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59.尻尾取り
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尻尾取りの決勝戦が始まる。
尻尾取りのルールは簡単だ。腰に巻かれた紐を尻尾のように見立てそれを取るゲーム。尻尾は一つだけであり、無くなった時点でゲームオーバー。取ったしっぽも腰に括り付け、その尻尾も取られる対象になる。
尻尾は2つになり、一つ取られてもゲームオーバーにはならないが尻尾は尻尾のように後ろに付けるのがルール。尻尾が2つ並んでる以上、一度に2つ取られてしまうという状況はいくらでもある。2つになったからとしても安心はできない。
「きゃー!!!ジン様よ!あの危なっかしい雰囲気がかっこいい!!」
この騒ぐ人達の声でジン・ベアードが入場してきたのかと知る。ジンの事情を知るカナは全然危なくもないのにまた変な努力してるのね。と心で思う。
試合開始の合図がなった。決勝戦は10人で行われる。ジンと3校以外の7人は真っ先にジンをやらないと優勝できないと思っているのか一斉にジンを狙いだす。7人に狙われているからといってこれは個人戦。3校の生徒がジンを守るわけではない。ジンを狙っている生徒の隙をみて尻尾を取ろうと企んでいた。
しかしそんな企みも一瞬で散るように圧倒的な力で狙ってきた生徒を返り討ちにした。
もちろん使う魔法は影魔法。影があるところは自由に移動が出来る。生徒たちの影を使い尻尾を取りながら舞う。この競技は時間制であり、終了時刻に一番尻尾を持っていた生徒が優勝、2位3位と数に応じて決められるが決勝戦は優勝者を除き、全員ゲームオーバーとなった。
もちろん優勝者はジン・ベアード。圧倒的な力を見せつけるのは挑発か当て付けか。
影魔法は影の大きさ、数、それだけで出せる技が変動する。それでも尻尾取りで出来る技はパフォーマンスのように魔法を繰り出す。
試合はあっという間だった。
リン「これは、苦戦しそうだね。さすが貴族って感じ…。」
カナ「魔法はよく披露するし見せびらかすけれど肝心な所は見せていないね。」
そう。ジンは魔法を見せびらかすだけであって手の内を晒すような人物ではない。例えば影を使いどのぐらいの距離を移動出来るのかも分からない。ジンが使う魔法はたった2つ。
影に潜り影がある場所への移動と、自身の影を使った相手への攻撃。
影の中を移動する魔法が桁違いに強く、使われたら対処の出来ない攻撃ということもあり、まだ使える魔法はあるものの披露しない。
学校の代表として、次期当主として自分の目標は達成しつつも要領よく魔法を繰り出す。
よく考え抜かれたパフォーマンスは観客を騙し、挑発したい1校にはしっかりと挑発するという戦い方。
明日の新人クラス対抗。やはり1番の敵は3校であり、強敵はジン・ベアード。負けられないと意気込むリンの頭の中で声がした。
「明日のクラス対抗、1人になる時間を作る。透視能力で見つけて俺の所に来い。」と。
尻尾取りのルールは簡単だ。腰に巻かれた紐を尻尾のように見立てそれを取るゲーム。尻尾は一つだけであり、無くなった時点でゲームオーバー。取ったしっぽも腰に括り付け、その尻尾も取られる対象になる。
尻尾は2つになり、一つ取られてもゲームオーバーにはならないが尻尾は尻尾のように後ろに付けるのがルール。尻尾が2つ並んでる以上、一度に2つ取られてしまうという状況はいくらでもある。2つになったからとしても安心はできない。
「きゃー!!!ジン様よ!あの危なっかしい雰囲気がかっこいい!!」
この騒ぐ人達の声でジン・ベアードが入場してきたのかと知る。ジンの事情を知るカナは全然危なくもないのにまた変な努力してるのね。と心で思う。
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しかしそんな企みも一瞬で散るように圧倒的な力で狙ってきた生徒を返り討ちにした。
もちろん使う魔法は影魔法。影があるところは自由に移動が出来る。生徒たちの影を使い尻尾を取りながら舞う。この競技は時間制であり、終了時刻に一番尻尾を持っていた生徒が優勝、2位3位と数に応じて決められるが決勝戦は優勝者を除き、全員ゲームオーバーとなった。
もちろん優勝者はジン・ベアード。圧倒的な力を見せつけるのは挑発か当て付けか。
影魔法は影の大きさ、数、それだけで出せる技が変動する。それでも尻尾取りで出来る技はパフォーマンスのように魔法を繰り出す。
試合はあっという間だった。
リン「これは、苦戦しそうだね。さすが貴族って感じ…。」
カナ「魔法はよく披露するし見せびらかすけれど肝心な所は見せていないね。」
そう。ジンは魔法を見せびらかすだけであって手の内を晒すような人物ではない。例えば影を使いどのぐらいの距離を移動出来るのかも分からない。ジンが使う魔法はたった2つ。
影に潜り影がある場所への移動と、自身の影を使った相手への攻撃。
影の中を移動する魔法が桁違いに強く、使われたら対処の出来ない攻撃ということもあり、まだ使える魔法はあるものの披露しない。
学校の代表として、次期当主として自分の目標は達成しつつも要領よく魔法を繰り出す。
よく考え抜かれたパフォーマンスは観客を騙し、挑発したい1校にはしっかりと挑発するという戦い方。
明日の新人クラス対抗。やはり1番の敵は3校であり、強敵はジン・ベアード。負けられないと意気込むリンの頭の中で声がした。
「明日のクラス対抗、1人になる時間を作る。透視能力で見つけて俺の所に来い。」と。
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