【完結】幻姫と皇太子は身分を隠しお互いに惹かれ合う【全6話】

なつ

文字の大きさ
5 / 6

5

しおりを挟む
建国パーティーは去年も参加していたが仕事の事ばかりを考えていたので本当に皇太子の顔は知らない。カレンは仮面をつけて参加する。仮面をつけている女性が歩いているのだ。もちろん注目の的。もしかして幻姫…?お顔を拝見したい。そういう会話が聞こえてくる。

ワイアットと本当にここで出会っていいのかと心配している間に皇太子が上から挨拶をする。

皇太子は上からレディを探すが見つからない。カレンは上を向いている風を装っていても仮面をつけているので目線は違う所をみていた。それはワイアットを探すため。

相手の身分を知ってから名乗りたいと思う二人は必死に先にみつけようと思っているが皇太子は注目の的。未だに決まっていない皇太子妃の座を狙いアピールする女性たち。

まさかそこにいるとは思わずカレンは探し続ける。そして見つけた。カレンを襲わせた貴族を。そいつの傍に行き騎士につきだそうとしても抵抗する男性。端っこで話していても周りはなんだなんだとこっちに目線を向ける。

「まずいな…」そう思って騎士に事情を話して離れようとするが男性は叫ぶ。

「俺が何をしたってんだ。幻姫ってやつが言ったら全て正しいのか?!証拠をだせ証拠を!俺が人を襲ったっていう証拠をよぉ」

この騒ぎに皇太子も駆けつけそこには仮面の女性がいた。仮面の女性は幻姫。公女だ。

「その男を押さえろ。事情を聴く。何があった。」

この言葉を発したのはワイアットだった。この場を取りまとめて指示を出す姿はまるで皇太子。「なにかあったのですか…ワイアット様」誰かが言ったその言葉でカレンは知る。

ワイアットは皇太子だったことを。自分の正体に気付いてないワイアットから離れたかったカレンは「少しお手洗いに」というも「ダメだ。これは命令だ。騒ぎの中心の貴方を今離れさすわけにはいかない。公女…。君がなぜこのものをとらえろと言ったのか聞かせてくれ。それが虚偽であった場合の事も考えてな。」

自分がレディだということを言えば事件の犯人だと言える。でも今正体を明かしたくなかったカレンは少し言葉が詰まる。その様子を見て捕まっている男性は「ほらみろ!虚偽で公女様を捕まえてくれ!!」

「仮面をつけて行きたいという申請はみた。襲われる可能性があると、それはこのものにということか?だとしたらもう素顔を見せていいと思うが…」

周りは期待した。あの幻姫を見ることが出来るのだ。ワクワクして周りの人たちはカレンを見る。

どうせここで正体がバレる運命だとカレンは受け入れて「わかりました」と言い仮面を外す。そこには見慣れた愛しい愛しいレディがいた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。

しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。 私たち夫婦には娘が1人。 愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。 だけど娘が選んだのは夫の方だった。 失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。 事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。 再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。

側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!

花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」 婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。 追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。 しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。 夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。 けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。 「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」 フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。 しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!? 「離縁する気か?  許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」 凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。 孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス! ※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。 【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】

ある辺境伯の後悔

だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。 父親似だが目元が妻によく似た長女と 目元は自分譲りだが母親似の長男。 愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。 愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。

皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜

百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。 「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」 ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!? ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……? サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います! ※他サイト様にも掲載

10回目の婚約破棄。もう飽きたので、今回は断罪される前に自分で自分を追放します。二度と探さないでください(フリではありません)

放浪人
恋愛
「もう、疲れました。貴方の顔も見たくありません」 公爵令嬢リーゼロッテは、婚約者である王太子アレクセイに処刑される人生を9回繰り返してきた。 迎えた10回目の人生。もう努力も愛想笑いも無駄だと悟った彼女は、断罪イベントの一ヶ月前に自ら姿を消すことを決意する。 王城の宝物庫から慰謝料(国宝)を頂き、書き置きを残して国外逃亡! 目指せ、安眠と自由のスローライフ! ――のはずだったのだが。 「『顔も見たくない』だと? つまり、直視できないほど私が好きだという照れ隠しか!」 「『探さないで』? 地の果てまで追いかけて抱きしめてほしいというフリだな!」 実は1周目からリーゼロッテを溺愛していた(が、コミュ障すぎて伝わっていなかった)アレクセイ王子は、彼女の拒絶を「愛の試練(かくれんぼ)」と超ポジティブに誤解! 国家権力と軍隊、そしてS級ダンジョンすら踏破するチート能力を総動員して、全力で追いかけてきた!? 物理で逃げる最強令嬢VS愛が重すぎる勘違い王子。 聖女もドラゴンも帝国も巻き込んだ、史上最大規模の「国境なき痴話喧嘩」が今、始まる! ※表紙はNano Bananaで作成しています

(完結保証)大好きなお兄様の親友は、大嫌いな幼馴染なので罠に嵌めようとしたら逆にハマった話

のま
恋愛
大好きなお兄様が好きになった令嬢の意中の相手は、お兄様の親友である幼馴染だった。 お兄様の恋を成就させる為と、お兄様の前からにっくき親友を排除する為にある罠に嵌めようと頑張るのだが、、、

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

包帯妻の素顔は。

サイコちゃん
恋愛
顔を包帯でぐるぐる巻きにした妻アデラインは夫ベイジルから離縁を突きつける手紙を受け取る。手柄を立てた夫は戦地で出会った聖女見習いのミアと結婚したいらしく、妻の悪評をでっち上げて離縁を突きつけたのだ。一方、アデラインは離縁を受け入れて、包帯を取って見せた。

処理中です...