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ギャンブル依存の男②
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少年の目は本当に透き通っていた。男性の過去を全て知っているかのような笑み。男性は今まで隠していたツライ悲しい感情を語るのだった。
「俺には妻が居た。でも妻は1年ほど前に死んで俺は一人になったんだ。それからだよ。現実から目をそらしたのは。恥ずかしい話俺は妻より稼げなかった。妻はすっげー出来る人で俺の憧れだった。こんな俺でも好きだって言ってくれた。でも喧嘩しちまって妻は家を飛び出していったんだよ。俺も怒ってたからすぐに追いかけなくて次に会った時は亡骸だった…。」
「ゆっくりで大丈夫ですよ。吐き出せば楽になれます。」少年はまた優しい瞳で男性に微笑む。
「それで後から聞いた話では車に轢かれたらしい。妻は周りが見えないほど頭が真っ白だったと思う。横断歩道とはいえ車が来ているのかも確認せずに細道から道に飛び出したんだ。自殺するような人じゃねぇから事故処理されたんだけど、車にも責任が問われたけどあまりにもギリギリに飛び出したから保険はあんまり下りなかった。俺はせめて葬式だけでも奮発して…と考えたけど俺の稼ぎじゃどうしようもなかったから妻の貯金で葬式を開いた。」
「そのことが周りの人からはありえなかった。ですよね?」
「詳しく知ってるじゃねぇか。そうだよ。俺は最低人間として周りから見られた。妻が優秀だから仕方ないとは思ったよ。誰だって喧嘩はするだろ?それで死んじまうなんて誰が考えるんだよ。事故死したのも俺のせいだと裏で言われまくって妻は騙されたとかどうして俺を選んだのか理解が出来ないとか散々言われてたんだ。飯もなんでも任せてばっかだから右も左もわからないまま俺は何からすればいいかもわからなかった。俺は自暴自棄になりギャンブルにハマったってわけだ。」
目線を落として話していた男性はあきれた顔でまた話す。
「酔ってもねぇ時に自分の口から話すとますます惨めだな。分かってるんだ、現実から逃げてるだけだって。でも人間そんな簡単に忘れねえし、強くないんだよ。お前らみたいに乗り切れる人間ばっかじゃねぇんだよ!!」
感情的になった男性は急に叫んだ。今までずっとため込んできた不満をぶちまけるように話して泣いてしまった。心を保つために逃げた先がギャンブルだったために周りから冷たい目で見られ頼れる人も居ないなか頑張って生きてきたのは男性だった。周りの人が手を差し伸べてくれたのにと言われても差し伸べてきたのは裏で色々言っていた人たち。その手を取れる訳もなく沼にハマっていったのだ。
男性は嘆く。「俺に勇気があればすぐにでもあいつの元に行くのに…」と
「俺には妻が居た。でも妻は1年ほど前に死んで俺は一人になったんだ。それからだよ。現実から目をそらしたのは。恥ずかしい話俺は妻より稼げなかった。妻はすっげー出来る人で俺の憧れだった。こんな俺でも好きだって言ってくれた。でも喧嘩しちまって妻は家を飛び出していったんだよ。俺も怒ってたからすぐに追いかけなくて次に会った時は亡骸だった…。」
「ゆっくりで大丈夫ですよ。吐き出せば楽になれます。」少年はまた優しい瞳で男性に微笑む。
「それで後から聞いた話では車に轢かれたらしい。妻は周りが見えないほど頭が真っ白だったと思う。横断歩道とはいえ車が来ているのかも確認せずに細道から道に飛び出したんだ。自殺するような人じゃねぇから事故処理されたんだけど、車にも責任が問われたけどあまりにもギリギリに飛び出したから保険はあんまり下りなかった。俺はせめて葬式だけでも奮発して…と考えたけど俺の稼ぎじゃどうしようもなかったから妻の貯金で葬式を開いた。」
「そのことが周りの人からはありえなかった。ですよね?」
「詳しく知ってるじゃねぇか。そうだよ。俺は最低人間として周りから見られた。妻が優秀だから仕方ないとは思ったよ。誰だって喧嘩はするだろ?それで死んじまうなんて誰が考えるんだよ。事故死したのも俺のせいだと裏で言われまくって妻は騙されたとかどうして俺を選んだのか理解が出来ないとか散々言われてたんだ。飯もなんでも任せてばっかだから右も左もわからないまま俺は何からすればいいかもわからなかった。俺は自暴自棄になりギャンブルにハマったってわけだ。」
目線を落として話していた男性はあきれた顔でまた話す。
「酔ってもねぇ時に自分の口から話すとますます惨めだな。分かってるんだ、現実から逃げてるだけだって。でも人間そんな簡単に忘れねえし、強くないんだよ。お前らみたいに乗り切れる人間ばっかじゃねぇんだよ!!」
感情的になった男性は急に叫んだ。今までずっとため込んできた不満をぶちまけるように話して泣いてしまった。心を保つために逃げた先がギャンブルだったために周りから冷たい目で見られ頼れる人も居ないなか頑張って生きてきたのは男性だった。周りの人が手を差し伸べてくれたのにと言われても差し伸べてきたのは裏で色々言っていた人たち。その手を取れる訳もなく沼にハマっていったのだ。
男性は嘆く。「俺に勇気があればすぐにでもあいつの元に行くのに…」と
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