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67.新たな作戦
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カナ「音を出す魔法を使われるなんて全く予想してなかったよ…。」
リン「まだ知ってる魔法なだけ良かったって感じだね。まったく知らない魔法なんて対応しきれないし…。」
その時だった。移動しているだけだったから油断した。左の方から「うわっ!」と声が聞こえ、横に目を向けるもその叫んだクラスメイトが一瞬で目の前から消える。そしてカナの方からアナウンスが聞こえた。
「ラミルダウン。」
アラームを出すスピーカーから同じクラスのダウン者名と他校のリーダーがやられた場合のみ伝えられる。
どうやらさっき攻撃をしてきた生徒が罠を仕掛けていた。その罠は特定のエリアに入るとそのものを攻撃するというモノ。罠系の魔法は高度であれば高度であるほどわかりにくい。ラミルが消えた当たりを見るとしっかり見ればわかるような模様が刻まれていた。もう一度これを誰か踏むと同じ罠が作動するようになっているのか模様は消えていない。その罠のせいで地面をも気にする必要が出てきた。
リンは考える。予想するにしても選択肢がありすぎて実際に襲われないと情報をゲットできない。
自分たちが先に情報を知るには…自分たちだけができること。
リンは一つだけ思いついたことがある。これはリンにしかできないこと。ほかの人は真似できないこと。でもそれは大きな賭け。リンは迷った。その大きな賭けが本当にクラスのためになるのかなんて自問自答しかできない。
明らかに悩んでいるリンに気づいて声をかけるか触れないかを迷っている人もいた。それはカナ。まだ出会って半年も経っていないのになぜかずっと前から知っていたような感情になる。ただ単に気になっているだけなのか、本当にどこかであったことがあるのかなんて記憶のないリンに聞いても仕方のないこと。
2人して暗い顔しながら悩んでいるのに気が付いていたシノは2人を呼び出した。
シノ「もう!2人してなんでそんな暗い顔で悩んでるの!!みんな気にしてたんだよ!2人は頭良いし、私たちが考え付かないようなことを考えてるってわかってても私たちチームなんだよ?!ちゃんと話して私たちにも悩ましてよ!!」
そうだ。私たちはチームだとシノに気づかせられた。
リン「ごめん!どれが最善かなって全部自分で決めようとしちゃってた。そうだよね!迷ったら相談したらいいだけだよね!!」
カナ「私もごめんね。リンに声かけようとしても邪魔になったらどうしよって勝手に悩んでたよ」
リン「さっそくだけど聞いてもらっていい??」
シノ「もちろん!!みんなの所に行こ!」
リンはみんなに相談した。敵より早く情報をつかむ方法を。しかし、それは大きな賭けだと意見が分かれる。この問題は性格的なものもあるのだろう。でもそうでもしないと勝機が低いのはみんな理解していた。
リン「みんな聞いてくれて、納得してくれてありがとう。できるだけ早く帰ってくるから!」
リンが考えた作戦それはリン1人だけが森の中を駆け巡り道を覚え、もし遠くで敵を見つけてもカナか誰か攻撃能力の高い人とともに敵を倒しに行くというもの。そして万が一負けそうな場合はリーダーであるカナを連れて逃げるというもの。瞬間移動と透視能力を最大限活かせる方法はもう他には思いつかない。
リン「次のアラームまでには絶対帰ってくる。もし単独行動がばれてもその前に逃げるし何か策があると思わせる方がいいから。その間の指示はカナお願い。また負担かけちゃうけど…。絶対に勝つために必要なことだから。」
そしてリンは単独行動をとり始めた。
リン「まだ知ってる魔法なだけ良かったって感じだね。まったく知らない魔法なんて対応しきれないし…。」
その時だった。移動しているだけだったから油断した。左の方から「うわっ!」と声が聞こえ、横に目を向けるもその叫んだクラスメイトが一瞬で目の前から消える。そしてカナの方からアナウンスが聞こえた。
「ラミルダウン。」
アラームを出すスピーカーから同じクラスのダウン者名と他校のリーダーがやられた場合のみ伝えられる。
どうやらさっき攻撃をしてきた生徒が罠を仕掛けていた。その罠は特定のエリアに入るとそのものを攻撃するというモノ。罠系の魔法は高度であれば高度であるほどわかりにくい。ラミルが消えた当たりを見るとしっかり見ればわかるような模様が刻まれていた。もう一度これを誰か踏むと同じ罠が作動するようになっているのか模様は消えていない。その罠のせいで地面をも気にする必要が出てきた。
リンは考える。予想するにしても選択肢がありすぎて実際に襲われないと情報をゲットできない。
自分たちが先に情報を知るには…自分たちだけができること。
リンは一つだけ思いついたことがある。これはリンにしかできないこと。ほかの人は真似できないこと。でもそれは大きな賭け。リンは迷った。その大きな賭けが本当にクラスのためになるのかなんて自問自答しかできない。
明らかに悩んでいるリンに気づいて声をかけるか触れないかを迷っている人もいた。それはカナ。まだ出会って半年も経っていないのになぜかずっと前から知っていたような感情になる。ただ単に気になっているだけなのか、本当にどこかであったことがあるのかなんて記憶のないリンに聞いても仕方のないこと。
2人して暗い顔しながら悩んでいるのに気が付いていたシノは2人を呼び出した。
シノ「もう!2人してなんでそんな暗い顔で悩んでるの!!みんな気にしてたんだよ!2人は頭良いし、私たちが考え付かないようなことを考えてるってわかってても私たちチームなんだよ?!ちゃんと話して私たちにも悩ましてよ!!」
そうだ。私たちはチームだとシノに気づかせられた。
リン「ごめん!どれが最善かなって全部自分で決めようとしちゃってた。そうだよね!迷ったら相談したらいいだけだよね!!」
カナ「私もごめんね。リンに声かけようとしても邪魔になったらどうしよって勝手に悩んでたよ」
リン「さっそくだけど聞いてもらっていい??」
シノ「もちろん!!みんなの所に行こ!」
リンはみんなに相談した。敵より早く情報をつかむ方法を。しかし、それは大きな賭けだと意見が分かれる。この問題は性格的なものもあるのだろう。でもそうでもしないと勝機が低いのはみんな理解していた。
リン「みんな聞いてくれて、納得してくれてありがとう。できるだけ早く帰ってくるから!」
リンが考えた作戦それはリン1人だけが森の中を駆け巡り道を覚え、もし遠くで敵を見つけてもカナか誰か攻撃能力の高い人とともに敵を倒しに行くというもの。そして万が一負けそうな場合はリーダーであるカナを連れて逃げるというもの。瞬間移動と透視能力を最大限活かせる方法はもう他には思いつかない。
リン「次のアラームまでには絶対帰ってくる。もし単独行動がばれてもその前に逃げるし何か策があると思わせる方がいいから。その間の指示はカナお願い。また負担かけちゃうけど…。絶対に勝つために必要なことだから。」
そしてリンは単独行動をとり始めた。
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