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12.中途半端な感情
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今日は700年前の悲劇の夜について学び、ここの分野は少し入試のテストにも出たため知っている事もあったがここまで詳しく話されたらもっと生態を知りたいとはしゃぐ生徒たち。
リンたちの所にいきなりカナが向かってくる。
カナリア「リン~!シノ~!今の話凄い興味湧いたよね!さっすが名門サドワール学園!普通の学校では教えてくれない事ばかりって感じ!」
シノーラ「か、カ、カナちゃん!はい!うん…興味湧いた!やっぱ凄いですじゃなくて…凄いよね!サドワール学園!」
シノの緊張は未だ健在。
カナリア「もう!そんな緊張されたら話しにくいって!頑張って慣れて!大丈夫だって!敬語の方が私怒るよ!」
と何だか平和に見えるが…周りの視線が気になる二人。
「何よ。あれ、」
「凄い。普通に話せてる。カタコトだけど(笑)」
「羨ましい。」
「僕たちが先に声かけてたのに。」
などと声が聞こえる。気になったリンは「次魔法演習だよね?さっさと行こう?」
3人で教室を出た瞬間カナは凄い凹んでいた。
リン「どうしたの?カナ?」
カナリア「いやー。なんか本当にリンやシノに声かけてよかったのかなーって。リン。さっきさっさと行こって言ったの周りが気になったからだよね。ごめん、気を使わせて…」
リン「もう!なに言ってんの?私はあんな聞こえる位置で私たちの事を話してた周りの人にイライラして教室から出ただけだよ?」
カナは嬉しそうにニコッとわらって「ありがとう。」と言った。
魔法演習は体育と同じで演習をするための訓練着というものがある。
リンたちは訓練着に着替え大きな演習場に来た。
シノーラ「おっきい。デカイねー、すごーい!」
カナリア「ほら!シノ!行くよー!そんな口広げてたら遅れちゃうよ!これからいつでも見れるから!」
演習場所と言われた場所にはレイル先生がたっている。
ギロっとリンの方をみる先生。
レイル先生「リンとシノーラ…カナリア・マーベラスか。よし、出席完了だ。座って待て。」
リンの実力を探るべくリンの方を見つつも授業は授業。
レイル先生「よし、全員そろったな。早速だが、今日は火の魔法について教える。皆、得意不得意はあるとは思うが全体的にある程度出来るようになっていかないと前線では活躍出来ないぞ、何かが得意ではすまされないのだ。」
クラスの生徒が質問する。
「先生~!でも入学の時に何かが得意であれば役に立つと言われたのですが…。」
キツイ目付きで質問に答える。
レイル先生「考えてみろ。例えば回復魔法が得意です。そりゃー結構な事だ。しかしな、悪魔どもも馬鹿ではない。その回復できる魔法師を狙って来るかもしれない。その時は誰かに守ってもらうのか?違うだろ。自分の身は自分で守れ。我々は民間人を守るために戦うのだ。魔法師を目指すものとして誰かが守ってくれるという考えは捨てろ。死ぬだけだぞ。」
正論すぎて一気に空気が凍りついた。死と隣り合わせと言うことはそれだけ危険な仕事。中途半端に目指してるのだったら辞めろ。レイル先生はそう言いたいのかもしれない。
リンはその中途半端な感情でここを受験した。リンは思う。なぜ私は入学出来たのだろう。テストだけは何故か上手く解けたリンだがそれだけで入学出来るものなのかとひっそり疑問を抱く。エマールさんに学校に行きなさいと言われ受けただけの学校に私は居ていいのだろうか。と。
リンたちの所にいきなりカナが向かってくる。
カナリア「リン~!シノ~!今の話凄い興味湧いたよね!さっすが名門サドワール学園!普通の学校では教えてくれない事ばかりって感じ!」
シノーラ「か、カ、カナちゃん!はい!うん…興味湧いた!やっぱ凄いですじゃなくて…凄いよね!サドワール学園!」
シノの緊張は未だ健在。
カナリア「もう!そんな緊張されたら話しにくいって!頑張って慣れて!大丈夫だって!敬語の方が私怒るよ!」
と何だか平和に見えるが…周りの視線が気になる二人。
「何よ。あれ、」
「凄い。普通に話せてる。カタコトだけど(笑)」
「羨ましい。」
「僕たちが先に声かけてたのに。」
などと声が聞こえる。気になったリンは「次魔法演習だよね?さっさと行こう?」
3人で教室を出た瞬間カナは凄い凹んでいた。
リン「どうしたの?カナ?」
カナリア「いやー。なんか本当にリンやシノに声かけてよかったのかなーって。リン。さっきさっさと行こって言ったの周りが気になったからだよね。ごめん、気を使わせて…」
リン「もう!なに言ってんの?私はあんな聞こえる位置で私たちの事を話してた周りの人にイライラして教室から出ただけだよ?」
カナは嬉しそうにニコッとわらって「ありがとう。」と言った。
魔法演習は体育と同じで演習をするための訓練着というものがある。
リンたちは訓練着に着替え大きな演習場に来た。
シノーラ「おっきい。デカイねー、すごーい!」
カナリア「ほら!シノ!行くよー!そんな口広げてたら遅れちゃうよ!これからいつでも見れるから!」
演習場所と言われた場所にはレイル先生がたっている。
ギロっとリンの方をみる先生。
レイル先生「リンとシノーラ…カナリア・マーベラスか。よし、出席完了だ。座って待て。」
リンの実力を探るべくリンの方を見つつも授業は授業。
レイル先生「よし、全員そろったな。早速だが、今日は火の魔法について教える。皆、得意不得意はあるとは思うが全体的にある程度出来るようになっていかないと前線では活躍出来ないぞ、何かが得意ではすまされないのだ。」
クラスの生徒が質問する。
「先生~!でも入学の時に何かが得意であれば役に立つと言われたのですが…。」
キツイ目付きで質問に答える。
レイル先生「考えてみろ。例えば回復魔法が得意です。そりゃー結構な事だ。しかしな、悪魔どもも馬鹿ではない。その回復できる魔法師を狙って来るかもしれない。その時は誰かに守ってもらうのか?違うだろ。自分の身は自分で守れ。我々は民間人を守るために戦うのだ。魔法師を目指すものとして誰かが守ってくれるという考えは捨てろ。死ぬだけだぞ。」
正論すぎて一気に空気が凍りついた。死と隣り合わせと言うことはそれだけ危険な仕事。中途半端に目指してるのだったら辞めろ。レイル先生はそう言いたいのかもしれない。
リンはその中途半端な感情でここを受験した。リンは思う。なぜ私は入学出来たのだろう。テストだけは何故か上手く解けたリンだがそれだけで入学出来るものなのかとひっそり疑問を抱く。エマールさんに学校に行きなさいと言われ受けただけの学校に私は居ていいのだろうか。と。
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