼻息を鳴らすカバ。
時速十km程度まで速度を落とした。
この速度だと揺れもそこまで激しくなく、馬車に乗っているくらいの感覚となる。
巡航速度に落として、ユウヒは後ろに声をかける。
「お兄さん、妹さん、大丈夫?」
「よくやった、よく落ちなかった、俺頑張った」
「何これ、何これ、何なのよこれ」
「ん、よかった、無事みたいだね」
ガクガクと音が聞こえそうなほどに震えて青ざめている二人を見て、無事という評価を下すユウヒ。
青年は震えながらもジト目でユウヒを見る。
「無事に、見えるか?」
「積荷だからね。意識あって五体満足、パーフェクトに無事だよ」
「まあ……確かに」
ミッション達成! と言わんばかりに、にこやかに話すユウヒ。
それを見て青年も何も言えなくなってしまった。
ユウヒはのんびりと続けた。
「ここからはちょっと時間かかるけど、この速度でいくからね」
「ああ、助かる」
「早く帰りたいね、お兄ちゃん」
「あ、速度あげる?」
「やめろ!」
「やめて!」
悲鳴をあげる二人を背にのんびりとカバは街へ向かった。
その後、三時間ほどで一行は街の入り口に到着。
街中に入る前にユウヒはカバから降りた。
「街中でヒポは迷惑になっちゃうから、ここまで」
「わかった」
「わかったわ」
ユウヒに続き、青年と妹がカバから降りる。
全員降りたのを確認して、ユウヒはカバの頭をポンポンと叩いた。
ぶもっと鼻息を立てるカバ。
「ヒポ、お疲れ様。ゆっくり休んでね」
『召喚解除』
ユウヒが呪文を唱えると、カバは輝く魔方陣の中に消えていった。
その様子を見て、衛兵たちが寄ってきて声をかけてきた。
「にいちゃん、無事か?」
「妹さんも無事か」
「よかったなあ」
「ありがとうございます」
衛兵たちは助けられなかった人たちが無事だったことに喜んでいる。
青年も妹を無事に助けることができたと言う安堵感と達成感でいっぱいだった。
無事であったことを喜ぶ輪を横から眺めているユウヒに、青年にウサギを紹介した年配の衛兵が話しかける。
「カバで無事とは。腕を上げたな」
「積荷がよかったね」
しれっというユウヒに苦笑する年配の衛兵だったが、顔を引き締めて礼をのべた。
「すまんな、助かった」
「お仕事だから問題なし。隊長さん、仕事回してくれてありがとうね」
ユウヒも礼を返して、改めて青年に声をかける。
「さて、お客様。積荷を無事に目的地まで届けました」
「ああ、そうだな」
「問題なければこちらにサインもらえますか?」
商業ギルドの契約完了証明書を差し出し、サインを求めるユウヒ。
青年はそこにサインしてユウヒに返す。
「はい、確認完了です。代金は商業ギルドに支払ってね」
「ああ、わかった。ユウヒ、本当にありがとう」
「いえいえ、お仕事なので。ヒポに乗りたくなったらまた依頼してね」
「それは、遠慮しておく」
苦笑しながら頭を下げる青年。その横で合わせて妹も頭を下げる。
「運び屋『兎』、またのご利用お待ちしてます」
ユウヒと胸元の兎は軽やかに頭を下げて、クルリと反転。
テクテクと街中に歩いていった。
「ヒポ、お疲れ様。ゆっくりでいいよ」
ぶもっと鼻息を鳴らすカバ。
時速十km程度まで速度を落とした。
この速度だと揺れもそこまで激しくなく、馬車に乗っているくらいの感覚となる。
巡航速度に落として、ユウヒは後ろに声をかける。
「お兄さん、妹さん、大丈夫?」
「よくやった、よく落ちなかった、俺頑張った」
「何これ、何これ、何なのよこれ」
「ん、よかった、無事みたいだね」
ガクガクと音が聞こえそうなほどに震えて青ざめている二人を見て、無事という評価を下すユウヒ。
青年は震えながらもジト目でユウヒを見る。
「無事に、見えるか?」
「積荷だからね。意識あって五体満足、パーフェクトに無事だよ」
「まあ……確かに」
ミッション達成! と言わんばかりに、にこやかに話すユウヒ。
それを見て青年も何も言えなくなってしまった。
ユウヒはのんびりと続けた。
「ここからはちょっと時間かかるけど、この速度でいくからね」
「ああ、助かる」
「早く帰りたいね、お兄ちゃん」
「あ、速度あげる?」
「やめろ!」
「やめて!」
悲鳴をあげる二人を背にのんびりとカバは街へ向かった。
その後、三時間ほどで一行は街の入り口に到着。
街中に入る前にユウヒはカバから降りた。
「街中でヒポは迷惑になっちゃうから、ここまで」
「わかった」
「わかったわ」
ユウヒに続き、青年と妹がカバから降りる。
全員降りたのを確認して、ユウヒはカバの頭をポンポンと叩いた。
ぶもっと鼻息を立てるカバ。
「ヒポ、お疲れ様。ゆっくり休んでね」
『召喚解除』
ユウヒが呪文を唱えると、カバは輝く魔方陣の中に消えていった。
その様子を見て、衛兵たちが寄ってきて声をかけてきた。
「にいちゃん、無事か?」
「妹さんも無事か」
「よかったなあ」
「ありがとうございます」
衛兵たちは助けられなかった人たちが無事だったことに喜んでいる。
青年も妹を無事に助けることができたと言う安堵感と達成感でいっぱいだった。
無事であったことを喜ぶ輪を横から眺めているユウヒに、青年にウサギを紹介した年配の衛兵が話しかける。
「カバで無事とは。腕を上げたな」
「積荷がよかったね」
しれっというユウヒに苦笑する年配の衛兵だったが、顔を引き締めて礼をのべた。
「すまんな、助かった」
「お仕事だから問題なし。隊長さん、仕事回してくれてありがとうね」
ユウヒも礼を返して、改めて青年に声をかける。
「さて、お客様。積荷を無事に目的地まで届けました」
「ああ、そうだな」
「問題なければこちらにサインもらえますか?」
商業ギルドの契約完了証明書を差し出し、サインを求めるユウヒ。
青年はそこにサインしてユウヒに返す。
「はい、確認完了です。代金は商業ギルドに支払ってね」
「ああ、わかった。ユウヒ、本当にありがとう」
「いえいえ、お仕事なので。ヒポに乗りたくなったらまた依頼してね」
「それは、遠慮しておく」
苦笑しながら頭を下げる青年。その横で合わせて妹も頭を下げる。
「運び屋『兎』、またのご利用お待ちしてます」
ユウヒと胸元の兎は軽やかに頭を下げて、クルリと反転。
テクテクと街中に歩いていった。
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