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配送履歴#3 配達物『空気』
第15話 カバカメで急いで向かう
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領主邸宅から港まではニkm程である。
歩いても行けるが、時間が重要と見たユウヒは表に出るなり呪文を唱えた。
『召喚:突撃河馬』
カバが出てくるやいなや、飛び乗るユウヒ。
カバに声をかけて出発を促した。
「ヒポ、ごめん。ご飯は今度あげるから急いで港までいってくれる?」
ぶもっ、と鼻息で応答するカバ。
すぐさまトップスピードで港に駆け出していく。
運良く人に迷惑をかけずにカバを爆走させ、五分とかからず港に到着した。
そのまま海スレスレまで進むと、もう一歩で海に入るところで急ブレーキ。
カバに声をかけながら飛び降り、呪文を唱える。
「ヒポ、ありがとう!」
『召喚解除』
ぶもっ、と鼻息を残してカバは魔法陣の中に消えていく。
カバが消えたかどうかというタイミングで続け様に呪文を詠唱。
『召喚:結界亀』
三mくらいの大きさの魔法陣が海面に展開される。
ゆっくりと魔法陣から現れたのは、甲羅の大きさでニmはあろうかという大きな亀である。
亀は魔法陣からそのまま海に入り、甲羅と頭が海面から出ている。
「ウラシー、潜るよ。日向ぼっこは今度でお願い」
ユウヒが亀に声をかけると、亀の甲羅が鈍く光って、すぐ消えた。
「ありがと!」
ユウヒは甲羅の点滅をみて一言礼をいって亀に乗った。
結界亀、通称バリアタートルはその名の通り結界を操る亀として知られる。
性格は至って温和で攻撃性のカケラも持たない。
しかし、甲羅は硬く魔力で結界を張ることができる。
海にいる強力な魔獣に捕食されずに生息するために守備力特化で進化した亀なのだ。
余談ではあるが、結界石は結界亀の甲羅を原料に作られるため、貴重な素材でもある。
亀に乗ったユウヒは声をかける。
「ウラシー、あそこ行って」
声を受けて亀はゆったりと泳ぎ始める。
ユウヒが亀に乗ったポイントから、役人が海図で示した沈没ポイントは一km程度。
沈没ポイントの周辺には何隻か船が浮かんでおり、沈没船の状況を伺っているのが見てとれた。
ユウヒの乗った亀は海面スレスレを泳いで彼らの元に向かう。
近づいたところで、ユウヒが船の乗員に向かって声をかける。
「船が沈没したのってここかな?」
「ああ? 何者だ?」
ユウヒの問いに答えず、船員が問いただす。
そもそも怪しい自覚のあるユウヒは素直に答えた。
「運び屋。沈没船はどこ?」
「運び屋? 船に? 何運んでる?」
「内緒。教えないよ」
「こちとら、沈没船の状況調査中だ。邪魔するんじゃねえよ」
船の乗組員はにべもなく答えて会話を打ち切ろうとする。
ユウヒはその様子を見て独りごちる。
「てことは、やっぱり沈没船はこの下なんだね」
「邪魔するな、って言っただろ!」
「お邪魔しました!」
船員が怒り出したのを見てユウヒはこの場から離れることを決意。
すぐさま沈没船に向かって潜航を開始した。
「ウラシー、潜って」
ユウヒが声をかけると、一瞬で結界が亀の甲羅上にドーム上に展開される。
そして、そのまま亀はどぷん、と沈んだ。
歩いても行けるが、時間が重要と見たユウヒは表に出るなり呪文を唱えた。
『召喚:突撃河馬』
カバが出てくるやいなや、飛び乗るユウヒ。
カバに声をかけて出発を促した。
「ヒポ、ごめん。ご飯は今度あげるから急いで港までいってくれる?」
ぶもっ、と鼻息で応答するカバ。
すぐさまトップスピードで港に駆け出していく。
運良く人に迷惑をかけずにカバを爆走させ、五分とかからず港に到着した。
そのまま海スレスレまで進むと、もう一歩で海に入るところで急ブレーキ。
カバに声をかけながら飛び降り、呪文を唱える。
「ヒポ、ありがとう!」
『召喚解除』
ぶもっ、と鼻息を残してカバは魔法陣の中に消えていく。
カバが消えたかどうかというタイミングで続け様に呪文を詠唱。
『召喚:結界亀』
三mくらいの大きさの魔法陣が海面に展開される。
ゆっくりと魔法陣から現れたのは、甲羅の大きさでニmはあろうかという大きな亀である。
亀は魔法陣からそのまま海に入り、甲羅と頭が海面から出ている。
「ウラシー、潜るよ。日向ぼっこは今度でお願い」
ユウヒが亀に声をかけると、亀の甲羅が鈍く光って、すぐ消えた。
「ありがと!」
ユウヒは甲羅の点滅をみて一言礼をいって亀に乗った。
結界亀、通称バリアタートルはその名の通り結界を操る亀として知られる。
性格は至って温和で攻撃性のカケラも持たない。
しかし、甲羅は硬く魔力で結界を張ることができる。
海にいる強力な魔獣に捕食されずに生息するために守備力特化で進化した亀なのだ。
余談ではあるが、結界石は結界亀の甲羅を原料に作られるため、貴重な素材でもある。
亀に乗ったユウヒは声をかける。
「ウラシー、あそこ行って」
声を受けて亀はゆったりと泳ぎ始める。
ユウヒが亀に乗ったポイントから、役人が海図で示した沈没ポイントは一km程度。
沈没ポイントの周辺には何隻か船が浮かんでおり、沈没船の状況を伺っているのが見てとれた。
ユウヒの乗った亀は海面スレスレを泳いで彼らの元に向かう。
近づいたところで、ユウヒが船の乗員に向かって声をかける。
「船が沈没したのってここかな?」
「ああ? 何者だ?」
ユウヒの問いに答えず、船員が問いただす。
そもそも怪しい自覚のあるユウヒは素直に答えた。
「運び屋。沈没船はどこ?」
「運び屋? 船に? 何運んでる?」
「内緒。教えないよ」
「こちとら、沈没船の状況調査中だ。邪魔するんじゃねえよ」
船の乗組員はにべもなく答えて会話を打ち切ろうとする。
ユウヒはその様子を見て独りごちる。
「てことは、やっぱり沈没船はこの下なんだね」
「邪魔するな、って言っただろ!」
「お邪魔しました!」
船員が怒り出したのを見てユウヒはこの場から離れることを決意。
すぐさま沈没船に向かって潜航を開始した。
「ウラシー、潜って」
ユウヒが声をかけると、一瞬で結界が亀の甲羅上にドーム上に展開される。
そして、そのまま亀はどぷん、と沈んだ。
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