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配送履歴#4 配達物『薬』
第21話 休憩終了、お仕事開始
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「お姉さん、そろそろ起きてね」
「んっ……結構寝ちゃってたかしら」
爆睡している女性の肩を叩きながらユウヒが声をかける。
日がかなり傾いていて時間の経過がうかがえた。
「お姉さんがいつの間にか一緒に寝てたからびっくりしたよ」
「ああ、そうね。仕事の依頼できたのよ」
「だったら起こしてくれればよかったのに」
「そうしようと思ったんだけどね」
ちらっと女性が亀を見ると、亀は素知らぬふりで大きな欠伸をしている。
「いい性格してるわね……」
「それで、どんなお仕事?」
尋ねるユウヒに、女性は思い出したように伝える。
「例の薬草で作った薬を配達してほしいの。ちょっと運び先はここでは言えないわ」
「ん、部屋でお話しよっか」
「そうね、ギルド長にも一緒に話したいので執務室に行きましょうか」
「はーい、ちょっと待ってね」
執務室に向かう女性を待たせ、ユウヒは亀を向いて話しかける。
「ウラシー、日向ぼっこできた? うん、ならよかった」
甲羅が光ったのを確認して、亀に向かって呪文を唱えるユウヒ。
『召喚解除』
亀がのんびりと魔法陣の中に消えていくのを確認して、ユウヒも女性と一緒にギルド長の執務室へ向かった。
ユウヒと女性が執務室に到着すると、ギルド長が人払いする。
ギルド長、依頼にきた女性、ユウヒ、人間三人と兎一匹となったところで、女性がギルド長に話しかけた。
「領主様から、例の流行病治療薬を隣街の領主に届ける依頼を受けました」
「隣街の領主? そうか、夫人の話か」
「?」
納得するギルド長とわけがわからないユウヒ。
ギルド長は続けて話をする。
「隣街の領主夫人が、流行病にかかっているらしくてね。治療する方法を求めて懸賞金までかけてるらしい」
「そこまでですか、知りませんでした」
「隣街の商人ギルドは恐らく従来の薬で儲けているから、この件では協力してくれないだろうしな」
ギルド長と女性で深刻な表情で話をする。
ユウヒは怪訝な顔で口を挟んだ。
「隣街の領主さんに、薬を配達すればいいの?」
「船を沈めた連中もいるだろうし、結構危ない仕事なのよ」
「隣街とは仲がいいわけではないしね」
「そっか、危ないお仕事なんだね」
うんうん、と頷くユウヒ。
それを見て、ギルド長と女性はふっと表情を緩める。
「ユウヒにかかると大したことないように見えてくるな」
「結局ユウヒに頼むわけだし、今更だったわね」
「んじゃ、お仕事の確認だけど」
ユウヒが改めて女性に確認する。
「依頼主は領主様、お届け先は隣街の領主様、運ぶ物はお薬、で間違いないかな?」
「薬だけじゃなくて、領主様からの書面も一緒に届けて欲しいの。まとめて箱にいれるわ」
「わかった。それじゃあ運ぶ物は薬とお手紙だね。今持ってる?」
「持ってないわ。明日の朝、領主様のお屋敷に取りに来てくれるかしら」
「はーい」
ユウヒは女性と話がまとまると、今度はギルド長に向かって話す。
「お金は、任せちゃっていいかな」
「ああ、薬草の件と合わせてもらってくる。任せておきなさい」
諸々話がまとまった様子を確認して、ユウヒは立ち上がる。
同時に鞄から兎がひょこっと顔を出した。
「じゃあ問題ないね、運び屋『兎』お仕事請け負いました」
顔だけ出てる兎と一緒にペコっと一礼。
依頼にきた女性とギルド長に手を振りながら執務室から退室して、ユウヒは自分の部屋に帰っていった。
「んっ……結構寝ちゃってたかしら」
爆睡している女性の肩を叩きながらユウヒが声をかける。
日がかなり傾いていて時間の経過がうかがえた。
「お姉さんがいつの間にか一緒に寝てたからびっくりしたよ」
「ああ、そうね。仕事の依頼できたのよ」
「だったら起こしてくれればよかったのに」
「そうしようと思ったんだけどね」
ちらっと女性が亀を見ると、亀は素知らぬふりで大きな欠伸をしている。
「いい性格してるわね……」
「それで、どんなお仕事?」
尋ねるユウヒに、女性は思い出したように伝える。
「例の薬草で作った薬を配達してほしいの。ちょっと運び先はここでは言えないわ」
「ん、部屋でお話しよっか」
「そうね、ギルド長にも一緒に話したいので執務室に行きましょうか」
「はーい、ちょっと待ってね」
執務室に向かう女性を待たせ、ユウヒは亀を向いて話しかける。
「ウラシー、日向ぼっこできた? うん、ならよかった」
甲羅が光ったのを確認して、亀に向かって呪文を唱えるユウヒ。
『召喚解除』
亀がのんびりと魔法陣の中に消えていくのを確認して、ユウヒも女性と一緒にギルド長の執務室へ向かった。
ユウヒと女性が執務室に到着すると、ギルド長が人払いする。
ギルド長、依頼にきた女性、ユウヒ、人間三人と兎一匹となったところで、女性がギルド長に話しかけた。
「領主様から、例の流行病治療薬を隣街の領主に届ける依頼を受けました」
「隣街の領主? そうか、夫人の話か」
「?」
納得するギルド長とわけがわからないユウヒ。
ギルド長は続けて話をする。
「隣街の領主夫人が、流行病にかかっているらしくてね。治療する方法を求めて懸賞金までかけてるらしい」
「そこまでですか、知りませんでした」
「隣街の商人ギルドは恐らく従来の薬で儲けているから、この件では協力してくれないだろうしな」
ギルド長と女性で深刻な表情で話をする。
ユウヒは怪訝な顔で口を挟んだ。
「隣街の領主さんに、薬を配達すればいいの?」
「船を沈めた連中もいるだろうし、結構危ない仕事なのよ」
「隣街とは仲がいいわけではないしね」
「そっか、危ないお仕事なんだね」
うんうん、と頷くユウヒ。
それを見て、ギルド長と女性はふっと表情を緩める。
「ユウヒにかかると大したことないように見えてくるな」
「結局ユウヒに頼むわけだし、今更だったわね」
「んじゃ、お仕事の確認だけど」
ユウヒが改めて女性に確認する。
「依頼主は領主様、お届け先は隣街の領主様、運ぶ物はお薬、で間違いないかな?」
「薬だけじゃなくて、領主様からの書面も一緒に届けて欲しいの。まとめて箱にいれるわ」
「わかった。それじゃあ運ぶ物は薬とお手紙だね。今持ってる?」
「持ってないわ。明日の朝、領主様のお屋敷に取りに来てくれるかしら」
「はーい」
ユウヒは女性と話がまとまると、今度はギルド長に向かって話す。
「お金は、任せちゃっていいかな」
「ああ、薬草の件と合わせてもらってくる。任せておきなさい」
諸々話がまとまった様子を確認して、ユウヒは立ち上がる。
同時に鞄から兎がひょこっと顔を出した。
「じゃあ問題ないね、運び屋『兎』お仕事請け負いました」
顔だけ出てる兎と一緒にペコっと一礼。
依頼にきた女性とギルド長に手を振りながら執務室から退室して、ユウヒは自分の部屋に帰っていった。
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