18 / 49
第17話 2階層
しおりを挟む
2階層へと降りると、早速奥の通路でゴブリンとスライムが2匹づついた。
「イリーナはスライムをお願い、俺はゴブリンをやる!」
「わかった!『氷よ 貫け 【氷弾】』」
「【石槍】!」
それぞれの魔法が魔物に飛んでいき突き刺さった………だけどゴブリン1匹だけ、急所をはずされてしまい、生き残ったゴブリンは怒りの表情で叫びながら、こちらへと向かってきた。
「くっ…!この…!」
鋭い爪で攻撃してきたゴブリンを後ろに下がってかわし、カウンター気味に剣を振って一撃を入れた。
「グギャーーー………!」
流石に魔法のダメージが大きかったのか、ゴブリンは消えて魔石が残った。
「ふぅ~…ちょっと焦ったよ」
「魔法で複数狙うの、ちょっとコツがいるからね、しょうがないよ?」
「うーん…でも何か良い方法は無いかな?」
「そうね~…あ!封印魔法を組み合わせたら?」
「それも考えたんだけど…どうやら対象を選ばないといけないんだよね………複数選べばそれだけMPが減るし、それなら単発の方が効率が良いんだよねぇ~…」
「そっか~………あ!ねぇ、選ぶ対象だけど、魔物じゃなくてエリアを選べないかな?そしたら複数選ばなくても、範囲内の魔物は全部効果が出るんじゃない?」
「なるほど!じゃあ次試してみるよ」
*****
それからしばらく進んだところで、今度はゴブリン3匹を見つけた。
「じゃあイリーナ、やってみるね?【土・封印】!」
魔法を行使すると、ゴブリン3匹を含んだ通路が腰の高さまで土で埋まり固まった。
「ぐぎゃ!?」
「ギャーー!」
「グギャギャ…!」
3匹はそれぞれ叫んで抜け出そうともがくが、少しも動くことができないようだった。
「よし、うまくいった!」
「やったね、康介!」
「うん、でもこれ…剣でとどめささなきゃいけないよね?」
「どうかな…普通の封印魔法と違うからね………」
そうこうしていると、ゴブリンたちは固まって動かなくなった。
「えっと…これってどうなったんだと思う?」
「たぶん…封印された状態になった…と思うんだけど…」
「そっか…じゃあ今のうちにとどめさしとくよ」
俺は剣をゴブリンに向けて振り下ろすと………
ガギーーン!!!
「痛ったーー!何これ!?まるで岩みたいなんだけど!?」
「もしかして…“同化”したんじゃ…?」
「“同化”………?」
「えーっと………封印魔法でクリスタルにすると、時間がたつにつれて封印した物が徐々にクリスタルになるの…それが“同化”……………でも早すぎる、普通は服とか生き物以外でも数年、生き物だと何十年とかかる筈なのに………」
「服でも数年………あ!じゃあイリーナを助けたとき裸だったのも………っは!?」
殺気を感じると、イリーナが真っ赤な顔で睨んでいた。
「………それ、もう忘れてくれない?」
「ハイ、スミマセン………」
ヤベー…地雷踏んだ…あの時の話しはもうしない方がいいな、うん………でも、忘れるのは無理だよな目に焼き付いてるし
「………康介?」
「な、何でもないよ!?」
「まったくもう………それで、どうする?同化してるなら解放しても大丈夫だと思うよ?」
「わかった、じゃあ………【解放】」
ゴブリンたちはやっぱり同化していたようで、魔法が消えるのと一緒に消えて魔石とアイテムが残った。
3匹ともアイテムを落としていて、しかも複数!ゴブリンの牙や爪、耳、ナイフ、棍棒が手に入った。ちなみに牙と爪は武器の材料に、耳は害虫駆除…例の〈黒い奴〉に効く薬の材料になるらしく、そこそこ良い値段で売れるらしい。
「いっぱいアイテム出たね~これも封印魔法のお陰かな?」
「どうだろう…でも普段じゃ考えられない程出たからね、可能性はあると思うよ?」
「よっしゃ!封印魔法との二重詠唱マジ使える!次、速く行こう」
「ちょ、ちょっと待って~」
*****
その後、計ゴブリン15匹・スライム9匹を倒した。途中MPを回復するのに剣で戦ったりしたが、アイテムの合計が…
ゴブリンの牙×13
ゴブリンの爪×9
ゴブリンの耳×4
スライムの核×7
魔石×36
…となった、あ!ちなみにレベルも途中で1つ上がりlv.9になった。そして俺たちは今、3階層へと続く階段の途中にいた。
「次からはサンドマンが、出るんだよね?どんな奴なの?」
「名前の通り、砂で出来た奴で物理攻撃が効きにくいの…まぁ、頭が弱点だから強くはないよ?」
「そっか、了解!」
その時、3階層から上がってくる3人組が見えた。
「…でさ、あのヤロー、腰抜かして動けなくなってやんの!マジウケたし」
「あぁ、しかも『助けてください~』ってさ、情けなさすぎだろ」
「あんなお荷物誰が助けるってんだ?さっさとくたばっちまった方が世のためだぜ」
…おぃおぃ、かなり野蛮な奴等じゃね?これは関わりたく無いな………っと思ってたら、そのうちの一人がこちらに気づき指差してきた。
「…おぃ、あれ見てみなよ」
「あぁん?…チッ、“ベリアンツ”かよ…」
…“ベリアンツ”?さっぱり分からなかったが、余り良い意味では無いのは雰囲気で分かったので、さっさと通り過ぎようと横をすれ違った際に、前を歩いていた長髪の男が
「…クソどもが、死んでしまえ」
はぁ!?初対面なのに死ねだと!?失礼すぎるだろ!
俺が怒って振り向こうとしたところ、イリーナに止められた。
「行こう、康介」
「行こう…って、でもアイツ等…!」
「良いから…!行こ?」
「むー………」
仕方がないから、イリーナと一緒に先へ進み、3階層に着いたのだった。
「イリーナはスライムをお願い、俺はゴブリンをやる!」
「わかった!『氷よ 貫け 【氷弾】』」
「【石槍】!」
それぞれの魔法が魔物に飛んでいき突き刺さった………だけどゴブリン1匹だけ、急所をはずされてしまい、生き残ったゴブリンは怒りの表情で叫びながら、こちらへと向かってきた。
「くっ…!この…!」
鋭い爪で攻撃してきたゴブリンを後ろに下がってかわし、カウンター気味に剣を振って一撃を入れた。
「グギャーーー………!」
流石に魔法のダメージが大きかったのか、ゴブリンは消えて魔石が残った。
「ふぅ~…ちょっと焦ったよ」
「魔法で複数狙うの、ちょっとコツがいるからね、しょうがないよ?」
「うーん…でも何か良い方法は無いかな?」
「そうね~…あ!封印魔法を組み合わせたら?」
「それも考えたんだけど…どうやら対象を選ばないといけないんだよね………複数選べばそれだけMPが減るし、それなら単発の方が効率が良いんだよねぇ~…」
「そっか~………あ!ねぇ、選ぶ対象だけど、魔物じゃなくてエリアを選べないかな?そしたら複数選ばなくても、範囲内の魔物は全部効果が出るんじゃない?」
「なるほど!じゃあ次試してみるよ」
*****
それからしばらく進んだところで、今度はゴブリン3匹を見つけた。
「じゃあイリーナ、やってみるね?【土・封印】!」
魔法を行使すると、ゴブリン3匹を含んだ通路が腰の高さまで土で埋まり固まった。
「ぐぎゃ!?」
「ギャーー!」
「グギャギャ…!」
3匹はそれぞれ叫んで抜け出そうともがくが、少しも動くことができないようだった。
「よし、うまくいった!」
「やったね、康介!」
「うん、でもこれ…剣でとどめささなきゃいけないよね?」
「どうかな…普通の封印魔法と違うからね………」
そうこうしていると、ゴブリンたちは固まって動かなくなった。
「えっと…これってどうなったんだと思う?」
「たぶん…封印された状態になった…と思うんだけど…」
「そっか…じゃあ今のうちにとどめさしとくよ」
俺は剣をゴブリンに向けて振り下ろすと………
ガギーーン!!!
「痛ったーー!何これ!?まるで岩みたいなんだけど!?」
「もしかして…“同化”したんじゃ…?」
「“同化”………?」
「えーっと………封印魔法でクリスタルにすると、時間がたつにつれて封印した物が徐々にクリスタルになるの…それが“同化”……………でも早すぎる、普通は服とか生き物以外でも数年、生き物だと何十年とかかる筈なのに………」
「服でも数年………あ!じゃあイリーナを助けたとき裸だったのも………っは!?」
殺気を感じると、イリーナが真っ赤な顔で睨んでいた。
「………それ、もう忘れてくれない?」
「ハイ、スミマセン………」
ヤベー…地雷踏んだ…あの時の話しはもうしない方がいいな、うん………でも、忘れるのは無理だよな目に焼き付いてるし
「………康介?」
「な、何でもないよ!?」
「まったくもう………それで、どうする?同化してるなら解放しても大丈夫だと思うよ?」
「わかった、じゃあ………【解放】」
ゴブリンたちはやっぱり同化していたようで、魔法が消えるのと一緒に消えて魔石とアイテムが残った。
3匹ともアイテムを落としていて、しかも複数!ゴブリンの牙や爪、耳、ナイフ、棍棒が手に入った。ちなみに牙と爪は武器の材料に、耳は害虫駆除…例の〈黒い奴〉に効く薬の材料になるらしく、そこそこ良い値段で売れるらしい。
「いっぱいアイテム出たね~これも封印魔法のお陰かな?」
「どうだろう…でも普段じゃ考えられない程出たからね、可能性はあると思うよ?」
「よっしゃ!封印魔法との二重詠唱マジ使える!次、速く行こう」
「ちょ、ちょっと待って~」
*****
その後、計ゴブリン15匹・スライム9匹を倒した。途中MPを回復するのに剣で戦ったりしたが、アイテムの合計が…
ゴブリンの牙×13
ゴブリンの爪×9
ゴブリンの耳×4
スライムの核×7
魔石×36
…となった、あ!ちなみにレベルも途中で1つ上がりlv.9になった。そして俺たちは今、3階層へと続く階段の途中にいた。
「次からはサンドマンが、出るんだよね?どんな奴なの?」
「名前の通り、砂で出来た奴で物理攻撃が効きにくいの…まぁ、頭が弱点だから強くはないよ?」
「そっか、了解!」
その時、3階層から上がってくる3人組が見えた。
「…でさ、あのヤロー、腰抜かして動けなくなってやんの!マジウケたし」
「あぁ、しかも『助けてください~』ってさ、情けなさすぎだろ」
「あんなお荷物誰が助けるってんだ?さっさとくたばっちまった方が世のためだぜ」
…おぃおぃ、かなり野蛮な奴等じゃね?これは関わりたく無いな………っと思ってたら、そのうちの一人がこちらに気づき指差してきた。
「…おぃ、あれ見てみなよ」
「あぁん?…チッ、“ベリアンツ”かよ…」
…“ベリアンツ”?さっぱり分からなかったが、余り良い意味では無いのは雰囲気で分かったので、さっさと通り過ぎようと横をすれ違った際に、前を歩いていた長髪の男が
「…クソどもが、死んでしまえ」
はぁ!?初対面なのに死ねだと!?失礼すぎるだろ!
俺が怒って振り向こうとしたところ、イリーナに止められた。
「行こう、康介」
「行こう…って、でもアイツ等…!」
「良いから…!行こ?」
「むー………」
仕方がないから、イリーナと一緒に先へ進み、3階層に着いたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
異世界配信〜幼馴染みに捨てられた俺を導く神々の声(視聴者)
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる