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新たなる地へと向かう吸血少女
開拓開始の前に
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開拓を始めようと思ったら、ソイルとラウネが普通に出て来た。
「ん? あっ、そうか。一応私のエリア扱いだから、テイムモンスター制限がないのか。二人とも来てくれてありがとう」
二人を撫でてあげると二人は嬉しそうに目を細める。
「それじゃあ、早速、ラウネは木を引っこ抜いて木材にしてくれる? ソイルは引っこ抜いた跡を戻して平地にして。後で畑予定地を決めるから、その時に耕して」
『うん……』
『うんなの!』
二人が作業を始めてくれる。このダウンロードコンテンツでは、木材として使うには木を乾燥させる必要がある。その乾燥自体は五分から十分くらいで終わるのだけど、開拓をメインコンテンツの一つにしているから、じっくり遊べるようにしてくれているみたい。
まぁ、ラウネがいるから一分も掛からずに木材が完成するのだけど。二人に森を平地にして貰っている間に、必要な要素を確認していると、身体が抱き上げられる。ニュクスさんかと思ったらニュクスさんよりも高い位置まであげられるので、ガイアさんだと分かる。
「ガイアさんもいらっしゃったんですか?」
「ニュクスから呼ばれたのよ。こういう時になれば、私の力があった方が楽に進むと思ったのでしょう。自分で呼んで嫉妬するのも良く分からないけれど」
そう言われてニュクスさんを見ると、ほんの少しだけ仏頂面になっている。ニュクスさんと普段から接していないと分からないくらい些細な変化だけど。私のためという事が大きいから文句は言わないけど、自分が母親だと言っているのが分かる。
「それと助っ人も呼んでおいたわ」
「こんにちは」
「来ちゃいました」
「まずは地盤を固める事が大事だからね」
ひょこっと出て来たのはヨルズさんとレアーさん、ゲブさんだ。こうして見るとガイアさんより頭一つ下くらいで、ヨルズさんも十分に大きい。
「ヨルズさん、レアーさん、ゲブさん。あっ、そっか。皆さんも大地の神様ですもんね」
「はい。何かに阻害されて星全体の掌握は難しそうですが、ハクさんの旗周辺なら完全に掌握出来ますので、しっかりと祝福しておきますね」
星の掌握とかいうヤバいワードが出て来たけど、取り敢えず出来ないみたいなので気にしないで良いだろう。
ただこの阻害というのがゲームシステムによるものという認識で良いのか。それとも大地の神様達、しかも原初神であるガイアさんの力すら阻害する何かがいると考えた方が良いのかで、本当に気にしないで良いのかが変わってくるけど。
取り敢えず、皆で大地を祝福してくれるみたいで、地面が光って広がっていく。同時に私の身体からも光が送られるのが分かった。
「あっ……」
気付いた時には遅い。開拓領域の大地が私達のギルドエリアと同じような祝福されて安定した状態へと変わった。私の奇跡で大地の神様達の祝福を統合して安定させたらしい。その証拠に大地が病気などにならないというメッセージが出て来た。
「おぅ……」
塩害にならないかもしれないというのは嬉しいけど、ここだけ祝福されて大丈夫かという心配が出て来る。
「ふむ。これなら海も祝福した方が良いだろうな」
「わっ!? ポセイドンさん!?」
よくよく見てみたらポセイドンさんだけでなく、ニョルズさん、ワタツミさん、オケアノスさん、トヨさんがやって来ていた。
そして、大地と同じく海にも祝福をし、私の奇跡が呼応して発動し安定化させた。これで海も祝福される事になった。
『お姉さん。沢山魚が来始めたよ』
「漁業は上手くいきそうだね。港……いや、埠頭の方が良いかな。う~ん……そもそもそこまで輸出入をするかも分からないし、港で良いか。船は三隻くらい泊められるようにしようかな……」
「砂浜は埋めても良いのか?」
「向こうの方に続いているので、開拓領域を広げた時に含める事が出来るはずです。なので、ここら辺の砂浜は埋めても大丈夫……って、モートソグニルさん!? いつの間に!?」
ガイアさんの腕の中から港をどう造るか考えていたら、横にモートソグニルさんが立っていた。ガイアさんが大きいから、割と下の方に注意が向かなくて気付くのが遅れる。
「おうよ。どんどんと移動してんのが分かってな。開拓なら俺達の力が必要だろ?」
「それは勿論」
「三隻か……荷下ろしを考えれば、ある程度でかい方が良いだろうな。近くに倉庫を建てるか?」
「そうですね。木材や食料を保管する倉庫も並べる形で」
「となると、向こうの方にはドックを造るか。まだあそこは開拓しちゃならねぇんだな?」
「はい。条件を満たせば開拓出来る領域は広げられます。埋め立てくらいまでなら、開拓領域外でも問題はないです」
「よし!! 掛かるぞ!」
『うす!!』
「あっ、石とか採ってないので材料ないです」
私が根本的な問題を言うと、職人の皆がずっこけた。漫画か何かかってくらいに綺麗にずっこけていた。
「素材調達をするために資源調査をしないと。ソイル、地面に岩とかが埋まってたら掘り出しておいてくれる?」
『うん……』
「多分、そこら辺に石の採取が出来るような場所があるだろうから、調べてきます」
「おう。なら、木材を使って嬢ちゃん達の家を建てておく。必要だろ?」
「ありがとうございます」
「じゃあ、行くわよ」
そうしてガイアさんの腕に抱かれたまま資源調査が始まった。一緒にニュクスさんとエアリーも来ている。ガイアさんとニュクスさんは付き添いで、エアリーは周辺警戒のために来てくれている。開拓領域を出たら、エアリーがテイムモンスター枠を使用するようになった。
開拓領域の中はギルドエリアと同等の扱いになるみたいだけど、その外は通常エリアと同じらしい。これだとスノウ達を喚ぶのは現実的じゃないかな。不用意に外に出られないし、ギルドエリアの方が広くて過ごしやすいだろうから。
「エアリー、モンスターはいる?」
『はい。少し離れた場所に動物型のモンスターが多く生息しています。人型のようなものもいますが』
「遠い?」
『はい。お姉様の開拓領域から離れるように移動しているようです』
「開拓領域は、モンスターに襲われる事もあるはずだけど……祝福の力かな。つまり、比較的弱い相手は近づけないって感じなのかな。それじゃあ、岩山とかは近くにある?」
『こちらの方向に』
「案内して」
『はい』
祝福の力で、モンスターが離れていくのは良い事だ。今の内に開拓領域の安全性を向上させる事が出来る。そのためにも石材の調達をしっかりやらないと。エアリーが案内してくれた場所は小高い丘になっている場所だった。丘は石で出来ているので、ここを掘るだけでいっぱい石材を採る事が出来るだろう。
「回収するわね」
ガイアさんが石を次々に取り出してくれるので、全部アイテム欄に回収していく。ここで手に入れた石材はギルドエリアの石材とは別種のようで、まとめる事は出来なかった。まぁ判別しやすいのは有り難い。
ガイアさんは、石材を回収しながら金属鉱石なども回収してくれた。
「あら?」
「どうしました?」
ガイアさんが訝しむような表情をしていたので、何かしら問題が起きたのだと考えて警戒する。
「地下で鉱石が生成されたみたいだわ」
「うちのギルドエリアと一緒ですね」
普通に資源の再出現が起きただけみたい。ガイアさんからしたら異常な速度だから驚いた感じかな。ここはギルドエリアじゃないはずだし。
「そういう場所って事で深く考えない方が良いですよ」
「そうね。ハクと一緒だわ」
確かに私の今の状態を深く考えてもそういうものと納得した方が楽なのは確かだ。だが、資源と一緒にされるとちょっと不満がある。
「冗談よ」
私が不満を持ったのが顔に出てしまったのか、ガイアさんはそう言って笑いながら私を抱きしめて頭を撫でてくれる。スキルのせいもあるとはいえ、これで機嫌が直ってしまうほど単純な自分がいる。そんな風にガイアさんとニュクスさんに交互で甘やかされながら資源の回収をしていき、他の資源が採れる場所も調べて行った。
「ん? あっ、そうか。一応私のエリア扱いだから、テイムモンスター制限がないのか。二人とも来てくれてありがとう」
二人を撫でてあげると二人は嬉しそうに目を細める。
「それじゃあ、早速、ラウネは木を引っこ抜いて木材にしてくれる? ソイルは引っこ抜いた跡を戻して平地にして。後で畑予定地を決めるから、その時に耕して」
『うん……』
『うんなの!』
二人が作業を始めてくれる。このダウンロードコンテンツでは、木材として使うには木を乾燥させる必要がある。その乾燥自体は五分から十分くらいで終わるのだけど、開拓をメインコンテンツの一つにしているから、じっくり遊べるようにしてくれているみたい。
まぁ、ラウネがいるから一分も掛からずに木材が完成するのだけど。二人に森を平地にして貰っている間に、必要な要素を確認していると、身体が抱き上げられる。ニュクスさんかと思ったらニュクスさんよりも高い位置まであげられるので、ガイアさんだと分かる。
「ガイアさんもいらっしゃったんですか?」
「ニュクスから呼ばれたのよ。こういう時になれば、私の力があった方が楽に進むと思ったのでしょう。自分で呼んで嫉妬するのも良く分からないけれど」
そう言われてニュクスさんを見ると、ほんの少しだけ仏頂面になっている。ニュクスさんと普段から接していないと分からないくらい些細な変化だけど。私のためという事が大きいから文句は言わないけど、自分が母親だと言っているのが分かる。
「それと助っ人も呼んでおいたわ」
「こんにちは」
「来ちゃいました」
「まずは地盤を固める事が大事だからね」
ひょこっと出て来たのはヨルズさんとレアーさん、ゲブさんだ。こうして見るとガイアさんより頭一つ下くらいで、ヨルズさんも十分に大きい。
「ヨルズさん、レアーさん、ゲブさん。あっ、そっか。皆さんも大地の神様ですもんね」
「はい。何かに阻害されて星全体の掌握は難しそうですが、ハクさんの旗周辺なら完全に掌握出来ますので、しっかりと祝福しておきますね」
星の掌握とかいうヤバいワードが出て来たけど、取り敢えず出来ないみたいなので気にしないで良いだろう。
ただこの阻害というのがゲームシステムによるものという認識で良いのか。それとも大地の神様達、しかも原初神であるガイアさんの力すら阻害する何かがいると考えた方が良いのかで、本当に気にしないで良いのかが変わってくるけど。
取り敢えず、皆で大地を祝福してくれるみたいで、地面が光って広がっていく。同時に私の身体からも光が送られるのが分かった。
「あっ……」
気付いた時には遅い。開拓領域の大地が私達のギルドエリアと同じような祝福されて安定した状態へと変わった。私の奇跡で大地の神様達の祝福を統合して安定させたらしい。その証拠に大地が病気などにならないというメッセージが出て来た。
「おぅ……」
塩害にならないかもしれないというのは嬉しいけど、ここだけ祝福されて大丈夫かという心配が出て来る。
「ふむ。これなら海も祝福した方が良いだろうな」
「わっ!? ポセイドンさん!?」
よくよく見てみたらポセイドンさんだけでなく、ニョルズさん、ワタツミさん、オケアノスさん、トヨさんがやって来ていた。
そして、大地と同じく海にも祝福をし、私の奇跡が呼応して発動し安定化させた。これで海も祝福される事になった。
『お姉さん。沢山魚が来始めたよ』
「漁業は上手くいきそうだね。港……いや、埠頭の方が良いかな。う~ん……そもそもそこまで輸出入をするかも分からないし、港で良いか。船は三隻くらい泊められるようにしようかな……」
「砂浜は埋めても良いのか?」
「向こうの方に続いているので、開拓領域を広げた時に含める事が出来るはずです。なので、ここら辺の砂浜は埋めても大丈夫……って、モートソグニルさん!? いつの間に!?」
ガイアさんの腕の中から港をどう造るか考えていたら、横にモートソグニルさんが立っていた。ガイアさんが大きいから、割と下の方に注意が向かなくて気付くのが遅れる。
「おうよ。どんどんと移動してんのが分かってな。開拓なら俺達の力が必要だろ?」
「それは勿論」
「三隻か……荷下ろしを考えれば、ある程度でかい方が良いだろうな。近くに倉庫を建てるか?」
「そうですね。木材や食料を保管する倉庫も並べる形で」
「となると、向こうの方にはドックを造るか。まだあそこは開拓しちゃならねぇんだな?」
「はい。条件を満たせば開拓出来る領域は広げられます。埋め立てくらいまでなら、開拓領域外でも問題はないです」
「よし!! 掛かるぞ!」
『うす!!』
「あっ、石とか採ってないので材料ないです」
私が根本的な問題を言うと、職人の皆がずっこけた。漫画か何かかってくらいに綺麗にずっこけていた。
「素材調達をするために資源調査をしないと。ソイル、地面に岩とかが埋まってたら掘り出しておいてくれる?」
『うん……』
「多分、そこら辺に石の採取が出来るような場所があるだろうから、調べてきます」
「おう。なら、木材を使って嬢ちゃん達の家を建てておく。必要だろ?」
「ありがとうございます」
「じゃあ、行くわよ」
そうしてガイアさんの腕に抱かれたまま資源調査が始まった。一緒にニュクスさんとエアリーも来ている。ガイアさんとニュクスさんは付き添いで、エアリーは周辺警戒のために来てくれている。開拓領域を出たら、エアリーがテイムモンスター枠を使用するようになった。
開拓領域の中はギルドエリアと同等の扱いになるみたいだけど、その外は通常エリアと同じらしい。これだとスノウ達を喚ぶのは現実的じゃないかな。不用意に外に出られないし、ギルドエリアの方が広くて過ごしやすいだろうから。
「エアリー、モンスターはいる?」
『はい。少し離れた場所に動物型のモンスターが多く生息しています。人型のようなものもいますが』
「遠い?」
『はい。お姉様の開拓領域から離れるように移動しているようです』
「開拓領域は、モンスターに襲われる事もあるはずだけど……祝福の力かな。つまり、比較的弱い相手は近づけないって感じなのかな。それじゃあ、岩山とかは近くにある?」
『こちらの方向に』
「案内して」
『はい』
祝福の力で、モンスターが離れていくのは良い事だ。今の内に開拓領域の安全性を向上させる事が出来る。そのためにも石材の調達をしっかりやらないと。エアリーが案内してくれた場所は小高い丘になっている場所だった。丘は石で出来ているので、ここを掘るだけでいっぱい石材を採る事が出来るだろう。
「回収するわね」
ガイアさんが石を次々に取り出してくれるので、全部アイテム欄に回収していく。ここで手に入れた石材はギルドエリアの石材とは別種のようで、まとめる事は出来なかった。まぁ判別しやすいのは有り難い。
ガイアさんは、石材を回収しながら金属鉱石なども回収してくれた。
「あら?」
「どうしました?」
ガイアさんが訝しむような表情をしていたので、何かしら問題が起きたのだと考えて警戒する。
「地下で鉱石が生成されたみたいだわ」
「うちのギルドエリアと一緒ですね」
普通に資源の再出現が起きただけみたい。ガイアさんからしたら異常な速度だから驚いた感じかな。ここはギルドエリアじゃないはずだし。
「そういう場所って事で深く考えない方が良いですよ」
「そうね。ハクと一緒だわ」
確かに私の今の状態を深く考えてもそういうものと納得した方が楽なのは確かだ。だが、資源と一緒にされるとちょっと不満がある。
「冗談よ」
私が不満を持ったのが顔に出てしまったのか、ガイアさんはそう言って笑いながら私を抱きしめて頭を撫でてくれる。スキルのせいもあるとはいえ、これで機嫌が直ってしまうほど単純な自分がいる。そんな風にガイアさんとニュクスさんに交互で甘やかされながら資源の回収をしていき、他の資源が採れる場所も調べて行った。
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