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第四話 290円の贅沢チーズケーキ
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学校では、ずっといじめられていた。子ども同士のネットワークというものはあなどれず、俺はヤバい家の子、関わっちゃいけない子というレッテルを貼られ、小学校でも中学校でも高校でも、ずっとつまはじき者だった。
誰も俺に声をかけず、ひそひそと悪口を言って、時には嘲笑すら浴びせてくる。廊下を歩いている時に突き飛ばされるとか、上履きを隠されるとかもしょっちゅうだった。
「あいつ、お前のこと好きらしいぞ。コクっちゃえよ」
忘れもしない中二の秋。隣の席になった奴がそう言ってきた。
そいつはサッカー部で、みんなの中心にいて、なのに俺にも分け隔てなく話しかけてくるような奇特なやつだったけど、その頃の俺はこんなやさしい、人間のできた人もいるんだなと素直に思ってしまっていたから、その言葉だって信じた。
そして、その「あいつ」を校舎裏に呼び出して告白すると、璃音にどこか似ていたあの子は軽蔑の眼差しで言った。
「は? あんたなんか好きになるわけないっしょ。どういう勘違い? 迷惑だからやめて」
終わってしまった世界の端っこで、隣の席になった奴と、その仲間たちが笑ってた。
ハメられた、とようやく気付いて、怒りより悲しみで目の前が真っ黒になった。ちなみにその一週間後、俺が告白した子は隣の席の奴と付き合い出した。
それでも、俺は努力しようとした。塾になんか行かせてもらえる金はなかったけれど、こんなんでもせめて高校には行ってやろう、どうせなら進学校に、と必死で勉強した。しかしそれすら、母親は邪魔してきた。
母親が彼氏を連れ込んでゲラゲラ笑ってて、時には息子の前だとかまったく考えずおっぱじめるような家で、勉強なんかできるわけない。
夜中の公園で、寒さに震えて英単語を覚えた。ひとつ単語を覚えるたび、一歩明るい未来に近づいていけるような気がした。
でも、それも駄目だった。
第一志望の高校に落ちたと母親に報告すると、げらげら笑われた。
「ほーら、だから言ったでしょ。あんたはあたしに似て馬鹿なんだからさー、勉強の才能があるわけないじゃん。底辺は底辺らしく、Fラン行っときゃいーの。あんたにはそのほうがお似合いだよ?」
残念だったね、次はがんばろうね。そういう言葉を小さじ一杯くらいは期待していたのに、そんな小さな望みすらも打ち砕くのが母親だった。
高校では、学校に行きながら必死でバイトして、金を貯めた。大学進学は無理でも、卒業したらさっさと家を出て、ひとり暮らしするつもりだった。
その金はいつのまにか母親に使われていて、それを怒ると逆ギレされて、また貯めては使われて。
いたちごっこみたいなことを繰り返しているうちに、高校時代の三年間は何もなし得ないまま終わってしまった。俺は書置きひとつ残さず、母親のお下がりのスマホだけ持って、家を出た。
世は売り手市場だ、二十代から転職もふつうだけど、それは当たり前に裕福な家を出て、当たり前に世の中を渡っていくため、必要なカードが手元にある人の話だ。
俺みたいにFランどころかZランクの親を引き当て、最終学歴は高卒。とうぜん、資格も何もない。そんなやつに世間は厳しい。
契約社員、派遣社員、アルバイト掛け持ち。そんな不安定な雇用形態でもなんとか生きてはこれたけれど、もう疲れた。
どうせこの先にいい未来が待っているわけないんだから、今すぐ終わりにしたい。
「このへん、静かだしいいかもなあ」
鶴岡八幡宮を出て、住宅街をぶらぶらする。だんだん日が暮れてきて、行きかう人も少ない。
手近な公園とか神社がないかなあとスマホを取り出して調べていると、目の前を真っ黒いものが横切って、ぎょっとして顔を上げると、黒猫がとことこと道路を歩いていた。ぴたっと止まり、俺を振り返って見つめてくる。耳がひくひく動いている。
「……何ガンつけてんだよお前」
猫相手にムキになるのも変だが、自殺を邪魔されたような気がしてつい声がとがる。黒猫はなおも俺を見つめていたが、やがてとことこ歩き出し、そして振り返って、にゃあと鳴いた。
「なんだ、こいつ」
ブサイクは人間どころか、動物にもあまり好かれないらしく、小さい頃に近所の野良猫に手をひっかかれて以来、猫は苦手だし、猫のほうも俺を苦手だという認識でいた。しかしそんな俺に、フレンドリーにしてくれる猫は珍しい。
珍しいついでについていくと、猫は真っ黒い外観の古民家風のカフェに入っていった。
『クロスオーバー』というのが店名らしい。外装は純和風なのに、なぜこんな店名をつけたんだろう。
不思議に思いつつも、いわゆるラストミールってやつを、ここで食っていくのも悪くないと思った。カフェならカレーとかパスタとかあるだろうし、どうせ死ぬならここで有り金を使い切ってしまおう。
しめ縄が張られた引き戸を開けると、カウンターの奥から黒エプロン姿のイケメンが顔を出した。
「いらっしゃいませ。そちらの席にお掛けください」
しゅっと整った鼻梁に涼しげな瞳、百点満点の笑顔が浮かんでいる口元。背も高いし腕も脚もすらっとしていて、こういう奴、悩みなんてないんだろうな。
なんとなく惨めになりながらも、示された席に腰掛ける。俺をここに導いた黒猫は、店内の隅にある自分専用のベッドらしいところで丸くなっていた。
それにしても、こんなところは生まれてから一、二回しか来たことがないので、本当に落ち着かない。
天井を彩るランプもどかっと鎮座している大時計もいかにも年代物っぽいアンティークの電話も、とにかくすべてがおしゃれ過ぎるのだ。カウンターの隅に飾ってある、この店にはふさわしくない鏡餅ですら、おしゃれに見えてしまう。
「こちらが本日のコーヒーで、ヨーロピアンブレンドになります。ブラジル、コロンビアなど南米の豆を使っており、深い苦みと豊かなコクが特徴です」
「ブラジルとかコロンビアの豆なのに、ヨーロピアン?」
「ヨーロッパで好まれるようなコーヒー、という意味です。イタリアのエスプレッソのような。アメリカでは逆に、アメリカンに代表されるように、軽めな飲み口のものが主流ですからね。細川清隆さんなら、苦いコーヒーも美味しくいただけるかと」
「……ふうん」
これから人生を終わらせるっていうのに、今さら知識が増えても仕方ない。ていうか俺、こいつに名乗ったか? いや、それすらもうどうでもいい。
カップに口をつけ、ひと口飲む。たしかに、けっこう苦い。ふだんはコンビニで缶コーヒーを買うばかりで、そういうものはしっかりと甘味がついているから、コーヒーとは苦いものだという、当たり前のことを忘れていた。
でも、人生のほうがもっと苦い。
「そしてこちらが、清隆さんの思い出のおやつになります」
「は? 思い出、って……」
イケメンがカウンター越しに差し出してきたプレートには、クリーム色のベイクドチーズケーキが載っていた。ランプに当たった表面が、つやっと光る。
「あ、これ……」
似ている。ていうか、あれと同じじゃん。
誰も俺に声をかけず、ひそひそと悪口を言って、時には嘲笑すら浴びせてくる。廊下を歩いている時に突き飛ばされるとか、上履きを隠されるとかもしょっちゅうだった。
「あいつ、お前のこと好きらしいぞ。コクっちゃえよ」
忘れもしない中二の秋。隣の席になった奴がそう言ってきた。
そいつはサッカー部で、みんなの中心にいて、なのに俺にも分け隔てなく話しかけてくるような奇特なやつだったけど、その頃の俺はこんなやさしい、人間のできた人もいるんだなと素直に思ってしまっていたから、その言葉だって信じた。
そして、その「あいつ」を校舎裏に呼び出して告白すると、璃音にどこか似ていたあの子は軽蔑の眼差しで言った。
「は? あんたなんか好きになるわけないっしょ。どういう勘違い? 迷惑だからやめて」
終わってしまった世界の端っこで、隣の席になった奴と、その仲間たちが笑ってた。
ハメられた、とようやく気付いて、怒りより悲しみで目の前が真っ黒になった。ちなみにその一週間後、俺が告白した子は隣の席の奴と付き合い出した。
それでも、俺は努力しようとした。塾になんか行かせてもらえる金はなかったけれど、こんなんでもせめて高校には行ってやろう、どうせなら進学校に、と必死で勉強した。しかしそれすら、母親は邪魔してきた。
母親が彼氏を連れ込んでゲラゲラ笑ってて、時には息子の前だとかまったく考えずおっぱじめるような家で、勉強なんかできるわけない。
夜中の公園で、寒さに震えて英単語を覚えた。ひとつ単語を覚えるたび、一歩明るい未来に近づいていけるような気がした。
でも、それも駄目だった。
第一志望の高校に落ちたと母親に報告すると、げらげら笑われた。
「ほーら、だから言ったでしょ。あんたはあたしに似て馬鹿なんだからさー、勉強の才能があるわけないじゃん。底辺は底辺らしく、Fラン行っときゃいーの。あんたにはそのほうがお似合いだよ?」
残念だったね、次はがんばろうね。そういう言葉を小さじ一杯くらいは期待していたのに、そんな小さな望みすらも打ち砕くのが母親だった。
高校では、学校に行きながら必死でバイトして、金を貯めた。大学進学は無理でも、卒業したらさっさと家を出て、ひとり暮らしするつもりだった。
その金はいつのまにか母親に使われていて、それを怒ると逆ギレされて、また貯めては使われて。
いたちごっこみたいなことを繰り返しているうちに、高校時代の三年間は何もなし得ないまま終わってしまった。俺は書置きひとつ残さず、母親のお下がりのスマホだけ持って、家を出た。
世は売り手市場だ、二十代から転職もふつうだけど、それは当たり前に裕福な家を出て、当たり前に世の中を渡っていくため、必要なカードが手元にある人の話だ。
俺みたいにFランどころかZランクの親を引き当て、最終学歴は高卒。とうぜん、資格も何もない。そんなやつに世間は厳しい。
契約社員、派遣社員、アルバイト掛け持ち。そんな不安定な雇用形態でもなんとか生きてはこれたけれど、もう疲れた。
どうせこの先にいい未来が待っているわけないんだから、今すぐ終わりにしたい。
「このへん、静かだしいいかもなあ」
鶴岡八幡宮を出て、住宅街をぶらぶらする。だんだん日が暮れてきて、行きかう人も少ない。
手近な公園とか神社がないかなあとスマホを取り出して調べていると、目の前を真っ黒いものが横切って、ぎょっとして顔を上げると、黒猫がとことこと道路を歩いていた。ぴたっと止まり、俺を振り返って見つめてくる。耳がひくひく動いている。
「……何ガンつけてんだよお前」
猫相手にムキになるのも変だが、自殺を邪魔されたような気がしてつい声がとがる。黒猫はなおも俺を見つめていたが、やがてとことこ歩き出し、そして振り返って、にゃあと鳴いた。
「なんだ、こいつ」
ブサイクは人間どころか、動物にもあまり好かれないらしく、小さい頃に近所の野良猫に手をひっかかれて以来、猫は苦手だし、猫のほうも俺を苦手だという認識でいた。しかしそんな俺に、フレンドリーにしてくれる猫は珍しい。
珍しいついでについていくと、猫は真っ黒い外観の古民家風のカフェに入っていった。
『クロスオーバー』というのが店名らしい。外装は純和風なのに、なぜこんな店名をつけたんだろう。
不思議に思いつつも、いわゆるラストミールってやつを、ここで食っていくのも悪くないと思った。カフェならカレーとかパスタとかあるだろうし、どうせ死ぬならここで有り金を使い切ってしまおう。
しめ縄が張られた引き戸を開けると、カウンターの奥から黒エプロン姿のイケメンが顔を出した。
「いらっしゃいませ。そちらの席にお掛けください」
しゅっと整った鼻梁に涼しげな瞳、百点満点の笑顔が浮かんでいる口元。背も高いし腕も脚もすらっとしていて、こういう奴、悩みなんてないんだろうな。
なんとなく惨めになりながらも、示された席に腰掛ける。俺をここに導いた黒猫は、店内の隅にある自分専用のベッドらしいところで丸くなっていた。
それにしても、こんなところは生まれてから一、二回しか来たことがないので、本当に落ち着かない。
天井を彩るランプもどかっと鎮座している大時計もいかにも年代物っぽいアンティークの電話も、とにかくすべてがおしゃれ過ぎるのだ。カウンターの隅に飾ってある、この店にはふさわしくない鏡餅ですら、おしゃれに見えてしまう。
「こちらが本日のコーヒーで、ヨーロピアンブレンドになります。ブラジル、コロンビアなど南米の豆を使っており、深い苦みと豊かなコクが特徴です」
「ブラジルとかコロンビアの豆なのに、ヨーロピアン?」
「ヨーロッパで好まれるようなコーヒー、という意味です。イタリアのエスプレッソのような。アメリカでは逆に、アメリカンに代表されるように、軽めな飲み口のものが主流ですからね。細川清隆さんなら、苦いコーヒーも美味しくいただけるかと」
「……ふうん」
これから人生を終わらせるっていうのに、今さら知識が増えても仕方ない。ていうか俺、こいつに名乗ったか? いや、それすらもうどうでもいい。
カップに口をつけ、ひと口飲む。たしかに、けっこう苦い。ふだんはコンビニで缶コーヒーを買うばかりで、そういうものはしっかりと甘味がついているから、コーヒーとは苦いものだという、当たり前のことを忘れていた。
でも、人生のほうがもっと苦い。
「そしてこちらが、清隆さんの思い出のおやつになります」
「は? 思い出、って……」
イケメンがカウンター越しに差し出してきたプレートには、クリーム色のベイクドチーズケーキが載っていた。ランプに当たった表面が、つやっと光る。
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