身代わり吸魔が暴君騎士に思うこと

鹿音二号

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最大級フラグ

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まあ、告白できても、たいして変わらないよ。
そもそも俺は吸魔で、あんまり触ってると当然よくない。ダインとは、瘴気が溢れて暴走しないように、ようは人助け的な。
髪と、生身に触れると、エネルギーを吸ってしまう。最近はコントロールできるようになったから、吸わないようにって出来るんだけど……なか、は別。

コントロールするしないとかそういう問題じゃない。無理、絶対我慢できない。これは構造上ってやつっぽい。俺も理性ぶっ飛ぶし、並の人間なら俺に突っ込んだら一発で昇天。
いや、ダイン以外はガチでご遠慮したいが。想像しただけで吐きそう。

たぶんダインは体質的にエネルギーが人より多いんだ。だから覇気なんかも使える。言い換えればそのエネルギーを貯める器が大きいってことらしい。
……だから、災禍にならなかったんだ。

瘴気が器を壊して、災禍になるんじゃないかなって、そんなことをみんなで話してた。
このメンバー、厄介者扱いされてるけど、飛び抜けて才能ある人たちなんだよな。瘴気の媒体化魔法なんて、クリスティナが初めて発見、立証したから、これで大手を振って魔道士の協会ってとこに帰れるみたいだ。
……俺が一番平凡なんだよ、中身は。
まあ、ともかく。

だから、ほいほいしたいからって出来ないんだよ。えっちなこと。
まあ、俺はかまわないよ。ごはん少ないけど。
ダインがかなりしゃべるようになった。表情も少し動くみたいで、よーく見たら何を思ってるのか分かるようになったよ。っていうか、もしかしなくても、素直か。
フレェイが言ってたけど、虐待された子供とかもやっぱり無口無表情は多いらしい。何を言っても通じない、怒られる、笑ったらそれが気に食わないって殴られる、泣いたらうるさいって……
うう、ダイン……かわいそうにな。

ごはん少なくても、そうやって、成長(?)見守ってるだけで、うれしいんだ。俺ってこんなこと考えるやつだったんだな……

「お前、好きなやつには際限なく甘いぞ」

って、松田、俺の何を知っている……?いやマジで。
あ、俺が妊婦にならないって、誤解は解けたぞ。さすがにフレェイを問い詰めたら、めっちゃ謝られた。教育って難しいよな。

でも、告白できて、よかったな。
覚悟が決まった気がする。
って言っても、俺がしたって意味がないんだが。
――旅の途中から、ずっと気にしてたんだ。

第七の災禍。
それは――
ダイン、なんだ。

とはいっても、ゲームだからハッピーエンドはちゃんとあるからな!?つまり俺たちが目指すのはそこ!
王道的展開だよな、仲間がボスっていうのは。

詳しく説明すると……
第七の災禍は、封印中に依代が完全に使い物にならなくなったんだ。それがなんだったのか、どうして使い物にならなくなったかは知らないけど、そういう設定。
で、封印を破った時には、すでに瘴気の集合体(?)っていう、よくある気体の化け物みたいだった。
解放され、新たな依代を求めて――目の前に、瘴気を抱えた人間がいることに気づく。
ダインは第七の災禍に乗っ取られ……アエリアーナたちとの死闘が始まる。

まあ、いつものとおり、ふわんふわんの戦闘シーンなので詳しい内容は不明。
強いらしいってくらいしか分かんねーよ。そりゃラスボス弱けりゃ話にならないし。
エロスチルは結構あるし、RPGみたいに攻撃受けて、全滅しかけで必死にアイテムや魔法で回復するような面倒な操作も必要ないノベルゲームだから、プレイ自体は俺も淡々としていた。

けど――ここは現実なんだ。
ものすごく不安。
ハッピーエンドはあるっていうけど、ノーマルエンドなんかは、アエリアーナとダイン以外全員……死んでるし……
エロゲなのにシビアじゃね!?これがシナリオおかしいっていうところだよ!
これは本当にミスしたりしたら普通に誰か死ぬと考えていい。
目指すはハッピーエンド!それしか考えられない!
……特殊エンドっていうやつもあるにはあるんだが、逆ハーレム?ってやつなんだよな……今この状況では絶対にない。

バッドエンドもある。これは本当に避けたい。
ダインが怪物化し、アエリアーナを丸呑みにする。
そういうジャンルがあるんだって、松田が言ってたけど。だからアエリアーナがアへ顔を……
絶対ヤダよ、バッドエンド。
ダインを怪物になんかさせるものか。
ダインはこれからいっぱい幸せ見つけるんだ、今までの分も。

それで――色々考えたんだ。
本当なら、ダインの安全を確保して、瘴気そのものの第七を消し去りたい。
けど、どれもこれも確実性がない。
封印が解けるまでこっちから何も出来ないんだ。

前に『聖域』を事前設置出来ないかって聞いたんだけど……封印の場所がそもそもこのへん……?ってふわっとしてて、設置したはいいけど数十メートル先に出現、ってことになりかねないって。
ついでに、複数魔法を同時にっていうのは、コスト的にも魔法の理論的にもすごく難しいらしい。
小さい魔法なら、できる人もいるにはいるらしいけど、そんなんはもう大魔道士、だって。聖域なんて2人がかりで魔力めいっぱい使う魔法は、ふたつも作れない。

封印し直しは?ってこれも前にクリスティナに聞いたけど、封印自体がどういう魔法か分からなくて、修復も無理。今は災禍を封じられるような魔法もないし術者もいないらしい。
ロストテクノロジーってやつだ。
……絶対後付けだよなって、松田と恨んだよ。

色々……そう、色々考えたよ、もう第四終わったあとに、松田がバラしてきたときから。
でも、結局思いつくのは――わざとダインを乗っ取らせるっていう、危ない罠だった。
それなら、ダインという物体が目印になる。
瘴気は靄みたいなものだ。それがすごい量でまとまっているのが第七で、扱いは気体と同じになるんじゃないかって。ちぎれたり分散して、全員同時に攻撃とかもあり得るんだろう。
瘴気……災禍級の濃いやつに直接触れたら人間なら即死、よくて暴走。理性も自我も壊されて、瘴気を祓えてももとに戻ることはない。

最悪のパターンは……災禍になる。
ダインが乗っ取られて災禍になった、というのは、実は語弊があるって。
ギリギリ器がもったんだろう、っていうことだ。
災禍を器に収めて、暴走しながら、それでも浄化されてもとに戻った。
……それすら後付けだろうなっていうのは百も承知。

ゲームでは、アエリアーナの『覚醒』が起こって、おそらく『聖域』を超える浄化の力をダインに注いで、はっ俺は何をっていう展開。
でーたー突然の説明なしの超展開!
力技でハッピーエンド!覚醒なんて単語それまで1個も出てこなかったよ!
愛の力だねっていうクリスティナのセリフがあるから、つまりそういうことで……いや、超展開すぎんだろ。
アエリアーナこと松田くん、憎々しげにぜってーないなって……うん、そんな気はする。

けど、ダインがうまくすれば浄化されるのは分かっている。
なら、ダインを囮にして……第七を彼の中に閉じ込める。
その第七を閉じ込めたダインなら、拘束する方法はいくらでもある。
アエリアーナの覚醒浄化パワーに匹敵する、聖域を何発かお見舞いすれば、なんとかなるんじゃないか。

……頭では分かってるんだ。でも、ものすごく嫌だ。
ダインには、みんなとしゃべるようにって訓練を始めた頃に、アエリアーナと俺で話したんだ。
彼は――了承した。
なんのためらいもなく。
いつもの暴走と変わらないと思ったんだろうか。

俺は……ずっと、心の整理がつかなかった。
みんなに話して全員がうんって言ったらもう実行するしかないんだ。俺のわがままで、危ない橋渡らせたくない。

でも。
告白したら、なんかすっきりした。
よし、いくらでもやったるわ。
あ、別にダインが俺のことを恋愛的に好きかっていうのはどうでもいい。俺が好き。それだけ。
でもまあ、愛の力っていうのは分かる気がしてきた。いにしえからの絶対無敵の力な。

みんなに話して、作戦会議。
やっぱりダインを囮にするのは、全員頷いた。
でも、どうでもいいみたいじゃなくて、嫌そうな顔だったり、泣きそうだったり……みんなダインは仲間だと思ってくれてるみたいだな……う、俺が泣きそう。
本当に死力を尽くして討伐するんだって、みんなで団結。こういうのは暑苦しいって嫌いな人も多いけど、当事者たちの好きにしたらいいよな。

第六の前にあらかた作戦は松田が考えた。
はい、俺は横で聞いてるだけでした。自分の頭悪くもないと思ってたけど、こう、なんだか自信がなくなっちゃうぜ。
いちおう、俺とアエリアーナの意見ってことでみんなに話して、やっぱりそれぞれ得意分野で意見があったけど、ほとんど大きな変更や不可能なこともないって、松田の案で行くことになった。
準備に追われて、時間が飛ぶように去っていく。

――封印が破れる、時間がくる。
不安だ。でも、やらなければ。
ダインは、不安じゃないのかなって、聞いたんだけど。本人はけろりとしてた。言葉少なくてよく分からなかったけど、任せたって。
うん、任せられたぜ。
絶対に、ハッピーエンドだ。

封印が破れる。
ピキッ、ピキッってなんか割れる音がする。
ここも封印から漏れ出る瘴気で、荒野なんだ。
その真ん中あたりに、光がぐにゃぐにゃしてるところがある。

「……あそこ、ですね」

そこへ距離を縮めながら、アエリアーナが緊張してる。
みんな、だな、俺もだけど。
持ち場についた。
まずは、第七がダインを乗っ取るのを見届ける。
それを、俺の髪とクリスティナの防御壁で囲って拘束する。おまけにコンラートが遅速魔法っていうのをかける。広範囲で、行動が遅くなるデバフがかかるらしい。
よくあるのが、乗っ取った対象の技も使えるパターン。ダインは物理的に強いけど、魔法がほとんど使えない。……つまり、クリスティナの瘴気媒体化キャンセルは、あんまり役に立たないってこと。またクリスティナが嘆いてた。

もっとも怖いのは、覇気だ。
近距離攻撃は封じられてしまうし、俺たちが動けなくなる可能性がある。魔法もほとんど威力がなくなるらしい。
でも、俺は、死ぬ気で髪を伸ばすからな。
距離が多少あっても、今ならなんとかなる……いや、してやる。
アエリアーナの浄化魔法も、2度くらいは耐えられる強靭な髪だぜ。
絶対、逃さない。

――さあ、こい、第七の災禍。
聖女様一行と第一の災禍が、お前を倒しに来てやったぞ。

パキンッ!って大きな音が響いた。
光があったところから、ぶわって闇が噴き出た。
すっっっげ……うわ、真っ黒!
なんか間欠泉とかいうのを思い出す。いきなり地面から温泉が噴き上がるやつ。
ぶわあああって、一度空にそれはものすごい勢いで上がっていって……ピタリと止まる。

一瞬だった。
黒い闇……第七が、ぎゅんって急降下する。
なんだか尖った矛みたいな形になって――まっすぐ、こっちに向かってくる。
やっぱり、依代を見つけたんだな……って、俺はダインに目を向けた。入った瞬間、タイミングを逃さないように……

「リュート!」

って、え?
今、ダインが叫んだ?
俺を見てる、その顔、そんなにびっくりしてるの初めて見た。

「え?」

――闇が、こっちに向かってくる……もう、俺の、目の前に……

俺?

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