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88.主様
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右手が左手を押さえプルプルと震えており両方の手が強い力でお互いを牽制しているようにみえた。そこに一人の悪魔がやってくる。
アクムちゃん「アクムちゃん登場~♪あれ、もう入れ替わるときなんだねぇ~君はもう十分暴れたでしょ?死神さん♪」
片翼「くっそもう時間かぁ?やっぱりカナリアを消そうとしたことがまずかったかもな~死神って呼ばれるのん久々過ぎて忘れてたわ!まぁ楽しめたし潔く渡すさ。」
アクムちゃん「へぇ~意外だね。もっと抵抗するのかと思ってたよぉ~。でも主様に会いたいしさっさとよろしくね~ん」
片翼「はいはい。わかったさ。」
そういって会長を狙っていたはずの左手はまた血まみれの胸元を貫いた。口から血を吐き痛々しいその光景に目をつぶるものもいた。片翼は目をつぶりそしてもう一度目を開けるとそこにはとてもきれいで透き通っている紫色をした目に変わっていた。
アクムちゃんはぱぁっと喜んでいるような表情に変わり抱き着いた。
アクムちゃん「あっるじっさまぁ~!!」
抱き着いたのも束の間遠くに吹っ飛ばされた。
アクムちゃんは鼻血を出しながら「この飛ばされかた懐かしいぃ~」と喜んでいる始末。
アクムちゃん「僕に傷をつけれる人は主様だけだよぉ~今はリン様って呼ぶべきですよねぇ~?」
羽を直し頭に手を当て何かを考えながら眉間にしわを寄せ困っているように返事をする。
リン様「好きにしろ。問題が山積みじゃのぉ。はぁ…。死神のやつ勝手に体奪いよって…。おい有翼人ども。ずいぶん暴れてくれたみたいだな。落とし前はどうつけるつもりで?」
クラーリ「お前は一体何者なんだ…。さっきから口調がコロコロと変わりやがって。」
リン様「わらわが先に質問しているであろう?それともなんじゃ?殺してほしいのか?」
アクムちゃん「主様ぁ~?復活されてまだ間もないからか口調や人格の区別がついていないですよぉ~?」
リン様「まぁ気にしなくてもいいだろう。仕方がないことだ。」
マーク「落とし前もなにも人間を攻撃して何が悪いっ!奴らは行き過ぎな環境破壊に罪のなかった俺の弟を殺したんだっ!!」
クラーリ「そんなことは今どうでもいい…。何者かを答えろ!名を名乗れ!!」
リン様「本心を話してくれている悪魔にどうでもいいとはなんだ?そんなに知りたきゃ魔力解放してやるよ。」
ニヤっと笑いその瞬間魔力を解放したと思われる突風が吹いた。その風を浴びるなり人間の多くはなんの突風だと首をかしげているが実力のある貴族やレイル先生、そして学園長まで固まり、理由がわからない緊張が走った。何故か人間も悪魔も本能で今は動いてはいけないと思ってしまうほどの異様な気迫。学園長は得意のサーチでリンを見た瞬間青ざめ「この世の生物とは思えない…」と口に出してしまうほどの魔力量だった。
アクムちゃん「アクムちゃん登場~♪あれ、もう入れ替わるときなんだねぇ~君はもう十分暴れたでしょ?死神さん♪」
片翼「くっそもう時間かぁ?やっぱりカナリアを消そうとしたことがまずかったかもな~死神って呼ばれるのん久々過ぎて忘れてたわ!まぁ楽しめたし潔く渡すさ。」
アクムちゃん「へぇ~意外だね。もっと抵抗するのかと思ってたよぉ~。でも主様に会いたいしさっさとよろしくね~ん」
片翼「はいはい。わかったさ。」
そういって会長を狙っていたはずの左手はまた血まみれの胸元を貫いた。口から血を吐き痛々しいその光景に目をつぶるものもいた。片翼は目をつぶりそしてもう一度目を開けるとそこにはとてもきれいで透き通っている紫色をした目に変わっていた。
アクムちゃんはぱぁっと喜んでいるような表情に変わり抱き着いた。
アクムちゃん「あっるじっさまぁ~!!」
抱き着いたのも束の間遠くに吹っ飛ばされた。
アクムちゃんは鼻血を出しながら「この飛ばされかた懐かしいぃ~」と喜んでいる始末。
アクムちゃん「僕に傷をつけれる人は主様だけだよぉ~今はリン様って呼ぶべきですよねぇ~?」
羽を直し頭に手を当て何かを考えながら眉間にしわを寄せ困っているように返事をする。
リン様「好きにしろ。問題が山積みじゃのぉ。はぁ…。死神のやつ勝手に体奪いよって…。おい有翼人ども。ずいぶん暴れてくれたみたいだな。落とし前はどうつけるつもりで?」
クラーリ「お前は一体何者なんだ…。さっきから口調がコロコロと変わりやがって。」
リン様「わらわが先に質問しているであろう?それともなんじゃ?殺してほしいのか?」
アクムちゃん「主様ぁ~?復活されてまだ間もないからか口調や人格の区別がついていないですよぉ~?」
リン様「まぁ気にしなくてもいいだろう。仕方がないことだ。」
マーク「落とし前もなにも人間を攻撃して何が悪いっ!奴らは行き過ぎな環境破壊に罪のなかった俺の弟を殺したんだっ!!」
クラーリ「そんなことは今どうでもいい…。何者かを答えろ!名を名乗れ!!」
リン様「本心を話してくれている悪魔にどうでもいいとはなんだ?そんなに知りたきゃ魔力解放してやるよ。」
ニヤっと笑いその瞬間魔力を解放したと思われる突風が吹いた。その風を浴びるなり人間の多くはなんの突風だと首をかしげているが実力のある貴族やレイル先生、そして学園長まで固まり、理由がわからない緊張が走った。何故か人間も悪魔も本能で今は動いてはいけないと思ってしまうほどの異様な気迫。学園長は得意のサーチでリンを見た瞬間青ざめ「この世の生物とは思えない…」と口に出してしまうほどの魔力量だった。
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